Alwaysのツーリングのあった週末は用事を済ませたり、会社同僚の結婚式にお呼ばれしたりして終わりました。
そして、先週の金曜日、、、

九州ですでにキーキー鳴りはじめた(パッドが残り1mmで鳴るようになっているみたいです)ロードスターのブレーキ交換を行います。

私の横にはナンバーの付いていない赤NB。
ほんと、チューンショップみたいなディーラーさんです。
(スタッフの対応も気持ちよく(ロードスター好きの方が多い)、融通もいろいろ聞いてくれるので、おかげさまで楽しいカーライフを送らせてもらってます)
ブレーキパッドの交換中に持ち込んだノートPCで土日の天気を念のため確認します。
ちょうどTABさんやくりのすけさんが蓼科山に登山をすると言うので、長野の天気が気になっていたのですが、なんと晴天に切り替わって居るではないですか!
いやぁ、よかったですね!
というか、これなら私もドライブに行けますね。
さっそく前から狙っていた新潟あたりの天気を調べてみると、残念ながら曇り。
というか、日帰り圏内だと長野、甲府、愛知ぐらいしか晴れマークが付いていないので、自動的に長野県行きが決定。
TABさん達の件もあって、頂上付近の状態を知るために山小屋のブログを眺めてみると、北アルプスの中では初心者向けと言われている燕岳が「アイゼン無しでも可能」の表記。
こりゃぁ、行くしかない!ということになり、ブレーキパッド交換が終わるなり、いったん自宅に立ち寄って、登山道具をパッキングもせずにトランクに放り込み、会社側の駐車場に停め、仕事が終わるなり長野に向けて出発したのでした。

0時過ぎに豊科インターを降りたので、料金は1000円なり。

コンビニで朝食と昼食を調達して、山奥へと進んでいきます。

狸が飛び出す山道です。(2匹ほど見ました)
途中、何気なく空を見上げたら満天の星空が出ています。

さっそくオープンにして、星空ドライブ。
登山口側の駐車場に午前2時前に到着。
私の他には車が2台しか停まっていません。
5時に目覚ましをセットし、すぐに眠りにつきました。
土曜日
朝4時過ぎに目が覚めました。

う〜む、けっこう雲が出てますね。(駐車場の車が何台か増えていました)
晴れていたらすぐに出発しようと思っていたのですが、軽くもう一度寝ることにします。
目覚ましが鳴る寸前、5時前に再び目が覚めました。
大分明るくなってきました。
すぐに出発しようと思ったのですが、そういえばパッキングがまだでした。。。

あわてて、ザックに荷物を放り込んで居ると、向いに停まっていたプレマシーからおじさんが降りてきました。
笑顔で挨拶をしてくれる、さわやかなおじさんです。
聞くと、昨日広島を出発してここまで走ってきたのだとか。(奥様はまだ睡眠中)
先日、長崎から東京まで走った私としては、その大変さが痛いほどよくわかるので(ましてや、そのまま登山ですからね)、この二人のためにもせめて今日ぐらいは晴れてほしいと思いました。(本日は燕山荘で一泊、明日下山だそうです)

おじさんが車に戻った後、昨晩コンビニで購入したおにぎりをひとつ腹に放り込んでから出発しました。
ま
さか、このタイミング(5月)に山へ入ると思っていなかったので、ゴールデンウィーク前に靴のソールを張り替えるために、登山靴をショップに預けてしまっ
ていたので、本日は「東京靴流○センター」で買った「コールマン」の、なんちゃって登山靴です。(急に歩きたくなった時用に車のトランクにいつも入れてあ
ります)
スパッツも持っていないので、雪が深かったらちょっと厳しい感じですが、靴に「ウォータープルーフ」って書いてあるので、それを信じることにします。

まぁ、青空もちらほら見えてますし、今日は雨は降らないはずなので、慎重に行けば大丈夫でしょう。

駐車場から林道を歩くこと5分

中房温泉脇の登山道に到着です。
水筒に水を入れ、トイレを済ませていると誰かがトイレの前を歩いていきます。
先ほどのおじさん夫妻かと思ったら、違う50歳ぐらいの男性でした。
小さなリュックサックだったので、私と同じで、本日は日帰りの登山なのでしょう。

用を済ませると、私もすぐに出発しました。(5:40am)
登り始めるとすぐに獣臭がします。
こりゃぁ、なんか居るなぁと思っていると、笹藪からガサガサ音が聞こえてきます。
前を歩いているおじさんの音でないのは確かなので、こちらも足を止めて様子をうかがいます。
すると視界の片隅に動く物が!
熊だ!
灰色の熊だ!
サイズが小さい。
灰色の小熊だ!
じゃなくて、猿か。
獣集と物音から勝手に熊が出ると思いこんでいたので、自分の思考回路に笑いながら、再び歩き始めます。(単独で歩いている大きめの猿でした。写真を写したつもりだったのですが、笹に隠れて写っていませんでした)

登山をされている方はご存じだと思うのですが、北アルプス三大急登の合戦尾根を登っております。
(これで三大急登制覇です)
年度初めのトレーニング登山としては、もってこいのコースです。(しかも、去年の北岳と違って標高差が少ない上に、今日はテントではなくツェルトしか持ってきていません)

登り始めてから30分、第一ベンチに到着。(ここにも水場があるんですね)
まだ30分しか登っていないので、休みは取らずにそのまま先に進みます。

急登と行っても、人気コースだけあってちゃんと整備がなされていますので、非常に歩きやすいです。
そして、ほどなく第二ベンチに到着。
前を歩いていたおじさんが、ちょうど出発するところでした。

まだまだ疲労は感じていなかったのですが、さすがにお腹が空いたので、2つめのおにぎりを食べます。

第二ベンチからは綺麗な樹林帯の尾根を歩いていきます。
(第二ベンチから第三ベンチ手前まではなだらかな登りで、第三ベンチ手前から再び急登がスタートします)
朝に山荘を出発したであろう下山者とすれ違いました。
普通、こういう時、お互い挨拶する物なのですが、なぜか相手が私の姿を見てぎょっとした顔で固まってしまったので、挨拶することなくすれ違いました。
なんか、明らかに私の姿を不思議な物を見る目で見ていたので、すれ違った後に米粒が口の周りとかTシャツとかに付いていないか確かめてしまいました(笑)。
(結局理由はわからずじまいです)

お、残雪が出てきましたよ。

第三ベンチに到着。
前を歩いていたおじさんが再び休んでいて、今度は立ち上がる気配がありません。(ちょっとオーバーペースだったのですかね?)
挨拶をして、そのまま先へ進みます。

第三ベンチから先は、比較的急な登りが続きます。たぶん、合戦尾根の本番と行ったところだと思います。

そして、ついに登山道に雪が出てきました。
踏み抜かないように気をつけながら、登っていきます。

空が明るくなってきました。このまま晴れてくれ〜

残雪が無ければこんな景色の中、気分良く歩けるのですが、そうもいきません。
雪に残っている足跡の様子からして、本日最初の登山者は私のようです。

登山口から3km、富士見ベンチに到着。
富士山を探すことも無く、そのまま通過します。

ひたすら残雪の道を登ります。
一応、ウォータープルーフが効いているのか、足が濡れている感じはしません。一安心です。

だんだん森林限界に近づいてきて、気分が高揚します。
完全に晴れ渡ってきたので、何気なく振り返ってみました。

すっげ〜〜〜!!!
誰も居ないのをいいことに、思わず大声で叫んでしまいました。

八ヶ岳方面は雲の中です。TABさん達、大丈夫ですかね?(実際は、あちらの方がよく晴れていたようですが、この時は知りませんでした)

天気がよい上に、大きな岩が登場し始め、気分が盛り上がります。

再び残雪の中をしばらく登っていくと、、、

合戦小屋に到着です。

ここから、どこが登山道だかまったくわからない状態になるのですが、足跡がしっかり残っているのと、竿がちゃんと刺してあるので、これならガスが出ても大丈夫です。

しばらく登っていくと、小屋の管理人さんが竿を刺したり、スコップで道を整備しながら登っていくのが見えます。
追いついたところで、スタッフの方に
「早いですね、何時に出発したんですか?」
と、声をかけられます。
「5時40分です。今日は良い天気になりそうですね!」
と、答えると
「朝はもっと天気が良かったですよ」
とのこと。
どうやら駐車場で見上げた雲は低いところを流れるガスだったようです。(それなら、4時過ぎに起きた時点で出発すればよかったです)
まぁ、それでも、このペースならガスがあがり始める10時前には山頂にたどり着けるので、問題ないでしょう。

合戦の頭に到着しました。

さ〜て、ここから、もう一踏ん張り・・・・、って、あれ?

あそこに見えているの、まさか燕岳の頂上じゃないですよね?
ウェストポーチから地図を取り出し確認すると、やはり視界に見えているのは燕山荘と燕岳の頂上です。
三大急登と言う割には、予想外にあっさり終わってしまいました。
体の方は間違いなく絶好調、ただ、おにぎり2個は消化してしまい、そろそろお腹が鳴り始めています。

ここで次の燃料補給をするかどうか一瞬考えましたが、ガスが登りはじめて来ているので、そのまま先に進むことにしました。

残雪の尾根を進んでいきます。

ん? 山頂まで近いと思いましたが、けっこう距離がありますね・・・
このままだと、シャリバテしてしまう・・・

こんな雪の上では落ち着いてご飯は食べられないので、えっちらおっちら登っていきます。

山荘、近くに見えるのに、なかなか近づいてきません。

一瞬、ここで食べようかと思ったのですが、もう一踏ん張りなので、そのまま進みます。

いやぁ、(お腹が空き気味なことを除けば)、すばらしい稜線歩きですね!

横を見ても北アルプスの山々がずらっと並んでいます。
背後から物音がしたので振り返ると、

明らかにペースの速い登山者が歩いてきています。先ほど追い抜かしたおじさんかと思ったのですが、別の若い登山者のようです。
そして、小屋まであと少し、と言うところで、ついにシャリバテ・・・・
重い足を引きずりながら、えっちらおっちら登っていきます。若者が背後に迫ってきたら、いつでも道を譲る心構えで登っていきます。

ようやく山小屋に到着したところで振り返ると、絶対に抜かされると思っていた若い登山者は、十数メートル後ろで写真を撮っていました。

山荘の脇から、北アルプスの主稜線が見渡せます。
いやぁ、素晴らしい!

そして、写真では何回も見た、燕岳が姿を現しました。
(そうそう、この花崗岩に覆われた三角錐のイメージです)

いつガスが出るかわからないので、チョコレートを歩きながら食べて、先に進みます。

山荘から燕岳の稜線にも雪は残っていましたが、

だいたいは雪が溶けていて、非常に歩きやすかったです。

いやぁ、すばらしい景観ですね!

最後の登りに取り付きます。
ここを登れば、頂上のはず。

山頂に到着。 (足元に山頂表記の石があります↑)
(登山口から3時間半、9時20分到着。地図上のコースタイムは4時間40分)

いやぁ、すばらしい展望です!
しかも、山頂は貸し切り状態!
風が吹いていてすぐに体が冷え始めたので、ダウンジャケットを着て凌ぎます。
(マイナス気温の夜を越せるぐらいの装備は持って来ています)

TABさん、くりのすけさん、元気に登ってますか〜?
もう、頂上に着きましたか〜?

三等三角点に槍ヶ岳です。
剱岳点の記を読んだ後なので、三角点を見てニヤつくようになってしまいました。

コンビニ弁当を取り出します。
さ〜て、食べますか! って、ところで、先ほど後ろから迫ってきた若者が山頂に上がってきました。
(ペースが速いのに追いつかなかったので、てっきり小屋から表銀座コースに向かったのかと思ってました)
彼は山頂の印を踏みながら
「山頂はここですか?」
と聞くので、
「あなたの足の下ですよ」(笑)
と、指を指して答えると
「あ、本当だ! 。。。 あれ、立山ですか?」
と、立て続けに聞いてきます。
「う〜ん、あれ、水晶岳じゃないですかね?」
と、自信がないまま、山容を見てとりあえず答えてしまいます。
「そうですか! 僕、初心者なんで山のこと全然わからないんですよ!」
と、言いながら、彼は風下の岩影へと降りていきました。初心者なのに単独で登っているところを見ると、彼も一人っきりが好きなんでしょうね。
こちらも一人っきりになりたいので、助かります。
いやぁ、お腹ペコペコですし、この景色です。
コンビニ弁当の美味しいと、美味しいこと!!
ちょっと気になったので、食べ終わってから地図を取り出して、確認してみました。
(全然違います。自称初心者の彼が正解)
岩影に地図を降りていき、カップラーメンを食べ終わった若者に声をかけます。

「あってます、右の黒い尖った山が針ノ木岳で、左が立山です」
「じゃぁ、その真ん中に黒部ダムがあるんですね?」
「そうそう。初心者と言うわりに詳しいですね。登りはじめて何年目なんですか?」
「去年からなので、1年です」
「へぇ、そうなんですか」
「甲府に住んでいて、北岳に登ったらハマっちゃって、それ以来、登れる週末はしょっちゅう登ってます。南アルプスの北の方の山はかなり登ったので、今度は北アルプスを登ろうかと思って」
「なるほど」
(最初っから北岳とは、(私も人のことは言えませんが) 豪快ですな)
それから、私のお勧めの北アルプスのコースを山の先輩としていろいろ教えて上げました。
「そう言えば、何時に出発したんですか?」
「今日は寝坊しちゃったので、6時です」
「へぇ、ペースが速いですね。そう言えば、追い越されると思ったんですが、最後ペースが落ちましたよね?」
「えぇ、追いつけるかなぁって思っていたんですが、御飯をあまり食べてないので、最後にペースが上がらなくて・・・」
「それ、シャリバテって言うんですよ。私も小屋の手前でシャリバテしてました」
二人で笑います。
再び山頂直下に戻り、一人っきりの時間を堪能します。

しばらくすると、足元でガスが沸き始め

稜線付近にも沸き上がってきました。
真夏と同じ、10時にガスが上がるパターンです。

若者の彼が先に下って行きました。
再び山頂で一人っきりの時間を楽しんでいると、第三ベンチで追い越したおじさんが上がってきました。
おじさんとも少しお話をし、

沸き上がる雲を眺めて楽しみます。

あとは下山するだけですからね、それほど急ぐ必要もありません。
頂上に立ってから1時間20分、10時40分に下山開始。(気分がよかったので、かなりのんびりしました)

あいかわらず、変わった形の岩が目を楽しませてくれます。

気分爽快な稜線歩きをしていると、雪渓の所で若者が雪に寝そべっています。
普段から南アルプスに登っていて、雪が珍しいわけでも無いでしょうし、何だろうと思っていると、
「雷鳥です!」
と、指差します。

お〜、冬毛から夏毛に切り替わる最中の雷鳥です。
ガスが出てきたので、外に顔を出してきたのでしょう。
私より大分先に下山を開始した彼が、まだここに居ると言うことは、大分眺めていたのでしょう。
「人生初雷鳥です!」
たしかに南アルプスは激減してめったに見られなくなってますからね。(北アルプスもかなりの勢いで減っているようです)
すでに満足したのか、彼は「お先に」と言って下山して行きました。

真夏に子連れの親子はよく見かけますが(すなわち母親のみ)、雄ははじめて見た気がします。

ガスが晴れてきたからか、ハイマツの下に隠れてしまって、一歩も外に出ようとしません。(雌は左奥でひたすらハイマツの実を食べています。雄はずーっと警戒するかのように見張っていました)
望遠レンズを構えて待っていたのですが、いっこうに動く気配がないので、それ以上の撮影は諦めて、再び下山を開始しました。

というわけで、さようなら燕岳。
また、登りに来ます!

北アルプスで一番人気があると言われている、通称「表銀座」コース。
私は、まだ歩いたことがありません。。。。

雲海に向かって、下山開始です

このタイミングで、団体さんが次から次へと上がってきました。
皆さん、もう少しでガスるから、急いだ方が良いですよ〜
登ってくる団体さん、ほとんどがフルアイゼンにピッケル、スパッツと完全装備です。
そんな団体さんに混じって、朝に駐車場でお話しした広島から来たおじさんが、後ろに奥さんを従えて登ってきました。
登り優先で道を譲ろうとすると
「ゆっくり登ってるよって、お先にどうぞ」
と、声をかけられます。
無理に私が譲ると、急いで登るプレッシャーを与えてしまうので、素直に先に下らせていただきます。
「今日は良い天気で良かったですね〜」
「ほんとに、槍ヶ岳から穂高まで全部見えてるね」
「本当ですね」
「去年の夏に、西穂から槍ヶ岳まで歩いたのを思い出しますよ」
「へぇ〜、、、、え? 西穂からですか?」
「はい(微笑)」
ちなみに、山に興味のない方のために解説すると、西穂から槍ヶ岳まで歩くためには、
西穂 → (一般道最難関クラスコース) → 奥穂 → (大キレット) → 槍ヶ岳

です。去年の秋に歩いたのが大キレット。あれでも、けっこうなコースですから・・・・
(大キレットの核心部、長谷川ピークを行く登山者)
いやぁ、穏やかな話し方をする割りには、ハードな山歩きをしている様子。(広島から走ってきて車中泊で登るぐらいですしね)
ちなみに、私も今年の秋に西穂から奥穂まで歩く予定です。

お〜、八ヶ岳が綺麗に見えていますね!
これならTABさんとくりのすけさん達も楽しんで登られていることでしょう!
途中、ここで転んだら命は無いという箇所を(簡易アイゼンぐらい着けるか悩んだのですが)慎重に下り、後は気分良く雪の上を大胆に下っていきます。
すると、お腹のあたりから、何か黒い物が落ち、雪融けの泥水の中を転がっていきます。
一瞬、カメラを落としたのかと思ったのですが、首にかかっているストラップのテンションを感じており、カメラではないようです。
なんだろう、、、
あ"!
ウエストポーチに入れていた、広角レンズだ!!

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!
しかも、ボディとの接点側の蓋も外れて、レンズの内側にまで泥水が入ろうとしてます。
とりあえず、差し障りのない泥を雪で軽く洗い流し、着る必要のない長袖のシャツに包んでザックにしまいます。
ショック・・・・

広角が使えなくなってしまったので、ここから望遠縛りになります。
あ、そっか。

ポケットに買ったばっかりのコンデジがあったんでした。
(ブログに載せるのなら十分な画質)

いやはや、レンズのことはショックですが、この景色は素晴らしいですね!

こちらはデジイチで撮影。

旗沿いに歩いていたら、雪を踏み抜いた拍子に旗竿で腕を思いっ切りひっかいてしまい、皮がめくれて血が出てきました。
う〜む、悪い流れだ。
気を引き締めて降りよう。

デジイチで撮影。

沸き上がるガス。
(デジイチ)
しっかし、春山だから人気が無いのかと思っていたのですが、ただ単に私の行動時間が早かっただけみたいですね。

次から次へと、(たぶん山荘宿泊もしくは、縦走の)登山者が上がってきます。

慎重に歩いてはいるのですが、どうしうても足が滑ってしまい、何回か尻餅をついてしまいました。
(抵抗するのが面倒くさいので、ついつい尻餅に頼っちゃうんですよね)

だいぶん下ってきました。
稜線を見上げる感じです。
寂しい気分です。

そして、ついに人工物が見えてきました。

登るときに、えらい早いタイミングで登場するなと思っていた、1500mの標識が、下山時には「あと少し標識」に見えます。(登山口はたしか標高1450mぐらい)

中房温泉に到着! (13:30)
すぐに温泉に飛び込みます。
従業員に、「早いですねぇ」と、言われたので、
「私より先に、若い子がここに来ませんでしたか?」
と尋ねてみると、
「朝の6時ぐらいにすごい勢いで登っていった人ですか?」
「あぁ、たぶんそうです」
「彼、先ほど前を通過して、自転車に乗って下っていきましたよ」
「え? 自転車ですか?」
なるほど。自転車にカップラーメン。うまく経費節減しながら、毎週末の登山を楽しんでいるんですね、彼は。
そう言えば、温泉が500円以上だったら、入らないって山頂で言っていたしなぁ。(ここは700円です)

まぁ、私にとっては天国みたいに気持ちの良い露天風呂です。
まだ、青空も見えていますしね!

駐車場に戻ってきました。
すぐにザックから望遠レンズを取り出し、レンズ拭き用のアルコールで泥を洗い落としてから、再びタオルに包んで、カバンに仕舞います。
どうか、お気に入りのレンズなので壊れていませんように・・・

では、軽くドライブしてから東京に戻りますか!

山頂付近はかなりガスが出てますね。
早めに一往復して正解でした。

昨日の夜中に走った道です。

この、黄色い看板がどうしても気になります。

きのせいか、ヤの字が小さいような気がするんですよね。
たしかに、(レンズ)落として、心の中でギャ〜って、絶叫しましたけど。

まぁ、でも、レンズは大丈夫そうな気がするので、ドライブを楽しみましょう!

安曇野方面をのんびり北へ向かいます。

正面に北アルプス、最高のドライブルートです。(どこかの農道)

お腹が空いたので、蕎麦屋を探しているのですが、この時間(15時ごろ)はどこも準備中です。

しかたがないので、コンビニでシュークリームを買って、軽く空腹をごまかします。

う〜む、シャッター切るの数秒早すぎる・・・

自転車の競技をやっていたのか、やたらとたくさん走っていました。

白馬の手前から広域農道、県道と乗り継ぎ、

国道406号線方面に上がっていきます。

大好きなここからの展望を観るために。
(反対側から走ってきて、トンネル抜ける瞬間の方がドラマチックですけどね)

そっか、蕎麦を食べるんなら、戸隠に行けばいいのかってことで、そちらに向かいます。

国道やら県道を乗り継いで、戸隠までやってきました。

せっかくなので、鏡池方面へ

鏡状態ではありませんでしたが、これはこれで綺麗!

この先に、人気の蕎麦屋があるんですよね。
って、16時で閉店でした・・・・
しかも、戸隠のほとんどの蕎麦屋が・・・

なんとか、開いているところを見つけたのですが、他が閉まっている時間に開けているだけのことはあります。
(ただの大盛りそばが850円。。。。)

上空は強風でも吹いているのでしょうか。

善光寺がご開帳なるイベントを絶賛開催中であることなぞ露知らない私は、なぜ長野市内がこんなに渋滞しているのかわけもわからず、並んでいます。
(帰宅してから知りました)

インターに乗る前に日が沈みました。

東京は雨。
22時頃帰宅いたしました。
日曜日
レンズ、生きてました!

そして、朝っぱらからこんなイベントに行ってきました。
(別冊ルボランの写真もこの人の撮影なんですね)

大学生の時、父から譲ってもらったのがこれ。
(当時はそんなに使っていませんでしたが)

一時期、これかこれに似た機種が手元にあったのですが、水色のNBと共に私の手を去りました。
るるる〜。

濡れてもオッケー、しかもコンパクトで動画も撮れるこの機種に、ちょっと興味があるわけです。
(他にも欲しい理由はたくさんあるので、買ってしまいそうですが、せめて値下がりを待ちます)
そんな週末でした!
おしまい。