2011年12月27日〜2012年1月7日
コスタリカ ドライブ旅行 ダイジェスト編






今年の旅立ちは、もはや恒例行事になった忘れ物をすることもなく順調なものでした。



が、しかし、






トランジットの暇つぶしにマスタングをレンタルしたら、いきなりパンクしてました。。。










気を取り直して、車を交換してもらいダラス空港周辺をドライブ。



コスタリカ行きの飛行機が機材トラブルでフライトが大幅に遅れ、コスタリカの首都サンホセに夜中に到着。







今回の旅の相棒となるジムニーを借りて1時間ほど走り、夜景を見下ろす山間部で車中泊をしました。










翌朝、ガードレールも何もない峠道を越えたりしながらサンホセから4時間ほどのところにあるラ・セルバという熱帯動植物の研究施設に向かいました。





ラ・セルバでは優秀なガイドさんに出会い、たくさんの鳥達に出会うことができました。








ニショクキムネオオハシ。
Chestnut-mandibled Toucan (
Ramphastos ambiguus swainsonii)












ヒワコンゴウインコ 
Great Green Macaw(
Ara ambiguus













ノドジロオマキザル
white-headed capuchin (Cebus capucinus)












ルリイカル
Blue Grosbeak (Passerina caerulea)













優秀なガイドさんのおかげで隠れた場所に居る動物たちもたくさん紹介してもらいました。Greater White-lined Bat (Saccopteryx bilineata)













マントホエザル。 Mantled Howler (Alouatta palliata) 











コスタリカのアイドル的存在のアカメアマガエル
Red-eyed Treefrog (
Agalychnis callidryas)














軍隊アリの大行進。











ヒメキヌバネドリ Violaceous Trogon (Trogon violaceus)














ノドチャミユビナマケモノ 
Brown-throated sloth (Bradypus variegatus





所変わって、田舎町までカブトムシを探しに行きました。








苦労の末に出会ったエレファスゾウカブト
Elephant beetle(
Megasoma elephas)


世界最重量のカブトムシです。

(害虫らしく)地元の方に持って帰ってくれと言われたのですが、まずもってこの木から引き剥がすのに3人がかりでなんとかという力強さでした。









広大なバナナプランテーション。










標高1000m、トゥリアルバ火山(3340m)麓の畑地帯。











赤道に近く気温が高い国なので標高の高い山間部のほうが開墾が進んでいて、見事な牧草地帯が広がっています。











普通に路肩が崩落していたり、川を何本も越えながらコスタリカ最後の秘境と言われるコルコバードに向かいました。夜中に道に迷いながら半裸の仙人みたいなおじいさんに行き先を教えてもらいながら(何を言ってるのかはさっぱりわからなかったのですが)なんとか到着して車中泊。










翌朝、コルコバードの再奥に位置するシレーナを目指して20km近い道程を歩きました。











ピューマを探していたのですが、出会ったのはこの動物。










バクです。(ベアードバク、Baird's Tapir (Tapirusbairdii))
(こちらは先ほどの写真とは別で翌朝早朝に出会ったバク)







野生のバクは人間を恐れることもなく、目の前で草を食べていました。
子牛ほどのサイズの動物なので迫力満点でした。











野生動物を求めて、シレーナ付近のトレールを歩きました。

いろいろな動物や鳥たち、そして小学生の頃から一度見てみたかったモルフォチョウに出会えました。

写真には収められなかったのですが、飛び去る2匹のコンゴウインコの美しさがとても印象的でした。












帰りは再び20kmの道のりを歩いて戻りました。

(暑かった〜)










頭上を編隊を組んで飛んでいくカッショクペリカン(Brown Pelican(Pelecanusoccidentalis))











翼長2mはある大型の鳥なので迫力満点です。











写真を撮ろうと近づいたら必死のファイティングポーズを見せてくれたコアリクイ君。
キタコアリクイ Northern tamandua(Tamandua mexicana











2011年最後の夕日。

綺麗に海に沈んでくれました。











その後は川を超えたりスコールに巻き込まれたりしながら街まで悪路を移動。











プエルトヒメネスの牢屋のような安宿で一泊しました。

見た目に反して管理人のおばあさんの人柄がとてもよく、宿泊者との交流含めて温かい気持ちで年越しをすることができました。

(宿の前のテーブルで寝落ちしてる間に年越ししちゃったのですが)










2012年の夜明け。











穴の開いた道路にヒヤヒヤしながら移動開始。











ガソリン給油時に車を洗ってもらいました。











ほぼ標高0mの南国ドライブ。
かなりの暑さです。

(北米から南米まで一本の道で繋ぐパンアメリカンハイウェイ)








そこから237号線に入って標高を上げていきます。










人々は涼しい場所を求めて山間部に暮らしていました。

なので、生活道路が稜線を繋ぐスカイライン状態です。











まさに空を飛んでる気分。











そのスカイラインの両サイドには小さな村が点々と続いていました。











立体的な牧草地帯には綿雲の影が流れているのに見とれていました。











再びパンアメリカン・ハイウェイ。


雲海の海に浮かぶ標高3000mオーバーの山が並ぶタラマンカ山脈。

それを見ている私自身も気が付かないうちに標高3000m越えの場所にTシャツ1枚で立ってました。

寒い!










幻の鳥、ケツァール。

探しているときはあまりに見つからなくて、どうなることかと思いましたが、なんとか出会うことができました。
カザリキヌバネドリResplendent Quetzal (Pharomachrus mocinno

この時に初めて日本人の方と交流しました。
(後にも先にもこれだけです)











同じくコスタリカに来たら一度間近に見てみたかったハチドリ。












サンホセなどの都市部を避けてマイナーな222号線で移動。












このあたりは斜面にコーヒー畑が広がっていました。










標高が下がってくると暑いのなんの。

エアコン全開でしのぎました。









観光客が押し寄せないようにと砂利道のままになっていた145号線。










カリブ海から吹き付ける湿った風で雲が常に発生し続けているサンタエレーナ地方。











強風が吹き荒れ、雨が降ったり止んだりを繰り返す激しい気象の場所でした。











ほとんど開拓しつくされた感があるコスタリカにあって、移住してきたアメリカ人の手によって手付かずのまま残されていた熱帯雲霧林。(サンタエレーナ自然保護区)

温帯雲霧林の屋久島によく似た雰囲気で、着生植物や苔に覆われた大木が育つ見事な林でした。



コスタリカでもっとも有名な観光地であるモンテベルデ生物保護区もこの近くにあります。

エコツーリズム発祥の地なのですが、今は観光客向けにスリルライド(バンジージャンプなど)があふれる普通の観光地になっちゃってました。残念。









熱帯雲霧林のほとんどは切り開かれ、今は牧草地帯や畑になっています。











観光客向けのナイトツアーで見たタランチュラ。











同じくナイトツアーで見せてもらった緑色の毒蛇。
side-striped palm viper (
Bothriechis lateralis



観光客向けなので、「ガイドが偶然見つけた!」ということもなく、居場所を事前に把握した上できっちりと見せてもらえます。


目的の動物は必ず見られるけど、出会えた興奮は味わえないので良し悪しです。









中央を走る山間部は常に雲に覆われている感じでした。










テノリオ火山の麓にある国立公園内で野湯探し。











誰もいない隙に堪能してしまいました。


海外初野湯! 最高!








どこまでもまっすぐな道。









とうきび畑でしょうか。
広大な畑地帯を駆け抜けます。









パロベルデ国立公園の湿地帯。

鳥たちの楽園でした。

そして、ここのガイドさんが素晴らしい方でした。









タニシトビ Snail Kite (Rostrhamus sociabilis)












アメリカムラサキバンPurple Gallinule (Porphyrio martinica)












メキシコインコ Orange-fronted Parakeet  (Aratinga canicularis)











コロラド大学でarchitecture(建築学)を学ぶ学生さんたちとガイドツアーに参加。

日本にホームステイ経験があるという教授の方が、翌朝「がんばれ日本」と書かれてTシャツを着てきてくれました。









小さな山の上にある岩の上から広大な湿地帯に沈む夕日を眺めました。











乾季に葉を落とすブルセラシ(Burseraceae カンラン科)などの植物があることを初めて知りました。











手のひらサイズの巨大なバッタ。(Tropidacris cristata













日の出とともにねぐらから飛び立つ鳥たち。










幻想的な光景でした。










アカハシリュウキュウガモ。Black-bellied Whistling Duck (Dendrocygna autumnalis)












周囲を飛び交っていました。











ボートツアーで見たグリーンイグアナ。
Green Iguana  (Iguana iguana)










ミサゴ。Osprey (Pandion haliaetus)。











スタッフにチャーリーと名付けられた4mはあろうかというアメリカワニ。
American crocodile (Crocodylus acutus)












アメリカトキコウ
(Wood Stork (Mycteria americana))











アメリカトキコウの巣。














川に浮かぶ島一つがまるまんま営巣地になっていました。

圧巻の光景です。












火山地帯から流れてくる雲。












グアナカステ地域の乾燥林。


乾季で葉が落ちてしまっていました。











私が運転する車にぶつかって瀕死の状態になってしまっていたフクロウチョウ。










カタリナ島付近でダイビング。









残念ながら透明度が今一つで外した時の伊豆ぐらいしか楽しめませんでした。

いつかリベンジしたいものです。








道路を普通に歩いていたタランチュラ。











クロウミガメの産卵。(の前に穴をほっているところ)

オサガメの産卵を見る予定だったのですが、手違いでクロウミガメになってしまいました。











ずっと探していて最終日にようやく出会えたマダラヤドクガエル
Green and Black Poison Dart Frog (Dendrobates auratus











葉っぱの裏で寝ていたコウモリたち。

Tent-making Bat (Uroderma bilobatum









樹齢400年を超えるという巨大なアーモンドの大木











こちらもずっと探していたバラノトゲツノゼミ(Umbonia crassicornis











ぱっと見、植物の刺にしか見えない見事な擬態です。











見つけたときは本当に感動しました。











最後の最後に首都のサンホセドライブ。











首都は標高の高い盆地に作られているので、周囲を山に囲まれています。











帰りのトランジット時に車中泊用にコンパクトカーを借りたら、なぜか巨大なセダンを渡されました。車種はフォードのマーキュリー・グランドマーキー(Mercury Grand Marquis)

ガソリン代込の金額で悔しかったので、無理やり夜中ドライブです。

アメ車だから大雑把な乗り味かと思ったらさにあらず、かなりちゃんと作られた良い車でした。










深夜の国立公園。(エバーグレーズ国立公園)

他にも「The keys」を少し走ったりました。









最後はマイアミビーチに立ち寄ったのですが、まだ夜明け前で誰もいませんでした。


そんな正月大ジャンプ旅行でした。






動画編です。






以上です!