正月の帰省の時にTOKIOさんに「これに来ない?」って誘われたので、三重県ツーリングもセットにして参加す
ることにしました。
東海方面に出向くのならとokazakiさんに三重と愛知に向かうことは事前にお知らせしていたのですが、愛知のMTGの方は「参加しよっかなぁ」という
返事はあったのですが、三重の方について
は特に返信がありませんでした。
というわけで、一人気ままドライブです。

金曜の夜に東京を出発し、新装オープンした海老名サービスエリアで野菜カレーをいただきます。
サービスエリアのフードコートも本当にレベルが上がりましたね〜。

東名を駆け抜け名古屋の湾岸を通り過ぎ、、、

三重の御在所SAに到着した所で眠たくなったので、寝袋(持って来ました)に包まって車中泊しました。(1:00)
しっかし、御在所SAは車の外に出るとめちゃくちゃ寒い!!
(鈴鹿山系や伊吹山方面からから冷たい風でも吹き下ろすんですかね?)
2月4日(土)
5時半に起床。

アルゼンチンに行く時にアメリカの空港で購入したエア枕についに穴が開いてしまいました。
これ、すごく気に入っているので補修したいなぁ。
しっかし、御在所SAにはまだこんなに雪が残ってるんですね。

まだ、外は暗いのでのんびりと朝食をいただきます。

多少空が明るくなってきた所で出発。

朝日は亀山PAで拝みました。
何気にサンピラーが伸びてますね。
伊勢辺りで高速を降り、今日はお伊勢参りでもしようかと思っていたのですが、なんとなく気分で鳥羽スカイラインにハンドルを切ります。
さすがに朝早いだけあって誰とも出会わないぐらい空いているのは良いのですが、木陰のコーナーは雪解け水で濡れていて(凍っているというほどではないで
す)、日向に出るまではゆっくり走ってました。

駐車場にも人は誰も居ません。

六甲の駐車場と鳥羽の駐車場は平野と海を見渡せて気分爽快なので大好きです。

さ〜て、英虞湾一帯を楽しみますか!

パールラインも青空プラス激空きで最高のドライブ日和です。

ヤッホ〜!

コスタリカに到着!
(これを撮影するために、一度通り過ぎてしまってからわざわざUターンして戻って来ました)

引き続き快走路が続きます。

鳥羽展望台にて。
okazakiさんややんしーさんのブログを見て、次に紀伊半島に行く時には立ち寄ろうと思っていた場所です。

相変わらず空いている駐車場に車を停めて、、、

それを眺めながら牡蠣と伊勢うどんをいただきます。
伊勢うどんは鳥羽港のやつのほうが好みです。
(これは普通のうどんに伊勢うどんのタレをかけただけのような・・・)

さらに大内山ソフト。
三重県で一番とか書いてありましたが、なるほど、美味しかったです。
(写真を撮ったらすぐに屋内に避難し、ストーブにあたりながら食べていたのは北海道に7年間住んでいたからです)

どこまでも続く快走路。

いやぁ〜、堪能しました!
大
王崎に立ち寄ります。

お〜、綺麗じゃないですか!

駐車場兼おみやげ屋さんのおばちゃん曰く、バブル時代はものすごい混雑だったらしい灯台へ続く道も、今は半分廃墟のようになっていて、これはこれで異世界
に迷い込んだ気分満点です。

浜乙女のCMで有名なデータラボっちですが、こんなルックスなんですね。
「買ってね!!」
は、まぁいいとして、
「ほしがってね!!」
と、来ましたか。
斬新です。

とはいっても、さすがにさざえの食べ終わったやつを800円で欲しがるのは無理です。
中身入りでももっと安いと思うのですが・・・

大王埼灯台に到着しました。

う〜ん、素晴らしい眺め!

このあたりは本当に海が綺麗ですね〜

あの小さな半島を歩けるみたいなので行って見ることにします。

と、その前にトコロテンのきなこ和え。
これ、夏場のデザートに最高ですね!
子どもの頃によく食べた「わらび餅」を思い出しました。
店のおばさんに、
「冬でもトコロテン食べたくなります?」
と、三重独特の関西イントネーションで質問されたので、
「外からストーブが見えたので。 看板に「ストーブあります!」って書いておけば効果的なんじゃないですか?」
と、北海道7年在住の経験を生かしてアドバイスしておきました。
もし、灯台下の茶屋に「ストーブあります!」って看板が出ていたら、それは私のせい(おかげ)です。

半島の先端付近までやって来ました。(灯台から歩いて3分です)

へ〜、なかなか雰囲気ありますね。
写真を撮りそこねてしまったのですが、半島の先端付近に波切神社があって、そこを管理されているであろうおばさんに「お参りして
行ってくださいな」と声をかけ
られたので、11体居るという神様のうち旅の安全を司る猿田毘古神様に今回の旅が無事に終わることをお祈りしておきました。

神社近くの展望台です。
う〜ん、絶景です。

冬の晴れた日の早朝には富士山が見えることもあるそうです。

半島の反対側に降りて港方面に歩いて行くと、もう昼間だというのにまだ氷がはってました。

港の水もご覧のとおり。
まるで南の島のドロップオフ(サンゴ礁の縁)みたいな色合いです。

干物を売っていたので味見をしてから「いわし」「アジの開き」「ふぐのみりん干し」(写真)を購入しました。
(家に帰ってから1週間ほど毎日食べていたのですが、最初は焼き方が下手というか、単に焼き過ぎで味見した時のような感動を味わえなかったです)

大王崎から小さな漁村をいくつか抜け、途中から国道に移ったらものすごく整備されていて驚きました。
やって来ました、御座白浜。

真っ白です!
高校生の時にバンドメンバーと夏休みに遊びに来ていた場所です。
(普通はナンパでもするんでしょうが、私が企画したこともあり、当時我々は私が持参した4人乗りゴムボートで沖に出て、モリを持って魚を突いたり観察した
りして遊んでました。ビキ
ニを来た20歳前後の女性なんて、メンバー全員正視することすら無理でした(笑))

しっかし、こんなに綺麗だったっけな〜。
なんか建物や景色も違うような・・・

ちょいと探検してみます。
(ここでのすれ違いは難儀でした)

あ! ここだ! ここら辺のバンガローに泊まってたんだ!
(先ほどの綺麗なビーチとは違う、ちょっと砂の汚い別のビーチ近くにあるバンガロー地帯。今はオートキャンプ場ばかりになってました)
うわ〜、微かに記憶がある! 懐かしい!!
ふと、バンガローの先を見ると小高い山があって、カーナビによると道が続いているみたいなので、行って見ることにしました。

途中から歩いて登ります。
先日の房総半島登山に引き続き、海岸近くの美しい樹林帯です。

展望台でもあるんですかね〜?

あ、神社だ。
さらに先に道が続いているので進んでみます。

ふむ、ここには展望台はないですね。

あ、灯台だったか。
なるほど、かつては神社が祀られていて、今は灯台管理用の道として使われているのですね。
懐かしい気分と新鮮な気分が入り混じった状態で御座白浜を後にしました。

今度は太平洋側を走って行きます。
(なぜかスローシャッターになってました)

いくつもの漁村を抜けます。

お〜、カラスの群れ。

軽ワゴンのペースでトコトコ走るのも漁村ドライブ恒例イベント。

大漁を祈願したり海難事故を防ぐためか、あちらこちらに神社や鳥居がありますね。

お〜、ビスタカー!
(小学生の時は愛知在住で「てっちゃん」だったので、ビスタカーはあこがれの存在でした)
というわけで、賢島にやって来ました。
名古屋駅発の近鉄特急の行き先は「賢島」か「難波」だったわけですが、「賢島」がどんな場所なのか、今日の今日まで知らなかったのです。
(近鉄難波は親友が奈良に引っ越した関係で小学生の時に制覇済み)
小学生の時に抱いた疑問を解消するために今日、こうしてやって来たわけです。

なるほど、近接が開発したリゾート地でしたか!!
納得。
(小学生の時、一人で行かなくてよかった)

真珠か牡蠣の養殖ですかね〜?

へぇ〜、ダイビングセンターですよ。
(一度、熊野で潜ったことはあります)

たしかに「白浜」と言うだけあって、御座白浜ほどではないにせよ、なかなか美しい海岸です。
潜るとどんな海なんでしょう。

さらに、その先に道が続いていたので入っていったのですが、、、

オーノー、行き止まり!

引き続き海岸線を西へ西へと進んでいきます。

小腹が減ったので燃料補給。

どうせならと、美しい景色を眺めながら頂きました。
(家から持ってきたバナナも一緒に)
手前は青のりの養殖でしょうか。

再び小さな半島先端の漁港(礫浦、さざらうら)に向かってみます。
カーナビでは村道扱いの道が実は片側1車線の快走路でびっくりしました。
(上側のこの縮尺では表示すらされない道が快走路です)
被写体を探してぶらぶらしていたら、親子連れのお父さんに「良い写真は取れましたか?」と質問されたので、
「いや、まぁ・・・」
と、つい正直に生返事をしてしまった所、「先端の堤防の方に行けば良い景色が見られますよ」とアドバイスをしてもらえました。

堤防のところに移動すると鳶がたくさん飛んでいたので、風景写真ではなく超望遠を引っ張り出してきて撮影練習です。

う〜ん、難しい!
(たまたまピントが合っていた写真をトリミングしているだけで、実際は失敗写真のオンパレードです)

このぐらい予想可能な動きだと、なんとか追随できるんですけどね〜
そろそろ宿を決めなければということで、憧れの地「賢島」の安宿(安宿を検索したらたまたま賢島だったというだけですが)に予約を入れます。
賢島に宿が決まったことで、本日動ける範囲もだいたい固定されました。
半島先端からの帰り(下側の道)はカーナビ的には太いはずの道路なのですが、村道よりも狭い崖沿いの道でした。
(これはこれで楽しいのですが)

途中に南海展望公園という展望台の看板が出ていたので立ち寄ってみます。
駐車場から階段を登って行くと、いきなり女性(の像)のお尻で出迎えられます。
(これは行った人にだけわかる話だと思います)

今走ってきた道を振り返ったところです。

そして、五ヶ所湾を眺めます。
写真ではスケール感が伝えきれないのですが、ここは360度絶景で15分間ぐらい、ぼーっと眺めていました。

そうそう、Threetroyさんが出していた質問に答えられる場所を発見しました
よ。
え? これは草原とは言わない? 草、少し生えているのですが、、、

カーナビだと左が五ヶ所湾、右が大池(天地逆)になっていて楽しみにしていた場所なのですが、池の方は全然見えませんね。
残念。

お〜、でかいサギ!(カーブミラーと比べるとわかるかと思います)

その後も海沿いを探検しつつ、そろそろ夕日の見える場所を物色し始めます。
車に積みっぱなしにしていた関西方面のガイドブックに展望台の表記が出ていたので、そこに向かうことにします。

ありゃ、まわり道ですか。

お! Z4
海沿いでZ4はThreetroyさんに違いないと思ったのですが、三重ナンバーで色も黒でした。

展望台に向かって駆け上がっていきます。

三箇所有るという展望台の一つ目。
あけぼの展望台というぐらいですから、朝日のタイミングが良いのでしょう。

ここからじゃ夕陽はまったく見えないのでパスです。
そして、2つ目の展望台に向かって行く所で、展望台らしき建物の上に人影が見えました。
カップルに先に占拠されていたかとがっくりします。

駐車場に到着すると、ブルーのNCが一台。
しかも、愛知ナンバーで見慣れたLEDフォグランプがリップに取り付けられています。
思わず、このNCが出られないように塞いで駐車しようかと思ったのですが、もし人違いだったらマズイので(あり得ないですが)、一応普通に停めておきました。

あれ? ここには居ないですね?
そっか、ここは夕日が見られないんだ。
ってことは、先程の建物の上に居たのがokazakiさん夫妻ですね。
奥さんに会えるのか、楽しみ〜。
と、言いつつ首巻きを鼻まで上げて、帽子を深く被って銀行強盗のようなルックスにチェンジして顔がバレないようにします。
そして、もう一つの展望台に歩いて行くと、建物の上に人が一人。
あれ? 奥様は?
そう思いつつ、建物の階段を上がっていくと、okazakiさんが「こんにちは・・・」と、明るい調子ではありますが、明らかに怪しい人を探るような感じ
で声をかけてきたので、ミッションコンプリートと判断してゆっくりと帽子と首当てを脱いで顔を晒します。
お互い大笑いしながら、「なんで、こんなところで会うんでしょうね!」と、再会を祝います。
二人ぐらい居ると思ったのは私の勘違いで、okazakiさんは一人でいらっしゃってました。

というわけで、二人で熊野灘へと沈む夕陽を眺めます。

う〜ん、美しい!

なぜかここでインチキ単焦点のボケ味について語ってみたり・・・
(コントラストが淡いのは、人物撮影用に設計されてるのと絞り開放で撮ってるからです。後処理せずに掲載しました)

そして、太陽はゆっくりと沈んで行きました。

そうそう、ここはカップル用の展望台って感じでしたね。
okazakiさんに「ラブ」のポーズを取ってもらいました。

というわけで、寒くなってきたので退散です。

いや〜、こんなところでランデブーできると思いませんでした。

okazakiさんが海の見えるところで車を停めてくれ、最後に一枚だけ記念撮影してから国道に出るT字路で左右に別れました。

賢島近くの観光客向け料理屋で手こね寿司なるものをいただくことにしました。
駐車場に車を停めてカーナビで明日のドライブコースを検討しつつ何時に出発したらよいか検討していたら、突然微かなショックを感じると共に前方から「ガ
シャガシャ」と音が聞こえてくるので何事かと思ったら、実は駐車場がゆるい下り坂になっていて、サイドを引き忘れていたことから前方の金網に今まさに車が
突っ込んでいくところでした!
声にならない悲鳴を上げつつ慌ててバックしてLED懐中電灯でフロント周りを確認すると、ナンバープレート(金網が斜めに設置されている場所だったので)
が少しひん曲がったぐらいでボディには何の影響もありませんでした。
いやぁ、okazakiさんのことを笑ってられませんね!

何事もなかったかのように店に入り、手こね寿司を注文しました。
ついでに貝三種を焼いたものもお願いして美味しくいただきます。
すると隣の席に60代半ばぐらいで革ジャンを着こなした男性の方が座り、マスターと料理談義をしながらおまかせコースで料理を楽しんでらっしゃいました。
観光客向けの店ですし、私が食べているのもいわゆる「漁師料理」だったのでそれなりの御味だったのですが、どうも二人の会話を聞いていると本来の実力は違う
気がしてきました。
そこでマスターに「刺身三種のお造りを追加で注文したいんですが、今日のおすすめのネタってなんですか?」と質問してみると、「任せてもらえますか?」と
いう頼もしい返事が返ってきます。

出てきた刺身はビンチョウマグロにブリ、マトウダイでした。
相当レベルが高い刺身だったので、どこから仕入れたのか質問してみたところ、目利きの仲買人と出会った経緯から何から親切に教えてもらえました。
納得です。
その後、横に座られた紳士(御年72歳で地元にいくつか会社を持たれている方でした)と仲良くお話させてもらい、思いの外楽しい夜を過ごすことが出来まし
た。
ここはかなり気に入ったので、伊勢に行く際には必ず立ち寄ろうと決めました。(次からは全部おまかせにするつもりです)
ちなみに横の紳士は途中から良い感じに酔いが回ったようで、「君はS○○が大好きだろう、俺にはわかる!」と、酔ってない私が真っ赤になるような大声で性
格診断をしていただいたり、嫁さんをもらうときに選ぶコツや夫婦生活をうまく続けるための5か条を教えて頂きました。
この方も人生の目標になるような素敵な方でした。

再訪をマスターに約束し、大満足のまま賢島へ移動。

こちらのホテルです。

うむ、寝るだけなのでこれで十分です。

お風呂は「200円で入れる券」をもらって隣の立派なホテルの大浴場で頂きました。
やはり冬の紀伊半島は良いですね〜。
全てにおいて大満足の一日でした。
つづく