ケニアドライブ旅行記
その19
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そして毎度毎度の「お釣りが無いから後で来てください」宣告。

即了解して後で受け取りに来ることにします。



専用の地下駐車場があるらしいのですが、先に荷物を部屋に入れます。



自分一人でも十分に運べる荷物の量なのですが、おばちゃんが部屋の場所案内も兼ねて運ぶのを手伝ってくれたのでチップを支払いました。
(荷物を運んでくれたことよりも、建物の中が入り組んでいたので場所を案内してくれたことのほうが助かりました)







部屋はこんな感じ。


これで十分です。

蚊帳が吊るされているような部屋なので、ひとまず蚊取り線香を炊いておきました。









鍵は海外の宿ではよく見かける部屋の中からも外からも同じ鍵でかけられるタイプのものです。


まぁ、こんな鍵じゃ泥棒に本気で狙われたらアウトですね。

貴重品の管理は一工夫必要だと思います。

(このホテルじゃありませんが貴重品ボックスとかホテルのフロントに預けておいても盗まれることがあるのがアフリカです)



さて、車を駐車場に停めに行きますか。







ホテルの中にはこんな食堂があって、何人かの観光客の方がゆったりと食事を楽しまれていました。


さらに受付の前を通って車のところに向かおうとすると、受付の中に居たスタッフの女性に呼び止められました。


「100KSh持ってますか?」


と、質問されたので、「あ〜なるほど」と思いつつ財布の中を探すと、まだ1枚残ってました。

それを差し出すと、500KShと交換してくれました。これでお釣り(400KSh)受け取り完了です。


お釣りをもらうついでに、このホテルでネットが使えるか確認すると、受付の横にあるサイバーカフェの中で使えるのと、無線LANの使用は有料で、同じくサイ バーカフェで料金を先払いするのだと教えてくれました。


そんな会話をしていたら横から、


「당신은 한국인입니까?」


と、いきなりハングル語っぽいイントネーションで話しかけられ、そちらを見ると、先ほどソファーに座っていた若いアジア人男性がニコニコしながらこちらに 話しかけてきているところでした。


「えーっと、私は日本人です」


と、英語で答えると、


「あぁ、そうでしたか。てっきり韓国人かと思いました」


とのこと。


そして、ここぞとばかりに、


「あなたは一人ですか?」


と、アローン?攻撃を繰り出してみたところ、


「いえ、妻と一緒です。あなたは?」


と、返されてしまい、


「一人です・・・・」


と、自ら寂しくアローン宣言するはめに・・・・


てっきり一人旅仲間だと思ったのですが、、、



彼も私の表情から何か気まずい雰囲気を感じたのか、


「ケニア山はもう登られました?」


とか、


「ここに来るまでどこに行かれたのですか?」


とか、


「この後はどこに行くんですか?」


と、気を使ってあれこれ質問をして場をつないでくれました。



えらい流暢な英語を話される方なので、きっと大企業に入社したエリートさんなんだろうなぁと勝手に想像しました。

(※参考記事 日本以上に厳しい韓国の就活 サムスン電子の倍率は700倍 より、「誰もが憧れる財閥系企業ともなるとハードルは極めて高く、会社側は否定しているが、TOEICで990点満点中、800点以上でないと履歴書すら見てもらえないという。」)
 



彼の口から放たれた「with wife」という言葉が脳内でリフレインする状態のまま別れ、ホテル入口のガードマンに駐車場の場所を確認すると、ナ イロビのトランジットホテルと同じで、ぐるっと回って裏側に地下駐車場の入口があるんだとか。







そして、こんなところで、ドアの内側にこんなシールを発見して、ロックナットの件を思い出しました。

RAV4のタイヤ盗む人なんて居ないと思いますよ、前オーナーさん!

(というのは私の個人的意見ですが、調べたら車本体は狙われやすいみたいですね)








ホテルの裏側に車を移動させ、地下駐車場に車を停めます。


写真ではドアを開けてくれてますが、普段は常に閉められていて、私が走ってきたタイミングに合わせてガードマンのおじさんが開けてくれました。

駐車場とホテルは内部の階段でつながっています。(ナイロビのもそうでしたから、このクラスの都市型ホテルの標準フォーマットなのかもしれません)

セキュリティ面は問題ない感じです。









大きな地図で見る
本日の走行ログです。





あとはサイバーカフェで無線LANの使用を申し込みます。


料金は1時間60KShだったので、4時間分(240KSh)頼んでおきました。これで今晩はスマホを使って調べ物ができます。

ネットカフェの受付のお姉さんに「夜、外に出るのは危険ですか?」と尋ねてみると、「危険ですよ」とのこと。


というわけで、この直後にホテルから10mほど外に出たところでスマホを使って撮影したのが正月にアップした写真です。

ふらふらっとホテルから出ようとした私をガードマンの二人が心配そうに背後から見張っていてくれました。
(そんなに危なそうな雰囲気じゃなかったんですが)








ちなみに無線LANのIDとパスワードは即時発行でこんな感じ。

こりゃ入力が楽で良いです。








部屋に戻ると早速カカメガフォレストの東屋で発見したやり方でコンセントをつないでスマホを給電しながら使えるようにします。


先ほどのアローン話が地味に効いたからのような気がするのですが、旅の途中にしては珍しく「みんカラ」を立ちあげ、「あけましておめでとうブログ」を書 き込みました。


新年早々のブログにコメントを頂いたり「いいね」を押してくれた皆様。

本当にありがとうございました。

いろいろありすぎた今日までの出来事を反芻しつつ、メッセージを読ませて頂きましたよ。




Androidスマホを使われている方はご存知だと思いますが、Galaxy Nexusを久しぶりにネットに繋いだのでアプリのアップデート督促アラートが上がり、そ の中に絶賛活躍中のナビアプリも含まれていたので一瞬躊躇したのですが、まぁバグフィックスだろうしアップデートしても問題無いだろうと全部OKボタンを押した所、今回のバー ジョンアップは見た目がガラッと変わるぐらいのメジャーバージョンアップになってました。



「まさかね」と思いつつ、日本で準備してきたナビ用のKMLファイルを読み込んでみると、これが見事にロードエラーを起こします。



もう、何やってるんだか!



ここでナビファイルが読めなくなるのは、走行効率を考えれば痛すぎです。


現在地だけがわかるのと、どう走ればよいのかナビルートが表示されているのでは情報量に差がありすぎます。

それは、今回マサイ・マラに行けなかったことで、ナビルート無しの区間があちこちにあったことで痛感したことでした。



こんなタイミングでアップデートを許可した自分の馬鹿さ加減を呪いつつ、ダウングレードの方法をネットで検索します。(こんな形で無線LANが活躍すると は・・・)

調べてみたところAndroidには標準でダウングレード機能がついてるらしいのですが、GalaxyNexusという特殊なレファレンス機に Android4.2という世間にほとんど出回っていない最新のOSを入れていたので、その肝心なダウングレード機能がオプションメニューに存在していません。。。(メニュー体系が変わって見つけられなかっただけかも)


途方に暮れていた所でそういえばと思い出し、TitaniumBackupを立ちあげてみると、ラッキーな事にここにバックアップが取ってありました。 (偉いぞ、自分!)


このアプリでダウングレードを行い、アプリを立ちあげてみると、無事にバージョンアップ前の状態に戻ってKMLファイルも読み込めました。
(※ちなみに、2013年3月時点での最新版はちゃんと古いKMLファイルも読み込めるようになってました)



時計を見ると19時半を回ってます。



この一人ドタバタ騒ぎで1時間以上使いました。




調理道具一式を車に置いてきちゃったので、それを取りに部屋から出た所、ちょうど斜め向かいの部屋からも人が出てきて、それは先ほどの若い韓国人の男性と奥さんでした。



きっと二人はこれからレストランで仲良く夕飯を食べるのでしょう。


いいですね〜、若いって!




ということはおくびにも出さずに、笑顔で挨拶しました。







さ、今日もおいしいカレーライスを食べますか!




うーん、美味しい!!
(これは奥様帯同とは無関係に本当に美味しかったです)



その後はネットをフル活用して天気予報を調べたり、これまで何もかもが謎だったサンブル国立保護区のキャンプサイトについても調べ(ロンプラではキャンプ可能な広場し か無い(つまりシャワーもトイレもない)ってことになってましたが)、このページにトイレとシャワー付きのキャンプ場が一箇所だけあると書かれていたのを見つけたので最低限の事前準備としてはOKで しょう。


ホテルは防音設備が十分じゃないからか、周囲の部屋からいろいろな物音が聞こえてきます。(私は鈍感な方なので気にならないのですが、気になる人は気になるでしょう)



では、シャワーでも浴びますか。



ここにはちゃんと電気でお湯を出す装置が付いてました。


元日ぐらいお湯のシャワーを浴びたいですし、水シャワーは体に、というか心臓に良くない気がするのでよかったよかった。





って、電源が入らないんですが・・・・



これはまさか気合の水シャワーってことですかね?



あれこれ試してるうちにけっこう体が濡れました。




そうですか、どうやっても電源入りませんか・・・・



気合は入りますよ。




せーの。




「ダーーーーーーーー!」




あぁ〜、さっぱりした!




おやすみなさい。





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