ケニアドライブ旅行記
その50
その49へ戻る








A104号線(A109号線)でモンバサ島を脱出。


さて、シンバヒルズ国立保護区に向かいますか。


と、思ってスマホでこの後の道を確認したのですが、どうやら大分内陸に移動しないとダメなようです。

(※実はまっすぐ行く道はフェリーに乗るみたいでした。というか、先ほど船会社の敷地かと思った場所はフェリー乗り場だったようです。いろいろ勘違いしていました)


国立保護区をめぐるには時間が中途半端だったので、モンバサの北側の海岸線沿いを探検する計画に変更しました。






道路脇に普通にマンバ装甲兵員 輸送車の看板がありました。

ちなみに、モンバサはソマリアからやってくるテロリストの標的となっている街で、かなり危険なエリアに指定されているところだったりします。








再びモンバサ島に戻って来ました。









うぉ〜、オーバーサーイズ!!
先導車による事前予告は無し)









モンバサ島を北側に抜けます。









こういうデザインセンス、大好きです。


そう言えばケニアの看板ではほぼ100%コーカソイドの方がモデルに採用されていたのですが、これはインド系の方向けの看板なんでしょうか?










超アナーキーマタツ見参!









いやはや、なんとも荒っぽい運転です。


平日のナイロビと大差ないです。









こちらはモンバサでよく見かけた荷物運び用の長い荷台車。

水なんかを運んでいることが多かったです。







当たり前ですが、子どもたちもムスリムの格好してますね〜。









えらいたくさん居るんですが、ちょうど帰宅の時間だんですかね?









再び交通戦争状態に突入。


マタツだけでも十分酷いのに、モンバサだとトゥクトゥクが渋滞を縫うように駆け抜けてくるので、そりゃぁもう大変です。


先にナイロビで多少なりと慣れておいてよかったです(笑)


まぁ、皆さん運転が上手いから車間距離を取らないで荒っぽく走らせてもぶつかったりはしないんだろうと思ってましたが、よくよく車を見てみるとかなり凸凹だったりします。

こりゃぁ、こちらが避けるしか無いんですね。

おっそろし〜。


ケニアルールでは一度道を譲るとその後も譲り続けるはめになるので、気合で鼻先を突っ込んでいくしかありません。


郷に入れば郷に従えです。






直進なので気合で先に行きます!








なんだかんだぶつかることもなくケニアルールで走っていきます。


モンバサで覚えた新しい技は、左折したいのにこの状態のままロータリーに突入したときに、270度回転して曲がる方法。

左車線はマタツ&トゥクトゥク専用車線みたいなもんですから、これがかなり使えました。
(ロータリーでは直進で抜ける車が多いので、左車線に移れるチャンスは多く360+270=610度回転みたいなことにはならないです)







ふぅ、ようやく普通に流れる道に入りました。


やれやれです。








左側の建物、妙に目についたので何だろうと思ったら食肉解体処理場(Butchery)なんですね。









とても真新しいスクールバス。


いすゞ製です。




ジョンさんもそうでしたが前を走ってる車からペットボトルなどのゴミがポイっと投げ捨てられるのをけっこうな頻度で見かけたり、沈船ポイントにもゴミがたくさん漂っていたりしたので、これは文化の違いなんでしょうが、何度見てもぎょっとします。


私は日本に生 まれて良かったなぁって思ってます。









再び近代的なバス。

instituteって書いてあるので「なんとか協会の送迎バス」みたいな感じでしょうか。









ここはゴミ捨て場ですかね。


何か珍しい鳥が飛んでるかと思ったら普通のカラスでした。

港町なので船に乗って海外の我々が普段目にしているカラスやスズメが渡って来て住み着いてるようです。








モンバサから離れるに連れ、雰囲気がいつものケニアになってきました。









完全に郊外に出ました。


地図を見て海岸線ドライブを期待してたんですが、残念ながら道路から海は見えないみたいです。









ケニアではマタツに使われるトヨタハイエース以外にもライトエース(ノアとかボクシー)なんかはけっこう走ってました。

逆にエスティマは全然見かけないですね。
調べてみたら北米ヨーロッパで苦戦して以来、国内専用モデルになったみたいです)

相変わらずトヨタ車が圧倒的なシェアを取っていて、日産、ホンダ、三菱、スズキあたりは見かけますが、マツダはほとんど皆無って感じです。








石の心臓だそうです。(Stone Heart)

児童小説っ てわけでは無いと思いますが、何かかっちょいい意味があるのでしょうか。







ここもアラブなんですね。
(※海岸線沿いはだいたいムスリム文化のようです)








Mtwapa creek(何と読むかわからない川)を超えて、ムトワッパの街に入ります。









この街にもリゾート施設なんかがあるんですね〜。

入るのに勇気が必要そうですが。










なるほど、この街はそこそこの規模のようです。









この街のマタツも派手派手です。

漁師町気質みたいなもんなのか、アラブの影響なのか。


そして、今までたまに見かけてもなかなか撮影できなかったコンダクター(車掌)さんが立ち乗りしてるシーンをようやく写真に収められました。



そう言えばマタツってトヨタハイエースばかりが使われてると思い込んでたんですが、よく見るとモンバサエリアは日産(キャラバン)ホーミーがほとんどのような気がします。

ナイロビは白かベージュ系の地味なトヨタハイエースばかりでしたから、文化が全然違うんですね〜。

なんとなく日本の東京と大阪の関係に似てる気がします。


帰国後に調べてみたら、ケニアではマタツのことを「ニッサン」って呼ぶ人が多く、むしろニッサンホーミーがよく使われていてそのまま名詞として定着してるみたいです。

なので、ハイエースのマタツでも「ニッサン」と呼ぶんだそうな。








このマタツも派手ですね〜。

そして、コンダクターさん立ち乗りです。


もしかして、立ち乗りがデフォルトなのでしょうか?







サファリコムやエアテルなカラーに塗られた建物。

派手派手です。









こちらも立ち乗り。

なんか、今まで立ち乗りシーンを記録に残そうと息巻いて狙っていたのがバカバカしくなって来ました。







客待ちバイクも多いですね〜。


しかし、モンバサと違ってトゥクトゥクはまったく走ってないようです。

どんな乗り物が配備されるか街によっていろいろ違っているのが興味深いです。








しかし、この規模の街でこんなにマタツだらけの街は初めて見ました。






写真じゃ伝わらない交通状況はこんな感じです。

まったくもって気は抜けません。





はいはい、立ち乗り、立ち乗り。(そう思いつつ、今まで狙い続けていた流れで写真を撮ってしまう私)


結論、ムトワッパはコンダクターが立乗りするのが当たり前の街なのでした。










普通のペースで流していたら派手なマタツに抜かれましたの図。









郊外に出ました。


この辺りは牧草や畑地帯が続くようです。

残念ながら海は見えないんですね〜。





パンク修理中のマタツ。


スマホの地図で確認すると、この先も海岸線沿いに出ることも無さそうですし、このまま行くと超危険地帯のソマリア国境に近づいてしまうので、適当な所でUターン することにしました。










ムスリムな方々。


中東を旅しているような気分になります。

(アフリカもかなりのエリアがアラブ社会なんですが、世界史に疎いのでそういうイメージを持てなかったんですよね、この時は)





マタツを見ればすぐに分かる通りムトワッパの街に戻って来ました。









こんなにたくさんバイクが客待ちしていて需要は十分にあるのですかね?

他人ごとながら心配になってしまいます。







へぇ〜、四輪バギーも公道走行OKなんですね。









ロイヤルサービスだそうです。

さぞかし最高のサービスを受けられるのでしょう。










このロゴを見ると、ここにコンビニがあるのか!と思っちゃうんですよね。









ケニアの車椅子は手のところのペダルと前輪がチェーンで結ばれていて手で漕いで進めるようになってます。

日本でみかけるような車いす用のインフラなんか整ってないので、悪路にも対応でき車道もそこそこのペースで走れるこういった道具が発展したんですね。









ナクマットのところまで戻って来ました。









こんな爆弾テロが行われるような街でSWATのTシャツは危ないだろうと思いつつ撮影。

まぁ、誰がどう見ても隊員に は見えないんですけどね(笑)




リゾートの門に到着すると、門番のおじさんが私のスマホを指さし、「これ、幾らだったの?」と、尋ねてきたので「6000KShでしたよ」と、 答えると、「安いね!!」と驚きます。


まぁ、これはガラケー機能が一切付いてないという理由で在庫投げ売りセールになってしまったという特別な事情があるからなんですけどね。

逆にケニアでは幾らぐらいするものな のか尋ねてみたら、性能によってピンキリだとのこと。
(高いのだと、たしか60000KShぐらいですかね)









大きな地図で見る
本日の走行&航行ログです









夕飯までまだ少し時間があったので、バーでジュースなんぞを頼みつつ、まったりと時間を過ごしました。(17:50)



その後、レストランが開いたみたいだったので移動します。



これまではウエイターさんに席に案内してもらってたんですが、尋ねてみたところ自分の好みのテーブルに座って良いとのことだったので、屋外のテーブルに座りました。







今日はビールも頼んでみました。(もちろんタスカービールず)









外のテーブルには足元に猫がやって来ます。


別に食べ物をねだってきたりはしませんし、口の前に食べそうなものを持って行っても見向きもしません。

純粋にここでくつろいでいるようで、撫でると喜びます。

たくさんテーブルがある中で私を指名していただいたことは光栄であります。







2皿目。


素晴らしい!



コックさんが肉を取り分けてくれる時に、「あなたは韓国人?それとも中国人?」と、尋ねてきたので「日本人ですよ」と答えると、「日本!、最高だねぇ、時 計もテレビもやっぱり日本製が一番だよ!」とおっしゃってました。

今後もそうであり続けるように日本のメーカーにはぜひ頑張って貰いたいものです。







先ほどとは別の猫です。


敷地内には2匹居るみたいでした。




21時半からディナーショーが始まるみたいだったので、そのまま席で待ちます。

なんせ、そんなものを楽しめるのは今日だけですからね。(明日は夜中にナイロビに向けて出発です。3泊と言ってもそんなもんです)



時間を持て余していたことも有り、果物を食べることにしました。

スタッフの皆さんはきちんと帽子を被って手袋もしているので、なま物を食べても問題無いだろうと判断しました。
(すでにダイビングの時にも食べましたしね)


生野菜サラダやマンゴーやパイナップルなどを山ほど盛ってきて食べました。


とても美味しかったです。








本日のショーはアフリカンスタイルの創作ダンスショーでした。


個人的には昨日の生バンド演奏のほうが良かったのですが、どうやら長期滞在者向けに1週間単位で演目が変わるローテーションが組まれているみたいでした。







ストーリー有りのダンスショーで、「惹かれ合って結ばれた若いカップルの男性 が時とともに他の女性に浮気をしたり酒に溺れたりと自堕落な生活を送るようになり、途中で「何か?」に心打たれて改心してマサイ族の祝福(呪術?)もあって元の鞘に 戻る」というようなストーリーでした。

台詞は一切なし、すべて踊りと演技で表現します。



なかなか見事なダンスショーでした。

ブラボー。



ショーが終わってから部屋に戻り、23時頃まで本を読んだり筋トレしたりしつつ時間を過ごします。



大宇エアコンの温度設定方法がわらず部屋が冷えすぎたからか急にトイレに呼ばれたわけですが、なんか少し柔らかくなった気がします。


もしかして生野菜はまずかったですかね。


あと、今回は携帯ウォシュレットを持ってきたんですが、もう初日から大活躍です。

毎回長期旅行や長期縦走登山の時は持ち歩いて居るんです が、面倒くさくてあまり使用してなかったんですよね。

こんなことなら、魔法瓶ともどももっと早く実戦投入しておけばよかったです。




----(ここから読む価値も無い超個人的な話し、ボイスメモにも残していたので自分記録用)----
本格的に寝る前に寝落ちしてしまい、浅い眠りの中で生々しい夢を観たわけですが、これが不思議なことに初めて結婚を強く意識した女性と今も生活している夢 でした。超家庭向きな性格の彼女と結婚していれば、きっと今でも夫婦生活を続けていたような気がするのですが、もしそうだとすると絶対に今ここには来てな いわけで、夢から覚めた瞬間に一人で唸ってしまいました。なんで急に思い出したんでしょう・・・
(この記録を書いていて思ったのですが、ダンスショーのストーリーが影響したのかもしれません)
----(ここまで)----




さて、ちゃんと寝ますか。


長かった旅ですが、丸一日ケニアで過ごせる日は明日でいよいよラストです。



その51へ