その53
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1月13日(日)(17日目)
1時に目覚ましをセットしていたんですが、3分前に自力で起床。
我ながらあっぱれ。
1時半に出発しようとあれこれ準備していたんですが、気がついたら1時40分。
レセプションでチェックアウトを済ませ、手首に巻かれていたバンドを切ってもらってから駐車場へ移動。
こんな時間なのに、ちゃんとポーターさんが荷物運ぶのを手伝ってくれました。
そして、何を思ったのか「あなたは一人で旅をしてるんですか?」と、こんなところでアローン攻撃。
えぇ、最初から最後までアローンですとも。
一人きりでこれからナイロビまで走るのですよ。
夜中に芝生に水を撒いてました。
ご苦労さまです。
さて、行きますか。(1:45)
リゾート施設近くのナクマットなんかが入ってるショッピングモールにたくさんの若い子達が押し寄せていて、客待ちのバイクも集結していました。
駐車場の人だかりからはビートの効いたダン
スミュージックも聞こえてくるので、パーティ会場として夜は使用されているのかもしれません。
ちなみに、ロンプラによるとモンバサは男女年齢問わず旅行者と地元住民たちのワンナイトラブ(古い(笑))の聖地なんだとか。
さらに子どもも巻き込まれて問題になってるみたいです。(滞在中は全然気が付きませんでしたが)
バイクタクシーの運転手さんは日本の警察官が着ているような黄色い反射材付きのチョッキを着ているので、遠くから見た時警察官がたくさん居るのかと思ってギョッとしました。
ふむ、さすがにモンバサといえどもこの時間は誰も走ってませんね。
しかし、問題はA109号線です。
というわけで、身構えたままA109号線に入ったわけですが、これが思いの外空いていて拍子抜けです。
いや、よくよく考えてみたら今は土曜日の深夜で、もう日曜日になってるんですね。
たしか、ケニアに到着した日が土曜日で翌日の日曜日含めてナイロビは空いていたので、これはもしかしたらもしかするのかもしれません。
あと、ちょっと計算違いだったのがガソリンスタンドが軒並み閉店になっていたこと。
土曜の夜中だからか、そもそも24時間営業の店が少ないからか・・・
途中のボイの街で満タンにしておけばレンタカー会社でメーター半分返しが出来る計算なので、ボイまで持てばいいやとモンバサでは給油しないで走りはじめちゃったんですが、少し不安になって来ました。
ボイの街はそこそこデカイので大丈夫ですよね・・・きっと。
あと、道が空いてるのは良いのですが、付いて行くべき車も見当たらないので、どうしても先頭車になってしまい、一時足りとも油断できません。
早速登場したギザギザ検問。
一応手前にサインは出てますし、対向車が居なければさすがに見逃すことは無いです。
あとは警察官に呼び止められないように祈りながら通過するだけです。
その後も検問(写真右に警察官)はいくつか通過しますが、ギザギザ板を置いてるところは先ほどの一箇所を除いて今のところありませんし、呼び止められることもあ
りません。
今のところすこぶる順調です。
雨が降って来ました。
天気が崩れるのが観光する予定のない最終日でよかったです。
故障車のビックリマーク、これ雨の夜は効果絶大ですね。
あるのと無いのと大違いです。
(一回、これを出してないトラックが路肩に停まっていて、肝を冷やしました)
抜こうと思ったら対向車が来たなんてこともたまにありましたが、基本は交通量が少ないので遅いトラックも抜きたい放題です。
今日のストレスネタと言えば、テールランプのカバーが外れていてどっち向きに走ってるのかよくわからないトラックが居たのと、カーブを曲がってる最中に対向のト
ラックが絶賛追い越し中のまま突っ込んできたのが1回ぐらいです。
行きに比べれば遥かに低頻度ですし、私自身もケニアの交通事情にだんだん耐性が付いて来またこともあって、良い感じで走れています。
たしかこの街はトラック検問やってる場所だったはず。
しかし、この日は検問が実施されておらず止まること無く通過してしまいました。
ついでに街中に営業中のガソリンスタンドを発見したのでガソリンを満タンにしておきました。
転ばぬ先の杖です。
これで何があろうともナイロビまでは無給油で走れます。
財布の現金を数えてみたところ、あと2210KSh残ってました。
空港でガソリン半分返しするためにはナイロビであと1800KSh分給油しないとならない計算なので、余裕は410KSh。
空港で何かおみやげ買って使い切るイメージですかね。
現金を持ちすぎずに細かく下ろしてきたかいがありました。
今のところすべての検問を何事も無く通過。
ボイの街に入った所で道路脇に車を停め、休憩も兼ねて夜食を頂きました。(4:00)
メニューは揚げ春巻やパン切れ、サンドイッチなど。
失敗したのはタッパを使う前にアメリカで購入したアルコール系消毒液で内側を拭いていたのですが、それに強い香料が使われていて食事に臭いが移っちゃいました。
うーむ、臭いって重要ですね。
軽く休んでから再び走り始めます。
対向車のライトは相変わらず眩しいのですが、台数が少なければなんとか我慢出来ます。
もし、A109号線を行きも帰りもこんな状態で走っていたら、評価は大分違ってたんじゃないかってぐらい順調に進んでます。
そう言えば途中でトラックが反対車線の路肩に突っ込んで横転して停まってました。
かなり派手に壊れてましたが居眠り運転でしょうか。
うーむ、計画では2時出発で10時前到着、ナイロビのナクマットでお土産なんかを買い物して11時に空港に行くって計画だったんですが、これだともうちょっ
と早く着いちゃいそうです。
昨日、レセプションのスタッフさん達が言ってたとおりでした。
たまにバケツをひっくり返したような雨が降ってきます。
両脇はツァボ国立公園のはずですが何も見えません。
ついでにハンプも見えません。
前に先導車がいない状態で走り続けていると、どうしてもハンプを見逃してしまいます。
特に街に入る手前のやつとか、街と関係ない場所に何の前触れもなく突然設置されている奴。
何度飛ばされたことやら。(ブレーキ強めに踏んで30kmぐらいまでは減速してるんですよ、これでも)
6時半を過ぎた頃にぼちぼちと明るくなって来ました。
状況を把握しやすくなったのは良いのですが、その分トラックの台数も増えて来ました。
さすがに日曜日と言えどもガラ空きのままナイロビまで駆け抜けられるわけじゃないみたいです。
お〜、ヤッタ台地。
反対車線だけでなく、ナイロビに向かう車線の交通量も増えて来ました。
たぶん、途中の街に居たドライバー達がナイロビに向けて走りはじめたんだと思います。
まぁ、増えたと言ってもたいしたことないですし、直線が続くのでまだ抜くのは簡単です。
これで晴れてたらなぁ〜。
お、パトカーなんて久しぶりに見ました。
あと、日の出とともに終了する検問が多いからか、検問サインは出てるけど警察官が立ってない場所もちらほらと出現しはじめました。
グレートリフトバレーに向けてグングンと標高を上げていきます。
時速30kmぐらいで登ってるトラックが突然追い越し車線に出てきたので何事かと思ったら、路肩に事故ったトラックが停まってました。
日曜の早朝からいろいろありますね〜、A109号線は。
なるほど、この辺りはこんな景色だったんですね〜。
ん? これは・・・・
どうやらダニにやられたようです。そこまで痒くないので気が付きませんでした。
どこでやられたんでしょう?
ボイの安宿(だとしたら、もっと早く気がつくような)じゃなければ、猫を撫で回していたのでその時かもしれません。
あのリゾート施設の布団に居るってのは考えにくいのですが、どうでしょう。
ここまで来ると、無我の境地で走り続けています。(8:00)
お、少し晴れ間も見えて来ました。
これは嬉しい!
とりあえず、旅の最後がストレスフルで悲惨なドライブじゃなくてよかったです。
またパトカー発見。
今まで全然見なかったのに、最終日になって立て続けに見ました。
すばらしいデザインセンスのバス。
これはアフリカ独特のものなのか中東やインドから持たされたセンスなのか・・・
一応よく見るとベンツなんですが、写真で確認するまで気が付きませんでした。
どこかの日本のバス会社がこのデザインで走らせてくれないかな〜?
話題になると思うのですが。
へぇ〜、ナイロビ近くにもモスクが建てられてたんですね。
なんというか、いろいろ気になるバスです。
(すれ違う寸前までゴミ運搬トラックかと思ってました)
この看板はオバマさんかと思いました。
国内、海外含めて送金手段って商売になるんですね〜。
(ケニアは治安が悪すぎて現金を持ち歩けないからですが)
それに絡む携帯の普及含めていろいろ感心させられました。
いろいろ気になるバスシリーズ、その2。 車体はピンクですが「God with us!」
本日何度目かわからない検問を通過。
これまであまり見かけませんでしたが、A109号線にはちぎれたタイヤ片がたまに転がってました。
今日はノーパンクデーで行きたいものです。
ん? 警察車両でしょうか?
延々と後ろを付いて走られるのは嫌だったので、車を道路脇に寄せて先に行ってもらいました。
これが大失敗。
兵員輸送車でした。
車間距離を取ってないと視線を浴びまくるので(東洋人は目立ちますからね)、ゆっくり走る輸送車の遥か彼方後ろをしばらく付いて行くはめに。
まぁ、今日は予定より大分早く着きそうですし、のんびりとヤッタ台地でも眺めながらまったりと行きますかね。
セメント工場らしき建物も登場しました。
ナイロビはもう目の前です。
いろいろ気になるバスシリーズ、パート3
これ、トラックを改造してバスにするんですかね?
それともこの状態でメーカーが販売してるんですかね?
このデザインのバスだと何も感じないぐらい見慣れました。
最初にケニアに来た頃はフロントウインドウとか違和感ありまくりだったんですけどね〜。
なんか、(てっちゃんだった)幼少期によく見た国鉄80系車両を思い出しちゃうんです。
うーむ、またまたバーストタイヤ。
なんでコカ・コーラ売ってるところに朝っぱらから人が集まってるんだろうと思ったら、コカコーラデザインのバス停でした。
いよいよナイロビ郊外の片側2車線区間に突入。
ツァボに行く前に半泣きになりながらここを走ったなぁ〜。
大抵のことには驚かなくなりましたが、まだまだいろいろあります。
ちなみに、ここの制限速度は小型乗用車は120km、トラックでも80kmまではOKだったはずです。
世の中いろんなデザインのトラックがあるもんですね〜。
いろいろ気になるバスシリーズ、パート4。
ちょうど検問から開放されたところのようです。
そりゃ止められるわっていう怪しさです。
警察官はこちらを見ることすらしないので、もう上がり時間だったのかもしれませんし、乗用車はターゲットじゃないのかもしれません。
ナイロビまであと17km。
今8時過ぎですから、6時間半ぐらいで走ってきたことになります。
ちなみに6時間半というのはGoogleMapでルート検索した時の想定時間です。
さすがGoogle!
さきほどのパート4のバスです。
私と変わらないペースで追い越し車線を走ってます。
なんだろう、あの赤のバッテン。
潰れたんですかね?
さて、いよいよ空港前を通り過ぎ、ナイロビ市街に入って来ました。
気になるところが皆無のパーフェクトな真新しいバス。
(気になるところが無かったことをメモ撮影)
初日にナイロビを走った時にはまったく気が付きませんでしたが、ナイロビでもこうやってバス停近くでバイクが客待ちしてたんですね。
パーフェクトバスシリーズ、パート2。
なぜかバスが気になる今日このごろ。
個性豊かだからですかね?
トラックの販売ディーラーです。
トラックだとヒュンダイも進出しますね。
さすがコカ・コーラ。
なかなか洗練された007とのコラボプロモーションです。
シボレーの看板。
アメ車もケニア市場に頑張って進出しようとしてますね。
FOTON?
調べてみたら中国の北汽福田汽車(ベイチーフォトンきしゃ、Beiqi Foton Motor)でした。
値段はぱっと見、日本の同クラス車の7〜8割ぐらい。
ケニアでの各国自動車メーカーのシェア争いは今後どうなっていくのでしょうか。
興味の尽きないところです。
ナイロビの街灯(があるんですよ!)は鳥のデザインでおしゃれだなぁって思ってたんですが、、、
これが生きてる鳥だと気付いたのは最終日の今日でした。
そりゃ、木にとまって羽を広げたりすりゃ誰でもわかりますが、街灯にとまってる奴は微動だにしないんですよ。しかも最初に見たときは1つの街灯に1匹ずつ同じ方向に向い
て綺麗にとまってましたし。
お、インプレッサWRX。(たぶん)
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