2013年スイストレッキング&ドライブ旅行記
その7
その6へ戻る









スーパーで菓子パンとコーラを購入。

スイスでは山小屋を除けばどこでもクレジットカードが使えると聞いていて現金は最低限しか持ち歩いていなかったのですが、20フラン以下の支払いとかだとカードは受け付けてくれないんですね。

なんだかんだで現金が底をつきそうです。








大きな地図で見る
次の目的地(グリンデルワルト)に向かって移動を開始します。









写真は時速80kmで走ってるのに商用車に抜かされ置いて行かれるの図。









このタイプの(ベンツとかの)商用車は峠道でもかなりペースで走っていることが多いです。










一昨日走った岩壁地帯を抜けていきます。









いや〜、迫力満点ですね〜。









アニヴィエ谷の終端まで来ました。











つづら折れの道を一気に下っていきます。









そしてポプラ並木みたいな道を再び走り、、、









フィスプの街の手前で左折して別の峠道へと入っていきます。









正面には再び山頂付近に雪を頂く高山が見えてきます。









この道はブラッテンという小さな村で行き止まりになっており、ここからはカートレインで峠を超えることになります。

カートレイン、一度乗ってみたかったんですよね!

なので、わざとこのルートをチョイスしてみました。









Kasseが現金(キャッシュ)のことだろうと判断して、そのレーンを走っていきます。









お〜、あれがカートレインですね!

すでに何十台もの車が乗り込んでいます。









料金所で料金を支払い(2300円)、案内に従って先に進みます。









なるほどプラットフォームと車両が同じ高さなんですね。









列車に乗り込み、そのまま前の車(たまたまトラクターでした)が止まるまで一緒に走っていきます。


後で気がついたのですが貨車の連結部をまたぐように車を停めたらダメなようです。



私は列車のかなり後部に乗ったということも有り、10分ほどで満車になったらしく列車がスルスルと前に進み始めました。(15:55)








うわ〜、、、、これは不思議な感覚!

運転席に座って何もしてないのに勝手に車が前へ進んで行きます。









程なくしてトンネルに入り、あとは延々とトンネルの中を進んでいきます。


トンネル内でVISP方面に向かう特急列車なんかとすれ違います。

もし、チューリッヒからツェルマットなんかに列車で向かったら、このトンネルを通過するんだと思います。







10分ほどでトンネルを抜けました。

フルカ峠なんかもカートレインで越えられるのですが、確かにこれなら安全、楽ちん、最速で峠を越えられそうです。








反対方向のカートレインと擦れ違います。











駅に到着し、駅だからまっすぐなのかと思いきや線路ともども曲がった狭い貨車の中を延々と前の車両まで走って行き、、、











プラットフォームに降り立ちます。










そして、何事もなかったかのように道路へと出て、ドライブは続きます。

日本の青函トンネルにもカートレイン走らせばいいのに〜、と、この時思いました。

(八戸や大洗便を知った今となっては無くてもいいいやって思ってるんですが(笑))








カートレインで私の前に乗っていた車が大量に走っていることを想像し、いちいち抜くのは諦めてペースに任せて走り続けます。

(だいたい60km〜70kmペース)


そう言えばカローラ(特にワゴン)がやたらと走ってるなぁって思っていたら、シュコダ・オクタビアというチェコ製の車でした。







シュピーツ(Spiez)の街でインターラーケンの案内看板に従い右折。(16:45)









トゥーン湖を左手に眺めながら8号線をひた走ります。










インターラーケンで右折、グリンデルワルト(Grindelwald)を目指します。

ガスに隠れている山はお目当てのアイガーだと思います。








到着!!(赤NC優先で私のメガーヌは写ってません)(17:30)


日本人には超有名な街だけあって、グリンデルワルト駅前で日本語が飛び交うのはツェルマットと同じです。


と、言いつつ私はグリンデルワルトという街自体の存在を出発数日前まで知らず、今回の旅の行き先候補にすら入れてませんでした。


ただ、グリンデルワルトについて調べてみたら一度は観てみたかったアイガーのすぐ側の街だとわかり、それが理由で行きたい気持ちはありつつもすでに調べた候補地優先で計画を立てていました。


天気予報を調べている時にジナル周辺に居るよりもこちらのほうが天気が良いことが判明し、アニヴィエ谷を早々に撤退し急遽こちらにやってきた次第です。


今は曇天ですが、明日明後日は快晴のはずです。


というわけで、グリンデルワルトについてたいした情報も持ち合わせていなかったので駅前の日本語の通じる観光案内所(これがまた大人気で日本人でごった返してました)に顔を出して最新の天気予報を確認してから明日のホテル(というよりも山小屋スタイルの簡易宿泊施設)を確保しました。

今思えば自分で電話かけて予約すればよかったですが(予約手数料1000円なり)、駐車場情報や明日泊まるホテルへ向かうゴンドラの最終時刻を教えてもらえて助かりました。


あと、天気予報を信じて売り切れる可能性があるというユンフフラウヨッホ駅までの往復チケットも購入。







本日の宿(昨日、標高3200mの山小屋からネットで予約)は朝食のみで抑えているので駅前のファストフード店(と、言いつつ調理に15分待たされましたが)のハンバーガーを頬張ります。

かなり美味しかったです。

ハンバーガー1個1000円という日本人からしたら信じられない価格ですが、これまで2500円ぐらい払っていたので、これでも大分安く済みました。








するとすぐにおこぼれを狙ってスズメたちが足元に集まってきました。

よく見てますね〜。




あとは現金が心もとなくなってきていたので、ATMで現金を引き下ろしました。



さて、宿に向かいますか。



ふむ、さすが安宿、、、相変わらず街からかなり離れてます。

車がないと辛い距離です。






宿に到着。

やはり宿泊者の皆さん車で来てますね。(18:30)


駐車場にはレンタカー(ステッカーが貼ってあったりするのでわかります)が8台ほど停まってました。







大きな地図で見る
本日の走行&歩行ログ





ここの受付のおじさんもとても親切丁寧な対応で、明日朝早く出て始発列車でユンフフラウヨッホに登りたいと伝えたら、朝食をお弁当(ランチパック)に切り替えてくれ、鉄道駅近くの駐車場の場所なんかも丁寧に教えてくれました。










安宿ですから当然ドミトリーです。


同室は韓国人の若者たちばかりの様子。


食堂にも韓国人の年配の夫婦が居たので、どうやらここは韓国人に人気の宿のようです。そして、皆さん当たり前のようにカップラーメンなんかをベースに自炊してました。

レンタカー借りて町外の安宿に自炊で宿泊、スイス旅行を安くあげるんなら合理的なスタイルだと思うのですが、日本人はあまりこういうことしないですよね。

日本人はホテルに金をかける傾向があるので、たぶん街中の良いホテルに泊まってるんだと思います。



とりあえずグリンデルワルトに関する情報をほとんど持っていなかったので、リビングルームでひたすらネットで調べ、シャワーを浴びてからベッドに入りました。



その8へつづく