ブラジルドライブ旅行記 15

目次










ジェイゴーさんの指示で分岐を左に曲がります。


一応、昨日説明を聞いていたとおりですが、ガイド役の人が居てくれると安心です。









未舗装路が続きます。







しばらく走ったところでゲートが登場し、ジェイゴーさんが止まるように指示を出したので車を停めたのですが、そこには車が一台停まっているだけでスタッフらしき人はおらず、様子を伺った後に素通りしました。(写真は帰りに撮影したものです)


本来はここにスタッフが居て、入出場を管理しているのでしょう。







道の状態はあまり良くないですね〜。


一人っきりだったら、この道であってるのか少し不安になっていたかもしれません。



たまにアグーチなんかが道路に飛び出してきますが、あまりに逃げ足が早すぎてさっぱり撮影できませんでした。







先ほどの分岐から30分ほど走ったところで、レフヒオ(小屋)の案内看板が登場しました。


ここに滝があるのでしょうか?




というわけで、看板からほどなくレフヒオに到着です。(10:00)



そして、駐車スペースに車を停めて降りた途端、、、






超レアと聞いていた赤いコンゴウインコが目の前に飛んできました!











ここで飼ってるんですかね?
ベニコンゴウインコ ( Green-winged Macaw 、Ara chloropterus










ジェイゴーさんが指差すので頭上の電線を見上げると、昨日の夕方探しまくっていた青のコンゴウインコが停まってました。



これはもしかして、、、








うーむ、やっぱりそうか・・・



なんか私の中でコンゴウインコの希少価値が一気に下がってしまいましたよ(笑)










こんな写真も簡単に撮れちゃいます。











せめて背景ぐらいは自然の木がいいですね〜。











しかし、飛んでるシーンだけはうまく撮影できません・・・


たくさん居るとは言っても、どこのインコがどのタイミングで、どの方向に飛ぶのかまったく予想ができないのです。










どうしても出遅れて後ろ姿になっちゃいます。











強引に写したらピントすっぽ抜けでした。



残念!








このレフヒオにはコンゴウインコ以外にも野生の鳥がいろいろ居着いていました。
 Unicoloured Blackbird (Agelasticus cyanopus)










こちらは鴨の仲間。











若い男性三人組が微妙にデザインの違う青いTシャツを着て敷地内を歩いていたのですが、コンゴウインコに威嚇されまくってて笑ってしまいました。


どうやら、青い服だったのでコンゴウインコに同種の侵入者と勘違いされたみたいです。



この3人が歩いて来てから周辺のコンゴウインコ達が騒ぎ始め、3人の周囲を飛び始めたのですが、襲われるわけがない我々の頭上を1匹のコンゴウインコが3人組に向かって低く飛んでいった時に驚いたジェイゴーさんが急に後ろにバックしてきて、「襲われる三人組」を撮影しようとしていた私のデジイチにおもいっきりぶつかって玉突きでデジイチが私の顔面に直撃したのでした。

ついでにフィルターのフレームがひん曲がってガラスにヒビが入りましたが、幸いレンズ本体には影響なしでした。


ジェイゴーさんがバツの悪そうな顔をしていたので、「問題ないよ」と引きつった笑顔でお返事しました。


その後、3人組が近くに居たファミリーから餌になりそうなパンをもらってコンゴウインコにあげたら、さっきまで威嚇してたのに急に懐いてしまったのには驚きました。


なんと現金な。


というわけで、襲われてる図の撮影は出来ませんでしたとさ。



そんなこんなで、コンゴウインコを眺めながらかれこれ30分以上ここで待機してるわけですが、いったい我々は何をしてるんでしょうか?


周囲を見渡すと昨日の夕方、逆光の中で撮影してあげようとして失敗したカップルもここに来て待機しています。


私とほぼ同じスケジュールで動いているのでしょう。



そんな私を見かねたジェイゴ−さんがレフヒオのスタッフと何やら話をして、シュノーケルとマスク、そしてライフジャケットを借りてきてくれました。


どうやら、他に待っている人たちを差し置いて、私のために滝に行くツアーの時間調整をしてくれたみたいです。(予想)








というわけで、我々だけ先に出発することになりました。(10:50)




来た道を5分ほど戻ると、来るときには気が付かなかった分岐があり、ジェイゴーさんの指示で脇道の方へ入ります。


こりゃぁ、知ってないと絶対にたどり着けませんね。









分岐から少し進んだところに駐車場がありました。

どうやらここに車を停めて歩いて滝に向かうようです。



トランクから荷物を取り出そうとすると、なぜか巾着袋が水浸しになってました。


なんだろうと思って巾着袋の中を確認すると、魔法瓶の蓋が少し開いていて出発前に購入した冷えた水が巾着袋の中にこぼれているでは無いですか!

(魔法瓶はワンタッチで開く便利なものなのですが、ロックをかけていないとこういうことになるのでした)


せっかく買ったのになぁ・・・


まぁ、こぼれてしまったものは仕方がありません。









さて、駐車場からは前情報通り登りが続きます。










私は普段からトレーニングと称して20kgのザックを背負って生活しているので、このぐらいはまったく問題ないのですが、逆にジェイゴーさんは辛そうでした。











駐車場から20分ほど歩いたところで滝が見えてきました。


エメラルド色のきれいな滝壺です。










お〜、なかなか迫力のある滝じゃないですか!(Cachoeira da Serra Azul、青の滝)


私が到着した時には団体さんが15名ほど残っていて、ちょうど今から引き上げようとしているところでした。




実は着替える場所が無いということを知らなかったので、「まぁ、いいや」ということで、人目も憚らずに海パンに履き替えました。

(一応あさっての方向向いて着替えましたけど)









というわけで、滝壺スイミングにチャレンジです。(撮影:ジェイゴーさん)


私が水に入るときにはすっかり誰もいなくなって貸切状態になってました。











あれ? ここも魚が居るんだ。










では、さっそく入ってみましょう!










へぇ〜、紹介ページに書かれていたのかもしれませんが、読み飛ばしていたので嬉しい誤算です。












さすがに昨日の泉ほどの透明度ではありませんが、これだけたくさん魚が群れていれば十分です。


というか、ここは滝を楽しむ場所ですしね。











滝直下にて。(ジェイゴーさん撮影)


この写真だと滝壺で溺れて助けを求めているように見えますが、本人は喜んでいる様を全身で表現したつもりです。










滝近くから見上げたところです。

この付近の水深は5m以上ありました。

(なのでライフジャケットをつけさせられますが、今ひとつ泳ぎにくかったので、途中で岸に上がってライフジャケットは脱いじゃいました)












今日も晴れてくれて良かったです。



ちなみに右下に写っているのは私の勇姿を写し終わって待機場所に戻ろうとしているジェイゴーさんです。






潜ったり、魚を観察したり、滝を眺めたりとなんだかんだと30分ぐらい水遊びしていたでしょうか。


先ほどレフヒオで待機させられていた団体さんが到着して、水中が
一気に騒がしくなったので水から上がりました。


そして、再び明後日の方向を向いて着替えてしまいました。








小腹が減ったのでアンパンを頬張ります。


ジェイゴーさんにも食べるように薦めたら遠慮したのか断られてしまったのですが、強引に半分渡して食べてもらいました。

食べてからは顔に笑みが浮かんでいたので、味は問題なかったはずです。




いやぁ〜、それにしても貸し切りできるタイミングで泳げて良かったです!



ありがとう、ジェイゴーさん。






その後は借りたライフジャケットやシュノーケルセットを返すために一旦レフヒオまで戻りました。



そう言えば紹介ページに滝周辺のエリアは野鳥が多いって書かれていたんですが、それほど見かけなかった気がします。


鳥を探しながら歩けば見つけられたんですかね?






レフヒオに到着してからジェイゴーさんがシュノーケルセットを返しに行ってる間に再び飛翔するコンゴウインコの撮影にチャレンジしてみました。








これが一番まともに写せた写真かも。



後は宿のお姉さんに発行してもらったバウチャーをレフヒオのスタッフに渡してツアーは完了です。


ジェイゴーさんが居なかったらポルトガル語の説明では何をどうしたら良いのかわからず、途方にくれるところでした。




さて、宿に戻りますか。







ありゃ、スコール雲が湧いてますね。


雷も発生してるみたいで、滝に行ってる時に雷雨を喰らわなくてよかったです。




帰りの道中でも大きなアグーチが道路を駆け抜けて行ったのですが、やはり撮影が間に合いませんでした。


というわけで、いつ何が飛び出してても撮影できるように心の準備をして車を走らせます。








それで撮影したのがこの写真。


自転車の部品を運んでいたおじさんの風貌が妙に渋かったので、つい、、、、、











こちらは早朝にも見かけた目の赤い鳥で現地ではキャロキャロ(Quero-quero)というんだそうです。
Southern Lapwing (Vanellus chilensis)


つまり、そういう声で鳴くんだそうです。




というわけで、ちょうどお昼ぐらいに宿に戻って来たので、追加料金を支払ってここで昼食をいただくことにしました。



食堂スペースに入ると同時に笑顔一辺倒だったジェイゴーさんの顔つきがスタッフのそれに変わり、すぐにてきぱきとテーブルの片付けにとりかかっていたのが印象的でした。


感謝の意を込めて後でチップを少々お渡ししたら、すごい喜んでくれました。
(もらえると思ってなかったのかも)







メニューは基本昨日と変わらずですが、美味しいのでまったく問題なしです。(13:15)








その16へつづく