ブラジルドライブ旅行記 37

目次








さて、2本目のブリーフィングが始まりました。


「Cavo Artemidi」というポイントです。


日本語に直訳すると、掘削船アルテミディ号。


名前の通りこれまた沈船ポイントで、ここがダイビングショップBahia Scubaのイチ押しポイントです。



さて、どんなポイントなんでしょうか。



さっそく行ってみましょう。


ウエイトを先程より1kg足して海に飛び込みました。









おぉぉぉぉ、さっきのポイントよりもっと魚が群れてる!




しかも水がクリアー!


これでもコンディションとしては平均的なんだとか。


すごいじゃないですか、サルバドール!







素晴らしい!






いやぁ、たくさん群れてて私は幸せいっぱいです。










最近(1980年)沈んだ船ということで、かなり原型をとどめています。








他の方々は沈船探検を楽しんでいるみたいでした











私は船からちょっと離れた場所で魚の群れと戯れてました。
(透視度が良いからこそ出来る技)









ケニアのモンバサの海も事前知識がなくて予想外の素晴らしさに感動させられましたが、サルバドールも負けず劣らず素敵な海です。



以下、Gif動画集です。








(1)砂底を漁る魚 その1









(2)砂底を漁る魚 その2








(3)砂底を漁る魚 その3









(4)胸鰭のきれいなオコゼの仲間








(5)群れ群れ その1








(6)群れ群れ その2








(6)珍しいルックスの魚









(7)群れ群れ その3








(8)群れ群れ その4 オヤビッチャですかね?








(9)たまには船内を覗いてみたところ








(10)ようやく一回だけ見られたハンティングシーン










(11)私が大好きなニザダイ科の魚の群れ









はぁ〜、あっという間に終わっちゃいました!












2本目の動画編はこちらから。

動画の高画質版はこちらから。








船に上がって、喜びのあまりガタイの良い器用で優しいお兄さんに「素晴らしい海でしたね!」と言ったら、ものすごいチャーミングな笑顔の反応が返ってきました。











あとはマリーナに戻るだけです。



マルシオさんに「日本人はほとんどサルバドールの海のことを知らないと思うんですが、本当に素晴らしい海でしたよ」と、声をかけたら、急にマルシオさんの顔が私の20cmぐらい前まで迫ってきて、


「そーなんだよ! ダイビング雑誌はちっとも取り上げてくれないし、外国から来たやつらはサルバドールに来ても飲んで買い物して踊ってファッ◯するばっかりで(この時、マルシオさんの腰が前後に動いるのが視界の片隅に見えてたので、こちらは表情筋を動かさないよう耐えるのに必死です)、ダイビングなんかに見向きもしねぇんだよ!こんなに素晴らしい海なのにおかしいと思わねぇか!? それに、ダイバー自体も・・・」


と、熱いマシンガントークが2〜3分ぐらい続き、最後はお互いの顔の距離が15cmぐらいまで縮まっていたような気がしました。


しかも、その間一時も目を逸らさずに見つめ合ってました。



マルシオさん、熱すぎです。



そして、ひと通りマルシオさんの話を聞いた後に握手をしてからお礼を伝えました。









相変わらずきれいなビル群ですね〜。


マルセロさんに「明日は潜らないの?」と質問されたので、「今日だけなんですよ。明日からサンパウロに向かわなきゃならないので」と答えたら、「そりゃぁ、残念だね。明日のポイントもすごく良いのに」ということで、なんと常連さんたちは皆さん明日も潜るんだとか。


それで明日の行き先の中に「Cavo artemidi」が含まれてなかったんですね。


てっきり私が初心者扱いされて、外されたのかと思ってましたよ。


でも、今日の海を見た上で、「明日も良いポイントだ」と言われると心惹かれるものがあります。


あぁ〜、2週間程度の旅だと、どうしてもいろいろ見逃しちゃいますね〜。


また潜りに来ようっと。








余韻に浸りながら沖合に並ぶフェリーを眺めます。










旧市街のエレベーターが見えてきました。









この辺で常連の皆さんと今日のダイビングを祝して握手をしたのですが、握手の仕方は2種類あって、握って握りなおして拳を軽くぶつけあうやり方と、握り直しだけのやり方があります。


映画なんかではよく見るのですが、実際にやろうとすると、うまいこと阿吽の呼吸で同じ動作ができなかったのがもどかしかったです。


そして、最後まで皆さん優しい人ばかりでした。


英語が普通に話せますし、平日に2日連続でダイビングに行けるぐらいなので、生活に余裕がある方ばかりなんでしょうね〜。










港についてからはダイビングショップまで「DIVE GIRL」パンツの女性の荷物を運ぶのを手伝って差し上げました。(12:50)



別れ際にマルシオさんとマルセロさんがメアドを教えてくれたので、後で海の映像を送りますと約束してからお別れました。


帰国後に改めてサルバドールのダイビングについて調べてみたところ、サルバドールの少し南に島があって、そこもダイビングポイントになっていたので、次回はそちらも検討してみようかと思いました。
ここの掲示板に少し情報が上がってます。




さて、お次は旧市街観光をしますか!



と、その前に銀行でお金降ろさなきゃ。



しかし、ナビの目的地をセットしようとしたら、ネットに繋がらなくなってました。


幸い、銀行のある場所は朝通過したときに確認したから知ってますし、道順も行きの道を逆走すればいいだけだったので、そのまま出発しました。







うっへ〜、やっぱり混んでますね〜。


渋滞することで有名なブラジルの都市部ですが、こうやってまともに食らったのは初めてです。


その渋滞を利用してスマホの充電ケーブルを路上で販売しているあたり、商売魂のたくましさはアフリカそっくりです。



さて、Banco do Blasil(銀行)への道ですが、一回だけ分岐の選択を間違えて明後日の方向へ走っちゃったんですが、うまいことリカバリーできて無事に到着できました。


2種類あるATMのことも承知済みなので、まったくもって順調にお金を引き落とすことが出来ました。


ちなみに、ここは銀行専用の駐車場がなかったので近所に路駐する形になるんですが、縦列駐車の前後幅がパリ並みで(車と車の間が1m以内)、ぶつけずに停めるのは私には不可能だったのと、一番銀行から遠い列の端っこの(前にしか車が停まってない)場所が偶然空いていたので、これ幸いとそこに停めて、暑い中、銀行までえっちらおっちら歩きました。



さて、お金も引きとせましたし、旧市街観光に行きますか。




いやぁ、しっかし、ギア操作は相変わらず慣れなくて5速発進エンストをやらかしてしまいましたよ。(エンストまで至らなかったことなら数知れず)


まぁ、エンスト自体は大したミスではないのですが、街中でやると恥ずかしいもんです。



相変わらずネットが繋がらないのでナビが使えないのですが、ダイビングショップの近くが旧市街だったので、朝と同じ道を走れば問題ないでしょう。




って、思ってたら、分岐を間違えました!




うっへ〜、Uターンできないし、どうしよう・・・








ん? この対向車線との間にある道路はなんでしょう?













あぁ、バス専用レーンなんですね。



いったい何本の道路が平行して走ってるんでしょう?


確認してみたら、一番外側に生活用道路、その内側に私が今走ってる幹線道路、一番内側がバスレーンの登り下り車線、その向こう側に幹線道路の反対車線、一番外側に生活道路と、合計五本の道路が平行に走っている状態でした。



これ、歩行者が道路を渡るのも大変でしょうね〜。



ついでに私がUターンするのも大変です。







いや、しっかし、サルバドールっ子の運転は相変わらず荒っぽいですねぇ。



こちらが車線変更しようとしてウインカー出したら逆に車間を狭められてしまったので、「名古屋みたいだな〜」と思いつつ、わざわざ車間を詰めた運転手の顔を見たら若い白人女性ドライバーでした。


白人も黒人も老若男女関係なし、文化なんですね。



なんてことを考えながら走ってるうちに、さらに分岐を間違えました。



その後も、どちらに進んだら良いのかわからない分岐やらUターン不可の中央分離帯、入れると思ったら入れない一方通行の道が登場し、自分の意志に反してどんどん旧市街と関係ない方向に走って行ってしまいます。







ついに 旧市街があるのとは全然違う方面の海沿いに出てしまいました。


それでも海沿いにぐるっと回って走れば旧市街方面にたどり着けるかと思ったのですが、一方通行と工事中のセットであえなく撃沈。










明後日の方向に進む度にリカバリーを試みたのですが、交差点だと思ったら立体交差で曲がれなかったり、入りたい分岐で他の車にブロックされて入れなかったりと、あらゆる試練が襲いかかってきます。

さらに、後ろから常に荒い運転の車に煽られてる状態なので、落ち着いてスマホの地図を見る余裕すらありません。



運転が荒いことで有名なケニアのナイロビでも「マタツ」と道路に飛び出してくる歩行者だけを気にしていればよかったのですが、ここでは半分ぐらいの車がめちゃくちゃ荒い運転をしているので、まったく気が抜けません。


なんか、昨日の夜に迷わずに宿の近くまでいけたことや、今朝も遅刻せずにダイビングショップに辿りつけたことが奇跡に思えてきました。(後で冷静に振り返ると、両方共GoogleMapナビが使えたからですが)








きっと歴史ある建物なんでしょうが、迷い込んだだけなので、何がなんだかさっぱりわからないまま通過していきます。











あ、この灯台は知ってます!


要塞として使われていたみたいで、サルバドールの観光案内に必ずと言っていいほど登場していました。(バーハ要塞)



なんか、道に迷ったせいで観光ドライブになっちゃってます。



よし、今度こそは順調に走ってるぞと思っていたら、最後の最後の小さな分岐で選択ミスしてしまい、それに気がついたと同時に「まだぎりぎり間に合う!」と、車線変更しようと思ったのですが、後ろから煽っていた車が私が入りたい方に加速しながら突っ込んできたせいで飛び込めず、結局行きたい方向に行けないまま明後日の方に向けて走り始めてしまいました。



はぁ、、、、またか、、、、



よし、わかった!



今朝のダイビングショップ(マリーナ)経由で行く道にこだわるのはやめよう!



一度内陸に入ってから旧市街に向かおう。







ということで、方針を変えて再チャレンジです。










ありゃ、あっさり旧市街手前まで来ちゃいました!




なぁ〜んだ、今朝の道にこだわらずに内陸側から向かえばよかったんですね〜。









その38へつづく