ブラジルドライブ旅行記 45

目次









帰り道、岩山の道からLavras Novasの街を振り返って眺めているところです。











再び岩山の道です。










すごい景色で楽しいんですが、残念ながら1kmにも満たない距離です。


もうちょっと探検気分を味わせてくれても良いんですけどね〜。










そうそう、行きは反対車線だから気にならなかったのですが、道路が一部崩壊してたんでした。











そして、再び絶景区間に入りました。




そう言えば、15時にはオウロ・プレットを出発してサンパウロに向かうつもりだったのですが、あまりにも景色が良かったので、ついついここで16時半まで遊びまわってしまいました。


それでも私はこの周辺の名物の鉱山にも滝にも行ってませんし、他にも見落としたポイントがいろいろあることを考えると、オウロ・プレット周辺だけで3日間ぐらいのんびりしても良いんじゃないかってってぐらい楽しいエリアでした。

(オウロ・プレットは日本人にも人気の観光地らしく、日本語で書かれた旅行記が山ほどありますよ)








さーて、行きますか!











って、カーブの手前のバンプは勘弁!











相変わらず景色が良いので、たまには車から降りて休憩がてら景色を堪能してるところです。











景色の良い道メモ撮影。(1)











景色の良い道メモ撮影。(2)











景色の良い道メモ撮影。(3)











魔法瓶が空になってしまったので、途中で見かけた売店で炭酸水と「チョコラーク」というアイスキャンディを購入しました。(16:45)

5.5レアル。(250円)














チョコって書いてあったのに白いなぁと思っていたら、中にチョコが入ってました。



なるほど。



って、このチョコがカチンコチンに凍っていて固いのなんの(笑)


味は小学生の頃、50円ぐらいで売ってたアイスと同じ感じです。





アイスをパクツキながらしばらく走って行くと、対向車がパッシングしてきました。


またトレーラーが事故でも起こして道を塞いでるんですかね?



と、思っていたら、、、









やっぱり、故障で停まってました。


ベンツ製の古いトラックです。










さて、絶景地帯が終わった辺で、だんだん日が傾いてきました。(17:00)











眠たくなってきたのでスマホに入ってる曲を聞いてみようかと思ったのですが、車載デッキにAUX-INコネクターがついてて持参のケーブルで接続はできたんですが、デッキをどう操作してもうまく音が鳴りません。
こんなとことなら、最初にデッキの使い方の説明を受けた時に、ちゃんと確認しておけばよかったです。


幸い、ラジオからごきげんなブラジリアンPOPSが流れてきたので、これを聞きながら走ることにしました。


ちなみにVoyage号の車載デッキは今どきの車だけあってCDを入れるところは無く、代わりにUSBやSDカードが挿せるようになってました。


来年からは(このことを覚えていたら)USBメモリーで持ち込もうと思いました。










BR383号線に入ってからは交通量も少し増えてきました。

(増えたと言ってもたかが知れてますが)








(2)のサン・ブラース・ド・スアスイ(São Brás do Suaçuí)の村に入りました。










先ほどの地図の縮尺では名前すら出てこない小さな村ですが、歴史の有りそうな教会が残っていました。











引き続き広大な牧草地の中を走っていきます。











穏やかな丘陵地帯に牧場が見渡す限り広がっています。











もう、延々と牧場の中を走り続けています。


これがロードスターでドライブしてるんだったら、最高のシチュエーションなんですけどねぇ〜。




なんて、少しきつめの坂を登っていたら、後ろから走ってきたVoyae号にぶち抜かれました。


我が目を疑いつつエンブレムを確認すると、Voyageの横に1.6の文字が書かれています。



うーむ、あれが1600ccエンジンのパワーか。


確かにこの小さな車体に1600ccのエンジンだったら余裕あるパワーを得られるでしょうね〜。








ひたすら牧場が続く景色の真ん中にて、小休止。











そして、どこまでも牧場ドライブ。











いつまでも牧場ドライブ。











やっぱり牧場ドライブ。





一生牧場が続くんじゃないかってぐらい、牧場の景色が続きます。




さて、この丘陵牧場地帯を皆さんけっこう良いペースで走っているわけですが、たまに思い出したかのようにガードレールが設置されているのを見て、「そういえば、ほとんどのカーブにガードレールがついてないけど、運転をミスしたら牧場に転げ落ちるんだよなぁ」と、しみじみ思いながらカーブを抜けていきます。








これはサイロですかね?











(3)のサン・ジョアン・デル・レイ(São João del-Rei)の街に入りました。









ここら辺では一番大きな街です。(って、後で調べたら人口10万人にも満たない街でしたが、歴史のある街です)



ミナスジェライス州独特の地方ルールだと思うのですが、左折専用車線が無い交差点で左折する時には一度右側の路肩に車を寄せて先に直進車を行かせて、曲がれるタイミングになったら路肩から出てきて左折するという車が少なからず居ました。(日本で言えば、片側1車線道路で右折するときに対向車が来ていたら、一度路肩に逃げて後続の直進車を行かせ、右折できそうになって後続の直進車が居なければ右折するという流れです)

なかなかお行儀の良い走り方だと思いました。


あと、クイアバやサルバドールでは青信号の残り時間をカウントダウンするタイプでしたが、こちらでは赤に変わる15秒前からカウントダウンが始まるタイプで、普段は数字が出ないようになってました。


連邦制だと、本当に地方によって色々変わるもんですね〜。






ちょいと大きめのショッピングセンターがあったので、ここでお土産を買っておくことにしました。(18:50)

あまり早いタイミングでチョコレート類を買うと気温の高さで溶けてしまうと考え、ぎりぎり粘ったのがこのタイミングだったというわけです。









相変わらず圧倒的な陳列量です。



あれ? 大型スーパーの割にはちょっと値段高いような気がします。


サンパウロ近郊の比較的大きな都市のお店なのに。


(って、この時は不思議に思っていたのですが、帰国後に改めて調べてみたら街は10万人にも満たない規模でそこまで大きくないですし、サンパウロに近いと言っても、まだ500kmはあるので、ちっとも近くはないのでした。日本で言えば岩手県の花巻市(東京から500km、人口10万人)のショッピングセンターで「東京から近いのに!」って言ってたようなもんです。ブラジルに来て相当感覚がおかしくなってました)



さて、これでサンパウロに到着するまでにしておかなければならないことはすべて完了しました。



あとは頑張って運転してどこかの宿に泊まり、明日の早い時間にレンタカー返して、Kさんの案内でサンパウロ観光を楽しむだけです。




頑張るぞ〜!(19:15)









歴史情緒ある街ですね〜。












wikipediaによると、この街はミナスジェライス州で巻き起こったゴールドラッシュや鉱物をポルトガルへ搬送するための中継点として興され、その後はこの都市近郊でも金が取れたため大いに栄え(バロック調の建物もたくさん残っているそうです)、現在は農業や冶金などの主要産業に加えて、教育水準の高さ、観光都市としての側面やエコツーリズムで名を馳せる街として発展を遂げているんだとか。



オウロ・プレットにチラデンテス広場がありましたが、そのチラデンテスが生まれたのがこの街なんだそうです。




さて、GoogleMapナビによると空港近くのレンタカー屋さんまで残り6時間42分。



これはかなり正確な残り時間のはずなので、明日の朝9時半にレンタカー屋さんに到着することを考えると、今日はあと5時間弱は走っておきたいところです。



ということは、宿の到着予定時刻は24時。


うーむ、オウロ・プレット近辺で遊びすぎてしまいました・・・









まぁ、とにかく気合で走り続けましょう。











程なくサン・セバスチャン・ダ・ビトーリア(Sao Sebastiao Da Vitoria)という小さな村に入りました。











コジャレたデザインのランチ専門店があったので、夕飯目的で立ち寄りました。(19:50)










細長い揚げ物とミートパイを頼んで6レアル(270円)。


外のテーブルで白人のカップルが仲良く食べていたので、私も真似して彼らの隣のテーブルで頂きました。



細長いのはチーズを揚げたもので、ミートパイ含めて両方共美味しかったです。


さすがガソリンスタンド併設の店とは味が違います。



空いたお皿をレジに返し、車をバックさせて道路に出ようとしたら、突然「ピー!」っと、口笛を吹く音が聞こえたので、音の鳴った方を振り返ると、テーブルに座ったカップルが二人して全力で何やら指差しています。



その指差す方向を見てみると、私が先ほどまで座っていたテーブルにデジカメがぽんと置いてあるではないですか!



いやぁ、親切な人達で助かりました!



もし、二人が心優しい人じゃなかったら、危うくカメラとこれまでの写真データを失うところでした。


慌てて回収しながら二人にお礼を言い、手を振りながら出発しました。(彼女さんのほうが可愛らしく手を振り返してくれました)



旅も終盤戦にさしかかりましたが、気を抜かないようにしないとダメですね。







その後は夕焼けのきれいなBR265号線をひたすら走っていきます。



たぶん周囲は相変わらず牧場が続いてるんだと思いますが、もう見ることは出来ません。










その46へつづく