4月12日(土)





先日小早川元主査とお話させていただいた時にドライビングレッスンの受講を勧められ、それをきっかけにせっかくスポーツカーに乗ってるのだから人生で一回ぐらいはサーキットを走り方を教わって走ってみようと思いたち、タイミングよくOさんからドライビング・レッスン「Beadriver.マツダ・ドライビング・アカデミー」が開催されることを教えてもらい、早速申し込んで富士スピードウェイに行ってきました。






このレッスンを選んだのはマツダがメインスポンサーとして正式に協力してるということもありますが(主催は富士スピードウェイ)、ビギナークラスではヘルメットも手袋もレーシングスーツも4点式ロールバーも必要ないという気軽さが理由でした。









富士スピードウェイ、というか、本格的なサーキットに人生ではじめて来ました。


こういう看板を見ると盛り上がりますね〜!




しかし、レッスンの集合場所がわからずにのっけから敷地内で迷子になりました。

(まさかいろいろなイベントが同時開催されているとは思っても見ませんでしたし、敷地内がこんなに複雑で入り組んでいるとは思ってもみませんでした。(見つけられなかった原因は参加しているマツダ車が全てピット裏の車庫に入っていたからでした)



15分ぐらいさまよった後になんとか集合場所を見つけ出して受付を済ませてゼッケンをもらって貼り付けました。






ゼッケンを貼り付けると、なんか自分の車が無闇矢鱈とかっこ良く見えて、一人でニヤニヤしながら眺めておりました。



車の中の荷物は全部降ろせとの事だったのでトランクの中に入れっぱなしにしたものを出したのですが、参加者中どう見ても私の車が一番小さいのに一番荷物が多く、この後レッスンが終わって家に帰ってからトランク内の断捨離を決行しました。








さて、まずは座学からです。









協賛のマツダ社からも宣伝を兼ねて人馬一体をテーマに講演会を開いてくれるみたいです。









なんと山本主査による「人馬一体」の講演でした。



山本主査には初めてお会いしたので、どんな話をされるのか興味津々です。




以下、文章だけですが山本主査講演メモです。



マツダが人馬一体という言葉を使い始めたのは1989年発売のユーノスロードスターから。今はマツダが発売する全車の共通コンセプトであり、マツダのキーメッセージ。「Be a Driver」、「ZoomZoomZoom」を体現する言葉して使用している。

メードイン広島であるということの意味。広島には1200年の歴史を持つ厳島神社(歴史、伝統)、広島原爆ドーム(平和)、広島城の桜(美)があり、これらがマツダの企業文化に影響を与えている。

マツダが最初に発売したマツダグリーンパネルのキャッチコピーは「青春溌剌(はつらつ)、安全平和」だった。

我々は当時から今まで単に移動手段としての車を届けているわけではない。こんな規模の小さな会社がそんなことをしていたら潰れてしまう。熱烈なファンに愛されるメーカーであり続けなければならない。

それには作り手が汗かくことが必要。良い車は楽に作れるもんじゃない。

車に乗ると笑顔になれ、車が人生のかけがえのないパートナーと思える。それらを実現する中心コンセプトとして人馬一体がある。

人馬一体 → 動かした瞬間の気持ち良さ → 軽やかさ

       → 意のままに動かせる楽しさ → 理にかなった動きとフィードバック

我々が提供する価値1、安心快適で思い通りに動かせる、これが笑顔を生む

我々が提供する価値2、何度も乗りたいと思える良さ。それが得られるためには車の動きに対して「気付き」が得られ、それを「実感」し、「深め」「極め」ながら車への「関与」を高める。そして、その流れが運転スキルの向上につながる

車とのコミュニケーションとは、認知・判断、→ 操作(力)、→ハンドル・エンジン・サス、→挙動・慣性力・G、→フィードバック というループで行われる

キーワードはリニアな反応。スカイアクティブのキーコンセプト。フィードバックの質に対するこだわり

自然なドライビングポジションが取れること。自然とは自然に座った状態で必要な情報が見やすく操作がしやすいということ。アクセラではコンパクトFFのホイールハウスの問題(アクセルペダルが左に寄る)を解決するために前輪を50mm前に出した。

カーブを曲がるときに発生する減速G・横G、加速G、これをグラフにカーブの最初から最後まで描いた時にきれいな丸としてつながるように仕立てている。

フィードバックについて。例えば手応えの無いハンマーは道具として使い辛いものとなる。包丁で豆腐と大根を切るときに手応えが違い、それが手に正しく伝わることで包丁をうまく使えるようになる。車でもそういう事が重要。

プレマシーから車が向きを変える動き(ヨーイング)と横G発生のタイミングが一致するようにこだわるようになった。これまでのマツダ車はヨーイングが先に発生してから横G(旋回運動)が起こっていて、これがギクシャクする原因になっていた。

想像していた加速イメージとの一致。人間は「これから加速させるぞ」というときにアクセルを踏むと同時に脳内で無意識に計算が行われ、加速によって頭が後ろに倒れないように首の筋肉を緊張させる。その間0.2〜0.3秒。この首の筋肉を緊張させるのと同じタイミングで実際の加速が始まるようにこだわっている。これが期待通りの加速ということになり車との一体感につながる。


メモ、ここまで。


というわけで、これまでのインタビュー記事なんかで出ている情報以上のものはありませんでしたが、山本主査の人となりが感じられる良い講演でした。



その後、本日のメイン講師となる寺田陽次郎氏によるパイロンコースを走るための座学講座を受けました。



安全上の注意などのかたっ苦しい話になるのかと思いきや、寺田氏の話が大変面白くてわかりやすく、笑いながら聞いてるうちにあっという間に座学の時間は終わってしまいました。
この時、「車にABSが付いてない人って居る?」とおっしゃったので、勢い良く手を上げたら私一人でした。
まぁ、そりゃぁ、そうですよね。。。
(ちなみに今回、ビギナーエキスパートあわせて60台ぐらいの参加があってNAは私1人、NBも1人、NCはけっこういらっしゃって、アクセラとかアテンザ、RX-8あたりの比率が高かったです)



座学が終わるとすぐに富士スピードウェイ本コースの体験走行が始まりました。


人生初サーキットで最初は大喜びで走っていたのですが、先導車のペースは(当たり前ですが)かなりゆっくりで、コースを覚えた2週目以降はかえってストレスが溜まってしまいました。


いつかスピン上等で本気で走ってみたいもんですね〜。




続いて昼食タイム。






高級重箱弁当なんて久しぶりに食べましたよ。(。もちろん前回食べたのも自腹じゃなくて、余りのおこぼれ)



この時に他の参加者の方とも軽く話をさせていただいたのですが、「初めてマツダ車を買いました」という方が意外に多かった気がします。(特にアテンザ乗りの人)









さて、ここから本番のパイロンコース走行になるわけですが、ビギナーコースは参加台数も多いので(たしか40台ほど)、「パイロン走行」と「マツダ車試乗会」の2組に別れることになってました。(カメラは車庫に荷物と一緒に置いてきてしまったのでスマホで撮影)



というわけで、まずは「マツダ車試乗会」に参加することになりました。


用意されている車はアテンザディーゼルセダン、アテンザガソリンワゴン、アクセラ1.5の4WD、アクセラディーゼル6MTの4台。

それぞれにマツダのテストドライバーのトレーナー(社内テストドライバーを育てる役をしている、マツダの広報曰く「トップガン」級の腕前を持つテストドライバー)や広報の方、あとは山本主査が同乗してくれて、車についてあれこれ説明をしてくれたり質問に応じてくれるというゴージャスな試乗会です。< br>
特に順番決めとかはしないで「ご自由にお乗りください」ということだったので、まずは迷わずにアテンザディーゼルセダンに乗り込みました。(発売されたばかりのアクセラはやはり人気がありました)

助手席にはトップガンの方。年齢としては30歳そこそこぐらいの若い男性。

さらに後部座席には参加者の方が2人ほど乗り込んできて4人乗車でスタート。


富士スピードウェイの敷地内で4kmぐらいのコースを走らせてもらいます。


私が運転している間中、休むこと無くトップガンの方がアテンザの良さを流暢に次から次へと説明してくれるので「セールスマンってわけでもないのに、どうしてそんなに説明がお上手なのですか?」と、率直に質問してみたところ、「それはマツダ車を愛してるからです」と、即答で返ってきて「さすが!」と、思ってしまいました。







その後、試乗開始地点からパイロンコースを見下ろせるようになっていたのでしばらく眺めていたのですが、けっこう皆さん本気で走らせてますね〜。(スピンした人やパイロンにあたった人も居たとか居ないとか)

眺めていたらちょっと緊張してきました。


この日はかなりの薄着で行ったのですが、春だというのに意外に寒くてじっと立ってられなかったので(上着などの荷持はコースに出る前に全て車から下ろしてきてしまいました)、たまらずに、出発直前のアテンザワゴンの後部座席に座らせてもらいました。


しかし、さすがに後部座席じゃ何もわかりませんね。

乗り心地は現代の車そのものでしたし、寒くなくて快適でしたけど。



試乗会は思っていた以上に人気がなくて(参加者の多くがアクセラやアテンザに乗ってる方ですし、参加した目的はパイロンコース走行のほうなのでしょう)試乗車が空き始めたので、アテンザワゴンに乗らせてもらいました。


実は先ほどセダンに乗った時にトップガンの方からワゴンとセダンでハンドリングが違うという話は聞いていたのですが、確かにそのとおりでした。
あと、ガソリンとディーゼルの違いもあって、個人的に買うならガソリンのワゴンだなと感じました。(ハンドルとアクセルのレスポンスが乗り比べると明確にわかるぐらい違い、好みによって別れる部分だと思います)


さらに、しばらく後になって山本主査が助手席に乗ってくれるアテンザディーゼル6MTも空いていたので、これにも乗らえせてもらいました。


しかも、この時は後部座席に乗りたいという人も居らずに二人っきりになれたので、あれやこれやと話を聞かせてもらい、個人的にとても楽しいドライブになりました。
ドライビングレッスンに参加して山本主査と二人でドライブできるなんて思ってなかったので、これは嬉しい誤算でした。



アテンザ6MTの感想ですが、北海道で借りたフィットなんかに比べると格段に運転して楽しい車に仕上がってると思います。(値段も倍ぐらい違うので比較するのもどうかと思いますが、それにしても燃費だけを追いかけてる印象の最近のホンダとマツダのフィロソフィーの違いは大きいと思います)<br>
直前の講演で山本主査がおっしゃっていたとおり、期待通りに車が動きますし、フィードバックも十分に感じられました。

これならワインディング走行も十分に楽しいと思います。


-------------(以下駄文)-------------

しかし、これは私だけが感じることだと思いますが「人馬一体」という言葉には特別な思い入れがあり、それを謳った以上、ロードスターと同等の走りをするんだろうと期待してしまい、アクセラやアテンザを走らせながら「う〜む、これで人馬一体って言われてもなぁ」と感じてしまったのも事実です。
レンタカーで借りたBMWの5シリーズやルノーメガーヌ(両方共ディーゼル車)、あとは友人の車でよく乗り回したプジョー206なんかも「よく出来た運転して楽しい乗用車」だったので、これらと同時に乗り比べてみないと、「さすがマツダ車!すごい!」とは言いきれないところが、マツダファンとしては釈然としない部分ではありました。

そういう意味ではこのアクセラのコマーシャルで長友選手が言ってる言葉には素直に頷けます。


そりゃぁ、普通乗用車のパッケージングの中で味付けレベルで勝負してるんですからロードスターと比べて自ずと限界があることはわかるのですが、だからこそ「人馬一体」という言葉についてはもっと大事にして欲しいなぁと思ったというのが、この時の試乗会の偽らざる感想でした。

というよりも、言い出しっぺのマツダ社が「人馬一体」を改めて定義しなおしたわけですから、私自身が「マツダが言うところの人馬一体」というものを捉え直さないといけないんですね。


ちなみにロードスターの人馬一体を支える要素は、、、

(1)一体感
---ドライバーが路面の状況と車の晴雨のバランスを車に問いかけながら、人と車が一体となって車を操る楽しさを実現すること。

(2)ダイレクト感
---すべての操作が打てば響くようにドライバーの意のままに反応する車とすること。

(3)タイト感
---常に適度な緊張感を醸し出すこと。

(4)走り感
---走りの絶対性能はもちろんのこと、それ以上にドライバーの体感性能を優先すること。

(5)爽快感 ← これは時によってあったりなかったり

というわけで、緊張感よりも快適性を求める乗用車とはそもそも目指している方向性が違うわけですし。

スイスのドライブで電子制御バリバリで車重もロードスターよりはるかに重く、RRという特性をものともしないで車との一体感あふれる痛快な走りを体験させてくれたポルシェ991で感じたことを含めて、思うところの多い体験試乗会でした。

-------------(駄文終わり)-------------


さて、ようやく前半組のパイロン走行が終わり、我々後半組の順番が回ってきました。


まずは実際に車を使ってシートポジションの取り方から説明が始まり、いよいよコースに出て1台ずつ走行することになりました。





コースは最初にパイロンによるジグザグ走行から始まり、そこから定常円を1周半、そしてフル加速、ハンドルを少し切りながらフルブレーキというコースです。



特に「こういうことに気をつけて走りなさい」という事前の説明もなかったので、安全マージンは残しつつ様子を伺いながら走ってみました。


全台走り終わったところで寺田講師の車の助手席に乗せてもらうメニューに移ります。


やたらとオートエグゼのパーツが着いたガンメタのNCが準備され(寺田講師がオートエグゼの社長だとはこの時は知りませんでした。多分ご本人の車なんじゃないかと思います)、寺田講師が運転する車の助手席で「どう走るのか」体験走行を一人ずつさせてもらいます。


1人目を乗せて走って行ったのを眺めていると、パイロン走行時にエンジン音が「ブォン!、ブォン!」と聞こえてきたところで「あぁ、そういうことか!」と、何をすればよかったのかようやくわかりました。
要はハンドルで曲がるのではなく、アクセルで曲がれってことのようです。
定常円もスキール音からしてタイヤの限界を使ってインギリギリを回ってますし、フル加速、フルブレーキもメリハリ満点。なるほど。

私の順番が回ってきたので助手席に座らせてもらい、運転の様子を助手席からしっかりと眺めさせてもらいます。


傍から見てるとたいしたスピードも出て無さそうですし、簡単そうに曲がってるように見えましたが、実際に体験してみると左右の切り返しのタイミングはかなり早く、定常円もこれ以上何かをしたら即スピンしそうなギリギリのスピードで内側のパイロンに当たりそうなラインで回っていきます。

いやぁ、さすがでございます!

寺田講師は特に何も語ったりはしませんでしたが、とりあえずやることはわかりました。


「では、次がラストの走行になります」


と、進行の方からアナウンスがあり、事前に6本はコースを走れると聞いていたので我が耳を疑ったのですが、前半と後半のチーム入れ替え時間がかなりおしていたので、どうやら進行上のミスがあったみたいです。(前半走行チームはきっちり6本走ったおかげで後半チームが走る時間が2本分しかなくなってしまった)

まぁ、おかげさまですっかり人気の無くなった山本主査と同乗できるアクセラディーゼル6MTドライブというのを体験できたので良かったのですが、寒い中延々と待っていただけの他の人達は釈然としないものを感じただろうなぁと思います。


というわけで、何をすれば良いのかわかってからの走行は次の1本のみ。


一台に1つずつ無線機が渡され、寺田講師からのコメントが直に聞こえる体制が整いました。

先に走った人についても、フルブレーキが完了したタイミングで「いいねぇ、良くなったよ!」「もう少しアクセル踏んでも良かったかな」というような寺田講師からのコメントが無線機から聞こえてきます。
ただ、自分の車の中で待機していると走行そのものは見えないので、どんな走りをしてどんなコメントをもらったのかはわからないのですが、だいたいの人が「いいねぇ!」と褒められておりました。


さて、いよいよ自分の順番が回ってきたので、アクセル操作で回ることを前提にしたスピードで最初のパイロンコーナーに入っていきます。


私のぎんがみ号は91年式ながらサブフレーム剛性の強化はかなりなされており(特にリアは溶接までして補強してます)、前オーナーが大事に乗っていたこともあってボディのヤレも少なく、車高は低くサスも固め、前回のエンジン交換の時に補機類を全てNBのものに交換したのでアクセルレスポンスが(16ビット化で)良くなり、トルクは下から上までフラット、低回転でもトルクが出るのでコーナー時の微妙な調整時に扱いやすく、トルセンLSDに交換したのでパワースライドも容易、自分が5台乗り継いだロードスターの中で最も後輪のコントロールがしやすい状態に仕上がってます。なので、この課題はなんとかうまいこと通過したいと気合が入っております。

ハンドルで車が方向を変え始めると同時にアクセルを強く踏み込んで後輪の力で車の向きを変え、パイロンが真横に来たところでアクセルを完全に抜いてエンジンブレーキで前輪に荷重をかけながらハンドルを反対に入れて頭の向きを反対に変えていくという流れを繰り返して行きます。

しかし、エンジンブレーキだけだとパイロンを超える度にスピードが増していってしまい、最後のパイロンのところでスピードが出過ぎた感覚に陥り、とっさにブレーキをチョンと踏んでしまいました。(寺田講師のお手本走行時は一度もブレーキランプは点灯してませんでした)
内心で「やっちゃった〜」と思いつつ、最後のパイロンを通過してすぐにハンドルを切り返して定常円に入ります。

ここはタイヤの限界点を体で感じつつ一定速度でスキール音を出しながら可能な限りインに寄せて1周半周り、ハンドルを戻しながらフル加速体制に。ここは我ながら上手く出来ました。

さすがのNAの加速力でも2速は使いきっちゃって3速に上げたいんですが、もう目の前にブレーキングポイントが迫ってきたのでどうしようか迷ってるうちにブレーキングコーナーに突入したのでフルブレーキ。

時速60km以下だとポンピングする必要は無いらしいのですが、つい癖でポンピングしつつ車を停止させると同時に、無線機から「100点!」という寺田講師のコメントが聞こえてきました。


運転に全神経を使っていたので一瞬何を言われたのかわからなかったのですが、少し考えてから「100点満点だよ」と褒められたことに気が付き、この瞬間から少なくとも3日間ぐらいは顔のニヤケを抑えることができなかったように思います。
(いったい何人の人に「気持ち悪い人!」って思われたことか)






100点もらったのが小学生の時以来で嬉しかったというのもあるのですが、自分が愛してやまない今のロードスターと一緒に一発勝負でコースを走って「100点!」と言われたのが、「君たち人馬一体だね!」と言われたみたいで嬉しかったです。(写真は最後の集合写真を撮るときに、たまたまこのポジションを取れたので記念に写したもの)


その後の総評コーナーでもいの一番に「43番」とゼッケンナンバーを呼ばれ「安定感抜群だったね」とコメントを貰って鼻の下を伸ばし、寺田講師のサインを貰う時も、わざわざ「100点」と書いてもらうというのぼせ上がりっぷりでございました。



とは言え、個人的に自分の走行が100点満点だったと思っているかと言うとそんなことはなく、また機会があったらパイロンコースなんかを使って車のコントロールについてもっともっと練習を重ねて「人馬一体」をさらに感じられるようになりたいなぁって思っております。



さて、この日は知り合いの方も別のドライビングレッスンで富士スピードウェイにいらしており、座学会場に戻るときに一瞬お会いすることが出来ました。



というわけで、人生初サーキット、(たったの2回しか走るチャンスが無かったことを除けば)大変良い体験が出来ました。


かなりお手軽に参加できますので、みなさんもぜひどうぞ。

(さすがに次回からは運営も手慣れてきて、2本しか走れないってことは無いと思いますよ)

マツダによる公式のレポートはこちらから。






4月27日(日)






Oさんからのお誘いで日本野鳥の会主催の「探鳥会」で高尾山へ。



登山が好きな割には人生初の高尾山です。



というか、探鳥会ってすごい人気なんですね!


まさか50人近い参加者が居るとは思いませんでした。




そして、、、、






うーむ、知っては居ましたが、この人の数。(これは探鳥会参加者ではなく一般の登山者の方々)


こんな状況で鳥を見つけられるのでしょうか?









というわけで、ヒヨドリとかカルガモ、ハシボソガラスとか、、、って、探鳥会に参加しなくても見られるような鳥ばかり眺めつつ、山頂を目指します。


しかし、そこはさすが日本野鳥の会会員の方々(5名ぐらい参加されてます)、鳥の鳴き声を聞いただけで、「あれは◯◯」「これは△△」と、鳥の名前を教えてくれます。


そう言えば一度だけケーブルカーの駅近くの高い木の頂上に停まっていた「オオルリ」を見つけてくれた時は、「おお!」って思いました。




そして、そんなこんなで昼食時間。(場所はケーブルカー駅のちょっと上の記念碑がある広場)


ここで、どんな鳥を何匹見たか(鳴き声を聞いたか)を報告しあって今回の探鳥会の基礎資料をまとめる「鳥合わせ」を行ってから現地解散。







特に山頂に対するこだわりもなかったので、そのままケーブルカーに乗って下山してしまいました。


やはりバードウォッチングは冬に限ります。

(木の葉っぱが無いので観察しやすいのです)



この日からしばらく「良い双眼鏡が欲しい」熱に浮かされ、安いのを2つほど買ってしまいました。本気で良い奴は年末大ジャンプまでにもうひとつ買う予定です。(完全に沼にはまってるような・・・)





5月3日(土)





本当は4連休を使って九州に行く予定だったのですが、天気予報を見て尻込みしてしまいました。
(結果論としてですが4日間とも九州の何処かに晴れてる場所はありました。天気予報を信じするぎるのも問題なぁと反省した次第です)



金曜日時点の天気予報によると日本全国安定して晴れるのは4連休のうちの最初の土日だけみたいだったので、軽く青森なんかで「2食付きの温泉宿」にでも行ってのんびりすることに決めたのですが、思い立ったのはGW前日、さすがに空いてる宿は一軒もなく、「じゃぁ岩手、ならば秋田、宮城! 山形!」と、宿が見つからないまま候補地が南下していき、最終的に見つけたのは長野県白馬のスキー客向けペンションでした。(温泉は無し、ただし近くに公衆温泉あり)







というわけで金曜日の夜は久しぶりの車中泊(高速のPA)、そして久しぶりのビーナスライン。


GWだから激混みかと思いきや、案外空いていて拍子抜けでした。



やんしーさんからブログのコメント欄を通じて「TABさんの元気無いので会いに行くように」という指示を受けていたので、TABさんに「ビーナスに来てますよ〜」とメールを打ったのですが反応なし。


奥さんに捨てられたのかバイクで立ちゴケしたかわかりませんが、返信が出せないぐらい相当元気が無い様子。とりあえずTABさんの自宅方面に向かって「元気だしてね〜、すぐに再婚できるさ!」と声をかけてから再出発しました。









まぁ、まだ新緑手前のシーズンですしね。










標高の高い場所なんかだと桜が満開でした。









偶然見つけた「四十九院のコブシ」。

菜の花も満開で見事でした。

(TABさんならこの写真の意味がわかることでしょう)










そして、GW前日まで空室があった(不人気宿の)割には料理が美味しいペンションでよかったです。

ただし部屋は駐車場側で北アルプスが部屋から眺められなかったのが少し残念。


まぁ、贅沢は言えないですね。

と、ここでTABさんからメールが届きました。


どうやら(理由は怖くて聞けなかったのですが、たぶんついに家族が家出をしたらしく)明日は私の相手をしてくれるそうです。


よかった、よかった。






翌朝は日の出のタイミングで散歩に出て、朝日を浴びる北アルプスを眺めておりました。


先週の探鳥会では近くで見られなかったオオルリが普通に居て、さすが長野って思いました。










というわけで、TABさんと合流。

写真のタイトルは「家族が突然居なくなった!」


いろいろショックなことがあっただろうに、カラ元気なところが痛々しいのですが、理由は聞かないことにしておきました。









ドライバーの元気は無いのにエンジンの音だけは元気の良いTAB号とツーリングへ。


TABさんは長野県民なのに長野のことは「定点観測地点」と「田んぼ」と「車から頑として降りない奥様」、あとは「駐車場の清掃」の事ぐらいしか知らないみたいなので、なぜか私が案内することになりました。









というわけで「四十九院のコブシ」を再訪しました。


やはり晴天だと花の色が映えますね〜。









TABさんのブログに私が出てましたが、こんな写真を撮ってました。
(要は人工物を消したかったのですが、消したついでに虫が入り込みました(右上))



というわけで、次のポイントに向かって走り始めたのですが、県道と町道のとある小さな交差点でやんしーさんが向こうから走ってきて、お互い右折のタイミングだったのでクラクションを鳴らしてこちらの存在を知らせました。(お互い1分でもタイミングがずれてたら会えないところでした)


なるほど、私に「TABさんに会いに行け」と言ったからには、自分も会いに行くかと長野県まで走ってきたのかと思いきや、「TABさん、なんでこんなところ(長野県北部)に居るんですか?」という衝撃の発言。



TAB「(家族に捨てられて時間が余ったところで)ぎんがめさんに誘われたので、、、」


ぎんがめ「やんしーさんがTABさんに会いに行けと言うから、、、」


やんしー「・・・・あぁ!、そうだった!」




というわけで、蓋を開けてみれば私に「TABさんに会いに行け」と指示を出したことはすっかり忘れ、自分は長野県に来ておきながら元気を失ったTABさんに会う気はさらさら無かった酷い人だったことが判明した瞬間だったのでした。

(もしくはTABさんが長野県に住んでいることを忘れていたのどちらか。いずれにせよ酷い)








というわけで、ブログ長い隊の面々によるツーリングが開始されたわけです。


普通に考えれば


TABさん(心もとないけどたぶん長野在住) > やんしーさん(たしか隣県の岐阜住民だったはずですが、みんカラを見る限り岐阜に住んでる気配はほぼ無しで長野ばっかり走ってる) > 私 (ばりばりの東京ボーイ)


の順に長野県の道を知っていることになるんでしょうが、なぜかこのエリアに限っては私が一番詳しいということで、私が先導する流れになりました。








というわけで、国道406号線を東方面へ。









途中、奥裾花方面を覗いてみたりもしたんですが、今年は土砂災害で通行止めなんですよね〜。

これは昨日行こうとして行けなかったので知っていました。









TABさんが406号線を走るのが初めてというのはわかるのですが、やんしーさんも初めてというのはかなり意外でした。









県道好きの私が「良い道」と認める数少ない国道のうちの1つです。









新緑の季節は良いですね〜。







というわけで、道の駅で蕎麦を食べて(あまり美味しくない)から、ソフトクリームを食べました。

こちらはソフォーレ使用、まさか、こんな場所でソフォーレを食べられるとは思いませんでした。

ソフォーレって何?って方はニッセイのアイスの種類を御覧ください。


だいたいの原価はこちら。つまり、ソフォーレはニッセイの最高峰アイスってことになります。< br>
このクラスを使ってる店は良心的、酷いところになるとラクトアイスクラスのものを平気で350円とか400円で売ってたりするので注意が必要です。

ニッセイのソフト使用で夕張メロンとか厳選いちご等と同じ価格でバニラを売っていたら、それは十中八九安い原価のソフトクリームです。





TABさんはそのソフトクリームを一生懸命激写。

しかし、肝心のソフトがお尻の下に落ちちゃってるのに気がついてない様子。



さて、ここで解散とあいなりました。



TABさん、家族の絆が再び取り戻せたり、「クララが立った!」みたいなノリで「奥さんが車から降りた!」というシーンがみられて今より元気になれるといいですね!
(追伸、TABさんのご家族、GW終了とともに帰宅したそうです。めでたし、めでたし)



やんしーさん、御岳の片隅で死体ショットを楽しんでる暇があったら、たまにはTABさんに会いに行って元気づけてあげてくださいな。(というメッセージをお返ししておきますよ)








で、私は新潟経由で東京へ帰ることに。








何も考えずに戸隠を抜けようとしたらすさまじい観光客渋滞に巻き込まれて、神社の前を抜けるだけで1時間近くかかりました。

恐るべしGWの戸隠。









私のブログを普段から読んでらっしゃる方はご存知かと思いますが、上越、中越にはロードスター向きの最高の道(県道、農道、マイナー国道)がたくさんあるので、それらを駆け抜けて楽しみました。



さて、あとは関越に乗って東京に帰るだけ!









というところで、最後の峠がまさかの通行止め。


ちょうど近くにスーパー銭湯ライクな温泉があったので、そこでオープン走行で冷えた体を温めなおし、迂回路を使って遠回りしてから関越に乗りました。








なんとSAでソフォーレやロイヤルバニラよりも上のグレードのアイスが売ってました。

大阪と渋谷のパイロットショップでも食べられますし、この後、他のSAでも何箇所か見かけました)


ちなみに価格も最高値で500円です。


味は濃厚系、okazakiさんは気に入るんじゃないでしょうか?


(私はどちらかと言うと、バニラ感や牛乳感が強くて甘くないすっきり系が好み。ニッセイで言うと北海道の大沼で売ってる「北海道ソフトクリーム」が好物。とはいえ、食べたいときに好きなアイスが食べられないので最近はアイスクリームメーカーを購入して生クリームやエバミルク、卵を使って自作するようになりました)

そして、連休残りの2日間は九州地方のアメダス日照を見ながら、行かなかったことを後悔しつつ自宅で過ごしたのでした。




以上です!