2014年 海の日三連休 宗谷、利尻、礼文ドライブ旅行記




海の日三連休は北アルプスで登山をするつもりだったんですが、残念ながら今年も梅雨明けが遅れて長野地方は曇天・雨の天気予報が出されていました。


逆に連日晴れそうな雰囲気だったのは九州と北海道という両極端なエリア。


北海道は去年の海の日三連休にも行ったばかりだし、九州の最高気温は30度を超えていて、とても快適にオープンエアドライブできるような状況じゃありません。


しかし、これ以外に選択肢が無いので、ひとまず北海道に行き先を決め、各エリアの天気予報を細かく見てみると、鉄板で3日間とも晴れそうなのは地形的に有利な網走地方のみ。しかし、これだと本当に去年とまったく一緒になってしまうので、次点で良さそうな予報が出ていた宗谷地方を狙ってみることにしました。
久しぶりにサロベツ原野や宗谷丘陵に行ってみたいですし、利尻礼文は北海道に7年も住んでいたにもかかわらず未訪問のまま残っています。というわけで、天気予報が変わったらキャンセルすればいいやと、必要なフェリーの予約を全て入れておきました。


というわけで、毎日天気予報を注視していたわけですが、日を追う毎に天気予報が変わっていき、結局出発寸前の木曜日時点では当初に比べてかなり悪い予報に変わり果ててしまっていました。連日の曇天じゃぁ行っても意味が無いなとキャンセルをしようかどうしようかと悩んだんですが、つい先日天気予報に踊らされてGWに九州旅行を逃した反省もあったので、「結果的に悪天でもいいか!」と開き直って行くことに決めました。


北海道まで金曜午後に東京を出発してロードスターで自走するパターンはこれで3回目です。


初回(去年の海の日三連休)はキャンセル待ちということもあって、積み込み台数の多そうな津軽海峡フェリーに時間の余裕を持って翌朝の便に乗りました。


2回目(富良野MTG)は朝4時の青函フェリーに前倒したんですが、まだ余裕がありました。




というわけで、今回は大雨の東北地方を駆け抜け、深夜2時の青函フェリーで函館に渡りました。




7月19日(土)






フェリーの中で熟睡してる間に函館港に到着。(朝6時過ぎ)



天気予報通りあいにくの曇天ですが、気にせず走り始めます。



わざわざ遠回りしてセイコーマートでザンギと手作りおにぎりを購入してから、一路稚内を目指します。



すると、札幌近辺に到着したあたりで晴れ間が広がってくるじゃないですか!



良い方向に外れてきたので、今後に期待です。



しかし、誰ですか、砂川サービスエリアのソフトクリームを全国ランキング(2010年度)2位に押し上げた人は!

すごい行列ができてたから、ついつい買っちゃったじゃないですか。

というか、最近アイスクリーム(ソフトクリームじゃないですよ)は簡単に自作できることと、原料を工夫すればどこまでも自分好みに仕上げられることがわかってしまい、すっかり外で売ってるソフトクリームを美味しく食べられない体になってしまいました。。。




まぁ、それはともかく、北海道も高速道路の整備が進み、昔は考えられなかったような時間で留萌までの移動をこなし、時間がもったいないので昼飯もセイコーマートで済ませ、、、







いっきにサロベツ原野まで来ました!



いやぁ、相変わらずの絶景!




海の向こうには明後日登る予定の利尻岳も綺麗に見えています。




その後、稚内で宿泊場所にするつもりのキャンプ場を下見してから宗谷丘陵へ。
(今回の旅行は寸前で行くことを決心したので稚内の宿は余裕で取ることが出来ず、稚内市街中心部の裏山にある無料のキャンプ場でテント泊することに決めました)




函館からの道中、ずっと宗谷岬近辺が晴れ上がらないかアメダス日照を確認していたんですが、日本海側の稚内までは晴れ上がっているのに、宗谷岬だけは日が照っていないようです。



というわけで、 宗谷岬近辺に到着した時は案の定ガスってたんですが、展望エリアで少し待っていたら徐々に晴れ上がってきました。







ヤッホー宗谷丘陵!


このまま待ってればどんどん晴れるんじゃないかと考え、道道889号線から道道1077号線を使う周遊コースを2周回ってしまいました。というか、この道が楽しすぎて天気関係なく2周しただけなんですが。


ついでに宗谷岬も2回行きました。貝殻の道もちょろっと見に行きましたが、いつかドピーカンの日に再訪することにしました。



ちなみに気象庁発表の日照データは以下のとおり。


宗谷岬 2014年7月19日 (1時間ごとの値) 一覧
降水量(mm)気温(℃)風速・風向(m/s)日照
時間
(h)
雪(cm)
風速風向降雪積雪
10.015.47.3東南東
//////
20.015.56.0東南東
//////
30.015.55.7東南東
//////
40.015.65.2東南東
//////
50.015.75.4東南東0.0//////
60.015.55.3東南東0.0//////
70.015.54.30.0//////
80.016.04.3東南東0.0//////
90.016.74.9東南東0.0//////
100.017.85.20.0//////
110.018.04.90.0//////
120.017.85.60.0//////
130.017.25.10.0//////
140.017.45.30.0//////
150.018.04.30.0//////
160.018.15.2東南東0.0//////
170.018.05.0東南東0.1//////
180.017.45.2東南東0.7//////
190.016.75.0東南東0.0//////
200.016.55.0東南東0.0//////
210.016.13.5東南東
//////
220.016.44.0
//////
230.016.54.9東南東
//////
240.016.33.9
//////



本日晴れ間が見えたのは私が居た赤枠の1時間ぐらいなもんで、3周目の後半ぐらいに再びガスり始めてしまいました。


そういう意味では、その時間に宗谷丘陵に居たのはすごくラッキーでした。







逆に宗谷丘陵で遅くまで遊びすぎたのでノシャップ岬(納沙布岬じゃないですよ)の夕日には間に合いませんでした。

(水平線に浮かんでる船は利尻礼文と結んでるフェリーです)



夕飯に好物のスープカレーを食べて(美味しかったです)若い店主と常連の若い白人女性(fromUSA、日本語堪能)と世間話で盛り上がり、港近くの立派な共同浴場でひとっ風呂浴びてから、冷えた水の買い出しにセイコマートに向かう と、、、







セイコーマートの真ん前でシルバーNA乗りの方とすれ違った後にわざわざ引き返してきてくれたので、オーナーの若い男性の方とお話することが出来ました。


なんでもこれが「最北のNA」ということらしく、他にも稚内市内にNB、NC乗りの方もいらっしゃるとか。
(赤NC-RHTの人とはたぶん宗谷岬付近でスレ違いましたし、NBも見かけたかもしれません)


地元の情報なんかもいろいろ教えてもらい、シルバーNA同士の有意義なミニ稚内ミーティングとなりました。


楽しいひと時をありがとうございました!




裏山のキャンプ場(正式名称は稚内森林公園キャンプ場)は無料ということもあってか想像してたよりも(というか下見した時 よりも)混んでいて、駐車場はほぼ満車状態でした。(テントサイト自体は広いので余裕あり)



家族連れも多くて21時を過ぎても場内は賑やかでしたが、東京から3時間の睡眠だけでここまで走ってきて疲れていたこともあってすぐに眠りにつきました。





7月20日(日)





夜中に軽く目が覚めてテントの外に顔を出してみたのですが、けっこう星が見えていてびっくりでした。



さすが稚内。





朝3時半に起きて日の出を拝みます。(日の出は4時ちょっと過ぎ。遠くの薄雲の中にうっすらと太陽が浮かんでました)







稚内市街の裏山なのでキャンプ場から少し上に上がると稚内の街並み(というか、霊園)や宗谷岬が見下ろせます。

展望台の近くでは鹿の群れが草をのんびりと草を食んでました。


ちなみにこのキャンプ場ではヒグマが出没して食料袋を枕にしていて寝ていたキャンパーの顔を噛んだ(笑)という事故が2002年頃にあったらしく、一時期閉鎖されていたとがあったと帰宅後に知りました。

そう言えばヒグマ注意みたいな看板は見かけなかったので、今はもう居ないのでしょう。

(最北のNA乗りさんによると、今年は稚内近辺での熊の出没が多いらしいのですが、キャンプ場閉鎖の話を知らなかった私は、北海道ではよくある話だと聞き流しておりました)



セイコマートで朝食(もちろんザンギとおにぎり)を調達してから朝6時過ぎのフェリーで礼文島へ向かいます。



フェリーの中で予習用に観光パンフレットをもらおうとしたのですが、あいにく置いて無いとのこと。



今回、利尻礼文に行くことを急に決めたのと、ネタバレが嫌で先人たちの旅行記をほとんど読まなかったせいで、ここまで来てなお利尻島、礼文島の観光ポイントがさっぱりわかっていません。


一応手元にはネットに繋がるタブレット端末があるので、それで観光ポータルサイトレベルの最低限の情報だけは調べて、「見逃したら、また来ればいいや」ぐらいの感覚で、気軽に周遊することにしました。





さて、この日の天気は曇りの予報だったのですが、、、







なんと大外れでドピーカン!



いやぁ、ツイてます。



天気予報を信じないで勢いだけで来て良かったです!




フェリーはバックで車を載せる仕組みの関係上、最後に乗り込むと、最初に降りることが出来ます。
(これは計算してそうしたんじゃなく、裏山からの眺めが良すぎてのんびりしてたら、乗船が出港ギリギリになった結果です)

おかげさまで、かなり最初の方に降りることが出来、しばらくは誰ともすれ違うことも無く快晴の利尻島を楽しむことが出来ました。




ドライブを楽しんでいると島民の皆さんも気軽に声掛けしてくれ、私が今日の夕方までしか滞在しないことを伝えると、「もっとのんびりしていきなさいよ」と勧めてくれるのでした。



現実を何もかも投げ売ってそんな長期旅行をすることにも少し憧れるのですが、さすがに今回はちゃんと予定日に東京に帰ることにしておくことにしておきました。







冬は吹きっ晒しで波が打ち付けるであろう西側は断崖絶壁が続いてますね〜。


絵になる素晴らしい眺めです。



さて、今は雲ひとつ無い天気ではありますが、島という立地の関係上そのうちガスり始めるはずなので、行きたい場所から順に巡っていくことにしました。







というわけで、まずは桃岩展望台へ。



道路脇ですら花満開ですよ。

さすが花の島、礼文島。









桃岩展望台に上がる遊歩道からの景色。(イブキトラノオの大群落)




展望台に設置されていた案内看板を見てみると、元地灯台まで2.5kmとあったので、軽く往復してみることにしました。










利尻島を正面に見ながら、快適なハイキングコース(桃岩展望台コース)を歩いていきます。









いやぁ、花は咲いてるし海は青いし、素晴らしい眺めですね〜。











こりゃぁ、最高です!









気温もちょうどよく花もたくさん咲いていて、最高のハイキング日和です。










なるほど、こりゃ、たくさんの観光客が訪れるわけです。









夏山登山の稜線歩き気分と海沿い散歩気分をセットで楽しめる贅沢なコースです。




ありゃ!、遠くにすこしずつ雲が沸き上がってきてますね。


やはり早めに来ておいて正解でした。







何もかも素晴らしい!









まだ朝早いからか、こんなにすばらしいコースで海の日三連休なのに、極たまにしかハイカーとすれ違いません。



追い越しや追い越されも殆ど無く、景色を眺めたりしながら自分のペースで快適に歩くことが出来ます。







ブラボー!









振り返った景色です。



右側に見えている断崖絶壁が、先ほどドライブしていた時に下から見上げていた辺りです。









こちらも今歩いてきた道を振り返ったところ。


雄大な眺めですね〜。











元地灯台に到着。


絵になる景色です。




このまま知床(という集落)まで歩いて路線バスで出発地点まで引き返すという手もあるのですが、スマホで時刻表を調べてみたらお話しにならないぐらいバスの本数が少なかったので、大人し歩いて引き返すことにしました。








先程から似たような写真が続きますが、これでも自分が後で見返すように厳選したものですので、もうしばらくお付き合いください。









いやぁ、本当に来てよかったなぁ。

最高だなぁ。









たぶん、花のトップシーズンの6月下旬ぐらいに来れば割いてる花の種類も全然違って、さらにたくさん咲き誇っていたんでしょうけど、これでも十分すぎるぐらいに満足です。










灯台からの帰りはかなりの数のハイカーとすれ違うことになりました。


やはり人気コースのようです。(後で調べたら一番人気とか)


のんびり自分のペースで歩きたいなら、10時までには歩ききっておいたほうが良いと思いました。









立派なエゾニュウの花。(他の花と大きさを比べてみてください)









あちらこちらでみられたオニシモツケの大群落。









同じくオニシモツケと利尻岳。










エゾニュウの花に集まるアブの仲間。




というわけで、花満開、海も空も真っ青の極上ハイキングを堪能しました。



ブラボー礼文島!









さて、残り時間を目一杯使って礼文島を巡ってみますか!









桃の形をした桃岩。


さきほどの桃岩展望台はあの岩の向こう側にあったわけです。








島の東側にある道道40号線を北上していきます。(断崖絶壁の西側に道路はありません)



そのまま走り続けて礼文島最北端付近まで来てしまったのですが、道道40号線は思っていたよりも延々と民家(漁師町)が続いていて、島を訪問する前に想像していた景色とはちょっと違いました。

(昆布やらウニやらがたくさん採れる豊かな島なので、人口もそれなりに多いのでしょう。ちなみに、調べてみたら2760人でした)



というわけで、適当に脇道に入ってみることにします。








あぁ、なるほど、こういう脇道に先人たちの旅行記で見た景色が広がっていたわけですね!
(江戸屋山道)










いやぁ、相変わらず素晴らしい!









離島の稜線を走る道って本当にいいですね〜。


だいたいどこの島も気象条件が厳しくて木々が生えておらず、稜線から海を見下ろせる道が続いてますから。



今回、思い切ってロードスターで来て、大正解でした。







トド島展望台から道道40号線を見下ろします。


走ってる時は気づかなかったんですが、あんなに海が透き通っていたんですね〜。


素晴らしい!







一度江戸屋山道を道道40号線まで駆け抜けてから、再び折り返して走ります。








最高でございました!

島の稜線をつなぐ道路は数あれど、これだけの絶景の道はそうそう無いと思います。



江戸屋山道を堪能した後はスコトン岬(礼文島最北端)に行ってメロンを食べ、昼飯(というかウニ丼)を食べるために香深(かふか)の街を目指して南下しつつ、適当に寄り道して散策を続けます。



小さな漁港で漁師のお兄さんに美味しいウニ丼を出すおすすめの飯屋を教えてもらったついでに話をしていたところ、「澄海岬(すかいみさき)はもう行った?」と尋ねられ、「いえ、まだです、どこですか、それ?」という返事をしたところ、どうやら私がつい先程訪問した小さな漁港の駐車場から少し歩いたところがそうだったんだと教えてもらい、慌てて引き返しました。

(澄海岬の存在を知らないぐらい観光地がどこに何があるのかわかってませんでした)








というわけで、澄海岬です。

あとで調べてみたら、ここは礼文島を代表する観光ポイントだったのでした。

(特に花満開の時期はさらに素晴らしい眺めになるみたいです)








引き続き脇道ドライブをしつつ香深の街を目指します。
(空港近くの裏道にて)










いやぁ、どこもかしこも素晴らしい眺めだなぁ。









朝から利尻岳の様子をずっと眺めていたんですが、どうやら北アルプスなんかと一緒で10時ぐらいから徐々にガスっていくみたいです。


登る予定の明日の天気予報は晴天で早朝から登る予定にしてるので大丈夫だとは思いますが、大陸からは大きな雲が流れてきてますし、天気予報そのものが外れる可能性が無いわけじゃないので心配しだすと切りがありません。

実際はこの時北海道は小さな高気圧圏内に入っていたので、流れてきた雲は日本海上空で消えてなくなっていました。あとはこの高気圧がどのぐらい踏ん張るかどうかです。







先ほどの漁師のお兄さんに教えてもらった香深の街の食堂で生ホッケのちゃんちゃん焼きを頂きます。



なるほど、これはお兄さんが強くお勧めするだけあってうまい!


東京の居酒屋なんかでもこのメニューがあればいいのに。(だいたいホッケは一夜干しを焼いたやつですよね。まぁ、炭火で焼く設備が無いでしょうけど)








逆に名物なのにまったく勧められなかったウニ丼もあえて注文。(3200円なり)

見た目はさすがです。




って、あれ・・・・・?




なるほど、これは勧められないですね(笑)
(ここはネットでも評判の店ですよ)



大間のマグロ専門店もそうでしたが、一生に一度級の観光地で一見さん相手の商売で、高い金を払ったからといってS級のウニが出てくるわけがないのでした。



リピーターを必要としている宿泊施設の夕飯とか漁師から剥いて選別済みのを直接分けてもらえれば希少なS級のエゾバフンウニがいただけるんだとは思います。でも、普通は東京とかの料亭や寿司屋に出荷しちゃいますよね。あとは札幌からの日帰り圏内の積丹なんかのほうが美味しいウニに出会える可能性が高いんじゃないかと睨んでます。あくまで想像ですが。



まぁ、でも美味しい美味しくないは関係なく「礼文島でウニ丼を食べる」のは長年の夢だったので、それを叶えられて満足しました。







食後は再びドライブへ。(お気に入りの江戸屋山道再び。トド島展望台にて)



さきほど立ち寄った食堂に貼ってあった地図を見たら、まだ走ってない道があることに気がついたので、そこも走っておくことにしました。(そのうち1本は未舗装路だったので途中で引き返しました)







さらに、もう一箇所ぐらいハイキングコースを歩けるかと思ってたんですが、思っていた以上に時間が早く過ぎてしまったので、泣く泣く諦めてそろそろ港に向かいました。






いやぁ、とっても名残惜しいんですが、礼文島を出なければなりません。



快晴の礼文島をロードスターで巡る一時、本当に最高でございました!

こんな経験、人生で何度も出来るもんじゃないと思いますが、今回思い切って出かけて良かったです。





予め予約を入れていた夕方16時の便で利尻島へ移動します。
(今回この便だけ一等客室の予約が取れていたので、贅沢にもそちらを使いました。30分の船旅で確か700円ぐらいだったと思います。利尻岳が眺められる右側の窓側の席でラッキーでした)



船内でようやく利尻礼文のパンフレットを入手しました。

礼文島の観光地については今頃わかっても時既に遅しでしたが、見逃したところは再訪して楽しむことにしましょう。







利尻島に到着するとすぐに明朝暗いうちから登る予定の利尻岳登山口の様子を下見しておき、近くのキャンプ上の受付で入山に必要とされる携帯トイレを購入しておきました。




その後は夕日を拝められる立地(島の西側)の公営キャンプ場(沓形(くつがた)岬公園キャンプ場)に移動してひとまずテントを張り、その近くの「< a href="https://hotel.rishiri.jp/onsen.html" target="_blank">利尻ふれあい温泉」で汗を流しました。
露天風呂から海が眺められる良い風呂でした。



日が沈むまでにはまだ少し時間があったので、先に夕飯を食べられる食堂を探してうろついたのですが、ほとんどの店のシャッターが降りてしまっていて、営業している店がさっぱり見つかりません。




探しに探してようやく見つけた食堂に入ると、お客さんは私一人っきり。








心躍るメニューが無かったので、とりあえず昼飯のリベンジでウニ丼を頼んでみました。(そこまでお腹が空いてなかったのでミニサイズです)




うむ、注文してからおばちゃんがどこかに塩水漬けのウニをタッパで取りに行ってきたという急ごしらえで、しかも殻からの取り出しが雑で形が崩れていましたが、味は先程よりも十分に美味しかったです。


これなら満足です。
(値段もミニサイズということでリーズナブルでした)



去年、積丹で食べたキタムラサキウニがものすごく美味しかったので、超ブランドものの利尻・礼文のエゾバフンウニに対する期待が高すぎたんでしょうね、きっと。


(もちろんS級のウニを食べたら評価は変わるかもしれませんが、そんな機会はあるのかどうか)





利尻島のセイコーマートは23時に閉まってしまうので、明日の朝食と昼食と水2.5リットルを先に調達しておきました。






そうこうしているうちに日が沈む時間になったのでキャンプ場に戻ります。

するとアラフォーぐらいの女性が夕日を眺めながら、スーパーで買ってきたウニとご飯を食べてて、「その手があったか!」と、思いました。



こちらのキャンプ場は稚内のとは違って、すごく空いてて静かでした。



明日は早朝から山登りなので、早め(21時)に寝ました。



うーん、芝生の上のテント泊は快適・・・・



なんて思いながら寝ていたら、夜中に強風でテントごと体が飛ばされそうになって起きたのですが(島の風を舐めててペグを打ってなかったからですが)、様子を伺うためにテントから顔を出してみたところ、空には余裕で天の川が見えるぐらいの星が瞬いていて驚きました。




というか、こんな強風で独立峰の利尻岳に登れるんですかね?


なんか夜中になっても利尻岳山頂のガスが取れてないみたいだし・・・・
(北アルプスなら高気圧圏内なら気温の下がる夜は必ずガスが取れます。同じ日本海の風が吹き付ける立地ですが、やはり島の気象は山岳地帯とは少し違うようです)



さて、どうなることやら。






7月21日(月)





深夜2時に起床。



風がちっとも収まらないので気象庁のホームページで上空の風の強さを調べたのですが、これでも「やや強い」程度の表示だったのと、風の向きが南風で今回登るのが北側の稜線なので、それなら大丈夫だろうと判断しました。

早速テントを畳んでからセイコマートのおにぎりとザンギを腹に放り込み、キャンプサイトを出発しました。




昨日下調べをしておいた登山口までロードスターで移動し、日の出前の3時半に登山開始です。








山頂付近は相変わらずガスってるみたいでしたが、この後、日の出とともに気温が上がった瞬間に一度ぐらいは消し飛ぶことを期待しましょう。

まぁ、独立峰ですから振り返った方角の景色は道中も山頂もそんなに変わらないはずですしね。



さて、今回は今シーズン最初の登山な上に標高差1500mの日帰りは私も未経験の世界なので、ゆっくり慎重に登っていたところ、2人の若者に次々に抜かされました。



案の定一人は5合目付近でバテてヘバッていたので単に登るペースを知らない若気の至りって感じのよくあるパターンだったのですが、もう一人はいつまでたっても前を歩く姿すら見えなかったので、本当に健脚なんだと思います。




薄暗い森林の中をえっちらおっちら登っていると、時間が経つに連れて期待通りに山頂付近のガスが徐々に薄くなってきました。



この勢いなら山頂からの眺めが拝めそうな予感がします!







そして8合目にたどり着くと、いきなり正面にガスをまとっていない山頂が姿を現しました。



ブラボー、最高の登山日和でした!!




ちょうどそこで30歳前後の若い女性が一人で休憩していたので声掛けすると、富士山ぐらいしかまともな登山経験の無い初心者の方でした。


きっと、標高1700mちょいの利尻岳を初心者向きの山と勘違いして登ってきたんだと思いますが、「ここは登山口の標高がたったの200mしかなく、標高差1500mってことは普通は1泊2日で山小屋泊するキツさなんですよ。がんばってね」と、教えておいてあげました。(とは言え緊急使用のための避難小屋しか無いので、日帰りするしかない山なのです)








さて、私ももうひと踏ん張り頑張りますか!









登ってきた道を振り返ると、1500mほど下に絶景が広がっています。

しかし、ここであんまりまじまじと眺めてしまうと、山頂での楽しみが減ってしまうので、なるべく振り返らないで登っていきます。









ここにもイブキトラノオがたくさん咲いてました。




事前情報で知ってはいましたが、9合目から先は急登にザレ場となかなかタフな登りが続きます。







そして、ついに利尻岳山頂に到着!(7時15分、コースタイム3時間45分)


泊まっていた沓形キャンプ場方面は相変わらずガスって下界が見えませんでしたが(それでキャンプ場からは常に山頂がガスってるように見えてたんですね)、山頂からは360度に渡って水平線とほぼ平らな北海道の地平線が広がっていて気分爽快です。

さすが日本百名山に指定されるだけのことはあります。


山頂にはつい先程追い越した50代ぐらいの岐阜から来たという男性4名のグループと初っ端に私を追い抜いていった30歳前後の若い男性が居て、私含めて6人で山話がおおいに盛り上がりました。


北海道のヒグマの話になった時に岐阜のおじさんの一人が熊に関する体験談を話してくれたんですが、日高山脈で単独キャンプして朝に目が覚めたらテントから体が半分出ていて、食料が周囲に散乱し、地面にはヒグマの足あとが残っていたんだとのこと。
この話を無表情に語ってくれたもんですから、想像するだに恐ろしい状況なのに、クマにテントから体を引きずり出されても起きなかったおじさんの眠りの深さというか鈍感さに思わず笑ってしまいました。


ちなみに、この4人のおじさんたちは岐阜県から行ける北アルプスの山々を日帰りでアタックするのが趣味らしく、槍ヶ岳を日帰りで行ったという話には驚かされました。(ネットに上がってる山行記録でそういう人が極少数居らっしゃることは知ってましたが、、、)
たしかに宿泊装備がなければ荷物が軽くてスピードは稼げるのですが、それでも槍ヶ岳はかなり奥深いところにあって標高差もけっこうあるので、相当健脚じゃないと無理だと思います。
いやはや、お年を考えればたいしたもんです。


一方の若い男性は循環器系のお医者さんで、ヘルプで東京から小清水町に来ていて、休日を利用しては北海道中の山を登り歩いてるんだとかで、他の全員から「羨ましすぎる!」といわれて盛り上がりました。
なるほど、若いし登りまくってるし、どおりで山慣れしてるわけです。(山頂まで3時間だっとか。ほとんど山岳マラソンの世界です)


最後に私が自己紹介がてら「東京から車で自走で来ました。これから自走で東京に帰ります。」と話をしたら、「この中であんたが一番変人だ」という結論にされてしまい、到底納得がいかなかったのですが、まぁ、自走往復は確かに普通では無いので諦めてそのままにしておきました。



さて、では山頂からの眺めを楽しんでみることにしましょう。






まずは北海道宗谷岬方面。










宗谷岬のアップ。

双眼鏡も持ってきてたんですが、一昨日走ったコースや泊まったキャンプ場のあたりがはっきりと見えました。








登山口とフェリーの港がある鴛泊(おしどまり)方面、その向こうに礼文島。









礼文島のアップ。
利尻岳から見下ろすと、ものすごく平らな島に見えます。









宗谷岬の左にうっすらとサハリン(樺太)が拝めます。
(双眼鏡だともっとはっきりと見えました)









山頂直下の急斜面にはお花畑が広がってます。

花を覗きこんでいると吸い込まれそうになります。










いやはや、きれいなもんです。









なんか大きな船が港の近くにずーっと停泊してるなぁと思って双眼鏡を覗いてみたら、昨日の夕方に停泊するよと島内アナウンスをしていた日本丸でした。



下界を眺めながらセイコマートで買っておいたカツ丼をパクツいていたら、若いお医者さんとおじさん4人組が先に下っていってしまったので、山頂を独り占め状態になりました。




う〜ん、幸せ。

すばらしい山頂からの眺めでいつまで居てもまったく見飽きません。


しかし、しばらくすると途中で追い抜き返した若い男性が登ってきてしまいました。


他にも登山者が続々と登ってくるのが見えたので、残念ですが私もそろそろ下山することにしました。(8:00)






登りと同じコースなので勝手知ったる道ではありますが、急でザレザレなので慎重に下っていきます。


8合目で励ました若い女性が息も絶え絶え登ってきていたので「偉い!もう少しで山頂だよ。」と、褒めてあげたら恨めしそうな顔をしながら、歯を食いしばって山頂目指して登って行きました。
その経験でここまで来れただけでもたいしたもんだと思いますよ。



今回日帰り装備だし危険箇所も無くて大丈夫だろうと普通の運動靴(一応登山用品店で買ったもの)で登ってきたのですが、下りだと体重が足の指先にかかってしまい、途中からえらい痛くて難儀しました。

それでも痛みに耐えながら岐阜のおじさん4人組を途中で追い抜かして下っていきます。






登る時は薄暗いだけだった森林地帯も、明るく陽が指すと木漏れ日の美しい山道に様変わりするのでした。


美しいですね〜。


あと、写真に撮りそこねたのですがカラスアゲハが何匹か飛んでいて、とても綺麗でした。





というわけで、10時50分に登山口に到着。(コースタイム2時間50分。山頂休憩を除けば往復6時間半)


ここで合流した若いお医者さん(I君)をロードスターの助手席に乗せてあげ、二人で少し下ったところにある温泉に移動して汗を流します。

ここ(利尻富士温泉)の露天風呂、名前の通り利尻岳が眺められるんですね!

時間に余裕があれば、1時間ぐらいお湯に浸かっていたかったぐらい快適でした。



その後、港までI君を送って差し上げ、私も港近くの食堂で利尻ラーメンを頂きました。

I君にも「山頂でカツ丼ガッツリ食べてましたよね?」と突っ込まれたのですが、下山しただけでお腹が空いてきたんです。


しかし、ラーメンは嫌な予感が的中してスーパーで売ってる醤油ラーメンにホタテととろろ昆布とボタンエビが入ってるだけというシロモノだったのでした。


ま、いいや、手っ取り早くお腹が膨れたし。



では、フェリーの出航時間まであと2時間ちょい、最後に島一周ドライブを楽しみますか!







まずは日本丸を左手に眺めながら、時計回りに島を南下していきます。









利尻岳をチラチラと眺めながら走っていきます。



この分ならオタトマリ沼から利尻岳が綺麗に見えるかと思って走っていたのですが、途中からみるみるガ スってきてしまい、山頂がすっぽり覆われてしまいました。
しまった!、これなら手前の姫沼で拝んでおけばよかったとちょっと思いましたが、そうは言ってもこの時は姫沼には車から 降りてかなり歩いて行かないとダメだと勘違いしていましたし、姫沼の景色はパンフレットの写真を見る限り新緑の季節が最高なんだろうと考え、楽しみはいつかの再訪時にとっておくことにしてました。

それでも一応オタドマリ沼に立ち寄ったわけですが、散策路の入り口を間違えてしまい、藪こぎをして沼のほとりにたどり着きました。






その次に立ち寄った南浜湿原からの眺めは、利尻岳がガスってるのを差し引いても素晴らしかったです。









あまりにも綺麗だったので、誰も居ない木道を一人で歩いていきます。


ちょろっと立ち寄るだけのつもりが、勢い余って一番ロングコース(と言ってもたかがしれてて15分ぐらい)を歩いてしまいました。







シジミチョウ、久しぶりに見ましたよ。

(東京は庭にみかんを植えてる人が多いのでアゲハチョウならたくさん飛んでるんです)







ハチの仲間やらメタリックカラーが綺麗なイトトンボや立派なオニヤンマなど、植物だけでなく昆虫類もたくさん生息していて目を楽しませてくれました。









ここの湿原は大いに気に入りました。









利尻岳の西側方面から眺める山頂はついに一度も姿を表さなかったですね〜。


山頂付近は風がそこそこ強いからか、綺麗な笠雲になってました。

今頃山頂に到着した人は残念ながらガスに包まれていたことでしょう。


利尻島は昆布の名産地で礼文島の倍の人口が住んでる上に海岸線沿いにしか道が通ってないので、礼文島のような絶景ロードが無いあたりは去年のGWに訪問した隠岐諸島の島前、島後の関係に似てました。

近くにサロベツ原野やら宗谷丘陵、礼文島なんかがある関係でどうしても目が肥えてしまうので、スケジュールを自由に出来るのであれば、最初に利尻島を巡ってから礼文島に移動するほうがそれぞれの満足度は高くなるような気がします。そのことは来る前から予想出来ていたのですが、利尻岳を早朝から登山するスケジュールの関係上、この日程にしか出来なかったのです。
いずれにせよ、曇天予報が出ていた昨日の礼文島がピーカンで良かったです。







そろそろフェリーが出発する時間が迫ってきてしまったので、利尻岳を眺めつつしぶしぶ鴛泊港に移動します。











さてと、東京に向けて帰りますか、、、


楽しい旅だと帰りの行程の気重さが倍増しますね。。。










さようなら〜、利尻岳!

(こんな左右対称にガスってる様子は初めて見ました)




これからの東京までの長旅に備えて2等船室で横になって寝ていたら、船内放送で「14時50分頃、FDA旅客機が船の上空500mを飛びます。ご興味のある方は後方デッキにお越しください」というアナウンスが流れたので、何のことやらわからなかったのですが、面白いイベントを見逃すのが何だか惜しい気がしたので、ついつい甲板に上がってしまいました。


私と同じように「何だ、何だ?」という感じで甲板に上がってきた人は50人ほど。


全員が頭上に飛んでくる飛行機を探して空を見上げていたのですが、まったく気配すらありません。


この時点では航空ショーみたいに船の真上に低空飛行で飛んできて、翼を振って挨拶ぐらいしてくれるのかと期待しながら飛行機の到着を待ってました。

というかFDA旅客機ってなんなんでしょう?


なんて思いながら空をみあげていると、私の近くに居た男性が、「もしかして、あれじゃない?」と、利尻島のほうを指差すので目を凝らして見てみると、確かに米粒サイズの小型旅客機が利尻島の空港に向かってゆっくりと降りていくのが見えました。


しかし、その男性と私以外誰もその飛行機に注意を払っている人がおらず、船内放送も何も流れないので、「あれとは別の機体が船の真上まで飛んでくるのかな?」と、考えながらさらに15分ほど辛抱強く待っていたのですが、やはりまったく飛んでくる気配がありません。


どうやら先ほどの飛行機がそうだったようです。


これは、飛行機と船の交差するタイミングが悪くて、真上を飛ばなかったんだと判断して、2等船室に戻りました。


(30分後ぐらいに「見れなかったよ」と言いながら戻ってきた人の話し声が聞こえてきた時には気の毒に思いました)

さらに1時間後、もう間もなく稚内港に到着するというタイミングで、再び先ほどと同じ内容のアナウンスが流れました。

よせばいいのに今度こそ頭上を飛ぶんだろうなと思いつつ、再び甲板に上がってみました。

やはり先程と同じように50人ぐらいの人が甲板に来て空をみあげています。



待つこと10分。。。




来ません!



というか、来ないんだったら、来ないってアナウンスしてよ、船長さん!


スマホの電波が繋がる状態だったのでFDA旅客機について調べてみたところ、静岡空港を拠点とする小さな航空会社で、チャーター便が稚内とか利尻に飛んでるみたいでした。

どうやら、そのフライト計画が船の航行計画と重なっていたので、あんな案内放送が流れたんだと思いますが、遅れたか何かで見ることすら出来なかったというオチだと思います。(お互いに定時運行すれば、船の上空500mを旅客機が飛んで行くのでしょう)

というわけで、「興味のある方はどうぞ」という「興味のある方」ってのは、めったに飛んでこないFDA旅客機のチャーター便(2013年度で稚内は19往復、利尻はほとんど飛んでないんだそうな)が利尻、稚内方面に飛んできたところを何が何でも是非拝んでおきたい!というマニアックな人のことだったんだと理解し、せっかくの休息時間をなんだかよくわからないイベントで2回も甲板に引き出されてしまった気分に陥りつつ、稚内港に戻ってきました。








というわけで、再びサロベツ原野へ。



何度走っても素晴らしい道!






苫前の食堂でついついウニイクラ丼を頼んでしまいました。

これ、エゾバフンが品切れでキタムラサキウニなんですが、けっこう美味しかったです。

値段も利尻礼文だと3000円オーバーのところを、ここだと1000円は安い値段で食べられます。(2000円代前半。ウニイクラの組み合わせだと2000円ちょうど、というのが安く感じられるぐらい感覚が狂ってしまいました)


この店が美味しかったことで札幌や旭川などの大都市から往復圏内の店はリピーター確保が必要でレベルが高いんじゃないかという仮説を裏付ける格好になりました。

次の機会があれば、ぜひこの店のエゾバフンウニを試してみたいものです。









海へと沈んでいく夕日を眺めつつ国道232号線を走り、留萌から高速に乗って一路苫小牧を目指します。



三連休の最終日なので札幌付近での渋滞を心配してたんですが、そんな気配は微塵も感じられないまま順調に苫小牧に到着しました。

フェリーの出航時間まで1時間以上の余裕があったので、温泉付きスーパー銭湯で冷えきった体を温めなおし(北海道だと夏の夜にオープン走行してると、相当体が冷えます)、苫小牧から23時59分発のフェリーに乗って八戸に移動します。



スーパー銭湯で予め歯磨きなんかは済ませておいたので、出航前に眠りにつき、気がついたら八戸近くまで船が移動しておりました。





7月22日(火)





朝6時半に八戸港に到着。








せっかく快晴の東北エリアに来ているので、浄法寺から西根ICまでは下道を走り、(八幡平方面は残念ながらガスガスでした)、東京を目指してひたすら走ります。


走行距離が18万キロを突破しました。


目指せ20万キロ、行けるぞ30万キロ、これからもよろしく!




って、エアコン故障してて死ぬほど暑い!(北関東の時点ですでに気温33度)



車も熱い!!





ホーーーーーーーーット!
(暑さで脳が故障気味)









なにーーーーーーーー!!



気象庁から梅雨明け宣言が出されたこの日、日本各地は猛暑に襲われ、私は気温の高さとロードスターの熱さのダブルの熱にやられて、危うく熱中症でぶっ倒れるところでした。
(もちろん魔法瓶に冷水を常にいれていたので、脱水症状にはならなかったのですが、渋滞で車が止まった時には、あまりの暑さに目眩がしそうでした)


しかも、普段は渋滞と無縁な東北道がこの日に限ってあちらこちらで工事を行っていて(草刈りとか舗装のやり直し)、その度に1〜2kmの渋滞ができていたのには心底閉口しました。



日中は日差しを遮るために屋根を閉めて走ってたんですが、多少日が落ちてからは車が発する熱を逃がすためにオープンにしたほうがマシだと気が付き、渋滞の最中に屋根を開けました。
事情を知らずに傍から見ていた人は、「こんな暑い最中の渋滞の高速道路で何やってるんだろう? オープンカーに乗ってるのが嬉しくてしょうがないおバカさんなんだなぁ」と思われたことでしょう。

おバカさんなわけじゃないんです、馬鹿になりそうなぐらい暑いんです!!



というわけで、予定時刻よりも2時間遅れで平日の日常生活に戻りました。







この3日間の走行ログです。






快晴の利尻礼文、最高でした!


快晴の東北道、最悪でした!!




以上です!