-------------インドネシア ドライブ旅行記(目次)
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と、立ち往生していたら、後から走ってきた軽トラックがクラクション鳴らして工事現場の作業員を退かしながら駆け抜けて行った。
なるほど、そうすればよかったのか。
じゃぁ、行ってみるか。

いや〜、しっかし、めちゃくちゃ狭くて緊張する。

はいはい、ちょいと失礼しますよ〜。
(道路脇にしゃがんでるのが工事現場のおじさん)

橋を渡った後も、小さな村を超えて進んでいく。
これ、Googleナビで現在地がわかってなかったら、迷わずUターンして国道に戻ってただろうなぁ。

田んぼの畦道じゃなくて、普通に町と町を結ぶ道路でこの状態である。
道路が今の日本並みに整備されるのは10年、20年ぐらい先なのかなぁ。

ちょいと晴れ間が出てきたので、車から降りて記念撮影。

鳥の親子が道路の真ん中で寛いでいて、なかなかどいてくれないの巻。

左の広告、バイク販売かな?
いかにもバイク大国のインドネシアっぽいねぇ。

バイクは貴重な移動手段。
こちらでは4人乗りはまったく珍しくない光景である。

なかなか快適な道に入った。
ずーっと、こんな道だったら気分よく走れるのに。

すれ違う度についつい写真を撮ってしまう馬車。

ここではバイク用と車用の橋が分かれてるらしい。

立派に整備された車用の橋。

相変わらず誘導をしているおじさんたちはバケツを手に持ち「チップをくれてもいいんだよ?」とアピールしてくる。

あちらこちらに建てられているスカルノ・ハッタの像。

そして、さらにもっとたくさん掲示されているモバイルネット関連の広告。

なんだかんだとけっこうな時間がかかってボロブドゥール寺院に到着した。
駐車場がすごい混んでて、芝生の空き地に停めるように誘導された。
そして、今回も隣は(新型だけど)シルバーのアバンザである。

こりゃまた、なかなかかっちょいいモデファイ。

アバンザもこの通り。
この車を見ていたら、アバンザってコンパクトだし車高高いし7人乗れるし、日本でもそこそこ売れるような気がしてきたんだけど、どうだろう?

自撮り棒売りのお兄さん。
自撮り棒、使ってる姿がけっこう滑稽なんだけど、皆さん気にせず使いまくっている。
(そういう自分の背面写真も傍から見れば滑稽極まりないわけだが、それは棚に上げておこう)

さすがに本日二回目なので迷わず外人コーナーへ向かった。
入場料2400円って、高いねえ。
値段が高いのを寺院側も自覚してるからか、サービスでペットボトルのミネラルウォーターを1本くれた。

ここにもロードトレインが走っていた。
意匠がプランバナン寺院群のよりもかなり適当、というか、元のライトバンのデザインがそのまま残っちゃってる。

お〜、これがボロブドゥール寺院かぁ!
というか、プランバナン寺院群にも増して観光客多すぎる!
こりゃ参ったなぁ。
そして、今度は訪問する前に「地球の歩き方」をしっかり読むことにした。
ふむふむ、なるほど。
よし、だいたいわかったぞ。
では、行ってみるか!

おぉ〜。

第一回廊では
ブッダの生涯が絵巻風に紹介されていて「地球の歩き方」に小さく写真が掲載されているシーンを実際に探しながら一周回ったんだけど、これがなかなか楽しい!
(超変則的な楽しみ方だと我ながら思うが)
ブッダの生涯なんてまったく知らなかったので、興味深く絵物語を眺めていった。

お〜、やっと空が晴れてきたか。
今日はともかく、明日以降の天気、少しは好転してくれよ〜。
なんてことを考えながら回廊を巡っていくのだが、ほとんどの人が一番上を目指して登って行ってしまうので第一回廊ですら周ってる人は少なく、第二第三回廊辺りはほとんど誰も居なくて、一人静かに堪能で
きたのは良かった。
本日訪れた2つの寺院に行く前はボロブドゥールの方が本命かと思ってたけど、個人的にはプランバナンのほうが感動は大きかった。
理由としては先にプランバナン寺院群で石細工を見て感動してしまったのと、訪問した時間帯のせいもあってボロブドゥールでは観光客が多すぎるのが良くなかったのかも。
あと、それとは別に仏教遺跡に対する配慮が無い人が多いのも少し気になってしまう。
(イスラム教徒は仏教寺院にはそれほど興味・尊敬の念が無いんだとか)

というわけで、上下移動の階段はご覧の有様。
(南北で上り用、下り用が暗黙のルールとして分かれていることに気付かず逆走したので、さらに酷い目にあった)

「地球の歩き方」の解説を読みつつ、なるほどなぁと思いながら構造物を眺めて行く。
「地球の歩き方」、カナダもそうだったけどインドネシア編もなかなか役に立つな、これ。

中を覗くと日本の仏像とよく似た仏像が鎮座している。
よく写真でみかける仏像が外に出ている光景は、この外壁が誰かに壊れてむき出しになったものだと気が
付き、写真は敢えて撮らなかった。

日本人だったら、こんな神聖な場所にこんな風に座らないよなぁ。
というわけで、何か気分が落ち着かなかったので、天上界(一番上の回廊)から早々に下に降りた。

下から見上げると圧巻の一言。
きっと、完成までに莫大な労力が注ぎ込まれたんだろうなぁ。

閉園の時間が迫ってきて、人通りの少ない門は閉じられてしまった。

こちらは出口用の階段。
さて、私もそろそろお暇するかね。

外界はおみやげ屋さん街になっている。

伊勢神宮のおかげ横丁みたいなもんですな。

絵柄に日本の影響が強く出てる感じがした。
というか、いくら青春真っ盛りでもこれは着られないだろう。
え? 着るの?

お腹を壊すから我慢しようと思ってたんだけど、「焼き物なら大丈夫か」と、ついつい鳥の串焼きに手を出してしまった。

が、しかし、お皿代わりのバナナの葉を雑巾で思いっきり拭かれ、どうやって作ったかわからないタレをがっつりかけられてしまった。
大丈夫だよね? きっと・・・
(大丈夫だった)
昨日走った感じから宿までの帰り道で食堂を探すのも億劫だったので、ついでに境内で夕食も食べておくことにした。

アヤムゴレンもなかなか美味しい。
インドネシアでは基本甘辛い味付けがなされている。
先ほどの屋台の勢いもあって、生のキュウリとトマトも食べちゃった。
当たりませんように!
(当たらなかった)
というわけで、国道の渋滞に巻き込まれつつジョグジャカルタに戻ってきた。

ホンダのカッチョイイ看板が目を引く。

昨日の宿は郊外の住宅街にあったけど、今日の宿はあまりに寸前に泊まることを決めて取ったので選択の余地もなく、値段の高い街中のホテルになっていた。

ワイパーの拭き残しとバイクの群れでストレスマックス!!
AVISという大手のレンタカーなんだから、ワイパーぐらい新品に交換しておいてよ、のんびり口調のおじさん!

というわけで本日の高級ホテル(5000円)。(Hotel Rengganis)
本日の走行ログ

中庭にはプールまである。
内装も値段なりでさすがにエアコンが付いていたりと設備は良いのだが、肝心のネット(WiFi)が部屋の中で繋がらず、エアコンの効いて無いロビーでタブレット使って
汗をかきながら明日以降の予定を考えていたら、案の定蚊に刺された。
しかも手の指。
(痒みはすぐに収まったからよかったけど)
天気予報によると、なんか雨期は全然晴れないっぽい雰囲気。
これまで年末大ジャンプでは雨期のエリアばかりに行ってきたけど、ここまで晴れないエリアは初めての経験。
どうやらインドネシアの場合は雨期に来たのは間違いだったらしい。
まぁ、でも、せっかくだから天気が悪くてもいいから山に登ってみることに決めた。
標高の高い山だから天気予報とは別に上空は晴れてるかもしれないし。
というか、ジャワ島で他にすることが思いつかなかった(笑)。
というわけで、まずは登山口近くの宿の予約を取っておいた。
あと登山からの帰り道に人類化石発掘現場も帰りに寄ってみよう。
部屋に戻ってエアコンのスイッチを入れたら、LG製の古いエアコンはものすごい音を発するのであった。
頼むぜ高級ホテル!
つづく