
朝4時30分起床(2等船室なので元気なお子様に叩き起こされます。そのあと
すぐに朝食案内の館内放送が流れます)
とりあえず船内で朝食をいただきます。
朝5時30分、北九州の新門司に到着。まだ日が昇ってません。

美しく赤く染まった空。南の大分方面に向かえば晴れるはず。
が、走れども走れども晴れない!

それどころか雨!
カーナビで目的地に設定した湯布院(やまなみハイウェイ入り口)までの距離が残り20kmを切っても晴れる気配無し。
西日本未体験の方のために念のため解説しておくとやまなみハイウェイは大分の湯布院から熊本の阿蘇を結ぶ県道で、オープンカーの聖地みたいなところです。個人的には「しまなみ海道」としょっちゅう名前を勘違いするのですが、あれは瀬戸内海を四国本州間をつなぐ橋の方です。
ハイウェイって名前はついてますが、高速道路ではありません。あくまでも普通の県道です。
ブログを書くついでに調べてみたら、昔は有料道路だったみたいですね。(料金徴収期間が終わり無料道路として解放)
前説が長くなりました。
延々と続く曇り空・・・
いよいよ真面目に涙目になったところで(そりゃぁ、ここまで来て全部曇りじゃ本当に洒落にならない)

進行方向にかすかな晴れ間が。。。。

頼む〜、晴れ上がってくれ〜!!!
(ちなみに山裾は霧の湯布院です)

晴れた〜〜〜
(やまなみハイウェイ入り口付近)

曇った〜〜〜(けど山々がかっこいい→阿蘇の手前にある別の山です)
雲は多少多いけど、さすがやまなみハイウェイ。(北九州出発して3時間半。ここで全体の1/3。
その後も目まぐるしく晴れたり曇ったりを繰り返します。

全部走るのにけっこうな時間がかかるのをすっかり忘れて脇道へ寄り道ばっかりしてました。

やまなみハイウェイを含む県道11号線は別府から阿蘇で100kmあるそうです

いやぁ、爽快! (脇道です)

やまなみハイウェイ最高!

Rがゆるいカーブが多いのでリッターバイクが多いです。あと、交通量も半端無いです。

ダイナミックとしか言い様がない景色が延々と続きます。

ここはいろんなパターンの道があります。

峠もあります
たぶん九州最高峰の中岳とか久住山あたり。ちなみに私はこの山の峠を越えるまで阿蘇山と勘違いしておりました)

豪快に広がる平野もあります(すっごいガスっていたのが雲の流れる方向から期待して駐車場で待つこと30分、予想通り晴れ上がったところ)

周りは農場、牧場地帯。適当に脇道に入っても楽しいですよ

ここでしか見られない光景が広がってますし、脇道の方は何より空いてます。

とにかくスケールがでかい(やまなみハイウェイ本線)

こちらは脇道です。写真を凝視して遠くまでくねる道を見ると、すっげ〜
ってなりますよ。

これでも脇道です。農場で仕事している人ぐらいしかいません。

同じく脇道。(広域農道) 立体的にくねくね曲がる道が続きます。

遠くの丘に道が続いているのが確認できますでしょうか(脇道)

やっほードライブです(本線)

未体験の方はぜひ行きたい場所リストに書いておいてください(脇道から本線へ)
私はたぶん2時間以上ここらへんを走り回ってました。(脇道探検も含めるとそのぐらいのスケールですし、それでもまだまだ入ってない道がたくさんあります。迷わないためにも脇道入るまくるならカーナビ必須と言えるでしょう)

展望台に到着。阿蘇山はガスの中でまったく見えません。
(写真には入れてませんが実際はすっごい混雑です)

今まで走っていた台地を下りながら振り返って眺めたところです。あの、水平の高台を延々と走ってきたわけです。

先ほどまでガスで何も見えなかった阿蘇山が顔を出しました。今日はなんとツイているんでしょう!

行くぜ阿蘇山!

本当に山の手前を道は走っています。ロドと比べてみてください。大きさが伝わると思います。

火口付近は(火山活動のため?)車両立ち入り禁止だったのと、山口に寄れない分ちょいと計画を増やしてしまったので、慌てて下りに入ります

鉄道模型のセットみたい。
(道が中央を走ってトンネルにはいっているあたりなんかまさにジオラマの世界)

火山を笹の原が覆っているのでしょうか?

目に鮮やかな味わいですし、何度も言いますが迫力があります。

阿蘇は2回目ですが、今回は天気に恵まれました。(前回は阿蘇半分ガス、やまなみ2/3ガス)
さて、sutakoさんおすすめの阿蘇地鶏食べますか!
ところがノートPCを広げてみると、マシンがハングアップしており、せっかく調べておいた情報が確認できません。。。
高森という街の名前はなんとなく覚えているのですが、なんせ変なところにあるとの事。。。こりゃ、諦めるしか無いかな。
その高森地区に地鶏を出す店が何軒かあったはずなので、とりあえずそちら方面に向けて車を走らせます。

カーナビは良い具合に広域農道に誘導してくれます。
鼻歌(なぜか津軽海峡冬景色)を歌いながら走っていると、カーナビのルートがU字型に折れ曲がっているのが気になります。
どうやら、途中で曲がるところをすっ飛ばしたのか、遠回りする道を走っているようです。
ちょっと急いでいたので、ショートカットするように途中で細い道に適当に入ります。
すると、なんか見覚えのある小屋が。。。
いったん走りすぎてからバックで戻って確認します。

なんと、ありました! 最初に行こうとしていた地鶏屋です!
すっげ〜、今日はツキまくってる。
後で反動来ませんように!(笑)
前情報では混んでいるとのことでしたが、12時過ぎに到着で全然空いてました。

さっそく阿蘇地鶏定食をいただきます。(写真以外に味噌汁とご飯、生卵がつきます)
肉はびっくりするぐらい固くて弾力があります。
そして、意外にあっさりしていてガンガン食べれます。
なんだろう、脂肪の少ない筋肉質の肉を食べている感じとでも言いましょうか。
歯ではかみきれないので、はさみもおいてあります。
量は300gとのことで食べきれないぐらいです。
そして炭火で焼くので、ちょいと時間がかかりますが、おいしいです。
お土産用のケースをもらい、しっかりと焼いた肉と野菜を半分つめて持ち帰ります。
帰り際に店主に聞いたら、阿蘇地鶏は運動量が豊富で筋肉質なのと、朝絞めで新鮮なので、生で行けるとのこと。(つまり軽くあぶるだけで良い) 先に聞いておけば良かった。
ちなみに、店内は油でベタつくのと、おばちゃんの対応は良くない(気が利かない。常にテンパってる)ので、純粋に肉が好きな方におすすめです。
さて、宮崎に行きますよ!

東国原知事、歩いてないかなぁ。

やってきました、高千穂です。(写真は高千穂神社)
なんと、このマイナーな神社ですら駐車場に車を入れるのに並ぶ始末。しかも、行きたかった天岩戸は駐車待ちの車が1kmも並んでいるとか・・・・
恐るべし東国原知事!

一応、念のため天岩戸神社まで確認に行くと、1.4km手前で渋滞開始。まったく進む気配無し。
まぁ、宮崎はまたの機会に・・・・
ほいじゃ四国に行きまっせ!

まずは佐賀関を目指します(宮崎、熊本、大分の県境 祖母山)

急いでいるのにおいおいおいと言いたくなるような細い道。
カーナビの指示だからこれが最短なんでしょう
高千穂から走ること3時間、佐賀関に到着。
佐賀関と聞いてもピンとこないかもしれませんが、「関サバ」と言えば皆さんご存じのはず。
サバが1匹数千円する恐ろしく物価の高い街です(笑)
結局17時ジャストのフェリーに間に合わなくて、次のフェリー(18時ジャスト)まですこし時間があいたので佐賀関付近を散策。

岬の灯台です。

こんなに海に近くて落ちそうな道、初めてです。
関サバ、時期じゃないそうです。残念。(10月〜)いずれにしろ散策しすぎで食べる時間が無かったのですが・・・

というわけで、四国は愛媛の佐田岬に向かうフェリーに乗り込みます
松山に宿を予約してあるので、まずは道後温泉を目指します。

途中大雨に降られながら、走ること2時間。(松山の夜景)

道後温泉に夜9時に到着しました。すっごい観光客の数です。さすが坊ちゃん。
温泉のドアを開けてビックリ、「ワォ、イモアラ〜イ!」
人気の温泉はこれだから困ります。(まぁ私もイモアライに荷担しているわけですが)
今回(温泉好きのくせに)初めて入ったのですが、独特の雰囲気を持った温泉でした。
(掛け流しなのに塩素消毒入れてるんですね)

久しぶりに路面電車を見ました。札幌に住んでいたときの頃を思い出します。
ついでに、運転免許の学科試験用に「安全地帯」について暗記したのを懐かしく思い出します。
さて、問題です。

安全地帯から人がはみ出しています。この場合、はみ出した人のすぐ横を徐行しないで
通り抜けて良い。○か×か?
そりゃ×です。というか、安全地帯からはみ出した人の群れ、初めて見ました。
松山駅前のホテルに22時に到着。
夕飯を食べないでここまで来たので、阿蘇地鶏をかばんから取り出し、途中のコンビニで買ったおにぎりと一緒に口に放り込みます。
驚きました。
肉が柔らかくなっているのと、炭の味と肉の旨みが増して、冷めているのに美味しいです。
もしかしたら、お店で食べたとき(あの時は慌てて食べていたのですが)より、美味しいかも。
これにはびっくりしました。
天気予報で明日の天気を確認するとどこもかしこも全部曇り。
これで三大カルスト走破の野望は微塵も無くなりました。(実は今回のツーリングのテーマでた。山口と北九州、愛媛→高知へ行きたかったのです。阿蘇は計画ではそのついででした。天気ばっかりはどうしようも無いですよね〜)
今日のツーリングに大満足しつつも、とりあえず不貞寝です。
つづく