8日目
フランツジョセフ → ワナカ 300km
目覚まし(携帯電話)を止めながら外を見上げると、空が真っ白なのですが、なんか晴れているような気もします。
まさかぁ〜と思いつつも、ちょっと期待しながら外を見てみると、雲一つない快晴でした。
今回の旅はなんて天候に恵まれているのでしょう。なんか、このツキっぷりが後で反動が来ないか怖くなってきます。

キッチンに行き、昨日スーパーで購入したカップラーメンを作ります。

ニュージーランドのカップラーメンはおいしくないと聞いてましたが、全然いけますよ。
チェックアウトしつつ受付に貼り出されている天気予報を確認すると、今日と明日は天気が良くて、明後日には崩れるみたいです。残念ながら後半戦最大の山場、ミルフォードサウンドでは雨になりそうです。ただ、あそこは雨も素敵らしいと聞いているので、それはそれで良しとしなきゃならないし、なんせここまで恵まれすぎです。文句も言えない立場ですね。

車を見ると霜が降りております。

歩くこと1分(村が小さいですからね)、サービスに到着します。
本日参加のアクティビティは氷河トレッキングです。

指定された時間ちょうどにサービスに顔を出すと、受付にはすんごい人だかりが。けっこう人気があるんですね!
靴、靴下、帽子、手袋、ヤッケ、カッパ、アイゼン、ピッケル、ポーチなどは借りられますので、フリース1枚と弁当と水ぐらい持参すれば、あとはサンダルで行っても大丈夫なようです。(実際私はそうしました)
受付をすませると、貸出管理用のプラスチックの札をわたされ、あとは流れ作業式に上記のものを手渡されます。

その流れのままバスに放り込まれます。

受付からして出遅れていた私は、椅子に座ることもできず、立ち乗りです。(60人近く乗ってる気がします)
バスは日本の路線バスとして活躍していたものらしく、いたるところに漢字表記が見られます。
昨日走った砂利道をゆられること15分、駐車場に到着しました。

あらためてその人数の多さに驚かされます。
女性のリーダーが
「まずは歩くわよ〜!」
みたいなことを言ってます。

それに従い、そのまま列になってぞろぞろ歩き始めます。

遠くに氷河が見えてきました。すっごくでっかいような気がするのですが、この距離だとよくわかりません。
借りた登山靴はちょっとぶかぶか気味ですが、まぁ快適です。

近づいてきました。やはりでかい気がします。
全貌が見渡せるようになると、「あぁ、たしかに氷の河だなぁ」とよくわかります。
(全長11km、取り付きの海抜300m。最もアクセスの容易な氷河です)

途中に迫力満点の滝がありました。
一旦歩くのをやめて4グループに分かれるようです。(あまりに長い説明だったので、ちゃんと聞いていなかったのですが、早く歩いてより危険地帯に突っ込んでいくコースからのんびり歩くコースまで分かれたようです。それは別のアクティビティで中よくなった人に教えてもらいました)
私は適当に人気の無さそうなグループに参加しました。(たぶん、結果的に中間か遅く歩くグループ)

その後はグループごとに分かれて氷河に向かって歩きます。

途中で足を止め、今回の氷河に関する解説をしてくれます。(なんとなくしかわかりませんが、必要であろう知識は事前にネットで調べてあるので問題なしです)
そしてふたたび歩き始めます。

一般人は入れない地帯に突入していきます。入れない方々がうらやましそうにこちらを見ています。

確かに危険な香りのする場所に入ってきました。やばいところにはガイドが立ってくれて、観光客が危険な目に遭わないようにしてくれています。
近づいてきて、その大きさがようやくはっきりとわかってきました。

写真に写っている氷河の右下の部分を覚えておいてください。

拡大するとこのスケールです。写真中央上に先行して歩いていったグループが登っているのが見えますでしょうか?
かなりでかいです。

いよいよ氷河に取り付くところでアイゼンを取り付けます。借りた登山靴は、(当然)革ではなくゴム製。なんかひも付き分厚い長靴って感じです。簡単に紐でくくりつけて装着完了。

いよいよ登っていきます。

氷河には氷を削ってちゃんと階段が作られていて、特に危険は無さそうです。というか私のまわりには御年配の明らかに登山慣れしていない人もたくさんおり、それほど危険性はないのだろうと個人的には思ってます。
ガイドスタッフは全員つるはしを持っており、歩くのをストップしてはつるはしで階段整備を行います。ゆえに、登っている時間よりも立ち止まっている時間の方が長く、疲れる暇すらありません。(体力に自身の無い人も、これなら大丈夫だと思いますよ ← これは遅いグループの話です)
氷河、遠くで見るのと実際に歩くのではえらい違いです。

こんなに一つ一つの塊がでかいんですね。
これらが一日数十cm〜7m動くというんだから驚きです。

ロープを使いながら塊を越えて行きます。
目の前を歩いているのがカナダ人の青年が写真を撮りながら「お先にどうぞ」と言うのですが、私も後ろからのんびり写真を撮りながら進みたかったので、いやいいですよと断りました。(たぶん彼もまったく同じことを考えていたのでしょう。ただ、私は彼が撮影のために足を止めてもプレッシャーを与えないように少し離れて歩くことにしました)

う〜む、神秘的な世界です。

まさに非日常体験ですね。

人気なのもうなずけます。
正面の白い筋は滝です。
森林と同時に見れる氷河は世界に3つ、そのうち2つがこことお隣のフォックスグレーシャーなんだそうです。

ちょっと進むとガイドがつるはしで道整備。このリズムでゆっくりと上がっていきます。

途中でピッケルも貸してくれます。

上の部分の視界が開けてきました。あいかわらずすごい景色です。
頭の上を何機ものヘリが往復してます。

ちょいと拡大。左下に先行グループが写ってます。

晴れていて良かったです。

青一色と薄く青みがかった白の塊に視界が支配されます

ちょうどお昼時間になったので(けっこうゆっくり長々と歩いております)、ランチタイムです。借りたヤッケをお尻にひいて昨日の夜にスーパーで購入したサンドイッチをぱくつきます。

ここからはピッケルだけで垂直に登ります。
冗談です。
こういう写真を撮ってみたかっただけです(笑)

上に登るのではなく、なんか狭い穴に入るみたいです。

すっげー神秘的な穴!

というかですね、下は氷河が溶けた水が川のように流れてるし、上からはボタボタ水が降ってくるし、膝まづかないと通り抜けられないし、カメラかばわないといけないし、借りたカッパ着るの忘れてるし、要は全身びしょ濡れなわけです。
そして穴の最後は垂直に登りました。ガイドが手で引っ張りあげてくれます。
ふたたび登りはじめます。

穴の次はなんか行く先に氷が割れて出来た細い隙間が。

そしてこんな細いところにも入ってゆきます。
写真で見ると、「きれ〜!」 って感じでしょうが、実際に体験すると
思いっ切り濡れます。(いいかげんカッパ着ろよ俺)。
本当は晴れてて暑かったんです。

さらに次の隙間。

ここでも濡れます。

通過する人が氷を服で擦っていくので、美しく磨かれています。
私も自分の服で磨きに参加しました。さらに濡れました。

そしてまたまた隙間。

どう見ても狭すぎます。狭さ120%増しです。

さらにこれまで以上に水ボタボタです。抱えていた登山用ザック(当然手持ち)を通すのもギリギリです。ダイエットしておいて良かったです。

いやぁ、すごい綺麗です。繰り返しますが、晴れていて良かったです。

ヘリで見るのはこのもうちょう上のポイントなんですね。

上がってきた氷河を見下ろします。遠くに歩いた河原が見えています。

ちょうどピッケルを借りた辺りでしょうか。あの辺にもグループが居ります。
もう一回休憩を取り、ここが折り返しポイントになるみたいです。(時間的にももう14時をまわってますからね)

えらい狭い道や

多少足場が悪いところもありますが、アイゼンは氷に引っ付くように食い込むので、まず心配は無いと思います。

あと、さっきから太陽隠れがちだなぁと思っていたら、下山に入った途端空に雲が広がり始めました。あっと言う間に曇天です。

先ほどから前を歩いているのはニュージーランドの方です。足を見れば半ズボンに
ゲイター(スパッツ)という独特のファッションをしているのですぐにわかります。これ、徒渉の多いニュージーランドトレッキングでは必需品なんですよね。
太陽が遮られるとけっこう寒いですね。体験される方は、フリースぐらいは準備しておいた方が良いと思います。

ちなみに私は半ズボンで歩いてました。(晴れているときに撮ってもらえばよかった)

神秘的な青いトンネル(入りはしません。撮影ポイントです)
氷河の氷は圧縮されて密度が高くなっているため、気泡や亀裂などが無く、青以外の光を反射せずに吸収するらしいです。

後ろから歩いてくるグループ。遠くの晴れ間が神々しいです。

クレパスがぱっくりと口を開けています。本気でヤバイクレパスの時は、ガイドがちゃんと立って落ちないように見ていてくれます。(ここは小さな、それでも深さ何mあるかわからないクレパス)
双子の氷河のフォックスグレーシャーで深さ最大350mとか言っているので、ここもかなりの氷の厚みがあるんでしょう、クレパスも最大100m越えるとか。

だんだん降りてきました。(右に先行グループ)

下の方に行くにつれ、削り取った土砂まじりの氷になるんですよね。
後半は歩く時間よりもガイドがつるはしで道を整備している時間の方が圧倒的に長く、体がけっこう冷えます。
16時過ぎに降りてきました。

河に流れ込むところに高さ何mあるかわからない口が開いてました。(たぶん30mぐらい) あそこが崩落するとすぐに鉄砲水になるだろうことは容易に想像が出来ます。もうちょっと近づけば全貌が見えるのですが、私もここで引き返しました。
フランツジョセフ(もしくは手前のフォックスグレーシャーやマウントクック)まで来たら、ヘリでひょいと上がっちゃうのもいいですけど、1日コースで歩くのもけっこうおすすめですよ! この迫力はそうそう見られる物じゃないと思います。

これはこの後泊まったユースホステルで撮影したポスターなんですが、半日コースから1日コースまであります。それによって行ける距離が伸びたり縮んだりするんですよね。ぜひ皆さんにも1日フルコースを体験していただいて、狭い氷にはさまって身動きが取れない中ずぶ濡れになる感覚を味わっていただきたいと思います!(笑)

この写真、今なら意味がわかります。
借りた青いカッパ、赤いウエストポーチ、ピッケル、靴下、靴、アイゼンを装着した4ヶ月のワーキングホリデーでやってきたアメリカ人カップル二人と、二人を邪魔する恋敵1人が、つるはしでニュージーランド人ガイド(ゲイターに注目)が整備するのを笑いながら待っている決定的なシーンです。そして、このトレッキングツアーは決定的なシーンで満ち溢れています!
話を元に戻します。
16時過ぎにサービスに戻ってきました。借りていた用具一式を返却し、ユースホステルのコインロッカーに貴重品を回収に行きます。途中停めてある車にザックを置こうと、ザックのベルトに手を掛けると、肩を何かが滑る違和感が。
これは明らかにカメラのストラップが滑る感覚!
と思う間も無く、地面に鈍い重低音を轟かせて転がるカメラ。
声にならない悲鳴をあげながら慌てて拾うと。。。

ぎゃぁぁぁぁ、フィルター割れた!!! (レンズの前に付けている無色透明のレンズ保護用部品)
というかですね、私はレンズカバーをしない人なので、フィルターは使い捨て感覚なんです。(レンズカバー取り外しでもたつく間にシャッターチャンスを逃すのが嫌なのです)
トンガリロかどっかで、すでに小さな傷をつけていたので、帰ったら新品に交換しようと思っていたので、まぁ、今回はフィルター無しで慎重に前玉を傷つけないように旅を続ければいいのですが・・・・
案の定、ねじ込んである割れたフィルター、ひん曲がっていて外れません!!!
格闘すること5分、こりゃ文明の利器に頼らないと無理だと判断し、ユースホステルに行きます。コインロッカーから貴重品を回収しつつ受付に行き、カメラを見せ、事情を話すと年の頃は50歳ぐらいのがたいのいいおじさんが出てきました。(私から見るとヨーロッパ系の方々は皆、腕が太く見えるのですが)
無残なカメラを見るなりえらく同情してくれます。
なんかラバー(ゴム)バンドかレンチかペンチなどは無いか尋ねると、残念ながら無いとのこと。(一家の常備品だと思っていたのですが)
私よりも腕力がありそうなので、
「回してみてもらえますか?」
と頼むと
「壊すかもしれないよ?」
「たぶん大丈夫。壊れても問題ない」
と答えて、無理に頼んでみました。
しかし、彼の力を持ってしても回りません。
「本当に気の毒に。力になれなくて申し訳ない」
と、心の底から言い、頭まで下げるおじさんに全力でお礼を言い、ユースホステルを後にします。
さっきまで利用していた氷河案内サービスには屈強そうなガイドがいっぱい居たので、そちらに歩いて戻り、事情を説明して一人に試してもらいましたが、こちらも無理。
あぁぁぁ、晴天続きのツケはこんなところに来たかぁ。
とりあえず余裕で本日宿泊のユースホステルの受付時間に間に合わないので、電話を入れるのですが、メモ用のボールペンがどこかへ行ってしまったので、ガススタンドの売店でボールペンを購入します。なんか、「New Zealand Franz Josef 」とか書かれていますが、まぁ良しとしましょう。
あと、忘れずにミートパイを購入しておきます。
メモを取る準備をして電話をかけますが、いつもの暗証番号方式では無いようです。カメラのフィルターが外れないショックで上の空になってしまい、ちゃんと聞き取れたか自信が無いのですが、入り口のわかりやすいところに鍵は置いてあるとか。
浮かない気分でとぼとぼと車に戻り、荷物を積み込むときに、何となく気になり一度荷物を降ろし、車載工具を調べます。
予想通りパンク修理用の道具しか入ってません。(今どきの車ってそうですよね)
しかし、良く見るとゴムバンドでしばってあります。(日本だったらもう少しちゃんとしたバンドで止まっていると思うのですが、普通のゴムバンドでした)
試しにに割れたレンズフィルターにゴムバンドを巻き、けがをしないようにTシャツで覆い、回してみます。
ゴリゴリゴリと滑る感覚。
もしかして回ってる? それとも、いよいよレンズを力任せにぶっ壊したか?
Tシャツを取ってみると、ちゃんと回った様子。

ラッキー! 外せました!
なんだかんだで予定より1時間遅れですが、昨日馬に乗ったカードローナの手前、ワナカの街に向けて300kmの道のりを戻ります。

まずは腹ごしらえ! 当然先ほど購入した例のものです!
フランツジョセフとフォックスグレーシャーを離れると途端に晴天が広がります。

景色も相まってすっかり気分も良くなってます。

あいかわらず、ダイナミックな景観です。それをちゃんとカメラで残せる幸せ。

6号線はいいですねぇ。

こういう温帯雨林は日本には無いですからね。

逆にこういう海岸線の「日本では良く見れる景色」はニュージーランドでは本当に少ないです。6号線でもこの一瞬だけです。

この道の雄大さと、ひと気の無さは本当に気に入りました。

カメラが無事に使えるようになったからか、だんだん疲れてきたのか、この雄大な景色を駆け抜けながら
「♪ワナカお〜ねがいよ〜、席を立〜たな〜いで〜
息がか〜かる〜ほど〜、側にい〜てほぉ〜しぃ〜♪」
とか大声で歌い始めます。
「ワナカが! っちゃっちゃっちゃちゃ〜、好きなんですぅ! っちゃちゃっちゃちゃ〜♪」
(
ロマンス 作詞 阿久 悠 替え歌 ぎんがめ)
う〜ん、いい歌だ。
さらに
「ワナカなワナカなぁ〜、学研の〜おばちゃんワナカな〜♪」
う〜ん、いいコマーシャルだった。
あ、ちなみに学研とか「科学と学習」なんて物は手に入らなかったので、ゴミ箱に誰かが捨てた配布物(日本地図スタンプとか)を拾って、宝物にしていた切ない過去を思い出しちゃいました。

また逸れました。話を元に戻します。

21時30分にワナカに到着。ここは、分棟になっており、受付も独立した小さな建物でした。当然メインエントランスなどという物は無く、例のナンバー式鍵もありません。どうやって自分の部屋を知り、鍵を入手したもんかとうろついていると、受付の掲示板に「遅い到着の方」と書かれたポストがあり、その中に私の名前が書かれた鍵入り封筒に入ってました。電話で言っていたのはこのことでした。
部屋に入ると3人部屋で、スイス人の若い男の子がすでに入ってました。軽く話した後、私はすぐに買い物に出かけ、明日の朝食、夕食を仕入れにかかります。
フィッシュアンドチップスの看板を発見し、噂には聞くけど実物を見たことなかったなぁと思い、明日の昼用にハンバーガーを購入し、今日の夕飯用にフィッシュアンドチップスを購入します。さすがイギリス連邦加盟国。
店の前に置かれたベンチで待っていると、できたよ〜との声がかかります。

なんだ、このでっかい包みは?
ハンバーガーは見た目でわかるとして、右のフライドポテトみたいなやつがフィッシュアンドチップスか?
すると、この包みは?
おそるおそる開けてみると、、、

魚のフライと、大量のフライドポテトが・・・。
これがフィッシュアンドチップスというものか!
そっか、フィッシュ「の」チップスではなく、フィッシュ「と」(フライドポテト)チップスという意味だったのか!
ってことは右の奴は、ハンバーガーについてきたフライドポテト!
しっかし、すごい量ですねぇ。
とりあえず、魚のフライに手を伸ばし頬張ります。お腹が空いていることもありますが、魚も上質でなかなかおいしいです。(毎日こればっかりだと確かに大変かもしれませんね)
フライドポテトと格闘していると、当たり前のように向かいの席におじいさんがフィッシュアンドチップスの包みを置いて座ります。
「日本人か?」
と、声をかけてきます。
「どうしてわかったんですか?」
「カメラが日本製だからじゃ」
「なるほど」 (そういうもんか? 旅行者のほとんどはキャノンのコンデジ持ってるぞ。というか、海外ではキャノンが本当に強いですね)
さらに、右横にも同じように40歳ぐらいのおじさんが座ります。他のテーブルは空いているのですが、話し相手を求めてあえて私達の席に座ったようです。
3人でフィッシュアンドチップスの新聞紙を広げると壮観です。
「あなたはどこから来たのですか?」
「俺はオークランドだよ」
「遠いですね!」
「まぁね。でも車で走ってりゃ、そのうち着くさ」
「そうですか(笑)」
たぶんオークランドからワナカまで、片道1500kmぐらいあると思います。ニュージーランド在住の方は長距離走り慣れているのでしょう。あと、当たり前のように時速100キロでカーブに突入します。ですが、「100kmは目標速度ではない!」 という看板があちらこちらに立ってました。
「フィッシュアンドチップス、おいしいですね。初めて食べました」
「うまいか?」
「はい、とっても」
「それはよかった」
おじいさんが、「わしゃもう十分じゃ」と言いながら、となりのおじさんにポテトをあげて席を立ち上がったので、私もそのおじさんにポテトをすこしプレゼントして席を立ちました。(体格のいいそのおじさんは喜んでました。決して無理におしつけたわけでは無いです)
マウントクックで乾燥マンゴを全部食べきってジッパー付の袋が空になっていたので、そこに残ったポテトを放り込みます。
ユースホステルに戻ると、先ほどのスイス人の子では無く、ロッククライミングが趣味だというフィンランド人が部屋に入っておりました。これからフランツジョセフに行くというので「楽しかったよ」と伝えてあげました。
その後ダイニングルームに移り、いつものデータバックアップとメモ書きをしてから、いつも通りラストマンなので電気を落とし、懐中電灯片手に部屋に戻り、布団に潜り込みました。
天気予報によると、まだ明日は晴れるみたいです。
つづく
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