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いつ見てもそのスケールに圧倒される志合谷。(写ってます)


東向きの斜面なんですが、夏の真昼間なら陽が当たるんですかね? 一度光り輝く志合谷を見てみたいものです。








志合谷奥の長い曲がりくねったトンネルに入ったらメガネが曇ってしまい、懐中電灯が暗いのかと勘違いしてスイッチを弄ったらバッテリーが切れ気味だったらしくて灯りがつかなくなってしまい、危うく大パニックになるところでした。(本気で真っ暗で距離も長いし前後不覚に陥ると思うので、懐中電灯無しではまず歩けません。予備のヘッデンがありますが、まさか使うことはないだろうとザックの奥深くに放り込んでました)

幸い20mほど先を男性2人組が歩いていてくれたので最悪大声で助けを呼べば良いと落ち着いてましたが、このまま点かなかったらどうしようかと思いました。

しばらく真っ暗な中前方20mの2人のライトを頼りに歩きつつスイッチのオンオフを繰り返していたら、ようやく点灯して一安心。

帰宅してすぐに新しいエネループプロを注文しました。





(ここから少し写真集)







写ってます
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写ってます
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足元を覗きこんだ所









(写ってます)
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このあと二人が休憩を取り始めたので、後ろを歩いていた理由を話しつつ追い抜かしました。









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常に気温10度以下のところに居たので持ち歩いていたのにまったく痛まなかったロールケーキ。


美味しかったです!







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この辺まで来ると下からトロッコ列車のアナウンス音が聞こえてくるので大分現実に引き戻されます。


あと、阿曽原に向かう人達とすれ違うようになりました。(昨日は誰ともすれ違いませんでしたが、地元の方で阿曽原まで往復するって人も多いみたいですが、黒部ダムまで歩かないともったいないと思います)







奥鐘山の向こうに北アルプス後立山の稜線。

素晴らしい!







ここから欅平駅まで標高差350mほどを一気に下ります。


楽しかった水平道もいよいよ終了です。







登ってくる人とお話したりしつつのんびりと下ります。









あ〜、ついに現実世界が見えてきました。。。









到着してしまいました。(11:20)






さて、急いでるわけでもないので前から狙っていた祖母谷(ばばだに)温泉の野湯にでも入りますか!



往復の時間を計算して(コースタイムで1時間半)、トロッコ列車の予約を入れておきます。







欅平では下ノ廊下の人気の無さとのギャップに毎回驚かされます。








この時期(2012年11月上旬)なら観光客の皆さんも少し登山道を上がればもっと素晴らしい紅葉が見られるのにもったいないと思いながら歩いていたのですが、、、








あ〜、こちらもなかなかですね!









苦労して歩かなくてもこれだけの紅葉が見られれば十分でしょう。

さすが黒部渓谷。







ヘルメットをかぶってるのは落石対策に貸し出されているものです。
(私は被ってませんが)









お〜、素晴らしい!









欅平から30分ほどで祖母谷温泉に到着しました。


目指す野湯はここから3分ほど上流にあります。



漂う硫黄の香りに気分が盛り上がります!








到着しました!(祖母谷地獄)



って、服着た人がいっぱい・・・・・









たしかに、ここから眺める白馬岳(ですかね?)は素晴らしい眺めで三脚立てて撮影に勤しんでいる方や足湯を楽しんでるカップル、温泉卵を作りながら昼食を食べてる方なんかがいっぱい居ます。

(他の方のレポートを読む限りここまで混んでる印象は無かったのですが、快晴で紅葉の日曜日ですからね・・・)


さて、どうしたもんかと思案する間もなく途中で追い抜かしてきた男性2人組がやってきて、そのうち一人が躊躇することなく入ったので私も入ることにしました。

しかし、入れる場所は一人分ぐらいの広さしか無いので、、、









まずはパンでも食べてのんびり待ちます。









というわけで、レッツ野湯!(中年のパンツ姿で失礼)

靴を履いてるのはこのあたりが地獄地帯で火傷するぐらい熱い石がごろごろ転がってるからです。








左が野湯で右に足湯カップル。

私はその中間に適温箇所らしき場所を発見して入ろうとしたのですが(ちゃんと二人に全裸になることを申告しましたよ)、なんせここは熱湯と川の冷水が混ざる温泉なのでまともに入れず結局すぐに退散しました。


全裸のまま・・・





ただ、左のおじさんが入ってるところも状況は同じらしく、すぐに順番が回ってきたのでこれ幸いとそこに逃げ込みました。









「やっほーーーー!」



って、ポーズにはなってますが顔は真の笑顔になってません。

というのも常に熱湯と冷水をかき混ぜ続けなければならないのですが、撮影のためにポーズを取ってる最中に足元の表面付近に熱湯が流れてきて激熱だったからです。



たぶんここは湯船にする場所の上流で湯だまりを一つ作ってそこに冷水と熱湯源泉を一旦貯めて温度を調整してから湯船に流し込まないと、まともに入れない温泉です。




まぁ、そんな野湯ですが5分間ぐらいは入っていたでしょうか。









自分が服を脱いだ場所に戻ると、なぜかそのすぐ脇で老夫婦が三脚立てて熱心に写真を撮ってました。
(写真は祖母谷地獄にこのぐらい人が居ましたよの図)



二人共撮影に夢中になってるみたいなので、気が付かれないようにそっと近づき、背後でささっと体を拭いてパンツだけは履きました。

(紅葉のアルプス撮影してて振り返ったら全裸の私が後ろに立ってたら警察に通報されるかもしれませんし、って、まぁ、携帯の電波は届かない場所なので安心ですが)




さらにTシャツを着たぐらいのところで振り返られたので、ギリギリセーフでした。








ここなんかも適温だったら最高の野湯なんですが、熱湯なんですよね〜。









さて、名残惜しいですがそろそろ帰路につきますか!









帰りは富山の男性二人組の方と一緒に登山話で盛り上がりながら欅平まで向かいました。









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本日の行程









ここから地獄のオープンエア・トレイン・ライドが待っているので欅平駅で天ぷらそばを食べて体を温めます。




って、そういえば祖母谷の野湯ではまったく体が温まらなかったのでした。




この先の状況はわかっていたのにもかかわらずダウンジャケットをザックの奥深くに仕舞い込んでいたので、通常歩く用の全ての防寒着を着こんでから改札をくぐります。(13:50)

先ほど握手をして別れた男性二人組は出発前にちゃんとデラックス車両を予約済みでした。



蕎麦をトロッコ列車の出発ぎりぎりまで食べてたせいもあり、プラットフォームに向かうとすでに座席を選ぶ余地がなかったのですが、、、、









たまたま空いてたのが指定車両の一番前の席。(座席は決まってませんが何号車に乗るかだけは決まってます)

ここだとガラス風防が目の前にあるのでかなり風を防げるんですよ、これはラッキー!!

(上の写真は列車からカメラを外に出して写してますが、前の車両の後部にあるようなガラスが目の前にあります)








さすがにここまで下ってくると(標高500m前後)紅葉はまだこれからって感じですね。



そういえば晴天のトロッコ列車に乗るのはこれが初めてです。









晴天で風を防いでいるとはいえ、やはり30分も乗ってると体が芯から冷えてきます。。。


向かいの車両でビデオを撮ってた方で、もしうつろな目でガラス風防にへばりつくように座ってるおじさんが映ってたらそれは私です。




次回はデラックス車両の予約を取ってから来よう。。。

(それか早めの接続で早めのトロッコ列車に乗って宇奈月温泉で温まり直すってのも手ですね!)










というわけで、温泉上がりに無防備で乗った過去2回よりは多少マシではありましたが、相変わらず体が冷えきった状態で富山電鉄の特急「うなづき号」に乗り込みました。(15:25)



トロッコ列車で欅平から下ってきた人は皆これに乗るのかと思ったら、案外使う人は少ないんですね。

(特急料金プラスで100円なり)








車窓からは剱岳。

青屋根白ボさんも同じ景色を眺めてらしたようです。

列車の暖房でようやく復活しました。







魚津の乗り換えは時間的に余裕が無かったのでみどりの窓口で順番が回ってこずに焦りました。(16:05)









って、なんですか、この混雑度!?


自由席からは乗客が大量に溢れだし、指定席は余裕で満席。



スマホで再確認したら本日一番列車に乗ってる時間が長いのがこの「特急はくたか」でトータル2時間弱・・・・


ロードスター回収の時は途中の糸魚川で降りるのでそんなに長い時間乗ってるイメージはなかったのですが、本日は終点まで乗るので、、、この事実が判明した瞬間がっくり来ました。




すでに足の筋肉痛が始まってるんですが、「下ノ廊下走破者優先席は無いんですか!?」と、車掌さんに問い詰めたい気分です・・・・








本当は日本海を眺めながら宇奈月で買った「ます寿司」を食べる予定だったのですが・・・




るるる〜。










ちょうど糸魚川を通過するあたりで日が沈みました。




終点の越後湯沢まで立ちっぱなしのまま我慢しようかと思ったのですが、最後の15分間は地べたに座ってしまいました。(自由席に座るのは早々に諦めて指定席側の空いてるデッキに居たので)









越後湯沢では固い決意のもと1号車一番先頭乗り込み口の一番前に並びました。(かなり大人げない)


なんせ先ほどの「はくたか」に乗ってたお客さんの半分は、同じ新幹線に乗り継ぎますからね。(新潟に行く人半分、東京方面に向かう人半分という計算です)









やって来ました「MAXとき号」   (18:02)




まぁ、拍子抜けするぐらい空いてましたが・・・
(自由席の乗車率80%ぐらいといったところ)








ようやくちゃんと座って「ます寿司」をいただけました。



前回立山の山頂で食べた高速のSAで売ってたます寿しと比較にならないぐらい美味しかったです。









というわけで、高層ビルの立ち並ぶ東京に戻ってきてしまいました・・・・(19:22)









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こんな行程になりました。







帰宅後、今回含めて3回分の下ノ廊下の写真を見比べてみたんですが、、、、


タイミングもありますがダントツで今年が一番紅葉が美しかったです。




いや〜、行ってよかった!!






以上です!