ケニアドライブ旅行記
その24
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巨大な鳥で、ジョンさん曰く英名はKori Bustard。

ダチョウのようにゆったりと歩く鳥ですごく目立ちます。南アフリカでも見たので覚えていたのですが、和名はアフリカオオノガン。(Ardeotis kori


ダチョウと違うのはこの鳥は飛べるんだそうです。(飛べる鳥としては最も重いらしいです)





しばらく走った所で、ジョンさんが「今日は何時まで走るの?」と、尋ねてきたので、


「とりあえず12時まで走ってから一度サンブルロッジに戻って昼飯を食べて、午後からバッファロースプリングス国立保護区に移動しようかと思ってます」


と、答えた所、「じゃぁ、午後2時にサンブルロッジ集合にしよう」と、後半戦も付き合ってくれることを前提にした答えを返してくれたので、前々から気になってい たガイド料金のことを思い切って尋ねてみました。


すると、ジョンさんは笑いながら「それは僕が決めることじゃないよ。もし払ってくれるんなら君が決めてよ」と、ちょっと予想外な返事が返ってきました。


本当に好意で付き合ってくれてたんですね。しかも丸一日。

もちろん私がチップを1円も払わないとは思ってないかったでしょうが、事前に調べた感 じではケニアの観光地ではお金に執着していることを隠しもしない人たちが多いという印象だったので、こういう奥ゆかしい答えは正直驚きました。


逆にいくら払ったら良いのか自分で決めなければならなくなりました。

この、「感謝の気持を値段に置き換える」というのが慣れてないのもあって、なかなか難しいもんだと毎回感じます。


というわけで、参考情報収集も兼ねてジョンさんがどうしてレンジャーになったのか尋ねてみると、「この辺は動物がたくさんいるからこういう仕事ができるからね。あと、子どもの養育費がかかるからお金が必要なんだよ」と、かなりストレートな返事が返っ てきました。「動物が好きだから」みたいなロマンチックな話じゃないんだなと改めて思った同時に、今日1日楽しめたらそれに見合ったチップはちゃんと支払おうと決 めました。


「で、君は結婚してないの?」と尋ねられたので、「前はしてたんですが、離婚しました」と何も考えずに事実をそのまま答えた所、


「え!、ゴメン!」


と、全力で謝られたので、


「いやいや、全然気にしてませんよ。もし独り身じゃなかったら、今ここに来て動物を見て喜んでいられなかったでしょうから」


と、笑いながら答えたんですが、ジョンさんは申し訳ないことを聞いてしまったと恐縮しきりの様子でかえって申し訳なかったです。








空を飛ぶコウノトリ。
(ヨーロッパコウノトリ White Stork Ciconia ciconia

大きい鳥が飛ぶさまは優雅ですね〜。



ここでジョンさんが「オストリッチを見に行こう」と言うので、オストリッチが何なのかわからないまま、「行きましょう!」と答えて走り始めます。


ジョンさん曰く、2週間前までかなり雨が降っていたので、この先のエリアはまだ道路が泥濘んでる可能性があり、もし通過が無理だったら迷わず引き返す、とのこと。


私もこの辺りは昨日走ってるので(チーターが居た辺り)なんとなく雰囲気はわかります。確かに泥濘んでる場所が何箇所かありました。








再びオリックス。

それほど希少種ってわけでも無いみたいです。









ジョンさんがエワソニイロ川の中にある大きな岩を指差すので何かと思ったら、なんとカバでした。

写真は超望遠で撮影。遠くからだとカバはそれほど動かないので動物だとはわからなかったです。

昨日もまったく気づかずに通り過ぎちゃいましたし。

実は野生のカバを見るのは初めてなんですと伝えると驚いてました。
Hippopotamus Hippopotamus amphibius



カバによる死亡事故が一番多いというのは知ってるんですが、ここから眺める分には動物園のカバと大差ないです。


しかし、こういう出会い方はしたくないですね〜。


その1


その2


中国人観光客がケニアで子供カバを撮影、母親カバに襲われ死亡


一方でカバが他の動物を助けたりする映像をたまに見たりするので、両面あるんだなぁって思います。


シマウマの子どもを助けた映像



インパラの子どもを助けようとした映像








ジョンさんが「エワソニイロ」というのはサンブル語で「茶色い水」という意味なんだ教えてくれました。

なるほど。



しばらく走って行くと、ジョンさんが、「オストリッチ!」と、言いながら指差すので、大物発見!と思いつつその方向を目を凝らしてみてみると、、、、










そこにはソマリダチョウが居たのでした。


そう、オストリッチはダチョウのことであり、ソマリダチョウはサンブル5に属していることもあって、私のためにわざわざ探してくれていたのでした。

さすがにダチョウで心の底から大喜びは出来なかったので、つい喜んでいるふりをしてしまいました。

オストリッチはダチョウ、ちゃんと覚えておこーっと。



さらにしばらく走った所で、「ちょっと車を停めて」と指示されたので、車を停めると、「あそこにゴミ袋が落ちてるんだ。動物たちが誤って食べると危険な のでちょっと拾ってくるよ」と、言い残し、、、









ジョンさんはゴミ袋を回収してました。


不意に風で飛ばされただけかもしれませんが、こんな保護区のど真ん中でゴミ袋を捨てる人が居るんですね〜。









昨日チーターの親子を見かけたエリアなのですが、サンブル国立保護区の中にあって、ここら辺だけは灌木も少なく、彼らが狩りをしやすい開けた草原が広がっていてなるほどなぁと思いました。



ちなみに、遠くに見えているかっこいい岩山は「ロックウェイ」という名前だそうです。










ジョンさん曰く昼間はこういう混みいったブッシュの中にライオンは潜んで休んでいるんだとか。


二人で1つずつ丁寧に探しながら走っていきます。









グラントガゼルもすっかり木陰休憩体制です。











道路を歩いていたアミメキリン。


これまでにゲレヌクを何回か見かけてますので、本日も何気にサンブル5コンプリートしてました。
(ってのは、帰国後にわかりました)










キリンは体に似合わず臆病なので、食事中も常にこちらを見つめながら口を動かします。


カメラ目線の写真が多いのはそのためです。







逃げていくディクディク。


さすがのスピードです。





気温もすっかり上がって喉も乾いてきたのですが、ジョンさんはそれこそライフルだけ持ってやって来て飲まず食わず状態なので、自分だけ水を飲むのも気が引け、後部のトランクを開ければジョンさんの分もいくらでも準備できるんですが、車から降りられないのでしばし我慢。


今日は運転席も助手席も窓全開で走っているので、車の中も後部座席に置いてあるカメラも砂だらけになっちゃいました。

防塵防滴のカメラじゃなかったら、故障してもおかしくない状 況です。(それもあって動画撮影用のNEX-5Nは途中からポーチの中に入れておりました)


滅多に遭わないのですが、たまに他のサファリカーとすれ違うときに先方の運転手とジョンさんが(サンブル語やスワヒリ語で)情報交換をしていました。

後で内容を聞いてみると、毎回こ ちらからヒョウの親子を発見した場所の情報を提供するばかりで「何かを見た」という情報は一切得られないまま時間が過ぎて行きました。


そういう意味では我々は超ラッキーだったんだと思います。



というわけで、そろそろ12時近くになったので一度サンブルロッジに移動して、昼食を取ることにしました。

6時過ぎに出発したので、かれこれ6時間弱走り回っていたことになります。



ジョンさんが「ちゃんと車の窓を閉めておくんだよ。バブーンに荒らされるからね」と言い残して去っていったので、「わかってます」と答えて車の窓を閉めました。

しかし、皆さんバブーンをすごく警戒してますね〜。




ここのロッジはすでに2回目ということもあり、案内も受けずにまっすぐレストランに向かい、ボーイさんに料理を頼もうと思ったのですが、お客さんどころかボーイさんも見当たりません。

今は昼の12時ということも有り、営業時間外ということは無いはずですが、どうしたんでしょう?



しばらくして、ようやく昨日のボーイさんが歩いているのを見つけて、こちらから声をかけてランチを頼みたいことを伝えると、ちょっと困ったような顔をして から厨房の中へと消えて行きました。


ちょっとだけ嫌な予感がしたのですが、とりあえず昨日と同じように川沿いの特等席に腰掛けボーイさんが戻ってくるのを待ちます。


数分後、戻ってきたボーイさんが言うには、「厨房の肉を焼くオーブンの準備にすごく時間がかかるんです。昨日と同じメニューで昨日よりも待たせることになりま すが、それでも良いですか?」とのこと。


幸いジョンさんとの待ち合わせ時間まで2時間弱もあるので、「まったく問題ないですよ」と答えて、まずはジュースだけ先に持ってきてもらうようにオーダーし ました。








あ〜、幸せ!



レストラン内には私以外誰も居ないわけですが、他の皆さんはまだゲームドライブしてるんですかね?










ロッジの入り口にたくさん置いてあった日本語の本。

なんでサンブルみたいなマイナーな国立保護区のロッジに日本語の本がたくさんあるんだろうと思いつつ、時間がたっぷりあったので1冊持ってきてパラパラめくって見ると、中身は写真集のようです。


しかし、その写真が素人っぽいというかなんというか、、、、



大分ページをめくって、サブタイトルまで見てようやく理解しました。

これ、どこぞのアフリカ好きのおじさんと娘さんが企画催行したツアーの参加者によるアルバム集だったんです。つまり掲載されてる写真は参加者が撮影したもの。しかもこの写真集はツアーの宣伝パンフレット も兼ねていて、いかにこのツアーが素晴らしいかの美辞麗句が並んでます。たくさん置いてあったのはツアーに行く度に毎年写真集を作ってるからでしょう。しかし、これを買うのは参加者だけでは?

それで値段は2000円、、、うまい商売してますね(笑)

って、ちょっと期待してページをめくった私の気持ちを返して!って思いました。


ちなみに、この父娘はプロの写真家だそうです。親子揃って趣味を仕事にしちゃったんですね〜。








今日はレストランの対岸に象の群れが居ました。



今、サンドイッチが出てきてくれたら、象を眺めながらランチってところなのですが、出てくる気配はさっぱりありません。




そして、待つこと1時間。

普通の感覚だったら怒って店から出てると思いますが、昨日すでに30分以上待たされた上に事前通告があったので、このぐらいは予想の範囲内です。



ようやく登場したボーイさんもさすがに待たせすぎたと感じているのか、謝りながらお皿を机の上に置きました。







また、かろうじて1頭だけ象のお尻が見えています。


というわけで、ぎりぎり象(の尻)ウオッチング&ランチです。



冷める前にと思ってフレンチフライから先に食べます。



食べつつ象(のお尻)を眺めます。



う〜ん、なんて贅沢・・・・・



と、突然視界の中にサッカーボール大の何かが飛び込んできて、目の前で止まりました。




視界に捉えた映像を脳内で解像すると、それは皿の上に乗っかったサバンナモンキーが楽しみにしていたビーフサンドイッチとレタスを鷲掴みにして持ち上げているシーンでした。


唖然とする私を尻目に、手を伸ばせば触れる距離でサバンナモンキーはレタスを一口囓った後、サンドイッチを手に持ったまま、軽やかに5mほど先の手すりのところに飛ぶように移動して行きました。


ここで意味解釈が脳内で完了し、ようやく怒りの気持ちが沸々と湧いてきたのですが、さらに遅れて出現した理性によると、取られてしまったものを取り返した所で私が食べられる訳じゃありません。



しかも、おもいっきり皿の上に乗られて、足はフライドポテトの中だった気がするので、他の残った部分も全て食べられません。








撮影のために近づいた私のことなど気にもせず奪い取ったレタスを悠々と食べるサバンナモンキー。




くっそーーーー、人馴れしてるなぁーーー・・・・





はぁ・・・・・



なるほど、こりゃぁ、マック君もボーイさんもジョンさんまでもがバブーンに気をつけろと言うわけです。


ここまでやられてようやく実感出来ました。



しかし、1時間以上待ってようやくありついたランチがパーです。。。



それでも一応言うだけは言ってみようと思い、ボーイさんに事情を伝えると、ボーイさんは困ったなという表情をしつつ一度厨房に戻り、「同じ物をもう一度お出 しします。少々お待ちください」と、予想以上に嬉しい返事をしてくれました。


こちらも、お礼を兼ねてもう一杯ジュースを頼んで待つことにしました。



その後もしばらくサバンナモンキーの行動を注意して観察してたんですが、どうやらロッジの周りをうろちょろしてるサバンナモンキーの中で人から奪うことに 慣れてる個体はそうたくさん居るわけじゃないみたいです。私のサンドイッチを奪ったサバンナモンキーは今度はレストランの下に降りて行くと、宿泊コテージに入ろうとしていた白人のおば さんが手に持っていた果物を背後から跳びかかって直接奪い取っていました。

私が観察していた中でここまで大胆不敵なことをしてるのはこの一匹だけでした。








コンロが暖まっていたからか、今度は10分ほどで同じ料理が運ばれてきました。








さらにボーイさんがバブーン撃退用の長い木の棒を持ってきてくれたので、それを受け取りつつ、さらに皿にかぶせる銀の蓋も持ち帰らないで置いていってもら い、食べる時以外は蓋を被せっぱなしにしておきました。

なんせ、サバンナモンキーはとても賢く、視界の外(斜め後ろ)から奪いに来ますので、いくら棒を持っていた所で先に皿に乗られてしまったらアウトです。

ちなみに、今読んでる本によるとサバンナモンキーは仲間同士で「上方向」「ゴマバラワシ」「警戒」ぐらいの会話はできるんだそうです。



というわけで、昨日と打って変わってちょっと落ち着かない気分のままサンドイッチを頂き(気のせいか2皿目はお肉が薄く小さくなったような・・・)、2時ちょっと 前になったところでボーイさんにお礼を言って精算を済ませてからレストランを後にしました。









駐車場に行くとすでにジョンさんが来ており、ジョンさん以外にもう一人レンジャーさんが居ました。

なんでも彼(ジェームスさん)はこれからゲートに行きたいらしいので、一緒に車に乗せて行って 欲しいとのこと。


もちろんOKです。








というわけで、後部座席の荷物をトランクスペースに放り込み、ジェームスさんが座る場所を確保しました。










迷彩服着て銃を持ったレンジャーさん二人が乗り込みます。

傍から見たらまるで軍用車です。




2人を乗せてヒョウの親子が居たポイントに立ち寄りつつ30分ほどメインロードを走ってゲートまで移動し、そこでジェームスさんを下ろしてから、さらにA2号線に向けて走ります。





A2号線に向かう途中の小さな家屋の前でジョンさんが「ちょっとここで止まって」と言うので車を停めると、家の中から大人から子どもまで数人飛び出してきて、 ジョンさんと何やら親しげに話していました。

ジョンさんがその人達と握手をしながら挨拶をしていて、流れで私も握手しました。


後で聞いたらここはジェームスさんのお姉さん(妹?)家族が住んでいる家なんだそうです。








A2号線に出ました。



この道、ジョンさん曰くなんと日本人が海外支援の一環として作った道なんだそうです。



「日本人が作った道は本当にパーマネントロードなんだ。これまでの道とは大違いなんだよ。」


と、絶賛しておりました。


この時に派遣されていた日本人の働きっぷりも素晴らしかったらしく、とにかくこのエリアで日本人の評判は抜群に良いんだと教えてくれました。


私が道路整備をしたわけじゃないですが日本人として誇らしい話ではありますし、A2号線がやたらと気が効いていて走り易かった理由もよくわかりました。


ちなみに穴だらけの道というのは道路を作るときに材料費を誰かが裏で勝手に削って発注して浮いた金を横領しちゃうので、粗悪な道が出来上がってあっという間に穴だらけになるんだそうです。



お昼時間に予め用意しておいた水を入れたペットボトルをジョンさんにさし上げた ら、すごく喜んでました。


やはり、ジョンさんも普通にのどが渇いていたみたいです。



ちなみに、ジョンさんにはあちこちから電話がかかってきますし、ジョンさんもたくさん電話をするので、しょっちゅう携帯を使ってます。ケニアでは 携帯が大ブームと聞いていたので、なるほどなぁと思いました。(日本でも携帯の出始めの頃はこんな感じだったような気がします)


電話でジョンさんが「エーイ↑」、「エーイ↑」と受け答えしてるのがすごく気になったのですが、意味を尋ねるのを忘れてしまいました。




そうだ、電話といえば明日待ち合わせをしているケニア山のガイドとまだ連絡がとれていなかったのでした。こちらからはAirtelの番号をエージェント会社宛てに送ってはあったのですが、今のところ返信は来ていません。


昨日から何度かショートメッセージをチャレンジしていたのですが、サンブル国 立保護区のど真ん中では接続が安定せず、ショートメッセージも電話もどちらも上手く使えませんでした。


履歴を見るとガイドさんと思わしきナンバーからの不在着信もいくつか入っていて、それにかけ直す形で電話をかけてみたのですが、A2号線沿いでアンテナが全部立ってる 状況でもなぜか繋がりません。

というか、「電話番号が間違ってます」というアナウンスが流れてきます。

なんでだろうと思いつつ、この時は、まぁいいや、と、そのままにしてました。

(大分後に理由がわかったのですが、IDEOSを日本に居る設定にしていたので、かかって来た電話番号が国際ナンバー付きになっていたのでした。日本で言 うところの+8190みたいな感じで。そりゃぁ、かけ直してもかからないしショートメッセージも届かないわけです。一つ勉強になりました)



とりあえずネットはつながるのでエージェント会社の方に、「今サンブルまで来ていて、明日は14時前には待ち合わせ場所のチョゴリア モーテルに到着出来ます」とメールを送っておきました。









そうこうしているうちにバッファロースプリングス国立保護区のゲートに到着しました。(15:00)


ジョンさんはこちらのゲートに居たレンジャーさんとも顔見知りらしく、チケットを取り出すこともなく顔パスノーチェックで中に入れてもらえました。
(前にも書きましたがサンブル、バッファロースプリングス、シャバの3つの国立保護区はそれぞれのチケットで行き来できるルールです)










入口入ってすぐに見かけたグレビーシマウマとグラントガゼルの群れ。


へぇ〜、こちらもたくさん動物が居そうですね!


ジョンさんが、「昼間は気温が高いので喉の渇きを癒すために川の近くに動物が集まるから、川の近くを走ろう」と言うのですが、どこに川があってどう走れば川に近づけ るのかさっぱりわからないので、「はい」と答えつつ、実際はジョンさんの指差す方向だけを頼りに車を進めていきます。


ちなみに、バッファロースプリングスと名前が付いてますが、バッファローはほとんど居ないんだとか。







お、イボイノシシのファミリー。











巨大な水たまりもチラホラと。


水溜りの底は硬かったので難なく通過出来ました。









そしてアミメキリン。

基本的には川向うのサンブル国立保護区とそれほど雰囲気は違いはありません。











ただ、この普通種のシマウマはなぜかバッファロースプリングス側にしか居ないんだとか。
グラントシマウマ Grant's zebra  Equus quagga boehmi

もしかしたら、普通種のシマウマもちゃんと見るのは初めてかもしれません。
(南アフリカで見たのはケープヤマシマウマでしたし)







メインロードを外れて脇道に入ります。

サンブルよりもちょっと小石が多くて荒れてる印象です。




ジョンさんは動物を見つけるのも速いですが、ブッシュの影からお尻しか見えてないのに「あれはゲレヌクだね」と判別できるのもさすがだと思いました。



あと、こちらはサンブル国立公園に比べてさらにマイナーなのと、営業しているロッジも少ないので、走っているサファリカーはさらに少ない、、、というか、まだ一台も他のサ ファリカーを見かけていません。


もし、一人で来てたら心細かっただろうなぁ(笑)









これがバッファロースプリングス。


ものすごい綺麗な泉ですが、スイミングプールと名前がついており、文字通り泳げるんだそうです。

水着はあるので入ればよかったなぁ〜、と、後で思いました。











再びグレビーシマウマの群れ。

サンブル側では1頭ずつしか見られなかったので、これは嬉しかったです。

シマウマ見るんならバッファロースプリングスですね。








いろいろな川の近くに立ち寄りながら動物たちを探しつつ奥へ奥へと進んでいきます。











遠くの木の上に停まっていた大型の猛禽類。

もちろんジョンさんが見つけたものです。









再びアフリカオオノガン。











ここにも小さな川が流れています。

半砂漠地帯なのにけっこうあるもんなんですね〜。









お〜、象が豪快に道路を塞いでますね・・・











最後まで退いてくれなかった1頭。



午前中の件もあったし、今度のは先程の若象より一回り大きな象だったのと、これまたさらに大きな象がすぐ側でこちらを睨んでいて、どうしたもんかと躊躇していたのですが、ジョンさんが「アクセルを 空ぶかしして」と言うので、言われたとおりに空ぶかししながらジリジリと進んでいくと、象も文句を言いつつバックし、最後にはどいてくれました。


退いてくれた後も車の後ろで鳴きながら怒っていたので、こんなのジョンさんが居なかったら絶対に突破できなかったと思います。








いやはや、大きな象はびっくりするぐらい大きいです。この個体は昨日今日見た中でダントツナンバーワンの大きさです。


ジョンさんも「大きいねぇ、まるで山みたいだ」と感嘆の声を上げてました。









長いシーンなので4倍速ぐらいにしてますが、右の母親が子どもを呼び寄せてます。

その母親がにらみをきかせてるので、おっかないのなんの。

ここもジョンさん居ないと通過できない箇所です。




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