ケニアドライブ旅行記
その54
その53へ戻る









右側車線を走るのは一番速い車のはずですが・・・









平日は大渋滞でちっとも動かなかったランナバウトもちょっと待っただけでスイスイ抜けられます。


いや〜、良かったよかった。

さすが日曜日。







軽自動車のマタツだ。

いったい何人乗れるんでしょうか?








初日と同じ道順で超巨大モールに向かいます。


こんな道を走るのもこれで最後ですね〜。


(後から気がついたんですが、空港近くにナイロビ国立公園があったので、そっちに行けばよかったです)









今回はちゃんと地下駐車場に停めることにしました。


9時前に着いちゃったんですが、開いててくれてよかったです。





しかし、モール自体は開いてたんですが、中のテナントはシャッターが降りたままでした。。。


一方でサファリコムはオープンしていて空いてたので、プリペイドSIMカード買うならこの時間が狙い目かもしれません。








入りたい店はどこも開いてないのでカフェで「ホワイト」を1杯頼んで時間を潰すことにしました。


ちなみにホワイトというのはカフェラテ、あと当然ながらブラックもあります。なので、最初に「ブラック オア ホワイト?」と尋ねられるので、なんのことだかわからず キョトンとしました。


余裕のお金が410KShしか無かったので、思わず黒と白の値段を最初に確認しちゃいました。(160KShなり)



これで1時間粘ります。







お、空が晴れて来ましたね!









気ぐるみがエスカレーターを昇っていく姿がシュールだったのでメモ撮影。



そして、ついに暇つぶし用の本を読みきってしまいました。


帰りの飛行機含めてもう何も無しです。


あぁ〜、こんなことなら薄くて軽い「人喰い鉄道(上)」でも持って来れば良かった・・・





ぼーっと時間を過ごして、ようやく10時になったのでナクマットに向かいます。









げげ、10時オープンだと思ってたら10時半じゃないですか!


あと30分か・・・



もうカフェの席も立ってしまったので、そのままテナントがオープンしていないモール探索をします。


暇人すぎです(笑)









こちらは熱帯魚屋さん。(Closed)









ヨーグルトスイーツの専門店。(Closed)



さすがにテナントの中に入れないモール探索は無理がありすぎました!



ベンチで待つこと30分弱・・・・








ようやくナクマットがオープン!



最初にここに来たときは「アルコールが手に入らない!」って焦りながら店内を歩き回っていたので、ほとんど何も目に入ってなかったんですが、今日は気持ちに余裕があるの で、いろいろ眺められます。


余裕というか、とにかく暇なんですね、私。



CD売り場でエリックが歌ってた例の歌を思い出し、曲名がわからないので従業員さんの前で「♪ジャンボ、ジャンボ・ブワーナ♪」と歌ってから、「この曲のCDください」っ てお願いしたら、一発で出て来ました。


その名も「The Best Of African Songs」。


そのまんまです。


(自宅で聞いたらアレンジが好みじゃなくてちょいとがっかりしました)



おみやげ品を探しつつ店内を巡ってみます。








へぇ〜、ゴキブリ用の殺虫剤が人気なんだ!









これも全部そうです。

ゴキブリ嫌いは世界共通なんですね〜。

(ナイロビの人はゴキブリは平気かと思ってました ← すごい偏見)




店員さんに「ケニア国内で作られてるお菓子って無いですか?」と尋ねてみたところ、、、








これを紹介されました。

その名も「Out of africa」。有名小説からそのまま流用してます。



というわけで、おみやげはこのシリーズに決定。




これで、用事も済んでしまったので、さらに店内をぶらぶらします。



とーっても暇なのです。







電卓はガラスショーケース売り。

高級品扱いなんですね〜。









DIYコーナー。









お菓子コーナー。









そっか、アリエールってワールドワイドブランドなんだ。

「あり得る」という日本語をもじったのかと思ってました。








へぇ〜、ケニアでは傘は395KShで手に入るんですね〜。

どおりでポーターさん達が好んで傘を使ってたわけです。









無くマットに上のフロアがあることに気が付き上がってみました。



家具や家電製品なんかが並んでいて、一見して用はないかなと思ったんですが、、、








こ、、、、これは!







ガスバーナーが1995KSh、ガスカートリッジの大が1個595KSh。
5000KShでアルコール買うより、こっちのほうが全然安かったです。


でも、あの時は5000KShするって知らなかったから、見つけても買わなかっただろうなぁ。



こんな感じでようやく11時をまわったので、 クレジットカードで支払いを済ませて駐車場へ移動します。






壁のデザインはこれまた懐かしい象の群れ。

本当にこんなふうに並んで歩くんですよね。




駐車場の入口に日本のショッピングモールにもあるような精算機が置いてあり、駐車場代の支払いを先に済ませられるみたいでした。

現金の余裕は後250KSh。大丈夫だとは思いますが、少しだけ心拍数が上がります。


精算機の脇にスタッフが1名立っていて、私から駐車券を受け取って精算機に入れた後、自分の100KSh札を精算機に入れたので、てっきり支払いを無料にしてくれるのかと思いき や、「50」と言って手を出してきたので、言われたとおりに財布の中から50KSh札を出して渡しました。精算機からは駐車券と一緒に50KShのお釣りが払い出されており、どうやら単 純に支払手続きをスムーズにするために手伝ってくれてたみたいです。







左が今入っていた巨大モール、右奥は初日に車を停めさせてもらってアルコール求めて彷徨い歩いた小さなモール。

ナクマットは両方共にテナントとして入ってます。


いやぁ〜、懐かしいなぁ〜。









一瞬自分用のおみやげにビックリマークを買おうかと思ったんですが、よく考えたらもう現金が無いのでした。









バナナも一人じゃ食べきれないですしね。
(その前にお金がない)








ナチュラルに人が飛び出してくる道も、そろそろ終わります。











フランスやイギリス並みに巨大なランナバウトも見納めです。









あ、さっきのバスだ。

いろいろ特徴があったので覚えてました。


先ほどと反対車線に居るってことは、ナイロビが終点で折り返してモンバサ方面に向かうみたいです。








ここの看板にもバッテンが付けられてますね。






A109号(A104号)沿いのガソリンスタンドはどこにあるか完璧に頭に入っているので、一番良い印象だったスタンドで給油。


1800KSh分入れて読み通りほぼ半分。





と、ここで寒くもないのに突然腕が震え始め、自分でも理由がよくわからずびっくりします。



何だろう、これ?

しばらくしたら震えが止まったので、一旦無視することにしました。







いやぁ〜、ナイロビでもこんなにバイクが客待ちしてたんですね〜。

初日はまったく目に入ってませんでしたよ。

2人乗りで路肩を逆走してくるバイクに驚いてたのが懐かしいです。








キャノンのナイロビオフィスでしょうか。


カヤバのサスペンションの看板なんかも出てました。


日本企業、ナイロビで頑張ってますね!








ここの広場は何でしょう?

(ビーチパラソルが気になりメモ撮影)








あ、ここもバッテン。











ここもだ。

どうやらいたずらっぽいです。









いよいよ空港に向かう道路に入りました。

事故も起こさずにここまで来られたことに心底ほっとします。









と、ここで検問に呼び止められます。



これまでのことがあるので少し嫌な予感がしますが、努めて笑顔で挨拶します。


警察官がスワヒリ語で話しかけてきたので、「すみません、おっしゃってることが理解出来ません」と英語で答えると、今度は英語で「この車は君のものか?」と、 尋問口調で質問してきました。


「レンタカーです」と答えると、「これからどこへ行くんだ?」と、来たので、「日本です。日本に住んでるのでこれから帰るんです」と、答えます。


もう、このぐらいで「行ってよし」と言って欲しいのですが、「ん〜?、君は何でカメラを2つも持ってるんだ?」と尋ねてきたので、「こちらは写真用、こち らは動画用です」と笑顔のまま正直に答えます。


すると、「2台あるんだったら、1台くれよ」と言われたので、「嫌です」と笑顔のまま即答しました。


「じゃぁ、ちょっと免許証を見せて」と、来たので「どうして免許証を見せなきゃいけないんですか?」と思わず聞き返しそうになったのですが(たいてい免許証が人 質に使われます)、見せる見せないで揉めるわけにもいかないので渋々差し出します。


すると、警察官は免許証に書かれている名前や住所を声に出して読み上げ始めたので、明るい調子で読み方をアシストして場が和むように努めます。



これでようやく免許証を返してもらい、


「行っていいぞ」


と、言われたので、「ありがとうございます!」と言って受け取り、すぐに車を発進させました。


いやぁ、無駄にドキドキしました。









駐車場ゲートでチケットを受け取ります。

これはレンタカーを借りるときに「受け取ったらここまで持ってきてね」と言われていたので、そのまま助手席に置いておきます。









空港ロータリーに無事到着!(12:00)


RAV4、お疲れ様でした!


車としては一切トラブルもなく、そのへんはさすがトヨタ車って感じです。

変な癖もなく素直で運転しやすい車でした。

チョゴリアの悪路でスタックしかかりましたが、さすがFF、強引に脱出出来ました。










大きな地図で見る
本日の走行ログです。









これはガソリンスタンドで写した写真ですが、一度もリセットしなかったトリップメーターは4263km。

まずまずの走行距離です。







大きな地図で見る
こちらは全行程の走行ログ。


ケニアの南半分を西に東に走ったという感じでした。





ここで、さっそく支配人にクロスボーダーライセンスフィーを16000KShほど払いすぎていることを申告して返金請求しました。

エージェント会社から正しい支払金額についてのメールももらっていたので、それを見せると、


「今日は日曜日で返金処理できないから明日やっておくよ。そのメール、僕に転送しておいてくれる?」


と、言って名刺を渡されたので、その場で記載されているアドレスに転送し、支配人がパソコンで着信を確認して「メール届いたよ。ありがとう。じゃぁ、やっておくね!」と言ったので、それを信じでこの件は解決っ てことにしました。


そして、帰国後に返金されることもなく数週間過ぎ去った所でカード会社から改めて返金請求を出してもらい、ちゃんとお金が戻ってきたとカード会社から連絡が入ったのは3月19日のことでした。


12月中旬にはキャンセル手続きを開始していたはずなので三ヶ月かかりました。

恐るべしポレポレ文化の国です(笑)









国際線出発ターミナルまでレンタカー会社の若いスタッフさんがザックを運んでくれました。


「ケニアはどうだった?」と質問されたので、「すばらしかったですよ。警察官以外は!」って笑いながら答えたら、彼も笑ってました。


ついでに、今後のために地元民の対処方法を教えてもらいました。

なるほどね〜って感じです。



搭乗ゲートでお礼を言ってザックを受け取ってから、エティハド航空のカウンターでチェックイン手続きをします。




しかし、先程から感じるほのかな倦怠感。


そして、徐々に痛くなってくるお腹。



これ、一度体験したことがあります。



アルゼンチンの山の中で・・・・



嫌な予感を抱えつつトイレにいくと柔らか目のものが・・・




うーむ、これはやっちゃいましたかね。。。




いや、まだ本格的に調子が崩れたわけではないので、よくある軽い下痢ぐらいで済むかもしれません。



原因はいっぱい思い当たります。(しかし、この時に思い浮かんだ原因はすべて不正解でした。正解は前にも書きましたとおりケニア山でがぶ飲みした生水ですが、この時は知る由もなく・・・)











小腹が減ったので待合ゲートでこの旅最後のコーラでも買おうと思ったんですが、空港中の全てのコーラがまさかの売り切れ。


コーラ求めてすべての売店を探しちゃいましたよ。


残っているのはどの売店も美味しくないカロリーオフのものばかりなのでした。








仕方なしに買ったのがファンタグレープ。

これを飲むのは下手したら小学生の時以来かもしれません。


これで財布の残金が100KShになりました。








今まではプリペイド分を使い切らないように、メールと天気予報に絞ってネットを利用していましたが、もう使いきっても大丈夫なので暇つぶしに日本のニュー スなんかも見てみました。


ちょうど東京オートサロンが始まってました。

あとはマリのフランス軍関連のニュースも引き続き出ていて、お隣のソマリアで工作員の救出に失敗なんてニュースが出ていましたが、ケニアは平穏無事で良かったです。


少し気になったのは日本付近を通過する低気圧がこの後急速に発達し、爆弾低気圧になるんだとか。

まぁ、長澤まさみと一緒に北アルプスの山中に居るんならともかく、東京に大きな被害が及ぶってことも無い気がするのでこれは大丈夫でしょう。



搭乗ゲートのところに日本人4名ぐらいの男女混成若者グループが居て、久しぶりに日本語を聞きました。


まさか学生の卒業旅行でしょうか?


私は学生の頃に「ケニアに行こう!」なんて微塵も考えなかったですけどね〜。


卒業旅行は登別マリンパークニクスでしたよ。(しかも日帰り)



しばらくすると、またお腹が痛くなったのでトイレに駆け込みます。



やばい、けっこうな下痢だ!!

こんなタイミングで!!



あと一錠だけ下痢止めストッパが残っていたので、ケニア山の時みたいに収まることを祈りつつ飲みました。


その後、眠気に負けて寝落ちしてしまい、起きた時には腹痛も収まり、倦怠感も無くなっていてほっと一安心。



人が多いからかあちらこちらで携帯の呼び出し音が鳴るのですが、揃いも揃って皆さん同じ着メロを使っていて、た ぶんデフォルト設定なんだと思いますが、いいかげん頭にこびりつきました。
(サンブルのデビッドさんとかエリックも同じ着メロでした)



これ、Nokia Tuneという、ノキアの携帯のデフォルトの着信音っぽいです。(昔、ノキアの携帯を2機種ほど使ってましたが、買ってすぐに着メロを変えていたので気が付きませんでした)


帰国後、曲名を調べる時に「タラランラン タラランラン 着メロ 海外」って検索したら出て来ました(笑)






この曲です。


動画でウケてるのは、皆さんノキア携帯の着信メロディをうんざりするほど聞いてるからでしょう。










さて、いよいよ日本に向けて出発です。(14:30)









足元はクロックサンダル。

機内ではリラックスできて良さそうです。









エティハド航空の飛行機は 特に遅れることもなくアブダビに向けて順調に飛んでいきます。









食事はドライカレー。


なかなか美味しいです。



横に座った白人男性が「君、日本人?」って声をかけてきたので、「そうですよ。どうしてわかったんですか?」と尋ねると、「いや、わかっていたわけじゃないんだけど、 僕は日本が好きで、特に北海道によく行くんだよ。だから日本って答えてみたんだ」とのこと。

北海道好きの白人ということで、この人はオーストラリア人だと私も推測したのですが、それを口に出す前に、「僕はオーストラリアに住んでいて、これから帰ると ころなんだ」と言われてしまい、内心ですごく悔しい思いをしました。(笑)


この方はタンザニアに行ってキリマンジャロに登ってきたそうで、「素晴らしい山だった」とおっしゃってました。

私もいつかは登ってみたいものです。






いかにも砂漠の上を飛んでいるという独特の乱反射具合です。









5時間ほどのフライトでアブダビ空港に到着。









さすが金持ち産油国の国際空港。









アブダビ空港の利用は3度目ですが、いつ見てもデザインセンスに驚かされます。




成田行きの飛行機にはヨーロッパや中東方面を旅してきた日本人が合流してくるので、
一気に日本語が飛び交う環境に包まれます。








待つこともなくすぐに成田行きの便に乗り込みます。


順調すぎです。



その55へ