その55
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1月14日(月)(18日目)
コングラチュレーショーン!!

読む本が無いので超暇なのです。
でもこれ、2回目のチャレンジで成功させたんですよ。(超自慢)

エティハド航空は食事が美味しくて良いですね〜。
早く自分の席まで順番が来てくれとワクワクして待ってしまいます。

ネイチャーチャンネルより。
これ、最初に訪れたボゴリア湖国立保護区の温泉とフラミンゴなんです。
思ってたとおり、こここそ一泊して早朝に他の観光客に散らされる前にフラミンゴを見に行けばよかったと映像を見て後悔しました。
エティハド航空は日本語の映画や動画はそれほど多くなく、とにかく暇なのでスマホを取り出して、メモ帳アプリにこの旅の感想を心に浮かぶままに書いてみました。
(文法や文字間違い以外は原文まま。※は帰国後追加部分)
無事に終わって良かった! まずはその一言に尽きる
これまでの集大成みたいな旅だった
良い人もそうじゃない人もいる。 悪い人が全部警察官だというのが酷い話だが(笑)
何故かちゃんと写真を撮らなかった最初のグレートリフトバレーが一番印象に残っている。 最初にケニアを実感したからか漠然とした憧れがあったからか
今回は最初から予定狂いまくりで常に落ち着かない気分だった。 しかし18日分の予定がうまくいくわけがない。ドライブの旅は道の良し悪しに左右されやすい
最初のパンクでマタツに乗ってた皆さんの優しさが印象深い
ケニア山の氷河とモンバサのサンゴ礁がある国。 日本と一緒だ
動物系はもっと見たかった。 でもこのぐらいだから見飽きないんだろう。 生態を見るつもりがついついサーチをしてしまった
どこでも誰とでも英語が通じるので楽
天気はなんだかんだ恵まれてた気がする。 特に登山とサンブル以降
いつかタンザニアだな
次は南米かな。 スイス行くからアラスカとかでもいいか。 アジアで何処かいいところあるかな (※マイレージが溜まっていたのですでにお盆のスイス行きチケットを抑えてあります)
帰りの飛行機はA320-200
下痢が収まって良かった! 下痢どめストッパ様様
サイを見てたらビックファイブをコンプリートしてたんだ
機内が暑いぞ
飯は旨い。 パクチーイイね(※機内食について)
そういえば空手とかは俳優含めて有名だった(※これは勘違い、ジャッキー・チェンとかは日本人ではない)
ロックフィッシュ (※おじさんのフィンを噛んだトリガーフィッシュのメモ間違い)
爆弾低気圧。 どおりで機外カメラ見えんし揺れる訳だ
グレートバリアリーフもいいね!(※これは機内ビデオを見ながら)
さすがに気温5度で雨じゃクロックスサンダルじゃ辛い(笑) (※着陸前のアナウンスを聞いて)

飛行機は九州や四国上空を通過し、一路成田を目指します。

そして無事に到着!(12:50)
ついに帰ってきました!
機内アナウンスでは雨って言ってましたが、雪がちらついてます。
さすが冬の日本。

健康相談室に立ち寄り、ダニに噛まれた腕を見てもらいました。(腕の中に入っているようだったら取り除いて欲しかったので)
しかし相談室で診断や治療は出来ず、文字通り相談に乗ってくれて「皮膚科に行かれてはどうですか」と、アドバイスしてくれるだけなのでした。
健康保険証を持ってきていれば第二ターミナルにある病院に行けたのですが(無くても行けますが、支払い手続きが面倒な上
に、もう一度成田空港まで来なければならないらしいので)結局諦めました。
そのまま今日まで放ったらかしですが、跡が残ったぐらいで特に問題なしでした。
下痢のことも一応申告しましたが、この時は下痢止めストッパが効いていたので、自分で問題ないと思って大した相談もしませんでした。
体温も測ってもらい、こちらも問題なし。
相談室の前を通りかかったエティハド航空のパーサーさんが「そちらの方は今アブダビからいらっしゃった方でしょうか?」と係員に声掛けしていて、相談員の方が私の状態を説明していまし
た。
私が感染症キャリアだったらヤバイですもんね。
そして、ちゃんとチェックしてるんですね〜。

お、これは良い情報ですね。
こちらのHPに掲載されてます。
ターンテーブルで荷物を受け取り、駅に移動します。

なんだ、これ?
いつもはJRのほうが人気があって京成電鉄は空いてるんですが、今日は京成側に全員が並んでる勢いです。
こんなの見たことがありません。
仕方なしに列に並ぶと、前後から不穏な会話が聞こえてきます。
JRがほぼ全線止まってる?
またまた、ご冗談を。

ま・じ・か!
えーっと、私は家に帰れるんでしょうか?
自宅は都内ですから最寄り駅までいろいろな経路で行くことは出来るので、鉄道各社のHPを調べてみますが、なかなか良い乗り継ぎ方法が見つかりません。
そうこうしているうちに余裕があると思っていたスカイライナーの出発時間が刻一刻と近づき、ようやく自分の番が回ってっきたときは出発3分前。
切符を受け取って急いでプラットホームに移動します。
今回は少し余裕でセーフ!
って、思ってたら1号車8番の席だったのを8号車の切符と勘違いして並んでました!
しまった!
半べそかきながらプラットフォームの反対側まで移動します。

それでも執念で記念撮影。
私の心の奥底に眠るてっちゃん魂がそうさせたんだと思います。
ひとまず席に座って落ち着きました。
トンネルを抜ければそこは雪国・・・

って、なんですか、これ?

成田空港付近はそこまで酷くなかったのですが、東京に近づくに連れどんどん雪の量が多くなっていく気がします。
そんなバカな・・・
自宅最寄り駅までの経路を調べ続け、かなり遠回りになりますが今動いてるとアナウンスされている線を乗り
継げばなんとかなりそうなことが判明し、まずは一安心。
でも、今動いてる線もいつ止まるかわからないのでヒヤヒヤもんです。
日暮里駅でまだ辛うじて動いていた山手線に乗り換えます。
今日は祭日なので混雑してなくてよかったです。
そんな事を考えながら大きな荷物をかかえて列車に乗り込むと、床が濡れていて豪快にスリップし、旅行かばんで支えられなかったら車内で尻餅を着くところでした。
祭日で空いてるとは言っても席は埋まるぐらいお客さんが乗ってますし、こんな状況でサンダル履いてる足元に視線が集まるのでかなり恥ずかしかったです。
JRは山手線を除くとほぼ全滅の勢いなので、この後はネットで各社のHPをリアルタイムで調べながら動いている私鉄を乗り継いで行きます。
動いてる線は普段はマイナーな路線なのに今日は人が殺到していて、加えてダイヤが乱れまくって本数も減らされているからか、駅も車内も信じられないぐらいの
混雑です。
そして、こんなところで再び腹痛が!!
もう下痢止めストッパも無いので、トイレに駆け込むしかありません。
半泣きになりながら乗り継ぎ駅のトイレに駆け込みます。
家まで持たなかったか・・・
しかし幸いなことに、出すものは出し切ったからかこの後はそれほど腹痛に襲われることもなく、なんとか自宅近くの駅までたどり着きました。
これだけ各線が止められている中で、自宅近くまで辿りつけたのはラッキーな方だったのかもしれません。
先に駅ビルのdocomoショップに行き、新しいSIMカードも発行してもらいました。
さて、あとは自宅に向かうのみです。
しかし、目の前には真っ白に変わり果てた景色が広がり、駅前ロータリーにはタクシー待ちの人が軽く100人は並んでいるのを見て、やっぱりダメかと途方に暮れます。
自宅まではこの駅から普段なら歩いて15分。
しかしサンダルで歩くのはちょっと厳しいものがあります。
次なる手段は今の場所に住んでから数回しか利用したことがない路線バスです。
スマホでバスの運行状況を調べるとまだ動いてるみたいだったので、トイレにしばらく呼ばれなさそうなことを自分の体に尋ねてから、真っ白な雪の上にサンダルを踏
み下ろします。
ザクザク雪なのでなんとか行けるかと思ったのですが、思ったよりも雪が氷に変わっていてスリックタイヤ状のクロックサンダルは1歩目から豪快に滑りまくり、10歩も行かないうちに深い水たまりに足を突っ
込んで靴下もろとも水浸しになりました。
普段はバスに乗らないので、どこが自宅方面行きのバス停かよくわかってなかったのですが、たぶんここだろうというところに行って最後尾に並んでいた年配の女性に尋ねて
みたところ、「ここであってますよ」とのこと。
牡丹雪が降ってくる中、傘もささずに列に並んでいたら、その年配の女性が傘に入れてくれました。
なんて親切な方なんでしょう!
アフリカも良い国でしたが、日本も素晴らしい国です!
しかし、濡れた足が・・・
しかも、時刻表ではとっくの昔に来ていておかしくないバスは来る気配もなく、並んでいる人数からして最初の1台に私が乗れる保証はありません。
こんなところでじっと待っていたら足が霜焼けに、下手したら凍傷になってしまいそうです。
というか、次に腹痛に襲われたら、この列を一度離れて駅のトイレまで戻らなければなりません。
うーむ、、、、
ようやく腹をくくりました。
「傘に入れていただき、ありがとうございました。私、家まで歩いて行きます」
「え?大丈夫なの?」
「はい。歩き続ければいつかは家には着きますので」
そう答えて、滑る足元に気をつけながらヨタヨタと歩き始めました。
雪の上はとにかく滑って危険なので、車が走ってくる時以外はどうしてもアスファルトの出ている轍の底を歩くことになります。
しかし、そこは水深5cmぐらいの水溜りになっているのです。
水温はもちろん0度でしょう。
氷水に足を突っ込んでるようなもんです。
2輪タイプの旅行かばんは前進を妨げる抵抗にしかなりません。
重いローラーを引っ張ってるようなものです。
歩き始めてしばらくは足が冷たい、足が痛いという感覚がありましたが、そのうちそんな感覚すら無くなって来ました。
凍傷ってどのぐらいでかかるんでしたっけ?
調べておけばよかったです。
しばらく歩くと、足が一回り大きく腫れ上がっているような感覚になって来ました。
厚さ1cmの皮膚をまとっているかのようです。
足が地面と接している感覚も無いので、バランスも取れなくなってきました。
たまに追い抜いていくタクシーを轍から滑りまくる雪の上に移動して避けつつ恨めしげに眺めます。
そして、ようやく自宅が見えて来ました。
しかし、それで安心したからか、急に腹痛に襲われました。
もう、待ったなしです。
全力で旅行かばんを引っ張って自宅前まで進み、玄関の外にザックとカバンを置き去りにしたまま先にトイレに駆け込みます。
セーーーーーーーフ!(18:30)
続いて靴下を脱いで洗面所で足をお湯に浸けたのですが、最初は感覚が無くて分からなかったのですが、途中から死ぬほど熱く感じで慌てて温度を下げました。
痒みや暖かさなど、いろんな感覚が順番に戻ってきて、皮膚の状態もぱっと見特に問題ないようで一安心です。
(※あとで調べたら、マイナス4度より上なら人間の体組織は凍りにくいので短時間で凍傷になることは無いそうです)
あとは食中毒の下痢が2日間ぐらい続くでしょうからそれに耐えればOKです。
(※実際は完治までに2週間ほどかかり、1週間後に2回めのピークが来て、寝てる間に布団を濡らしたのでした)
ネットでおかゆのレシピを探し、おかゆを作って食べてようやく落ち着きました。
これが帰国後最初の食事です。
とほほ。。。
しかもPCの電源を入れたら不調で起動しません。。。
あれこれ試してようやく起動しました。
(※HDDを増設しすぎるとマザーボードが起動しなくなるという事が後ほど判明。)
いや〜、まさか成田から先でこんな目にあうとは想像だにしておりませんでした!
帰宅報告は「無事に帰国」ではなく、「無事に帰宅」にしました。
いやはや、最初から最後までトラブル続きの旅でした。
特にトラブル部分は生涯記憶に残りそうです。
最後は恒例のまとめ動画。回線とマシンスペックに余裕が有る方はぜひFull-HDの全画面で見てみてください。
一生忘れられない楽しかった思い出メインの映像です。
写真枚数1900枚を超える個人の旅行記に最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!
以上です!
あとがきへ