その36
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サトウキビ畑(ですかね?)やら、小さな村を通過しながら走りやすいダートロードを下っていきます。
チョゴリアルートと偉い違いです。
道の状態が良いからこそ出来る芸当。
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A2号線に出てナニュキ方面を目指します。
舗装道路最高!
思い出の地、ナニュキに戻って来ました。
ここでトニーを下ろし、我々は一路ナイロビを目指します。
「あれが赤道だよ」とエリックが教えてくれたので、ようやくあの看板が赤道を指しているんだと気が付きました。
ちゃんとコリオリ力実験用のバケツも置いてあります。
ケニア山って本当に赤道直下にあるんですね〜。
ふむ、確かにエリックが言うとおりチョゴリア側(東側)の道よりもナニュキ側(西側)の道のほうが快適かもしれません。
ナロモルルートおかげで名前だけは知っていたナロモルの街に入りました。
たぶんここも登山基地の街なんだと思います。
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ここでガソリンを入れておこうと思ったのですが、エリックいわく、「この先のKaratinaの街のほうが良いよ」と
のことだったので素通りします。
(KaratinaはGoogleMapでかなり縮尺を上げないと出てこないような街です)
左手のケニア山はガスに包まれており、右手のアバーディア山脈が綺麗に見えていたので、そちらばかり眺めながら走っておりました。
この辺は本当に走りやすいですね〜。
こういう雄大な景色はその代償として景色の変化が無いんですよね。
私にとってはそれが魅力なのですが、、、
後部座席の二人は余裕で撃沈してました。
まぁ、そりゃぁそうでしょう。
逆にウトウトともしないエリックが偉い。
忘れた頃に、たまに登場するカーブ。
ここの村ではバザーをやってました。
なかなかの規模です。
お〜、韓国車、初めて見ましたよ。(商用車ですが)
ちょっとした峠っぽいところを越えていきます。
というわけで、ようやくKaratinaの街に到着しました。
たしかにエリックが言うとおりいろいろ揃っている街です。(人口7000人そこそこの街なんですが)
まずはガソリンを満タンにし、ついでにスタンド併設の売店でジュースでも買う時間を取ろうかと思ったのです
が、たいした品揃えじゃなかったので、、、
スーパーに立ち寄りました。
入り口にはちゃんとガードマンが金属探知機を持って立っています。
エリックは何も買う気がないらしく車から降りることすらしなかったので、自分とエリックの分で水とコーラ(あわせて95KShなり)を1本ずつ
買ってエリックに選んでもらったら迷わずコーラをチョイスしたので(さすが、一切遠慮しません(笑))私は水になりました。
二人がぜんぜん戻ってこないのでどうしたのかと思ったら、ナディアさんが店の中で売っていた色鉛筆が面白くて夢中になって見てたんだとか。
さすが女性、買い物好きで
すね〜。
へぇ〜、踏切があるんだ、、、
というか、本当に今でも列車が走ってるんでしょうか?
調べてみたら走ってました。
あちらこちらで見かける「ハイウェイで乗降車禁止」の看板。
マタツに対する警告看板だと思うのですが、全然守られておりません。
街外れの検問で警察官が止まれの指示を出したと判断して車を停めたところ、実は後ろに居たマタツを停めたとのことで、大したことも聞かれずに「行ってよ
し」という指示を出されました。
エリックいわく、「乗用車が検問で止められることは滅多に無いから基本は止まらなくていいんだよ」とのこと。
冷たい水を口に含み、二人がスーパーで買ってきたスナックを分けてもらいながら快調にナイロビに向けて走っていきます。
いよいよ気温も上がってきたので、窓を全部閉めてエアコン体制に切り替えました。
ナイロビが近づくに連れ、だんだん交通量が増えて来ました。
渋滞するかと思いきや、片側2車線のハイウェイになったので、かえってペースが上がりました。
エリックいわく「ナイロビでも昼間は渋滞しないから大丈夫だよ」とのこと。
一方、ナイロビに住んでいるというジェロームのお姉さん(二人はこれからその方を訪ねて行く)から電話がかかってきて「ナイロビは今、すごい渋滞だから出来る限り迂回し
たほうがいいわよ」と報告が入ります。
何を持って酷い渋滞というかは人それぞれなので、ここはエリックを信用することにしました。
ナイロビの中心街まで約40km、これなら予定通りに温泉に着けそうです。(12:20)
あのゲートみたいな物体、横断歩道なんです。
なんせこちらは時速100kmで走ってますから、道路をガンガン歩いて渡られたら敵わないですからね。
しかし、そこはケニア、ちゃんと横断歩道を使っている人も居ましたが、走ってる車を物ともせずにそのまま道路を渡る人も居ます。
驚いたのはこんなハイウェイにもハンプ+横断歩道の組み合わせが何箇所も登場することです。
発見が遅れるとけっこうな急ブレーキを踏まさせられます。(一人だったら諦めてジャンプすることも出来るのですが)
横断歩道によってはハイウェイを渡りたい人がエンドレスで供給されるからか、ほとんどの車は歩行者が半分渡りかけていても止まらずに横断歩道を突っ切ります。
要は車優先のルールなのです。
尻込みして止まっちゃうと、延々と渡り続ける歩行者に塞がれ続けることになりそうな勢いですしね。
さらに横断歩道だけでなくトゲトゲを置いた検問もあったりするので、日本の高速道路感覚は捨て去って、とにかく前に集中して走ってないと危ないです。
これはかつての料金所跡でしょうか?
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