その49
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着替えるスペースがなかったのでロッカーの所でこっそり全裸になって着替えました。
(本当はあったのかもしれませんが、コスタリカの時も無かったので、リゾート併設のダイビングサービスは自分の部屋で着替えるものなのかもしれません)
さて、自分のリゾートに戻って昼飯を食べますか。
オールインクルーシブですしね!
観たことがないバイクが停まっていたのでメモ撮影。
どうやら中国の会社のようです。
今後もシェアがどんどん伸びていくんですかね?
こちらはリゾートの駐車場に停まっていた「現在販売中」の車。
なんともまぁ、合理的な売り方。
海外ではよく見かけますよね。
物々しいゲートを2つ通過し、5kmの道のりを走ってマイリゾートに戻ります。
到着するなりレストランへ直行。
肉の焼き上がりを待っている時に、横で同じように待っていた背の高い西洋人の男性がコックさんに「ポロポ〜ロ〜」と声をかけます。
いや、それを言うならポレポレ(ゆっくり)でしょってその場の誰もが思ったはずですが、男性はそんな空気の中で、「実は僕はケニアに住んでるんだよ」と、真顔で言い出し
たので、コックさんが「じゃぁ、あなたのケニアでの名前はなんとおっしゃるのですか?」と尋ねたところ、「僕のケニアでの名前?○×▲■ですよ。」と、それっぽい名前を答え、それを聞い
たコックさん達が全員苦笑したので全部冗談で言ってるんだとようやくわかりました。
なんともまぁ、ノリの良い陽気な方です。
その方が「君はどこに住んでるの?」と尋ねてきたので、「日本の東京です」と答え、軽く旅の情報交換なんかをしました。
肉を受け取ってからカレーコーナーに移動し、ルーを盛ってからチャパティのところに行くと、先ほどの陽気な男性が女性スタッフの前に立って焼きあがりを待っ
ていたようだったので、私も一緒に待たせてもらうことにしました。
すると、焼いていた女性スタッフが「こちらに焼けあがったものがありますのでどうぞ」と男性におすすめしたので、内心で「まぁ、そうだよね」と思っていたところ、そ
の男性は「いやいや、僕は君が焼いているチャパティを食べたいんだよ。それにね、この日本から来た僕の友だちも、どーーーしても、それを食べたいって
言ってるんだよ」と、例の調子で話をするので私も大きく頷いて話を合わせます。
スタッフさんは笑顔のまましょうがないわねぇという顔をして、焼きあがったばかりのチャパティを男性の皿に移しました。
すると男性はすぐさま半分を私の皿に移し、驚く私にウインクしてくれました。
これが日本の一般的な中年男性がやったら似合わないことこの上無しなのですが、この男性は井上順と阿部寛を足して2で割ったようなナイスガイで、やることがいちいちかっちょいいの
なんの。
お礼を言ってありがたく受け取りました。
お陰様で次の1枚焼きあがるのを待たなくて済みました。
というわけで、本日のランチです。
当たり前ですが
チャパティの焼きたては美味しいです。
いやぁ〜、贅沢だなぁ〜。
食後は一旦部屋に戻ってから出かける準備をし、近くの国立公園に向けてご近所ドライブをすることにしました。
その前にタオルと水着を太陽光線が届いている外の通路で干しておこうとドアを出た瞬間に「しまった!」と気がついたのですが、時既に遅し、鍵を持たないまま外に出てしまいまし
た・・・
一旦レセプションまで戻り(これが距離が遠いのなんの)、スタッフに申告すると、電話で担当者に連絡してくれ、「係りの者が向かいますので部屋の前で待っていてください」とのこと
でした。
再び部屋まで歩いて戻ってドアの前で待っていると、掃除道具を抱えた40歳ぐらいのい女性スタッフがこちらにやって来ます。
なるほど、掃除係の方ならマスターキーを持ってますよね。
しかし、彼女が持っているキーでは何故か開かず、不思議がっていたのでその鍵を見せてもらったら違う階用のマスターキーでした。
それを指摘すると、恥ずかしそうな表情を見せた後、すぐに他の掃除スタッフのところに駆けて行って必要な鍵を取ってきてくれました。
鍵を開けてもらったお礼を言うと、「靴がゴミ箱に入っていたので出しておきました」と言われたので、
「あぁ、あれは登山靴なんですが、もう登山では使えそうもないので捨てたんですよ」と、答えると、「もしよろしければ息子に履かせたいのでいただけないで
しょうか?」とお願いされたので、「どうぞどうぞ」と答えつつ部屋の中に入ると、ゴミ箱の中に放り込んでおいた靴がゴミ箱の横に綺麗に並べて置いてありまし
た。
靴を
ビニール袋に入れて
「はい、どうぞ」と女性スタッフにさしあげると、「これを頂いたという証明書か何かを書いていただけないでしょうか?」と言うので、お
客さんのものを勝手に持ち帰れないようにチェックがあるんだろうなぁと想像しつつ、ホテル内に備え付けられているメモ用紙に女性スタッフの名前と靴をさし上げたこと、日付と自分の名前を書いてあげました。
鍵を持たずに部屋を出ちゃった騒ぎが、なんか急に良いことをした気になって大いに自己満足。
これであの靴もケニアの地で天寿を全うするすることと思います。
さて、今度こそドライブに出発です。
ちゃんと鍵を持ったのを確認してから部屋に出て水着とタオルを干していると、2つほど横の部屋から水着の若いカップルが部屋から出てきました。
突然女性が小さな叫び声を上げ、「鍵を持って来るのを忘れた!」と言い始めたので、自分のことは棚にあげてちょっと吹き出しそうになってしまいました。
二人と目があったので「実は私も今同じ事をして鍵をあけてもらったところなんです」と言って、お互いに笑います。
ちょうどタイミングよく先ほど靴をプレゼントした女性が近くを歩いていたので呼び止めて、二人を紹介しつつ私は駐車場に向かって歩き始めました。
モンバサの南西にシンバヒルズ国立保護区があるのでそこに立ち寄ってみることにします。(15:00)
この区間は夜中に走ったので雰囲気がわからなかったのですが、こんな景色だったんですね〜。
New Nyali Bridge を渡ってモンバサ島に入ります。
さすがケニア第二の都市、近代的ですね〜。
モンバサ観光も兼ねて適当に街中に入っていきます。
実は世界遺産のジーザス要塞のすぐ側を通り過ぎたらしいのですが、帰国するまで存在すら知らなかったので視界にすら入りませんでした。
長距離バスが停まってます。
ナイロビを始めとする各都市へ向かうバスでしょうか。
そして中心街を進むに連れ、だんだんアナーキーな雰囲気になって来ました。
うーむ、これは嫌な予感が・・・
モンバサは地理的にも歴史的にもアラブ社会の影響を強く受けた都市でモスクがたくさんあります。
そして、ついに始まった大渋滞。
ナイロビだけじゃなくモンバサも渋滞するんですね〜。
(特に急いでいたわけでもないので、まだ余裕ある対応)
観光なので渋滞スピードでキョロキョロしながら走るのも良いもんです。
格好はムスリムですが、やることはアフリカ女性そのまま。
これまでと変わらず車の前に飛び出してきます。
なんか独特の景色ですね〜。
同じアラブ社会のUAEやオマーンとは違う街並みです。
(歴史的に一時期オマーンの支配下にあったようですが)
これはカバン市場でしょうか。
人が次々に飛び出してくるのはナイロビと一緒ですが、マタツのデザインがド派手なのは違いますね。
飛行機の中で読んだ本によると、こういう派手なマタツは若者に人気があるんだとか。車内では音楽を大音量で流してるとか。
逆に地味なマタツは年寄り用マタツなんだそうで、車内ではラジオニュースとか普通の歌謡曲が流されてるそうです。
その他にもコーランや説法が流れる宗教マタツなんてのもあるんだとか。
奥の深い世界です。
しかし、ムスリムの格好した方が飛び出してくるのはかなり違和感があります。
UAEとかでは女性は目立たないように行動しているように見えたので、えらい違いです。
いやぁ〜、マタツのペインティングを見てるだけでも楽しいですね〜。
モンバサも随分近代化が進んでますね〜。
ここだけ見たらアフリカじゃないみたいです。
この辺はお金持ちな方々が住んでそうなエリアです。
これも歴史ある建物なのでしょうか。
木陰で子どもたちが涼んでます。
格好はムスリム、やってることはアフリカン。
適当に走っていたら、裏路地みたいなところに入り込みました。
対向車線を走ってきたトゥクトゥクが別のトゥクトゥクを抜こうとして2台並走しながら全力加速してきたので、ブレーキを踏みつつ避けてあげます。これがA109号線でト
ラックが同じ事をしたらギャースカ騒ぐところですが、トゥクトゥクの全力加速(甲高いエンジン音だけでちっともスピードが乗らない状態)だったので、微笑ましく眺めておりました。
ん?
ここは船会社の敷地ですかね?
入り込まないようにUターンしました。
続いて倉庫地帯に迷い込みました。
前を走ってるのはスズキジムニーでしょうか。
日本では見かけないタイプです。
引き続き倉庫街を抜けていきます。
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