2013年7月
海の日三連休 北海道ドライブ旅行
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7月15日(月)
朝5時に起床し、天気予報とアメダス日照を確認します。
狙い通り紋別は晴れていたのですが、逆に言うと晴れているのは北海道では紋別とか網走エリアのみ。
うーむ、これは昨日と同じ天気パターン。(気圧配置もそれほど変わってないですし)
なので昨日のアメダス日照を改めて確認してみます。
なるほど、この時間にここが晴れるわけか・・・・
では、道央方面へ行きますか!

道央に向かって走り始めると、すぐに低い雲の下に入りますが、これは盆地で発生してる雲だからすぐに晴れるでしょう。

読み通り!

あれ?
あ、そっか、どんどん内陸に入って行ってるから、その分晴れる時間も遅い場所に来ちゃったんだ。

OK!OK!

お〜、大雪!!
山頂も晴れてそうですし、行ってみますか!

層雲峡にて。
ロードスターでここを走るのが20年近く前からの夢でした。
ようやく夢が叶いました。

ロープウェイに乗ります。(駐車場の場所を勘違いしていて、20分後ろのロープウェイになっちゃったのがとてももったいなかったです)

さらにリフトへ乗り継ぎ。
ここで、再び過去の思い出に囚われ、一人静かに涙を流しました。

そのまま一気に黒岳の山頂に向かいます。(8:55)

途中残雪なんかもあって、周りは全て登山装備に身を固めた方ばかり。
私は急に登るぞと決めてここに来てしまったので、肩掛けカバン(中身はカッパとウインドブレイカー、コンビニで買ったパン)とカメラのレンズ入れ、これも肩掛けタイプで使いもしないレンズ4本入り、なので肩掛けカバン2つをクロスで両サイドにぶら下げている状態、綿のTシャツにGパン(両方共乾きにくいので登山ではご法度)、靴はロードスターのトランクに入れてあった運動靴という出で立ちです。
ですが、普段20kg近い重りを持ち歩いている成果が出たのか、かなり好調に駆け上がって行けます。
私よりも20分前のロープウェイに乗っていたであろう登山者達をごぼう抜きにしていきます。
(一人抜かされた後に同じペースで付いてきたおじさんが居ましたが、途中で見えなくなりました)
こんなに急いでる理由はただひとつ。
ガスる前に山頂に立ちたい!
カムイミンタラの美しいお花畑を久しぶりに(それこそ20数年ぶりに)見に行きたい!

って、ぎゃぁぁぁぁ、ガスが湧き始めた!
これまでの経験から晴れているのはあと30分!

お〜、花畑綺麗!
しかし、周囲の山々もガスを纏い始めてることの方が気になります。

ロープウェイの駅で表示されていたコースタイムの半分の時間で山頂に到着。(9:40)
見晴らし的には間一髪セーフといったところ。

すぐにお花畑めざして稜線歩きに出かけます。
(この格好でここを歩くのは場違い感半端無かったです(笑))

お〜、咲いてる、咲いてる!

さっすが大雪!

大学生の時に卒論の関係でこんな景色を見て、「絶対に登山をやろう」って心に誓ったのでした。
(実際に始めたのは30代後半になってからですが)

石室周辺にはチングルマもまだ咲いてました。
今年は全然山に登れてなかったので、このタイミングで大雪に来れて本当に良かったです。
植物の調査をしている方が居たので、声をかけて大雪の状況を情報収集させて頂きました。
なるほど、って感じだったので、来年からは大雪や日高の山も普通にターゲットに入れておこうと心に決めました。
さて、そろそろ東京目指して帰りますか!(10:20)

ナキウサギを探している方々。
遠くにいる小さな動物を撮影していたので、てっきりそうかと思ったら、それはシマリスでした。

ついにガスに覆われ始める山々。

黒岳山頂もガスの中へ・・・
急いで登ってよかったです。
(というか、こんなことなら4時に紋別を出発しておけばよかったです)

ん? 積乱雲?

ロープウェイから見下ろす層雲峡。
こりゃまた素晴らしい眺めですね〜。
ロープウェイを降りた所の定食屋で豚丼を頼んだんですが、これが痛恨のミス。スーパーで売ってる安いタレに漬け込んだジンギスカン肉そっくりの味でした・・・(いや、大学生の頃を思い出す懐かしい味ではあったのですが、私は激旨の豚丼が食べたかったのです)

早く帰れるのは旭川経由ですが、ここはあえて三国峠方面へ向けて走り始めるとすぐに、先ほどの積乱雲の下へ・・・(12:30)

晴れてれば絶景なんですけどね〜。

というか、積乱雲がボコボコ湧いてる状態なので、場所によっては青空も見えたりするんです。

三国峠にて。
これはこれで印象的な眺めでした。

糠平湖から道道85号線で然別湖方面を目指します。
この辺り、良い温泉や野湯がたくさんあって、黒岳往復の汗を流したい気持ちでいっぱいなのですが、フェリーの時間があるのでのんびりできないのです・・・・
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幌鹿峠を超える道道85号線はパールスカイラインと呼ばれている道路なのですが、北海道においては比較的きついカーブの多い道です。
道路が濡れていたのと、霧が発生している中でたまーに対向車が来るので慎重に走らざるを得ない状況だったのですが、ようやく新生ぎんがみ号のナチュラルな特性がすこし分かって来ました。
完全な人馬一体になるまでにはもう少し走りこむ必要がありそうです。

巨大なアキタブキの道もこれで見納め。(13:40)

観光客慣れしたキタキツネが道路で寝てました。

鹿追町へと下っていきます。

あれ? 日高の山脈が見えない・・・・、これって、もしかして、、、
鹿追の道の駅でソフトクリームチャレンジ。
・・・ハズレ!
(北海道だからと言って美味しいソフトクリームだらけじゃないことに気付かされました。出足(大沼)が好調だっただけに、残念な結果)
気を取り直して、幌を閉めて道東道に乗って一気に函館に向かいます。

20時に函館港に来てくださいとフェリー会社から言われていましたが、オンタイムです。
(15:00)

うおーやっぱりそうか!
そうじゃないかと思って予め幌を閉めておいてよかったです。
(PAとかSAが少ない道なので、危うくびしょ濡れになるところでした)

降ったり止んだりを繰り返します。

道南に入ればご覧の天気。
(道南は3日間とも晴れていたみたいです)

この時の気圧配置(14日(日)時点、太平洋側に高気圧)だと、道東のオホーツク海側と道央と道南が晴れやすかったみたいです。

(8時間越えが黄色、4時間切りが灰色)
この3日間のアメダス日照データなのですが、道東(中標津とか)は高気圧が真上を通過していった13日(土)だけ割りと晴れてあとはダメでした。網走や斜里は安定して晴天が出ています。
あと旭川なんかもOKでした。この辺は天気予報通りでした。

夕日を浴びる駒ケ岳。

テレビで見て前から食べてみたかったラッキーピエロで夕食を取ります。
(さすがのサービスとコストパフォーマンス)

層雲峡から7時間、順調に走れたことでフェリーの時間まで少しだけ余裕ができたので、健康ランド(一応天然温泉)に立ち寄ります。(19:30)

これがまた函館山と海に沈んだ後の夕焼けを眺められる良い風呂でした。

帰りは料金の安い青函フェリーにて。
そして、船内できっちり3時間睡眠。
(上着を持っていくのを忘れて、エアコンで風邪引くかと思いました)

ようこそ青森、目指せ東京!(0:30)

頑張って走れば9時半東京着!
いや、もちろん頑張らないで車中泊しながら走りましたけど。

本日の東北の空はこんな感じ。
(盆地ではよくありますよね)

って、これはすごい!
こんなタイミングじゃなければ、しばらく車を停めて眺めていたかった!

400円!?
でも、確かに最初の大沼の良い原料ソフトとタメ張るぐらい美味しかったです。
最後に満足!
というわけで、そのまま東京での日常生活に戻ったのでした。
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道南地方をちょろっと走るつもりが、まさか3連休で北海道をここまで楽しめるとは思いませんでした。
九州で3日間はどうにも足りない感じがしますが、北海道なら3日あれば大丈夫そうです。
ユーノスロードスター(ぎんがみ号)が案外ツアラーな性格なのも良かったですし、北海道の思いがけない高速道路の整備具合に助けられた面もあります。
これでかなり味をしめたので、道北も行きたいし、登りたい山もたくさんあるし、入りたい温泉もわんさか、、、今後もちょくちょく北海道には顔を出そうと思いました。
皆様もぜひどうぞ!
以上です。