2013年スイストレッキング&ドライブ旅行記
その17
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説明用のダミールートですが、右上から走ってきて左下へ抜けていくところです。
上に向かう道がスイスへと戻る道です。

今回、下りは試しにスイス側には向かわずに再びイタリア方面へ走っていくことにします。

ヤッホーその29

ヤッホーその30

ヤッホーその31

大きな滝の前にて。

西側へ下って行く道を眺めたところです。

ヤッホーその32

ヤッホーその33

ありゃ?、狭いトンネルですね。
前の車が入り口手前で一時停止し、対向車が数台出てきていなくなってから中に入ったのでそれに続きます。
そりゃぁ、こんなトンネルじゃぁすれ違いは無理ですもんね。

って、対向車来てるじゃん!
まさか、ここですれ違うんですかね?・・・・
後ろには車が続いてるし・・・
えーっと、まずはミラーを畳んでっと、、、、
って、どのボタンを押してもミラーが畳めません。
そうこうしてるうちに若い女性の運転する対向のコンパクトカーが私の「まだミラー畳んでないから待って!」という日本語の叫びも虚しく止まらずに突っ込んできたので、接触しそうなミラーを左手でカバーして守り、相手のコンパクトカーのミラーが手の甲に擦れていく感触を味わいつつ(ミラーの高さが違ったので助かりました)、涼しい顔してすれ違っていく彼女の顔を唖然としたまま眺めていたのでした。
コンパクトカーの後ろに居た車はミラーを畳んで一番左に目一杯寄せて停め、「さぁ、あながたどうぞ」状態で待機してるんですが、どう見てもすれ違えません。
どうしようかと途方に暮れてこちらも車を右に寄せて止めると、後ろからクラクション鳴らされ、振り返るとアウディに乗ったドライバーが「早く行けよ!」という感じで怒鳴ってます。

ポルシェには対物センサーが付いていて、1m以内に物体が入ると「ピ・・・・ピ・・・・ピ・・・・」と警告音が出始めてカーナビ画面がセンサー画面に切り替わるのですが、これが50cm以内になると「ピピピピピ」と鳴る感覚が速くなり、さらに近づくと「ピーーーーーーー!」と警告音が車内に鳴り響きます。(掲載の写真は後で撮影したもの。後方緑のところに障害物があることを示しています)
すでにコンパクトカーとすれ違う時から四方八方の障害物が50cm無い状態で「ピーーーーーーー!」と鳴りまくって画面が真っ赤になっちゃってるんですが、それが恐怖心を無駄に煽り、さらに後ろからクラクション鳴らされ思考停止状態にさせられます。
見かねたライダーが数名降りてきて、「まずミラー畳みなよ」と(たぶんイタリア語で)言われたのですが英語とジェスチャーで「たたみ方がわからないんです」と返すと、一人のライダーが躊躇せずに助手席側のミラーを手動でバタンと倒してしまい、壊れるんじゃないかと心臓が口から出そうになりました。
あぁ、なるほど、手動だったんだ、、、と思いつつ運転席側を手で畳みます。
(後で調べたら電動格納ミラーはオプション装備だそうです。まさか911ほどの高級車に付いてないとは思いませんでした)
そして、ライダーさんが両手を使って「まだ右側に20cmぐらい余裕が有るよ」と教えてくれます。
そりゃぁ、後ろのアウディの運転手さんが怒鳴るわけです。
横に寄せるにしても前方の余裕がなかった気がしたのでバックしようとしたら、車がぴくりとも動きません。ライダーの方も慌てて「バックはダメ!」と合図してきたので、後ろのアウディは10cm無いぐらいまで距離を詰めていたのかもしれません。(これは後ですでに接触してたんじゃないかと気になり、後部バンパーを確認しましたが傷ひとつついてなかったので、センサーで一定距離以下になると車が進まないようになってるんだと思います)
あとはライダーさんの「ハンドル切って」、「戻して!」、「進んで!」の合図を全面的に信じて動かし、生きた心地のしないまま何とかすれ違いました。

ふぅ、やれやれです。
カーナビの指示では次の目的地に行くには一旦ステルヴィオ峠に戻ったほうが速いと出ていたのですが、こんな経験二度とゴメンだったので、このまま峠を下って違う国境からスイスに入ることに決めました。

峠を下りきり、イタリア北部を南南西へ移動していきます。

スイスでも「速度制限終了」のサインで斜め線は使ってましたが、街の出口で町の名前に斜め線ってのはなかなか斬新な表現方法です。
イタリア人って合理主義なんですかね?

トンネルには非常設備(電話と脱出口の案内)がすごい頻度で設置されてました。

いや〜、皆さん飛ばしますね〜。
スイスとえらい違いです。
そういえば、もしかしたらイタリアのほうがガソリンが安いんじゃないかと思ってスタンドに立ち寄ったんですが、(スイス国境近くの田舎町だからか)たいして安くない上にクレジットカードがエラーで弾かれてしまったので、結局給油せずに先に進んでしまいました。

スイスとの国境の町、ティラーノ(Tirano)に到着。(12:50)

かつてのお城でしょうか?

立派で凝ったデザインの教会。
さすがヨーロッパの歴史ある街という感じです。

さて、国境を超えてスイスに戻るわけですが、イタリアに赤斜め線が入ってるのには笑ってしまいました。
しかし、建物はイタリアらしく古いなりにデザイン性を感じます。
出国ゲートには係員すらおらずノーブレーキで通過。

逆にスイスに入国するときには、最初フランス語かドイツ語で質問を受け、英語しかわからないことを伝えると、
「タバコかお酒、持ってない?」
と、英語で質問されました。
「持ってませんよ」
と、答えて通過させてもらいました。
スイス入国は前情報通り少し厳しいみたいです。
(イタリアからスイスに入り込む犯罪者などが多いのだとか)

うーむ、スイスの家屋はやはり地味ですね〜。

ポスキアーボ湖の脇を抜けていきます。

道路と線路が一体になってます。

線路が道路を斜めに横断してます。
これ、列車が来たらどうなるんでしょう?
この後、峠の名前表示を見て気がついたんですが、これは世界遺産のベルニナ特急が走る線路です。

建物の中を道路が突き抜けてます。

森林地帯に入りました。

何も考えずにチョイスした道ですが、良い感じですね〜。
(そりゃぁ、列車からの景観が世界遺産に登録されてるぐらいですからね)

ヤッホーその34

ヤッホーその35

ヤッホーその36

走ってきた道を振り返って。

というわけで、ベルニナ峠に到着。 (Passo del Bernina 2330m) (13:30)
この看板表示でベルニナ線にそって走ってるということがわかった次第。

いやはや、相変わらずすごい眺めです。
いったいスイスにはどれだけの氷河があるんでしょうね?

ヤッホーその37

ヤッホーその38

奥の方に見えてる白い山、ピッツベルニナ(4049m)ですかね?

あと、もう1つだけthreetroyさんから教えてもらった峠道を走りたいんですが、なんとか天気が持って欲しいところです。

ベルニナ線の列車ですね。
かの有名なベルニナ急行でしょうか?

お、ナローポルシェ。
一度運転してみたいですね〜。

列車と並走中。

スイスの横断歩道は歩行者優先なので、皆さん車が止まるの前提で渡ってきます。

サンモリッツまで戻ってきました。(14:00)
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こんな感じでグルっと周ってきました。
その18へつづく