2013年スイストレッキング&ドライブ旅行記
その16
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ツェルネッツの村を越えていきます。

針葉樹林の森が続きます。

ヤッホーその10

ヤッホーその11

ヤッホーその12

ヤッホーその13
(オッフェン峠 ofenpass)

ヤッホーその14

ヤッホーその15

世界遺産に登録されているザンクト・ヨハン修道院があるミュスタイア(Müstair)の村に到着。
イタリアとの国境の村です。
そして、これがラストコモパン。
10個ほど持ち込みましたが、ついに食べきってしまいました。

スイスはユーロに加盟してないので、国境ゲートがちゃんとあります。(ユーロ圏内でもあるんですかね?)
スイス→イタリアは顔パスで通過しました。
というわけで、イタリアに入りました。(10:00)

「あなたのスピード計」はイタリアにもありました。

こうして郊外の景色はスイスに居るのかイタリアに居るのかわからないぐらい似ているのですが、、、

村に入るとイタリアのほうがはるかにカラフルなので違いがよくわかりますね。
あと、イタリアに入ってすぐに自動速度取締機が設置されてました。(ちゃんと遥か彼方手前から何度も警告看板が出てます)
一応70km制限なんですが、イタリアはスイスと違って制限速度を守ってる人が少ないような・・・
さて、ではいよいよかの有名なステルヴィオ峠に向かいますか!

ちゃんと道路状況の電光掲示板もありますね。

さーて、どんな峠道なんでしょうか?
そういえばちゃんとガードレールがあるんですね。

自転車にバイク、乗用車がわんさか走ってるので気持ちよく飛ばすという雰囲気ではないです。

左上面に氷河が見えてきました。

ヤッホーその16

ヤッホーその17

ヤッホーその18

ヤッホーその19
同じような写真が並びましたが、つづら折れの道を延々登っております。
なんでもヘアピンが60あるとか。
ちなみにヘアピンの右カーブでインから入ると911の最小回転半径だと出口でアウトに膨らんでしまうので、思いっきりアウトに膨らんでからカーブに侵入する必要があります。
対向車がそれを忘れていてカーブの出口で膨らんで出てくることもありますし、私も数回出口でアウトに膨らみ、そのうち1回は対向車が来ていたのでジェスチャーで謝りつつ相手にブレーキを踏ませてしまいました。(お互いたいしてスピードは出してないのでぶつかることは無いのですが)

車を停められるスペースが有ったので一休み。
一生懸命漕いで登っている自転車やかっ飛ばしてるバイク、ゆったりペースのキャンピングカーや乗用車がハイシーズンのビーナスラインぐらいわんさか走ってるので、ここで前に車が居ない状態にするためにタイミング調整をしています。

まだ森林限界を越えてないからか、走ってきた道はよく見えませんね。
ただ、後方から走ってくる車やバイクはある程度把握できるので、走り出しのタイミングはつかみやすいです。

では、前に車がいなくなりましたし、行きますか!
ヤッホーその20

ヤッホーその21

ヤッホーその22

いやぁ〜、すごい眺めですね!!
あの峠の右奥はスイスです。

ヤッホーその23

ヤッホーその24
(ある程度駆け上がるとさすがに追いついてしまいます)

ヤッホーその25

ヤッホーその26

ヤッホーその27

ヤッホーその28

というわけで、峠の頂上まで上がってきました。(11:05)

車を停めて走ってきた道を展望できるところまで歩いていきます。

頭上を飛んでいった鳥の群れ。

おおおおお、ステルヴィオ峠、すっげーーーー!
(Passo dello Stelvio)
峠の標高ランキングではヨーロッパ第2位だとか。(標高2757m) ちなみに北アルプスの燕岳が標高2763 mです。

まるでサーキットみたいなコースです。
絵葉書で売っているこの写真のほうが眺めはさらに感動的かもしれません。
さすが、TopGearhが認める世界最高のドライビングロードです。
でも、写真を見た皆さんは感じたと思いますが、「気持ちよく走れる」道ではないです。
(ここは何を持って最高とするかの価値基準の違いでしょうが)
朝晩なら交通量も少なくて幾分マシになるとは思いますが、なんせ道幅が狭くてカーブも911の最小回転半径を下回るヘアピンが続くので、快走路というよりは景色を眺めて(特に頂上から)楽しむ峠道です。
アクセル踏むんなら相応の覚悟が必要です。(最後に前のクルマがいなくなってからは少し踏んでいきましたけど)
白神爺。さんが撮影した竜泊ラインの写真と見比べて欲しいんですが、どちらが「走って楽しいか」と言われたら、そりゃぁ竜泊ラインです。
ステルビオ峠どちらかと言えば、険道、酷道マニアな方が喜ぶたぐいの道ではないでしょうか。
(というわけで、私は期待とは違ってましたが、走ってきた景色とここからの眺めで喜んでおります)

峠の脇にある山の頂上にはお城風のホテルも。(かつての軍事的要衝だったんでしょうね)
この辺りにはトレッキングルートも整備されているみたいです。

ソーセージと酸味の効いた野菜をパンに挟んだパニーノ(パニーニってパニーノの複数形なんですね)を注文。
おじさんは私が日本人だと知ると、「らっしゃい、らっしゃい、らっしゃい」によく似たニュアンスの言葉を発して笑わせてくれました。

さすがイタリア、熱々の時は美味しかったです。
あと、この頃になるとPDK独特の「バウンバウン!」という素早いシフトダウンの音を聞くだけで、「あぁ、ポルシェが走ってきたな」と聞き分けられるようになりました。

さて、下りますか!
その17へつづく