
レアのファミリー。
大きいのがハーレムの雄です。

枝道にカピバラのグループ。
そう言えば、大分雲が分厚くなってきましたが、この後、雨が降るのでしょうか?

見張り中のボス。

カピバラは歩いて近寄ると逃げちゃうことがほとんどのなのですが、車で近寄るとそれほど逃げないというのは新たな発見でした。

草を食むのに夢中になってます。

道路に普通に佇んでいたスグロハゲコウ。(Jabiru 、Jabiru mycteria)
こちらではトゥユユと呼ばれていて、パンタナールを代表する鳥です。
体高は軽く1mはあるんじゃないでしょうか。
かなり大きな鳥で、顔はハシビロコウそっくりです。

いやはや、大きな鳥ですねぇ〜。
見入ってしまいました。

日向ぼっこ中のワニくん。

カピバラの背中にCattle Tyrant。
カピバラでは個人的なベストショットです。

Guira Cuckoo (Guira guira)

野生化したイノシシ Feral pigs (Sus scrofa)
日本に生息するイノシシと同種で本来は南アメリカには生息しない動物ですが、狩猟目的でウルグアイに持ち込まれ、越境してブラジルに1990年代に入り込んだようです。

鶏冠のきれいな、Bare-faced Curassow (Crax fasciolata)
ルイースおじさんが言ってましたが、メインロードには本当にいろいろな動物が出現しますね〜。
ゲートのところまで来てしまったので、そのままトランスパンタネイラロードに出てみました。

牧場には蟻塚がたくさんあります。
ジャイアントアントイーター(オオアリクイ)はこういうところに出現するんですかね?

改めてトランスパンタネイラロードを走ってみて思ったのですが、動物密度は宿のメインロードに比べると圧倒的に少ないみたいです。
まぁ、この道は車がたくさん走ってますし、今は雨期ですからね。
ここでスマホを確認してみたら電波が届いていて、さらにメールが2通届いてました。
1通はダイビングショップからの返信で、「1月6日に改めてスケジュールを送ります」とのこと。
ダイビングショップ5〜6軒にメールを出して、結局返事がちゃんと来たのはこのショップだけでした。
(3軒ぐらいはメアドすら使えないで宛先不明でメールが返ってくるような状態でしたが)
何にせよダイビングの予約が出来そうで一安心です。
もう1件は1月6日に予約を入れていた国立公園側の宿からで、「24時間以内にデポジットの金を銀行から振り込まないと、予約は自動的にキャンセルになります」という内容でした。
こんなパンタナールのど真ん中で銀行振込もへったくれもないので、キャンセルの返信を送ると同時に、booking.comを使って別の宿の予約を入れておきました。
我ながらパンタナールのど真ん中で順調に事を運べている気がします。
さて、トランスパンタネイラロードをどのぐらい奥まで走るかなのですが、湯川さんとルイースおじさん2人から「奥へ行ってはいけない」と言われてますし、なんか動物の姿もほとんど見かけないので、「やっぱり、メインロードを中心に探検しよう」ということで、早々に引き返しました。
今が乾期であれば最奥まで行って、そこからボートに乗ってジャガー探しなんかをするんですが、今はそういう時期でもないみたいですしね。
仕方ありません。

というわけで、ブレブレピンぼけながらもやっと撮影出来たアグーチの写真です。(道路左端)

うむ、やっぱりメインロードが一番!

メインロードに入るなりハナグマファミリーが登場しました。
South American coati (Nasua nasua)

かなり距離が離れてますが、こちらの存在に警戒してるのか、しっぽを立ててます。

イグアスやコスタリカでもよく見かけた動物ですが、パンタナールでは初登場です。

こちらもコスタリカでよく見かけたRufescent Tiger Heron (Tigrisoma lineatum)

こちらはトランスパンタネイラロードでもたまに見かけるぐらい個体数の多いアカオヒメシャクケイですが、やはりメインロードは数が違います。
Chaco Chachalaca (Ortalis canicollis)
うじゃうじゃ居ます。

あまりに道路にわんさか居るせいで有り難みがなく、まともに写真を撮ってなかったので、記録としてアップで1枚撮影しておきました。(ChacoChachalaca 、Ortalis canicollis)

似た鳥が多すぎてさっぱり名前の分からないKiskadeesの仲間。

ハイイロトキのペア。
Plumbeous Ibis (Theristicus caerulescens)

Blue-throated Piping Guan (Pipile cumanensis)
えらい綺麗な鳥です。

行列行進中のカピバラのグループ。

牧場の馬まで道路を歩いてました。

あぁ、なるほど、池の水を飲みに集まってきてたんですね。

ワニとVoyage号。
なんか晴れ間も見えてきましたし、本日は雨に降られないで済みました。
よかった、よかった。

先ほどの大きな鳥の巣は今度は猛禽類やコンドルなどの大型の鳥に囲まれてました。
(ただ単にあそこで休んでるだけなのか、卵を狙ってるのかまではわかりませんでしたが)

あ! スミレコンゴウインコ!
Hyacinth Macaw (Anodorhynchus hyacinthinus)
コンゴウインコの中でも最大となる種です。

へぇ〜、宿に住み着いてるんですね〜。(相変わらず出遅れて後ろ姿の撮影)

って、そういえば、この宿のトレードマークはスミレコンゴウインコで「パンタナールのスミレコンゴウインコの住処」ってサブタイトルがついてましたね。
すっかり忘れてました。
というわけで、7kmの道のりを1時間以上かけてゆっくりと動物観察しながら戻ってきました。
すると、宿の前に立っていたルイースおじさんが、「アグーチが来てるよ」と、宿の前に生えている大きな木の根元を指さします。

いやぁ、やっとまともな写真が撮れました。
Central American agouti (Dasyprocta punctata)
と、言っても、撮れたのはこの1枚だけ。あっという間に逃げてしまいました。

夕飯の時間までまだ少しあったので、パンタナールの夕焼けなんかを眺めながら時間を過ごします。(19:40)
日本のやぶ蚊なんかだと、このぐらいの時間から活発に活動を開始しますが、パンタナールの蚊は日中はすごい勢いで襲ってきますが、このぐらいの時間になると大分おとなしくなるので気分よく散策出来ました。

宿の前に生えてる木で休むスミレコンゴウインコ。
ルイースおじさんの親戚の女の子がすぐ近くに立っているにもかかわらず、存在に気がついてないみたいだったので、教えてあげました。

こちらは椰子の木に停まっていたセミの仲間。
日本のセミみたいに鳴いたりはしません。
さて、ルイースおじさんは「夕食は7時半から8時の間に始まるよ」と言っていたのですが、すでに8時を回ったというのに夕食の準備が終わる気配がないのは、いかにもパンタナール時間って感じです。(笑)
いや、笑ってる場合じゃなくて、けっこうお腹が空きました。
親戚グループの方々はたまに飛んでくる蚊をもろともせず、外のテーブルに半袖半ズボンで座って談笑してました。
たまにホタルが飛んでるのを見かけたので、もしかしたらここの蟻塚も光ったりするんですかね?
部屋のドアの下はけっこうな隙間が空いてるので、蚊が入ってこないように角材を置いて蓋をするようになっています。
しかし、このぐらいだと昆虫の種類によってはたいした障害にならないらしく、部屋の床を小さなゴキブリ君が走り回っておりました。
まぁ、国立公園内の宿ですからこんなもんでしょう。
さて、そろそろ食事が始まったかなと外に出ると、懐中電灯の光に何やら動物の目が反射しました。

なんだろうと思ったら馬とカピバラでした。
カピバラは宿の敷地内に生えているマンゴー目当てで夜に食べに来るんだとか。

というわけで、楽しみにしていた夕食タイムが始まりました。
またお誘いいただいたので、ルイースさん夫妻とその親戚の方々と一緒の席で頂きました。
期待に違わず夕食も美味しかったです。
ちょうど食事が終わるぐらい時間に、別の白人グループが食堂に入ってきました。
どうやら本日は三組のお客さんがここに泊まるみたいです。
さて、お腹いっぱいになりましたし、楽しみにしていたナイトドライブに出かけますか!
アフリカやコスタリカの国立公園では夜の行動時間に制限があることが多かったのですが、ここはルイースさんの私有地なので、おじさんがOKと言えば夜中でも出歩くことが可能です。
早速ボニートの洞窟ダイビング用に新調してあった大きなライトを手に持って車を走らせます。

わお、道路がカピバラと牛だらけじゃないですか!

我が物顔で道路を陣取っていて、車を近づけてもさっぱり退いてくれません。
その21へつづく