ブラジルドライブ旅行記 30

目次












いやぁ、しっかし、整備された良い道が続きますね〜。


交通量も少ないですし。


快適、快適。











小さな村が見えてきた途端、腹痛が始まりました。



ガソリンスタンドでトイレを借りようかどうしようか悩んだんですが、今回はそれほどの痛みじゃなかったので、そのまま通過しました。











あ〜、なるほど、ゴイアス州政府が集中的に5000kmほど道路整備を進めてるんですね。(この看板、この辺りで何度も登場します)


ポルトガル語は読めませんが雰囲気でわかりました。


ちなみに書いてあるメッセージを帰国後にGoogle翻訳に入れてみたら、


More than 5000km of roads are being rebuilt  (5000km以上の道路が再整備されました)
GOIAS government working for you       (ゴイアス州政府は皆さんのために働きます)


ということになってました。



素晴らしい!







景色も良いし、道も良いし、最高!











こういう森林地帯も良いですね〜。











走っていて本当に楽しい道です。











たまに予想外にきついカーブが登場したりしてびっくりしますが、だいたいはペースを落とさずに走れます。











対向車にパッシングされたので事故か何かだろうと思ったら、案の定トラックが対向車線側に停まってました。


故障ですかね?











たまには休憩がてら、車から降りて記念撮影です。












道路脇の椰子の木が南国気分を盛り上げてくれます。


昔、ダイビングで行ったフィリピンやタイなどの道路を思い出しました。





スマホで現在地を確認している時にふと思いつきました。


熱暴走でGPSチップがハード的に壊れたって決めつけてたんですが、もしかしたら違うんじゃないですかね・・・?


OSが強制終了したのは間違いないんですが、たぶんあれは温度センサーでCPUが壊れる前に強制終了させただけのはずです。


だとしたら、不具合を出しているのは強制終了させられたGPSチップのドライバーか何かじゃないでしょうか・・・?


ということは、もしかしたらOSを工場出荷状態に戻せば直るかも・・・




よし、宿に着いたら早速試してみよう!



宿に到着するのがちょっと楽しみになりました(笑)








あの煙、、、ヴェアデイロス名物の山火事ですかね?









と、思ってわざわざ見に行ってみたら、ただ単にゴミ捨て場で燃やしているだけでした。











道は整備されてますが、看板は古いままで、さっぱり読めません。











また、街が見えてきた途端腹痛が始まりました。


どうやらトイレが物理的に近くなると、お腹が痛くなるみたいです。


無意識に「トイレに行ける!」って、腸が考えてるんですかね?


困ったもんです。








一応この街にも宿はあるみたいですが、まだ明るいので行けるところまで行きたいところです。
(写真右のPousadaって書いてあるのが宿です)








逆に暗くなってからは走りたくはないので、タイミング的には次の大きな街(カンポス・ベーロス Campos Belos)(2)で宿を探すことになりそうです。











突然PALMASという街まで500kmという看板が出たんですが、どこにある街だかさっぱりわからないし、500km先ってのが相変わらずすごい世界です。











あ〜、そろそろ日が沈んでいきそうです。











ここでエタノールを給油しました。

307km走行、30リットル、68レアル。(3060円)


なぜかメインのクレジットカード(Master)が使えなかったので、サブのクレジットカード(VISA)で支払いました。

この支払い手続きだけでなんだかんだと10分ぐらいかかりました。




そう言えばブラジルではクレジットカードを見せると、「クレジット? デビット?」と確認をされます。


海外ではたまにこの質問をされるんですが、ブラジルでは頻度が高い気がします。


それだけデビットが一般的ってことなんでしょうか?




給油してから35kmほど走ってカンポスベーロスの街に到着しました。


そして、街に入るなりお腹が痛くなってきました。


だんだん頻度が上がってきて腹痛の度合いも上がってきたので、どうやら悪化してるみたいです。








ブラジルの車修理屋さん、カマロとかの絵が多いんですよね〜。


実際にブラジルでカマロが走ってるのは、まだ一回しか見たことがないんですが。










ん? 看板の赤い車はGTOですかね?


この店はアクセサリー屋さんだと思うのですが、ブラジルではいわゆるスピードを速くするような改造車は少なくて、むしろコンパクトカーでもオーディオを強化して大音量をまき散らしながら走ってる車のほうをよく見かけるので、こういう店の需要は多いのでしょう。








良さそうな宿を探しながら街中を適当に走っていきます。











あ、ここ良さそう。


中に入ってみると受付には誰も居ませんでした。


食堂らしき場所も覗いてみたのですが、スタッフの姿が一切見あたりません。


スタッフは居ないし足元をゴキブリが駆け抜けていったりもしますが、持ってきたスマホでWifiの電波を確認するとホテルの名前のホスト名があったので、ネットもちゃんと使える宿のようです。


よし、今夜はここに泊まりましょう。



しばらく受付で待っていたら、奥から年配の女性が出てきました。


当然英語は通じないわけですが、私が宿に泊まりたいことは理解しているらしく、別のスタッフを呼びに行ってくれたまでは良かったのですが、結局彼女も見つけられないみたいで、一人で戻ってきました。


紙に「80」という数字を書いて見せてくれたので、それが宿泊料金だとわかりました。


問題ないので親指を立てて返事をします。(3600円)


クレジットカードを取り出して見せてみたら、やはりダメとのことだったので現金で支払いました。



ちょうど支払いが終わったところで、私と同じぐらいの年齢の男性が奥から出てきて、彼がどうやらここの主のようでした。



しかも、少し英語が少し話せたので、一気に手続きが完了しました。








部屋に入ると同時にトイレに駆け込みます。



いやぁ、すっかり下痢になってしまいました・・・


ダイビングの日までには治さないとなぁ。




とりあえず出すものを出してお腹は落ち着いたので、車を駐車場に入れさせてもらうことにします。



主のおじさんに声をかけて二人で宿の外に出ると、おじさんが駐車場の扉を指差しました。


しかし、扉が閉まっていたので、てっきりおじさんが手で開けてくれるのかと思って、


「開けてもらえますか?」


と、お願いしたら、おじさんが手にもっていた消しゴムサイズの黒い物体をゲートの方向にかざして、親指を押し込むと、、、







なんとびっくり、電動でゲートが開いたのでした。


へぇ〜、すごい装備ですね!



さらに私が頼む前にWifiのパスワードを書いた紙を持ってきて手渡してくれたりと、おじさんの対応は気が効いていて丁寧で、ここを選んで良かったです。



車を敷地内に入れてから部屋に戻り、早速スマホのGPS復活作業にとりかかりました。(20:00)



ネットでアンドロイド端末のGPSの不具合について検索してみたところ、「GPS Status」というアプリを入れたらすぐに治ったという報告が上がっていたので、まずはこれを試してみることにしました。




・・・・・・




いきなり治った!!



いやぁ、一発でした。



これでスマホのGoogleMapナビも使えます。



いろいろ足掻いてみるもんです。



いやぁ、良かった、良かった!




さて、どうせ夕食は下痢でしっかりと食べられないから軽く買い出しにでも行きますか。




受付のおじさんに良い店を尋ねてみたら、すぐ近所のスーパーを勧められました。


先ほど宿を探している時に前を通過したので場所は知っていたのですが、治安も問題無さそうなので歩いて行くことにしました。









というわけで、やって来ました。











中に入るとカウンターに立っていたお姉さんに声をかけられ、背中に背負っていた巾着袋を笑顔で没収されました。



どうやらかばん類の持ち込みは一切禁止のようです。


巾着袋の代わりに番号札を渡されました。


帰るときに、この番号札と巾着袋を交換するみたいです。




手頃な大きさの買い物かごが欲しかったのですが、カートしか置いていません。


しかたがないので、小さいカートを押して中に入りました。



車に積んでいた水のペットボトルがちょうど空になったので、水を3リットル(1.5リットル×2)と、調理パンを1つカートに入れてレジに向かいます。


レジの混雑はほどほどだったのですが、皆さん超大量購入なので、一人捌くのにもすごい時間がかかっています。


私の前に並んで居るおじさんも大型カート2台に大量の商品を山盛りにしています。


こりゃぁ、時間がかかりそうだと思いながら列に並んで待っていたら、前のおじさんが自分の番が来た時に「お先にどうぞ」と譲ってくれました。


なんと親切な!


お礼を言って先に済まさせてもらいました。


支払いは5.1レアル。(230円)


女性店員の笑顔の接客も素晴らしく、宿のおじさん含めて皆さん親切アットホームな感じで、雰囲気の良い街だと思いました。









買ってきた調理パン(左)に、本日のランチボックスの残りのジュースとバナナと菓子パンで夕食としました。


調理パンの味は期待してませんでしたが意外にいけました。



そして食べるなりトイレへ・・・



シャワーを浴びてみると、ここもちゃんとお湯が出ました。


先に床を駆け抜けるゴキブリを見ちゃったので、80レアルって言われた時はちょっとだけ高いかなと思いましたが、エアコンもあるし、お湯も出るし、駐車場も電動ゲートだし、料金としては妥当かなと思いました。


シャワーを浴びてさっぱりした後に、なんとなく気が向いたので宿の外に出てみたら、若いお兄さんが宿の入り口の階段のところに腰掛けてスマホを弄っていたので、私もその隣に腰掛けて、タブレットで日記を書いたり、明日以降の情報を調べたりして時間を過ごしました。


お兄さんがスマホで何をやっているのかちらっと覗いて見てみたら、ビリヤードゲームに夢中になってました。


英語で話しかけてみたんですが、残念ながら彼は英語を話せない様子。


まぁ、いずれにせよ、マテウス君にせよ彼にせよ、ブラジルの若い子達はスマホに夢中なんですね〜。


世の中はすごい勢いで変わって行ってます。



ここでボンジャルジンの宿で通訳してくれたりあれこれ世話してくれたパウロさんから「無事に旅してるかい?」というメールが届きました。


気にしてくれてたんですね! 嬉しい心遣いですねぇ!


パウロさんに返信を出し、さらにパンタナールの良い宿を紹介してくれたサンドラさんにもお礼のメールを出しておきました。


あと、サンパウロで会う約束をしているKさんから「レンタカーを返す場所を国際線空港から国内線空港内に変更しておくから、契約番号教えて」という連絡が入ってました。たぶん、そのほうが待ち合わせと観光に便利なんだと思います。


さらにマテウス君による電話催促のおかげでダイビングショップからもメールが届いていました。


内容を見てみると、そこにはいつどこで潜るかが書かれていました。


ダイビングポイントの詳細情報をショップのホームページで確認してみたところ、何故か私が予約を入れてる1月10日だけダイビングショップイチオシのポイントに潜らないことが判明しました。


しかも、その日に潜る予定になってるのは水深浅めのおとなしめのポイントばかりの予感。。。


初心者ダイバー扱いされちゃったんですかね?


せっかく事前に潜る場所の予定を教えてもらったのに、このまま大人しく従うのも何だったので、あれこれ対策を考えて、「1月10日のポイントをショップ一押しのポイントに変更ください。それが無理なら私が潜る日を1月9日に変更して欲しい」と英語で書いた文章をエキサイト翻訳(Google翻訳よりはマシな気がしたので)で翻訳したものをコピペして返信しておきました。


さて、どうなるか。



というか、メールで一応頼んではみましたが、さすがに1月10日のポイント変更は無理そうなので、1月9日(明後日)に潜るために明日中にサルバドールに着かなきゃダメそうです。




えーっと、残りの距離は・・・・(GoogleMapで検索)・・・・、1150km!!



げげげ、これはさすがにキツイ。



でも、ここで頑張って走っておけば、1月12日にサンパウロに到着する時間を早くできますし、パンタナールのマリアンナさんおすすめのオウロ・プレットに行く時間も十分取れるし、サルバドール旧市街を見物はダイビング後にすれば問題ないし・・・





よし、頑張るか・・・




とりあえず、明日の宿の予約を入れなくちゃ。




げげげ、腹が痛い!!




(トイレタイム)





えーっと、サルバドールで2泊するんだから宿が2日とも違うのも何だし、10日に予約を入れた宿と同じ場所にしておくか・・・



(booking.comで空き状況の確認)



あ、ここ22時までに到着しないとダメなんだ。



明日、22時に着けるかなぁ。



まぁ、いいや、予約入れちゃえ!





ぎゃーーー腹痛!!



(トイレタイム)



というわけで、トイレに何回駆け込んだかわからない状態で翌日以降の計画を立て直し、夜中の1時頃にベッドで横になったのでした。













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本日の走行ログ 総走行距離 278km








その31へつづく