
まずは商店街っぽい場所に入りました。
旧市街はこの先にあります。

だんだん歩行者の数が増えてきました。

うわ、やっぱり!
さすが、黒人文化圏、ほとんどの人が信号を守りません!(笑)
これ、こちら側が青になった状態なんですよ。

いやぁ、この光景はアフリカの都市部そのものです。

こちらが青ですからね〜、皆さん(笑)

もうちょいで旧市街です。

ここは交通量が多くて渋滞しているというよりも、歩行者が飛び出してくるせいで車がノロノロ運転になって渋滞しているという感じです。

あぁ、なるほど、これでエレベーターの上側に着いたんですね。
この周辺が旧市街ですから、あとは適当に駐車場を見つけて停めるだけです。

えーっと、駐車場はどこかな〜?

あらら、なんか駐車場を見つけられないうちに旧市街の中に入っちゃいました。

こりゃ、歩いて観光する前に車から全部見ちゃいそうだということで、「P」の看板に従って裏路地に入りました。
すると、黒人のお兄さんが「こっちだよ」という感じで手招きしてくるので、きっと駐車場に案内してくれるんだろうと予想して手招き従って車を走らせます。
お兄さんが「ヘイ兄弟、ここに停めなよ。」と、道路脇を指さしました。

お兄さんに指示されるがままにハンドルを切り、狭い路地に車を停めました。(15:00)
駐車料金(というか見張り料金)は前払いで20レアル(900円)。
ちょっと高いかなと思ったんですが、ここは値切らずに支払いました。
なんせ無人の車を見張ってもらいますから、心象を悪くするわけには行かないので。
(後でサンパウロのKさんに確認したら、それで正解だそうです)
お兄さんは怪しげな風貌に似合わずちゃんと商売をしているみたいで、黄色い立派なチケットを手渡してくれました。
さて、旧市街観光をしますか!
サルバドールは治安が悪いと聞いていたので、強盗に渡す用のダミー財布をポケットに入れ、デジイチはこ汚い巾着袋の中に隠して街に繰り出しました。

まずは、つい先程車で通過したエレベータ広場のところに来ました。
(リオ・ブランコ宮殿、旧ブラジル政府本部前)

お〜、これがエレベーターかぁ。(ラセルダエレベーター)
帰国後に調べてみたら1920年に作られ、貿易に必要な港がある下の街と防衛上の観点から上の街に暮らした上位層(お偉いさん方)が暮らす街をつなぐ足として活躍していたため、サルバドールの顔になったんだそうな。
そういう肝心なことが地球の歩き方には書いてないんですよね。せっかく持ってきて、恥ずかしいのを我慢してこんなところでこっそり開いて読んでみたのに・・・。
このページに詳しく解説されていました。
というわけで、この時は何のためにあるエレベーターかわかってなかったので、私は乗りませんでした。
ちなみにエレベーター降りてすぐのストリートは危険って地球の歩き方に書いてあったので上から覗きこんでみたのですが、「常識的に歩かないでしょ、あんな道(笑)」、というようなスラムの中を抜ける道でした。

その、あまり役に立たない「地球の歩き方」に、「ぜひ食べておくべき」と書かれていた、アカラジェを広場で売っていたので、ひとつ頼んでみました。

揚げたエビと野菜団子のミックスというかなんというか、表現のしにくい不思議な味です。(5レアル、225円)
(黒目豆を団子にしてパーム油で揚げたものに、パーム油を混ぜたペーストが掛けられているんだそうです)
けっして不味くはなかったんですが、かといって美味しくもなかったです。
ちなみに、サルバドール旧市街では(こういう場所の情報は多少掲載されているので何度も登場する)「地球の歩き方」によると、アカラジェも人気の店があるらしく、そこは美味しいんだそうです。

リオ・ブランコ宮殿の中が無料の博物館になっていたので立ち寄ってみたんですが、16世紀当時に使用されていた道具類や当時活躍した人の肖像画を見ても、さっぱり好奇心が沸いてこなかったので、軽く流し見してから外に出ました。

あ、こんなところにちゃんとした駐車場がありました。
と、思ったら、なんと12時間で45レアル!(2025円) 路駐見張り料金の倍以上してるじゃないですか。
なるほど、日本人だからボラレたわけじゃなく、あれが相場だったんですねぇ。
ちなみに、1時間でも9レアル(400円)してるので、日本とそんなに変わらないイメージです。
さすが世界遺産の一等立地。

サルバドールといえば私が愛してやまないサンバの生まれ故郷です。

楽器屋さんが3軒ほど並んでました。

店の中で体格の良い黒人の女性が打楽器でデモンストレーションしていたので、つい釣られて中に入ってしまいました。
せっかくなのでCD売り場のお兄さんに、「今流れてる曲より、もうちょっとアップテンポの音楽ありませんか?」って尋ねてみたところ、デモ用のCDを何枚かレジの奥から持ってきてくれ、それを店内BGM用のCDプレイヤーに入れてかけてくれました。
そして、なんと一枚目から私の好みの音楽だったので、早速買うことにしました。
レジでお金を支払おうとしたところでダミー財布にクレジットカードを入れてなかったことに気が付き、一度車の目立たない場所に隠しておいたクレジットカーを取りに戻ってからCDを購入しました。(33レアル、1485円)
あまりにもごきげんな曲だったので、店内BGMとしてそのまま流してもらいつつ、曲に合わせてコンガを叩かせてもらったんですが、これが難しいの何の。
女性の店員さんが叩いてる時は簡単そうに見えてたんですけど、ちゃんと練習しないとイメージ通りには音が出ないもんですねぇ。
さて、次に行きますか。

子どもたちが裸足でサッカーをしているところが、いかにもブラジルって感じです。

おっと、これはサルバドール名物のカポエイラですね!
って、カメラを向けた瞬間におじさんがまっすぐこちらに歩いてきて、20レアル札を見せながらチップ箱を出してきました。
後で「地球の歩き方」を読んだら、カポエイラの撮影代は5〜10レアルって書いてあったので、たぶんアジア人なら連られて払うだろうと値踏みされて20レアル札をわざと見せたんだと後で気が付きましたが、この時は知らなかったので素直に20レアル札を箱に入れました。
なんか、旧市街に入った途端、現金で40レアル使っちゃったんですが、お金を下ろしておいて良かったです。
さて、せっかく払ったんだからと、一番前の椅子に座らせてもらいました。

おおおおお、すごいすごい!

鍛えあげてる体は美しいですねぇ。

ほんと、見事なもんです。
後ろの弓みたいな楽器はビリンバウという名前だそうです。

なんて、見てる分には感動モノなのですが、「飲み物は頼まないのか?」とジュース売のおじさんに声をかけられたり、最初に箱を持ってきたおじさんがDVD(DVD-Rに自分で焼いたようなチープなやつ)を渡してくれたのでてっきりプレゼントしてくれるのかとおもいきや、後から料金を請求してきたり(DVDはお返ししました)、別のおじさんが「撮影するなら金払え」と箱を持ってきたり(これは最初に徴収したおじさんが私の代わりに「もう払ってるよ」と、説明してくれました)、なんだかんだとお金を取ろうとするのを断らなきゃならないのが面倒くさいです。
見物しながら魔法瓶で水を飲んでいたら、最初に女性と踊っていた若いダンサーの子がこちらに歩いてきて、「それ、何?」と、尋ねてきたので、内心で「魔法瓶を知らないなら驚くだろうなぁ」と想像しながら「飲んでいいよ」と魔法瓶を差し出したら、不思議そうに眺めてから水を飲みました。
口を直接付けずに飲んだのは若いのにさすがの気遣い。
「へぇ、すごいね!」
と、驚いた様子を見せてくれたことに満足しつつ、ダンスが素晴らしかったことを褒めて握手しました。
さて、ぼちぼち行きますか。

旧市街には16世紀当時の建物がたくさん残っていました。
植民地時代に宗主国のリスボンを真似て作らせたんだとか。
相変わらずスマホのネットが使えないので、思いつきで追加チャージをしてみようかと考え、適当に目についたVIVOのステッカーが貼ってあった売店に入って昨日と同じようにお願いしたのですが、ここではなぜか出来ないと断られました。
まぁ、いいや。

なんか、楽しそうな撮影をしていた旅行者達。
(近くに立派なテレビカメラを抱えたスタッフが居たので、テレビ番組の撮影だったのかもしれません)

建物がカラフルで綺麗ですね〜。

リスボンの街並みもこんなかんじなんですかね?

坂の多い街なので、立体的な景色が素敵です。

あぁ、ここがよく写真に写されている広場だ。 ペロウリーニョ広場(Largo do Pelourinho)

こんな景色です。(太陽がもう少し高ければ・・・)
この広場の片隅にジェラート屋さんがあったので立ち寄ってみました。
英語が通じなくてどうしたもんかと思っていたら、横でジェラートを食べていた30代後半ぐらいの白人女性が上品な話し方で通訳を買って出てくれました。
通訳ついでに彼女におすすめのアイスを選んでもらったら、cocoなんとかというやつ(ココヤシの実ですかね?)を頼んでくれました。

うん、甘酸っぱくて美味しい!
なんて、この時はのんきにジェラートを食べて眺めていたんですが、帰国後に調べてみたら「ペロウリーニョ」は罪人を公前で吊刑するときに括りつけた柱のことで、この広場はかつて奴隷売買や奴隷への拷問が行われた場所なんだそうです。
つい最近、映画の『それでも夜は明ける』(12 Years a Slave)を見てきたばかりだったので、一気に暗い気持ちになってしまいました。
しかし、この時はそんなことは知らなかったので、気分よく観光しておりました。

さーて、もうちょっと探索してみますか。

治安の悪い場所にしては緊張感が無いなぁと思ってたんですが、その理由は警察官がやたらと多いからでした。
年末年始の時期だったからか、それともこの日は年に一度の大きな祭りの日(ボンフィン祭り)だったので特別に警戒していたのかもしれません。
(主要観光地の警備は最近強化されているという話もどこかで聞きました)
私も途中から警戒を解いて、カメラも首からぶら下げたまま歩いてました。

フィアットのクロスオーバーパトカー。
このデザイン、日本でも普通にウケそうですね。

フォルクスワーゲンT2コンビの警察車両かと思ったら、後で調べたら公共交通サービスか清掃作業員を運ぶ車だったようです。

いやぁ、アートな街ですね〜。
(右側を歩いてきた人を見て、そう思いました)

こういう、いかにも中世ヨーロッパ風な景色の街歩きもたまには良いもんです。

これも立派な建物ですね〜!(カルモ修道院 Convento do Carmo de Salvador)
その39へつづく