
それにしても、大人気ですねぇ、東洋人街。
混みすぎてて、まともに歩けません。

ここはお祭り屋台って感じでしょうか。

たこ焼き屋さんです。
Kさん曰く、味はブラジル人向けにカスタマイズされてるらしいので、それならぜひ試してみたいのですが、未だにお腹が破裂しそうなので残念ながら諦めました。

木工製品屋さん。

サルバドールで旧市街を運転してる時は「人が次々飛び出してくる!」って一人で騒いでましたが、Kさんが普通に道路を歩くので私も一緒に歩いてしまいました。
まぁ、運転手の人達も慣れてるんでしょうけど。

たくさん走ってるホンダ製のバイク。(メモ撮影)

そうそう、気になっていたピックアップトラックですが、Kさん曰く、
「独身の若い男の子が乗る車だよ」
とのこと。
なるほど、ファッションで2シーターの車に乗ってるわけですね。
日本でいうところのVIP系、いろいろ納得しました。

信号も街灯もすずらん型。
という感じで、東洋人街ことリベルダージ地区を堪能したのでした。
ちょうど車に戻るときに谷村新司の「いい日旅立ち」が近くのCDショップから流れてきていたのでアリスの話で盛り上がり、松田聖子、中森明菜、河合奈保子、と、当時のアイドル話に花が咲きました。
ちなみに、Kさんは大の山下達郎ファンで、他にもオフコース、カシオペア、ハウンドドックが大好きだとか。
時代を感じますねぇ。

続いてサンパウロの中心街に案内してもらいました。

お〜、トローリーバスですねぇ。
日本では黒部アルペンルートぐらいでしか走ってないんですよね。

サンパウロのパトカーです。

こちらはサンパウロ中心部のバスターミナルです。

この辺りは歴史ある建物が並んでいます。

Kさんが「ぜひ」と言うので、写してもらいました。
セントロ地区のセー広場前に建つカテドラル・メトロポリターナ(Catedral Metropolitana de Sao Paulo)です。(16:30)
40年の歳月をかけて1954年に完成したゴシック様式の大聖堂で、ルネッサンス式のドームを持つネオゴシックの教会としては世界で4番目の大きさだとか。

このモニュメントが各地への起点となる場所で、それぞれの方角に位置する州の名前が書かれています。
各都市への距離表示はここを0にしてるんだそうです。(日本でいうところの日本橋ですね)
中央に描かれているのは当時のサンパウロの地図です。(ほとんど何もない)
このセントロ地区の中心街、夜間は治安が悪くて危ないんだそうです。
(それを言ったら、サンパウロ周辺はどこも基本的に危ないのですが)

さて、そろそろ時間が来てしまいました。
いよいよ国際空港に向けて出発です。

カーナビも付いてないのにKさんは慣れた感じで車線を正しく選択しながら空港を目指して走っていきます。
カーナビに慣れきってしまった私は感心することしきりです。

車の中でいろいろな話をしました。
以下、記録のために自分用に順不同で箇条書き。
・レアルはヘアイズと発音する。(レアルの複数形)
・日本駐在員は白人好きが多い。
・リオのカーニバルは大して面白くない。一度見れば十分。
・中流世帯の月収は5万円から10万円程度。
・払った税金で年金が変わる。最高で月2000R(9万円)。老後のために沢山保険に入っておく必要がある。
・60歳でリタイヤして、その後はたくさん旅行をしたい。
・ガソリンを購入した場合、ガソリン、エタノールとの混合比率は建前上6:4だけど実際は5:5。見つかってもたいした罪にならず罰金で済むから平気でごまかすスタンドが多い。税金のせいでブラジル産の石油なのにブラジルのほうがアルゼンチン(ブラジルから輸入)で買う方よりも高い。
・夜遅い時間に帰宅するときや、早朝く出発するときは自宅のガードマンに先に電話して、強盗が居ないかチェックしておいてもらう。鉢合わせると危ない。
・家政婦による掃除サービスは1日100R(4500円)
・ハイチ、バングラディッシュ、中国から沢山の人が隣国を経由して入国して不法就労している。
・ブラジルは日本人から見て、南米で唯一ビザが必要な国。それはお互い様の話で、ブラジル人も日本に行くのは手続きが大変。互いに対等になっている。こういう例はスペインとの間にもあって、ブラジル人がスペインに行った際にホテルの予約を取ってないという理由で入国を拒否されたことが発端で、報復としてブラジルもスペイン人に対して、ホテルの予約を義務付けている。(ちなみに、日本からも事前に予約していることを書く蘭がありますが、それがいい加減でも入国時に追い返されることは無いです)
・ポルトガル語をスペイン人は理解できないけどスペイン語をポルトガル語圏の人はなんとなく理解できる。なので、スペイン語を話す人と話していると、相手が言ってることはなんとなくわかるのに、こっちの話はちっとも理解してくれないので、なんかバカにされてる気分になる。
・サンパウロでタコをあげてる光景、麻薬取引とは関係ない。そんな話は聞いたことがない。
・ブラジルには外国人向け航空回数券というのがあるのでそれを使った旅がおすすめ。逆に日本には外国人向けのJRレールパスというのがあって3万円で新幹線(のぞみは除く)含めて1週間乗り放題に出来てすごくお得。
・FIFAクラブワールドカップ2012(開催国日本)でのチェルシーFCを破って優勝した地元チームのコリンチャンスの大ファン。あの優勝は熱かった。
・今の友人はだいたいがテニス仲間。(私の仲間がロードスターつながりなのと同じ)。ただ、テニスは腰痛が発症したので続けていない。人間関係だけが続いていて、そこからビジネスに発展することもあった。
・アメリカン航空のマイレージをたまに半額で購入することが出来てお得。
なんて話をしているうちに空港に着いてしまいました。(17:15)
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本日の走行ログ 総走行距離 270km

Kさんはチェックインするのに付き合ってくれたばかりか、手荷物検査をするまで一緒に居てくれるというので、カフェテリアで一緒にコーヒーを飲むことにしました。
コーヒー(エスプレッソ)を二人で頼んだんですが、Kさんは「ブラジル人は苦いのが苦手なんだよ。たまに砂糖抜きにチャレンジするんだけどね」と言いながら砂糖を入れてました。
ここまで、全部おごってもらってしまったのですが、Kさんはタイミング良く今年の4月の中旬に来日する計画らしいので、その時に少しでもお返しさせてもらおうと心に決め、日本で再会することを約束しました。
ここでKさんがサンドラさんに電話をかけ、いきなり私に「はい」ってスマホを渡してくれたので、英語でお礼を伝えました。
(Kさんの前で下手くそな英語で話すのはちょっと恥ずかしかったです)
その後は出発時間いっぱいまでお互いの写真を見せ合いっこしたり、尽きないおしゃべりをしたりして時間を過ごし、手荷物検査を通過するところまで見送ってもらってから互いに手を振ってお別れしました。
Kさん、本当にありがとうございました。
この御恩は一生忘れません。
その後、手荷物検査で引っかかったので何事かと思ったら、先ほどKさんから頂いたグァバ羊羹が原因でした。
プラスチック爆弾だと思ったんですかね?(笑)

そうそう、いつもはお金を使いきって空港に到着するようにしているのですが、今回は120レアルの現金を財布の中に残していたので、両替をしなくっちゃいけないのでした。
というわけで、37ドルに両替してもらいました。

帰りはルフトハンザの機体でした。

お隣はアフリカ旅行の際に毎回お世話になってるエティハド航空の見慣れたデザインの機体です。
出発寸前まで時間を潰していたので、慌ただしく飛行機に乗り込み、定刻通りに飛行機は出発しました。(19:45)
さようなら、ブラジル。
とても楽しかったです。

お隣は穏やかな感じのドイツ人夫婦で、軽くお互いの旅の話をしました。
日本での時差ボケ解消のために寝ないで頑張っていたのですが、気がついたら、少し寝落ちしてました。
今日の食い倒れ旅行のおかげでまだお腹が空かなかったので、機内食もたいして食べずに残しちゃいました。
機内では日記を書いたり、たくさん持ってきた本を読んだりしていたので、退屈せずに済みました。
1月13日(月)17日目

12時間弱のフライトでフランクフルト国際空港に到着。(10:25)

ソニーのカメラでも売ってるのかと思ったら、ライカの専門店でした。
そりゃ、そうか。
って、すごい値段ですね〜。

スマホコーナーはサムスンに占拠されてました。
がんばれ、日本企業。

本屋さんで「素敵なドイツ」という日本語が目に飛び込んできたのでメモ撮影。
いわゆる観光ガイドブックです。

お、ニッサン頑張ってますね〜。
フランクフルトの手荷物検査ではなぜかお土産で買ったコーヒー豆が引っかかりました。
最近はどこもチェックが厳しいですね〜。
待ち合わせ時間に売店でカフェラテを注文したら4ユーロでした。(560円)
さすがに高い!
その50へつづく