-------------インドネシア ドライブ旅行記(目次)


-------------前のページに戻る






郊外の下道ドライブを開始した。(国道1号線)









海に近いので、道端でこんなものを売っていた。









うーむ、まだまだ道が混んでるなぁ。


この混雑、どこまで続くんだろう?








というか、ジャカルタから離れてなお、混雑が激しくなってきたような気がする・・・









Oh、No、完全に流れが止まっちゃったじゃないか。



目的地に到着する時刻をGoogleナビがアベレージ時速60kmぐらいで計算してるみたいなので信じてたんだけど、これ、アベレージ30km/hぐらい しか 出ないんじゃないか?

ブラジルでの経験からGoogleナビの到着予定時刻は信用できると思ってたんだけど、、、


いや、まだ結論出すのは早すぎか。



あと、周囲の運転マナーの酷さには慣れたけど、たまに意地悪だなと感じる車も居て困ってしまう。

そういう運転手の比率は日本と同じぐらいの割合かな?







最初、これを見て日雇い労働者の出勤風景かと思ったんだけど、これ、普通の乗り合い系交通機関なんだね。









クリスマス&年末年始だからパーティー需要でも多いのかな?









職場の同僚から聞いていたけど、ついに穴凹が登場し始めた。

(ジャワ島の道路に関して言えば、ジャカルタ近郊を除くとほぼ全域で道路上の穴に気をつける必要があった)










E = mc2

なぜに道路標識に特殊相対性理論の公式が・・・

(帰国後に調べてみたけど掲載理由は判明しなかった。この後、国立公園のガイドがこの公式のTシャツを着ていたのと、バスのデザインでも使われているみた いなの で、なんか人気があるのかもしれない)









右折屋さんのお世話になっているUターン中のトラック。









こちらは右折屋さんにチップを払っているシーン。









渋滞の原因となった道路の真ん中で故障して停まっていたトラック。









左側はバイク専用車線のはず。


対向車はこちらがバイク専用車線に避けられるのを見越して、大挙してはみ出して来ている。









バスもガンガンはみ出して来る。


というか、基本的にバスが一番運転マナーが悪いのは途上国共通の現象。









もう、むちゃくちゃである。









こちら車線のバイクもすり抜けに加わってさらにカオスになった。









ここがはみ出しの震源地。

どうやら故障したバスを追い越す勢いでそのまま対向車線に雪崩れ込んできてたらしい。

(バスを抜かし終わったら戻ればいいのに戻らないのがインドネシア文化)







やっと流れるようになったと思ったら、追い越しながら対向車線を突っ込んでくるバスが登場した。


いやはや、やっぱりインドネシアもブラジルとかと一緒でこんな感じだったか。









引っ越し中?









最初、タモ網で何を拾ってるんだろうと思ったら、お札(現金)が地面に落ちているらしかった。

どうやらチップか何かでお金を投げてもらって、それをタモ網で回収してるみたい。



で、どういう理由でお金を渡すのかはまったく理解不能である。



不思議の国、インドネシア。








ランサーのパトカー。

三菱とかマツダとか、割りとマイナー系メーカー(失礼)がパトカーに採用されてる気がする。


ただし、インドネシアで三菱(商用車)のシェアはかなり高そうに感じる。

マツダはまだまだこれからといった感じ。


ここまで見てきた感じで圧倒的なのはトヨタ、ついでホンダ、日産、スズキ、ダイハツ、三菱あたりが団子状態。

ヨーロッパ、北米、韓国系メーカーの車は走ってないわけじゃないけどかなり少ない。








この辺りでようやく小型トラックが公共交通機関だと確信した。


道路の真ん中に立っているのは本物の警察官。


ケニアみたいなことになるんじゃないかと警戒してたけど、そんなことは起こらなくて一安心だった。


ユドヨノ政権がしばらく続いて賄賂社会も大分変わったのかも。(それともたまたま運が良かっただけ?)










何気なく道路に盛ってある工事用の土。


漫然と走ることを絶対に許さないインドネシアの道なのだった。









先ほどのタモ網の箒バージョン。



逞しき皆様、お疲れ様です!









よくトラックの平台に平然と座ってるなぁ〜(笑)










さすがイスラム国、あちこちにモスクがある。









これは観光地用では?

でも、乗ってるのは地元の住民・・・、そしてお尻にはなぜかスパイダーマン。

うーむ。









最初、なんでタイヤを道路の真ん中に置いてるんだろう?と思ってたんだけど、どうやら三角表示板の代りらしい。


あと、道路に穴が開いてることを知らせるために置いてあることもあった。









たまに姿を現す広大な田んぼ地帯。

来る前はインドネシアでは、もっと延々と田んぼの景色が続くのかと思っていたが、それほどでもなかった。










お昼時間を過ぎたところで良い感じのレストランを発見したので立ち寄ってみることにした。










田んぼを見渡す端っこの席(座敷)に座った。


晴れてたら良い眺めだったろうなぁ。



さて、当然のことながら店員さんに英語が通じないので、メニューを指さして適当に注文した。


若い女性の従業員はムスリムらしく全員ヒジャブを被っていて清楚で慎ましやかなイメージが有ったのだが、私みたい な外国人に対応するのがか なり珍しいらしく、少しの恐怖心と大いなる好奇心を隠すこと無く、目を輝かせて接してくるのがとても新鮮だった。


笑顔も「接客用の作り笑い」じゃなくて心の底からのくったくのない笑顔なので、非常に気分が良かった。








頼んだのは「地球の歩き方」に書かれていて名前をなんとなく覚えていた「ソト・アヤム」。


骨付きの鶏肉をそのまま煮込んだスープなわけだけど、これが実に旨い!!



いやぁ、インドネシア料理、日本人の口に合いますな!









逆に慣れが必要なのが中東スタイルのトイレ。

これ、でっかいのをした時は手で洗うわけだよね?


緊急事態でこういうトイレのお世話になりたくなかったので、旅の間中は氷の入ってる飲み物はほとんど飲まないことに決めた。

(なので、たまに意図せず出された時はもったいないけど残してしまった。お腹は強いほうじゃないので仕方なしなのである)

トイレの出入口のところに居たおばさん、清掃員かと思ったらチップ回収係の人だったみたいだったので、お金を払っておいた。



さて、今回の食事の料金は300円ぐらい。


安い、旨い、素晴らしい!



駐車場から道路に出るとき、脱出屋さんのおじさんが目ざとく見つけて駆け寄ってきたので、空いてる道路なので、おじさんの助けは一切必要なかったにもかか わら ず、チップを払って道路へ出た。

こりゃぁ、小銭がいくらあっても足りないや。








道路脇には用水路が流れている。


さすが米作の国。

こういった設備はちゃんと整ってる様子。










なんちゅー狭いトレッド幅なんだろう。


お客さん満載で急ハンドル切ったらコケるんじゃなかろうか?

(この狭いトレッドタイプのバスは、これ一台じゃなくて山ほど走っていたので、インドネシアではこれでノーマルらしい)









タイヤパンク修理屋さん。

さて、今回もお世話になってしまうのかどうか・・・









パリマンという街から再び高速区間へ入った。









ここでようやくプリペイドカードがちゃんと使えた。

全部このタイプのマシンだったらわかりやすくていいのに。

(料金所ごとにいろいろタイプが違うのだ)




そして、やっと高速区間に入ったと思ったけど、すぐに終了してしまった。








ダイハツディーラー。

インドネシアに進出して頑張ってるね〜。










これは卵屋さん?









どこまで走っても道路が混んでるのは変わらずだった。



だんだんこの辺から嫌な予感が頭に浮かぶようになってきた。

もしかして、ジャワ島全土が混んでるんじゃなかろうか・・・

まさかね〜。

(その、まさかであった)







わりと高頻度で登場する踏切。

ただし、遮断機が居りてるシーンには一度もお目にかからず。









対向車のトラック、急ブレーキ踏まなきゃならん時、どうするんだろう?

(躊躇なく踏むんだろうけど、その後どういう現象が発生するかは想像に難くない)









渋滞原因の工事現場通過中。

交通整理のお兄さんたちがバケツを持って立っていて「俺達の働きに感謝しているなら、チップを払ってもいいんだよ?」という視線を送ってくる。


えーっと、これは払わなくって良いんだよね?









工事現場を抜けた後、当然ながら反対車線も大渋滞状態だった。









いたるところにあるこの店、最初はケニアみたいに「はちみつ」を売ってるのかと思っていたら、実はガソリンを売っているのだった。

(これがガソリンだと気がついたのは10日後ぐらい、偶然これを買ってスクーターに給油している人を発見して気がついた)


車やバイクの数に対してガソリンスタンドが足りてないからこその商売。

しかし、気温30度オーバーのこの地でよくやるなぁ。









ここにも立派な用水路が流れていた。











このナンバープレート、日本政府関連の車なのだろうか?









モスクを示す看板。モスクがあちらこちらにあるので、この看板もあちらこちらに設置されていた。









お〜、馬車かぁ。


最初は観光客用に使ってるのかと思っていたら、むしろ田舎の村でよく見かけたので普通に市民の足として使われているようだった。

まだまだ現役なんだねぇ。









どこまで行っても相変わらずの交通量。


気温が高いので窓を開けたいのだが、排気ガスが酷くて開けてられない。

車にエアコンが付いてなかったら、かなりきつかったけど、さすがにエアコンぐらいは付いてて助かった。








これ、もしかして、どこまで行ってもこんな状態なんじゃないだろうか・・・









って、ことは、Googleナビは平均時速60kmぐらいで到着予定時刻を算出してるけど、実際は平均30kmぐらいしか出てないから、、、









えーっと、残り200kmで今15時、、、



予定到着時刻は23時過ぎ!?


げげげ!


こりゃぁ、参ったぞ。








景色の物珍しさもあって今は一応楽しく走れてるけど、これが旅してる間中ずっと続くのかと思うと少しげんなりしてきた。











インドネシアはドライブ向きの国じゃないんだなぁ。












さすが林業の国。











ん? 今のやたらと車高の低い乗り物はなんだ?










これはセメント工場かな?











お、やっと道が空いた!


と、思ったけど気のせいだった。(この後すぐに車列に追いついた)









車間を数mまで詰めて煽ってくる車が居たので、その車に向けてデジイチ向けて撮影したら、気持ち悪かったのか車間を開けてくれた。

単に煽られたことをメモ撮影してただけなんだけど、我ながらナイスな撃退法だった。
(後でトラブルに発展する可能性があるので、おすすめはしないけど)










すっかり日が暮れてから賑わってるレストランを発見して立ち寄ってみた。

今日走った感じだと、こういう大型のレストランはかなり希少な存在だった。

(小規模な飯屋はいくらでもある)









どうやらビュッフェスタイルの様子。









ソト・アヤムを発見して、昼に食べたばかりなのにまた頼んでしまった。









他にも適当にチョイス。









店内にはなぜか手品用品売り場があった。









ちょいとお値段高目(700円ぐらい)なだけあって、非情に居心地の良い店内だった。


もちろん料理も美味しかった。


インドネシア料理、最高だ!



さて、この時点で到着が遅くなるのが確定的だったので、宿にその旨メールを出しておいた。









夜になっても道が空かないなぁ。


(ちなみに前を走ってるのはスクーターを満載したトラック)









Googleナビを見ながら裏道へ突入した。









裏道は確かに空いてはいたけど、道が悪いし(穴だらけ)狭くてすれ違いも困難、さらに雨が降ってきたところでワイパーのゴムが劣化していたので、前が見え なくてペースをまったく上げられない。

うーむ、ストレスフル!










街中でのワンシーン。

バイクの後部座席シートの人が手を上下に振って合図しながら車線変更。

手を上下にパタパタ動かす様子も大分見慣れてきて、体が自然に反応して譲ってあげられるようになってきた。




そして、自分の計算通り23時過ぎになって、やっと宿がある街(ジョグジャカルタ)に到着した。


たかだか570km走るのに、こんなに苦労するとは思わなかった。








宿に行く前にインドネシア版コンビニの「アルファマート」に立ち寄った。

ちなみにセブン-イレブンとかローソン、サークルK等の日系コンビニチェーンはジャカルタなどの大都市にしか展開して無いのと、それらはレストラン付きで 若者が集う流行 の最先端店舗という位置づけらしく、我々が知っている日本のコンビニとは別物らしいという情報があったので立ち寄ってみたかったのだが、今回の旅では大都 市に行かなかったので一回も見 ることは無かった。


逆にアルファマートなんかは日本のコンビニとほぼ変わらないラインナップで至る所にある。

これのおかげでアフリカなんかよりは旅の難易度はぐっと下がりそうな気がする。



というわけで、このコンビニで歯磨き用のミネラルウォーターとヤクルトを購入した。


なんかヤクルトは2個買うとお得なキャンペーンをやっていたらしく、2個買わなくて良いのか若い女性の従業員に何度も確認された。







宿を探している最中に住宅街の片隅で見つけた賭博場らしき建物。


インドネシアで賭博行為はもちろん違法のはずだが、あるところにはあるのである。









というか、宿はどこだ?


Booking.comに 登録してあった場所やGoogleマップで調べた場所に行ってみたのだが、どちらも登録地にあるのはただの民家で周囲にも宿らしき看板がまったく見当たら なかった。


仕方なく、そのへんに居たおじさんに宿の名前(「Mofie Homestay」)で場所を尋ねてみたが、答えがインドネシア語なので何を説明してくれているのかさっぱりわからない。


どうも雰囲気的に、この近くには無いっぽい気がする。


とは言え、Booking.comもGoogleマップも宿はこの辺にあると言っているので、もう少し探してみることにした。


宿があるはずの場所の近くにゲート付きの高級住宅街があったので、門番のお兄さんに宿の名前を言って場所を尋ねてみたところ、「あそこにあるよ」と片言の 英語で親切 に場所を教えてくれた。


しかし、教えてもらった場所は今さっき確認したけど住宅地の民家だったはず。


でも、せっかく親切丁寧に場所を教えてもらったので、念のため確認しに行ってみたのだが、やはり教えてもらった場所にはただの民家が建っているだけなの だった。

 
再び門番のお兄さんの所に戻って「見つけられなかったんだけど」と困り顔で泣きついてみたところ、「じゃぁ、バイクで先導してあげるから付いてきなよ」と 言いなが ら、門の近くに停めてあったバイクに跨って走り始めたので、感謝しつつ後ろからついて行った。


そして、カル鴨状態で走ることわずか30秒、先ほどこの目で確認したばかりの住居エリアでお兄さんがバイクを停めた。


お兄さんが民家のフェンスの「内側」に取り付けられている15cm四方の小さな看板を指差すので見てみると、そこには「Mofie Homestay」の文字が書いてあるではないか!










いや、確かに「ホームステイ」って名前はついてたけど、まさか本当に民家に泊まるスタイルだとは思わんかったよ!(23:30)


というか、看板目立たなすぎ!


家の前でバイクと車のエンジン音が聞こえたからか、中から主らしき人が出てきた。

その様子を見ていた門番のお兄さんは、バイクで颯爽と走り去って行った。

お兄さん、ありがとーーー!


というわけで、ようやく宿に到着した。







本日の走行ログ






宿のおじさんの案内で中に入ると、奥さん(たぶん)が宿の使い方を教えてくれた。


どうやら2階建て住居の1階部分を宿として開放しているらしい。







安宿なので(と言ってもジョグジャカルタ年末時期基準、1泊1600円ぐらい)、さすがにエアコンはないものの清潔な感じで実に快適に過ごせそ うだった。


どうやってここまで来たのかという質問をされたので、今日の朝にジャカルタを出発して自分で運転してきたと伝えたら、「ジャカルタに住んでるの?」と尋ね られ、「い え、今回初めてのインドネシア旅行ですよ」と答えたら、えらい驚かれた。


地元民でも1日で走破はありえない距離感覚らしい。(今なら私もそう思う)


しかも、本日は年末休暇シーズンで都市部だけでなく地方都市も大渋滞を起こしているのだとか。


なるほど、どおりであっちこっちで混んでたわけだ。


というか、その渋滞は私がジャワ島に滞在する1月4日ぐらいまで続くらしい・・・
(日本の正月休みとだいたい一緒)


あぁ、、、これは、この後の旅の日程は全部見直しだな。


どう考えてもこれまで走った他の国みたいに下道を1日1000km近くも快走するなんて無理な話しだし。


さらに今日も全然晴れなかったし、明日からの天気があまりよくないみたい。


元の予定では明日から登山をするつもりだったけど、この分だと登山口までの移動だけでも一日は掛かりそうだし、雨の日に山に登っても面白くもなんともない から一 旦全部ご破算にすることにした。


と、すると、さて、明日は何をしようかな?



まぁ、せっかくだしジョグジャカルタ観光でもするか。

世界遺産級の大きな寺院が2つほどあるみたいだから。







そんな感じで簡単に明日の予定を決めてから居間に顔をだすと、ロシア人の若者3人組(男2、女1)が寛いでいた。


自己紹介の時に教えてもらったのだが、「ロシア」の発音は誇張して書くと「ウーーーールルルルルシア!」と、なるらしい。


日本人は「ヤパーナ」。(帰国後に調べたらラトビア関連だったのか?)


なんて挨拶して早々馬鹿話で盛り上がったんだけど、今日はもう遅いし疲れたし、早いとこ寝ることにしよう。



では、おやすみなさい。



つづく