-------------インドネシア ドライブ旅行記(目次)


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ならば午後は軽く島内散策でもしてみようかと考え、ウイーレケさんに「バイクを貸してもらえませんか?」とお願いしてみたところ、「うちはバイクを貸すサービスは やってないのと、もしバイクがあったとしても島内の道が悪すぎてバイクで移動するのはまったくお勧めできないわよ」という回答だった。







代わりに彼女の手製の地図で歩いて散策できるコースを案内してくれたので、ウイーレケさんおすすめの展望の良さそうなコースを適当に歩いてみることにした。


ウイーレケさんは「地図を1枚持って行っていいわよ」と言ってくれたのだが、このぐらいの道なら簡単に覚えられるだろうと道順を頭に叩き込み、地図は受け取らずに颯爽と リゾートを出発した。

(ちなみに、一緒に話を聞いていたスベンさんは地図を素直に受け取っていた)




で、のっけから道に迷ったの巻。


言い訳をさせてもらうと、ウイーレケさん手製の地図と実際の道のマッチングが全然出来なかったのである。


目印になるはずの家が三軒並んでる場所ってのもさっぱりわからなかったし。。。



しかし、今さら「やっぱり地図ください」と言いに戻るのも日本男子代表としてあまりにかっちょ悪すぎるので、あとは前進あるのみである!




そんな訳で行きたかった展望地へは一切辿りつけず、当初は行くつもりがまったく無かった南東の村に向かってしまったのだった。








島内のあちらこちらで出没する野生化した豚のファミリー。









どの群れにもだいたい1匹ぐらいは好奇心旺盛で最後まで逃げない子豚が居てなかかわいいもんである。









道端で思いっきり遊んでる子どもたち。

日本(東京)ではすっかり見かけなくなった光景である。








写真ではこんなポーズを取られちゃってるけど、島の子ども達はほぼ100%率先して挨拶をしてくれる。


たとえ道路から離れた場所に居ても声が届くように大声で挨拶してくれるのは実に気分が良い。


大人の方もなんだかんだと8割方は挨拶してくれただろうか。



この感じ、トカラ列島にそっくりだ。


人口の少ない小さな島独特の仲良く暮らすための知恵なんだろうなぁ。







島の中央部にあった大きな教会。(南東の教会とは別)



ブナケン島含むスラウェシエリアはキリスト教徒(プロテスタント)が多いエリアだとは聞いていたが、教会を見て実感が湧いてきた。



もうこの辺で当初行こうと思っていた展望ポイントへの道から外れたことは確定的だったのと、現在地がどの辺かさっぱりわからなかったので、諦めて南東の村を目指すことに決めた。








たまに見かける野生の犬達。


警戒心が強くて人間にはまったく近づいてこない。








こんなところ(海から少し離れている)にダイビングショップがあるんだ。









こちらはカフェ。

へぇ〜、いろいろ施設があるもんだねぇ。







続いてダイビングリゾート。


私が泊まっているチチャッと違って、えらい立派な建物。







なんか、いろいろ設備が充実してそうな雰囲気。









こちらは絶賛建設中の真新しい建物。


リゾートとしてどんどん発展していくんだろな。







ウイーレケさんはバイクでの移動は道が悪いのでお勧めしないと言っていたが、このぐらいだったら全然問題なかったのではなかろうか?


というか、島の皆さんは普通にバイクで移動してるし。








酷いところでもこのぐらい。

これでも、なんとかなるだろう。

(それよりも何も考えずにクロックスサンダルで歩いて来てしまい、一度バランスを崩して泥水に足を突っ込んでしまって大惨事になった)








誤審?


うーむ、どこで入手したんだろう、その微妙な言葉のステッカー。







チューニングがちゃんとされてない小型のギターで歌っていた子どもたち。


リクエストして1曲歌ってもらったら、照れながらも歌ってくれた。











チチャッリゾートから1時間近く歩いてようやく南東の村の大きな教会に到着した。


いやぁ、遠くて疲れた!



あと、履きなれてないクロックスサンダルだと簡単に靴ずれができちゃうので、せめて靴下だけでも履いて来れば良かった。







浜辺に出てみたら、ちょうどスラウェシ島のマナド港と1日1往復結んでる定期船がやって来ていた。


これを使えば一桁安い料金でブナケン島に渡れたはずなんだけど、自分の移動予定とあわなくて使えなかった。







スラウェシのお墓。

なるほど、こちらでは故人の肖像画を飾るんだ。




さて、村まで歩いて満足したし(疲れたし)、そろそろ帰るか。







帰る途中にスコールに降られたり晴れ渡ったりとめまぐるしく天気が変わったので、これまであらゆるシーンで活躍してきた安物の折り畳み傘を何度も開け閉めしていたら、ついに壊れてしまった。(通勤時だけでなく直近ではスメル山の小雨でも大活躍していた歴戦の勇士の傘)


値段分より遥かに活躍してくれたな。


お疲れ様。


というか、カッパを持ってきてないから、これ以上降らないでね。。。







ふと停めてあったバイクをよく見てみたら、普通にオフロードタイヤを履いていた。


なるほど、これなら泥道でも安心だ。








トライク(三輪バイク)はブナケン島でもまだまだ現役。









人や物を運ぶのに大活躍している。



ちなみに、島内の道路はトライクがギリギリの道幅なのと、2時間歩きまわっても車は1台も見かけなかったので、荷物を運ぶならトライク一択なのかもしれない。









ここ、晴れてたら綺麗な景色だったろうなぁ。




その後、来るときに何度も振り返って分岐の景色を覚えておいただけあって、帰りは迷わずリゾートに戻ってきた。





さて、疲れたし、喉も乾いたし、何か冷たいもんでも飲むかな。







そう言えばインドネシアで一度もビールを飲んでなかったことを思い出し、ビンタンビールを注文してみた。



冷えていてなかなか美味しかった。








そのまま食堂でまったり過ごそうと思っていたのだが、夕焼けが綺麗だったのと、ウイーレケさん曰く、リゾート近くの桟橋から夕日が眺められるとの事だったので出かけてみた。









ん?あれはもしや・・・




ぎゃぁぁぁぁ、傘持って無いのにスコールが来ちゃった!




というわけで、たまたま降り始めた時に屋根のある場所に居たので止むまで雨宿りをして、小雨になったタイミングでリゾートに走って戻った。










本日の夕飯もなかなか美味しかった。



さて、明日はいよいよスラウェシ島に戻って再びレンタカーの旅に切り替わるのだが、ふと思いつきでレンタカーの予約を入れていた業者さんに「車を空港渡しじゃなくて港渡しにできませんか?」 と、メールを送ってみたところ、「ダメです、空港でお願いします」という返事がすぐに返ってきた。

港渡しにしてくれれば送迎費用を少し安くできるし、早くレンタカーに乗れるし一石二鳥だと思ったんだけどなぁ。

まぁ、いいや。




さて、本日からお客さんがさらに増えていて(ドイツ人女性とインドネシア女性の2人組)、彼女たちもドイツ語を話せたもんだからドイツ語歓談が大いに盛り上がってしまい、昨日に引き続き私一人だけ置いてけぼり状態になってしまった。


しかも、この日は夕方に雷が鳴ってたからか停電したまましばらく復旧せず、停電が収まった後もネットがまったく使えない状態だった。

(ウイーレケさんに頼んでルーターを再起動してもらうも改善せず)


やはりネットが使えないと何かと不便だなぁ。



明日は朝早くに出発予定なので、夜のうちに精算を済ませておくことにした。

送迎2回、三泊3食、ダイビングにビールで56200円なり。


もうちょっと円高だったらなぁ〜。

ブナケン島のリゾートの中ではこれでも安いほうだけど、ここに1ヶ月滞在したらいくらかかるんだろう?

(長期割引とかはあるのかも)


安いと言えば、ウイーレケさんは「高級リゾートか何かと勘違いしてやって来る主にアジアからのお客さんには閉口してる」んだそうな。

ここにはエアコンなんて無いし部屋に戻るのには延々と階段登らないと駄目だし、部屋はシンプルだし、快適装備系は一切なしだけど、そのシンプルさ、暑い寒 いも含めたありのままの自然を楽しめる感覚を持っている人に向けて長期滞在が可能な(比較的)安い値段でサービスを提供しているんだけど、アジア人はリ ゾートに着くなり「なんでエアコンが無いの!」、「階段なんて信じられない!」、といちいち文句を言うんだそ うな。

まぁ、(私含め)アジア人全員がそうなわけじゃないと思うけど、「南の島のリゾートでまったり」みたいな感覚で行くと、ここはちょっと違うタイプだとは思う。


あと、ウイーレケさん曰く、ダイビングするなら10月がおすすめで、海況がよくてリゾート自体も空いてるんだとか。

8月は海のベストシーズンなのだが、世界中からお客さんが集まってきて混みすぎるとのこと。

今回はジャカルタ経由でマナドに来たけど、シンガポール経由で安く来る手段もあったはずなので、いつか10月にまた来ようと心に決めた。


明日の送迎の船のピックアップが7時半なのだが、料理担当の女性たちが出てくるのは7時半ぐらいなので、ウイーレケさんに明日の朝7時までに朝食が食べられるか相談したところ、売り物のカップラーメンを無料で出してくれた。ありがとう!



さて、ネットも使えないみたいだし、今日はとっとと寝るか。



つづく