前回の続き


5月4日(月)



朝5時半起床




準備を済ませてすぐに出発です。






天気予報通り、雨です。





再び大隅半島方面に戻っていきます。





目指すは桜島なんですが、御岳は低く垂れ込めた雲に隠れてしまっています。





立派な松の木ですね。

小さく移っているロドと見比べて頂ければわかるかと思います。





桜島が近づいてきたのですが、まだ朝御飯を調達していなかったので、一旦通り越してコンビニに向かいます。





そんなことをしている間に、桜島(御岳)が姿を表します。






溶岩道路に入りました。





つい、こないだ噴火したんですよね。





さすが、溶岩道路と名前をつけているだけあって、大迫力の溶岩が迫ってきます。





昨日走り回っていた大隅半島を望みます。





今度は晴れているときに訪れてみたいですね~





いやはら、すごい自然の造形です。




万が一噴火が起こったら、こういうところに逃げ込むのですね。





火砕流を誘導するためのものでしょうか。






さて、桜島から黄色いラインを使ってフェリーで鹿児島市へ渡ります。





なんか、高速道路の料金所みたいなゲートがあります。






なんと、ここで料金を払うんですね。

車検証見せて、車の大きさを申告なんて面倒な手続きは無いみたいです。

4m未満です! って答えたら、そのまま料金が決定しました。(1070円なり)





そのままノンストップでフェリーに乗り込みます。





いやぁ、びっくりです。

なんか、誰も車から下りていないようなんですが、一応デッキに上がってみます。




ほとんど誰も居ない客室から鹿児島を眺めます。もちろん目と鼻の先です。




しっかし、いったい何隻の船がここで活躍しているんでしょう。

短い距離にもかかわらず、4隻もの船とすれ違いました。


調べてみたら、6隻の船が24時間運行しているみたいです。


そして、出港から15分、あっと言う間に到着のアナウンスが流れたので、慌てて車に戻ります。





薩摩半島、鹿児島市にやってきました。




そのまま海沿いに南へ下り始めます。





そうそう、そう言えば、鹿児島県ってガソリンの価格を表示していないスタンドがほとんどでした。

だから、ほとんどあてずっぽうで入るしかないんですよね~。

セルフでも127円(ハイオク)なので、ちょいとお高い感じでした。




県道232号線で内陸に入ります。




お~、広大な茶畑ですね。

そう言えば、昨日の大隅半島でも茶畑を見たのですが、お茶の産地なのでしょうか?





九州の小京都、知覧にやってきました。

たぶん、sutakoさんなんかは、すぐにピンと来るんじゃないかと思いますが、目的地その1は





ここ。  知覧特攻平和会館

知覧は沖縄に近かったことから、特別攻撃隊の基地があったんですよね。




戦闘機が置いてあるということで、気楽に入ったのですが、、、
(内部は撮影禁止なので写真は観光案内のページから転載)



儚く散った若き特攻退院の写真と、遺書(肉親に送った手紙)が大量に展示してあり、2、3通読んでみたのですが、歳を取って涙もろくなっている私はまともに読むことが出来ず、速攻でギブアップしてしまいました・・・・








ちなみに、wikiぺディアからの転載ですが、置いてある戦闘機は

              

海軍零式艦上戦闘機(52丙型) - 実物。鹿児島県薩摩川内市の甑島沖約500m、水深約35mに沈んでいたものを引き上げ、修復したもの。
陸軍四式戦闘機「疾風」(キー84甲)- 実物。
陸軍三式戦闘機「飛燕」(キー61Ⅱ改) - 日本に唯一現存する機体。
陸軍一式戦闘機「隼」3型甲(キ43-Ⅲ甲) - 復元模型。映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』撮影に使用された。





小学校自分の私であれば、狂喜乱舞して眺めていたであろうこれらの展示物も、遺書を読んだ後では眺める気も起きず・・・ (まぁ、そっちのほうが正常な精神状態なんでしょうね)






一応、記念として撮影用に作った隼のレプリカの写真を撮っておきました。
(車輪の辺りを見るとかなり手抜きであることがわかるかと思います)



すっかり意気消沈してしまったので、お茶を販売しているおばちゃんに話しかけてみます。


なんでも知覧はお茶の日本有数の産地で(すみません、知りませんでした)、とてもおいしいお茶が取れるのだとか。





ホンモノのお茶を買っても急須が無いので、とりあえずこんなものを買ってみます。

たしかに、すっきりして美味しいです。(って、それでいいのか?)


そして、もう一つの目的地、武家屋敷を見に行きます。(いやぁ、観光って感じですね!)




こんな感じ。





雰囲気抜群。




何も知らずに来たのですが、7つほどの屋敷は立派な庭園を解放してくれています。





こちらは、逆に小学生の私が来たら、あくびをしながら「早く帰ろう」と言ったに違いないのですが、今ならけっこう楽しめます。




ちょっと見たら、すぐに立ち去る予定が、どんどん奥へと進んでいきます。




こんな庭もあるんですねぇ。




真ん中の岩が中国の山水画風です。




庭を楽しむなんて、日本人ってなんて豊かな心の持ち主なんでしょうねぇ。




広角で全体を写しちゃってますが、実物はけっこう大きいんですよ。(石とか)




もう、ここまで来たら全部見ないと気が済まなくなってます(笑)




う~む、けっこう距離があります。




コンプリート!! (ちょっと目的が変わっている)

縁側に腰をかけて、少し落ち着きます。




紫陽花の仲間でしょうか?

綺麗な花です。



さて、ここから薩摩半島の南端、指宿(いぶすき)を目指します。


指宿スカイラインの存在は知っていたのですが、ガスの中を走るみたいだったので、今日は使っておりませんでした。

ただ、だんだん雲が晴れてきたような気がするので、そちらに戻ってから指宿を目指します。



たぶん、晴れていたら気分良かったでしょうね~




緑満載の快走路です。




う~ん、緑だ。




池田湖の向こうに開聞岳が見えてきました。





富士山! って言いきられたら、違うとは言えないぐらい似ている山です。





列車と追いかけっこ。


本当は指宿で温泉に浸かる予定だったのですが、ちょいと時間が足りない気味なので、そのまま枕崎を目指すことにします。




広域農道があったので、入ってみることにします。





踏切を渡りながら撮影。

小さな駅に高校生が一人。

映画のワンシーンみたいです。



広域農道と言うから、なんの畑かと思いきや、、、




広大な茶畑でした。

(空にほんのちょっとだけ青空が見えていますので、屋根を開けています)






茶畑独特の防霜扇が、ずら~っと並んでます。

こんな南の茶畑でも霜の害があるんですね。







さらに、牧場の文字をカーナビで発見して、探検してみます。







なかなか雰囲気の良い道です。





牧場は晴れていないと気分が盛り上がらないですね。






再び茶畑の向こうに開聞岳を眺めながら、広域農道(途中から県道34号線)を気分良く走っていきます。

(国道は混んでいるので、絶対こちらの方が早く到着できますよ)



ここも、晴天の日にまた走ってみたいですね。




さて、枕崎に到着です。

目的はカツオのタタキ丼。


ところが、この日、運悪く





カツオジャーショー、じゃなくて、かつおまつりなるものをやっていて、目的のお魚センターに車を停められない様子。(実際は大丈夫でした)




誘導されるがままに、離れた他所に車を停め、市が運営するマイクロバスに乗って会場に向かいます。




市民のためのお祭りなので、カツオ料理ではなく、普通の屋台が並んでます。

大阪名物お好み焼きをこんなところで食べるわけにもいかないので、近くにあったレストラン風の建物に入ってみると、すごい人数の人がお待ちになっております・・・・

順番待ちの台帳を見ると、「12人」とか「16人」とかのすごい人数のグループが並んでいることがわかり、速攻でそのレストランを後にします。

最初に行こうと思っていた、「お魚センター」も状況は一緒。

スタッフの人に、他にカツオ料理が食べられる店が無いか聞いてみると、市内にいくつかあるのと、駅前にちょうどいいのがありますとの返事だったので、すぐに車に戻ることにします。

と言っても、マイクロバスを待つのもおっくうだったので、そのまま駐車場まで歩くことにします。

今日は知覧の武家屋敷に引き続き、よく歩いてますね。


競歩のペースで駐車場まで戻り(マイクロバスよりタッチの差で早く着いて良かったです(笑))、駅前に移動します。




いかにも観光客相手のお店ですが、この際贅沢は言いません。




カツオのフルコース! (内蔵系料理もあり)


なんか、冷凍パックからカツオのタタキを取り出していたように見えたのは、気のせいでしょう。きっと。。。


あ、でも味は美味しかったですよ!



さて、食事も済んだことですし、あとは天草を目指して走るのみです。

天草に到着するためにはどうしてもフェリーを使わなければならないのですが、今回は最短距離の蔵之元から牛深への行路に決定しています。

最終便が19時20分なので、それまでには到着しなければならないです。






そんなことを考えながら、国道229号線を海沿いに走っていきます。





う~む、晴れていないのが実に残念。




きっと、真っ青で綺麗なんでしょうね~。



実は野間半島に行こうかと思ったのですが、あまりにペースカーが多くて、到着時間が読めなくなってきたので、県道に入って別の道を走りはじめます。





道は細いですが、誰も居ません。(ここで右折しています)






う~ん、曇天時はこんな道が良いですね。





緑のトンネル。気分が良いです。





ここも、かなりダイナミックな景色が広がってますね。




なんだかんだ、こんな天気でも気分良く走っております。





この辺りは、またいつか来ますよ~





再び国道に戻って、天草を目指します。





そして、突然青空が覗いたのですが、これは一瞬だけでした。

でも、これで良いのです。

間違いなく、明日は晴れる予兆ですから。




国道3号線って、こんなところを走っているんですね。





大分順調に走ったので、フェリーの最終便まで1時間ほど余裕がありそうです。







なので、阿久根温泉 (グランビュー阿久根)に立ち寄って、温泉に浸かることにします。






こんな露天風呂があります。

(画像をクリックすると、二人の女性が立ち上がります)






そんなわけはありませんよ。(クリックしちゃった人は、コメント申告よろしくお願いします)







阿久根から国道389号線を北上します。





長島へ渡るところで、真っ黒な雲がやってきて、雨が降ってきました。(すぐに止みましたけど)







海の向こうは晴れているのか、夕焼けがうっすらと見えています。





おおおお!   なんと、夕日が雲の下へと出てきたじゃないですか!







フェリーの出港時間が迫って来ていたので、のんびり眺めていられなかったのですが、綺麗な夕日です。





無事に蔵之元港に到着し、乗船手続きを完了させます。







まもなく、フェリーが入港してきました。







さて、いよいよ熊本県入りです。







今回は、それなりに時間がかかるので、皆さん客席に移動するようです。





天草下島が見えてきました。日本で第8位の大きさを誇る島なんだそうです。





到着。





まっすぐ天草を目指して走っていきます。



予定通り、21時前に天草市に到着。





21時までにチェックインして欲しいとのことでしたので、一旦宿に顔を出します。




じゃらんに載っていた居酒屋に向かい





海鮮丼をいただきます。

キビナゴが美味しかったです。(あと、荒汁も)




宿に戻ってきたら、きちんと布団が敷いてありました。

たしか5000円ぐらいだったと思うのですが、今回の旅で一番高級な宿です(笑)

天草市はe-mobileが使えるので、ネットで明日の天気予報を確認すると、快晴だとばかり思っていた天気が、意外に不安定なことが判明します。


もしかしたら、この分だと長崎(雲仙)には向かわずに、阿蘇に向かった方が幸せかもしれません。


hirofooさんから「5月5日、6日は一緒に走りましょう」とのお誘いを受けていたのですが、ちょいと予定が怪しくなったこともあり、6日に一緒に走りましょうと返信を出してから布団に潜り込みます。
(子どもの日に家族持ちの人と遊んでちゃいかんだろうというのもあったのですけどね)



おやすみなさい