前日に戻る
5月3日(日)
5時過ぎに目が覚めました。
様子を見に甲板に出てみます。

ん? もしかして、今日は沿岸部を中心に天気が持つかな?
ふたたび、布団に潜り込んでウトウトします。
船内放送が流れたので、再び起きます。

朝食を食べながら、船内で売っていた「九州ドライブマップ」と「じゃらん九州」を購入して一応眺めてみます。
いずれにしろ、天気優先で走ることになりそうなのと、私好みの道が紹介されているわけでもないので、参考程度です。

やっぱり!!
今日は山岳部は曇天もしくは雨で沿岸部は晴れそうです。
これなら、明日はともかく、なんとか今日は楽しめそうです。
そして宮崎港に定刻どおりに到着! (9:30)
15分ほど待たされてから、乗車許可がおりたので、すぐに車に飛び乗り、宮崎の町に繰り出します。

南国、宮崎!!

さすがにどこも快晴! というわけにはいかないですが、曇天にならなかっただけでもラッキーです。

海沿いを鹿児島へと下っていきます

バナナなんかも生えていて、本当に南国気分です。

伊豆半島でもこんな景色は見られますが、やはり九州の方が気分が盛り上がりますね!

鬼の洗濯板(波状岩)です。(左にロドが小さく写ってます)

晴天の面積がもうちょい増えて欲しいところですが、贅沢は言えないですね。

なんと、こんなところで渋滞!
さすがゴールデンウィークと思ったら、観光施設への入り口渋滞でした。

やはり、高速道路が整備されていない地域は空いていますね!

適当に県道に逸れながら楽しく走ります。

う〜ん、すばらしい。

いやぁ、こんな県道がいくつも転がっているんですね〜

ただの倉庫ですが、色合いが面白かったもので。

再び国道に戻って南を目指します。

ほんと、緑だらけですね!

ダイナミックな景色が延々と続きます。

そして、やって来ました、本日の最初のハイライト、都井岬。
急斜面の牧場が見えますが、ここにいるのは野生馬です。(斜面に写ってます)
(野生馬の管理(?)にお金がかかるとかで、ここに来るために協力金として500円必要です)

どこかに野生馬が道路のそばを歩いていないか探しながら、牧場(と言うか、野生馬を放し飼いにしている場所)を走っていきます。

高台から見下ろすと、こんな感じの景色です。
晴れていたら、絶景だったでしょうね。

野生馬と観光客が遠くに見えています。

さらに探しながら岬の先端を目指します。

写真を取り損ねたのですが、道路を横断中の馬も居ました。
これ、サラブレットよりも一回り小さいですが、日本古来の野生馬なんですよね。
山岳地帯の走破性が高い、ジムニーみたいな(これは私が勝手に言ってるだけですが)馬だとか。

灯台が見えてきました。

入場料を払って、敷地に入ってみます。

炭の匂いが香ばしい焼き団子をほおばりながら、今走ってきた道を振返ります。

せっかくなので、岬の道をもう少し探検。

緑のジャングルみたいな感じになってます

馬の糞もあったので、こんなところにも生息しているんですね。

1時間近く探し回って、ようやく撮れた人馬一体ショット。

ちょっと離れた場所ならいくらでも居るんですけどね〜

というわけで、そろそろ鹿児島県に向かいます。

あ、ここには野生の猿も居ますので、人猿一体ショットも撮れますよ!

志布志の街が近づいて来ました。
いよいよ鹿児島県です。
志布志のコンビニに立ち寄ると、若いお姉さんが対応してくれました。
「支払いはエディでお願いします。ところで、今日は朝からこんな天気なんですか?」
と、尋ねてみると
「いえ、朝はすごい天気が良かったんですけど、だんだん曇ってきました。干してきた布団が心配で心配で・・・、あ、おにぎり温めますか?」
という、なんともまぁ、生活感溢れる返事にほのぼのしながら、「おにぎりを温める」という言葉が東北だけでなく、こんな夏真っ盛りな鹿児島でも聞かれることに驚きます。

あの雲ですね。たしかに、ひと雨来そうです。

温めてもらったおにぎりをぱくつきながら、海岸線に沿って南に下るか、山間部を下るか雲の様子を伺います。

どう見ても、沿岸部の方が引き続き天気が良さそうなので、そちらにハンドルを切ります。

いやぁ、今日は最悪雨かもと思っていたので、こんな晴天が拝めてラッキーです!

こんなワインディングロードですよ、皆さん!

海も本当に綺麗です。

前方にはけっこうな山岳地帯が広がっていて、ちょっとビックリです。

最近作られた道なんですかね?
本当に快適です。

オープンカー買ったら、一度は走っておきたい道ですね!

快適な道は全線開通していないようでしたが、道が細い区間はそれほど無いです。

その後も、カーナビにすら載っていない新しい県道を流しながら、南へ南へと走っていきます。
この辺りは気持ちよかったなぁ。ゴールデンウィークとは思えない空き具合だったし。(たしか県道68号線)

とにかく天気が回復してくれて、最高です。

鹿児島県、掘ればいくらでも良い道が出てきそうです。

緑が濃いのが良いですね!

大分、大隅半島の南の先端に近づいてきました。
半島と言えば風車。
そして、その向こうに薩摩富士こと開聞岳。(左の方にうっすらと)
あちらに走って行きたかったのですが、佐多岬が有料だということは聞いていたので、16時半までには着いておかないとヤバイ(料金所が閉まる)気がするので、先を急ぐことにします。

いやぁ、しっかし、素晴らしい景色の連続ですね!!

いろいろなダイナミックな景色が出迎えてくれるので、いちいち車から下りて記録撮影です。

記録撮影しまくりで、先に進めません!

そして、ようやく、岬の先端に近づいてきました。

いよいよガードレールも無くなって秘境気分満点です。

植生が南国の海洋性植物にすっかり様変わり。
独特な風合いに海外をドライブしている気分です。(伊豆の南端でも一瞬そういう場所はありますが、ここまでの規模じゃ無いです)
これはすごい!

料金所はあったのですが、付近に野生の猿は居ましたが料金所は無人で、お金は取られませんでした。
ラッキー、と思ったら駐車場の先に料金所があって、そこで一人300円取られるシステムに変わったようでした。(前は車1台いくらだったとネットに書かれていたような)
入場17時(たしか)ぐらいだったので、ギリギリセーフでした。予感的中です。

駐車場に車を置くと、ジャングルみたいな風歩道を岬に向かって歩いていきます。

展望台が見えてきました。

九州最南端、佐多岬です!

種子島と屋久島、けっこう近い距離にあるんですね。
昨日北アルプスを眺めて、今日九州の最南端に居て屋久島を眺めているのが不思議な気分です。
ん?
って、ことはですよ、
東京を金曜の夜に出発、土曜に岐阜の白川郷を見学して、スーパー林道経由で大阪へ、そこから志布志へフェリーで移動しちゃえば、日曜日午後には屋久島に到着可能じゃないですか。
(志布志から鹿児島へ移動して、そこからさらにフェリーで、と思ったら時刻表的に無理ですね、なので、車は鹿児島に置いて高速船でどうぞ)
帰りに石見銀山とか厳島、熊野古道経由で陸送で帰れば完璧! (火曜深夜着ぐらい?)
週末世界遺産巡り、どうですか皆さん!! (すごい発見をした気分)
それはともかく、展望台に上がってみます。
(なんと、入り口にちゃんとおばちゃんが待機していて追加で200円取られました)

灯台までは歩いて行けないんですね。

う〜ん、シーカヤックで巡ってみたい!
では、せっかくなので携帯の壁紙でも撮影、、、って、なぜか携帯がポケットに入ってません。
残念ながら車に忘れてきてしまったようです。
では、車に戻って、本日の宿(霧島)に向かいますか!
15分ほど歩いて車まで戻ると、あるはずの携帯電話がありません。
すでに17時をまわっていて、受付も閉じようとしている中、次々に車がやって来ますが、皆さん残念なお知らせをされています。
私はと言うと懐中電灯を取り出して、椅子の下やらかばんの中をくまなく探しますが、どうしても携帯電話が見つかりません。
念のため、受付に聞いてみますが、届いていないとのこと。
前にも一度携帯電話をドライブ中に落としたことがあるのですが、あの時は胸のポケットに入れていたのが原因。
今回はGパンの前ポケットに入れていたので、まず落ちないと思っていたのですが、撮影のために土手を駆け回ったり、よじ登ったりしたのと、たまに椅子に置きっぱなしにしていることがあるので、乗り降りで落とした可能性もゼロとは言いきれません。
安物の携帯を買い直せばとも思いましたが、ドライブ中、重要な天気の情報源となる携帯が無いのは痛すぎます。あと、宿の予約も携帯頼みですし・・・
そう言えばと思い出し、最後に使った記憶のある志布志のコンビニからここに至までのすべての撮影した写真を確認して、落ちた携帯が写っていないか確認します。
デジカメの液晶モニターだとどうしてもいちいち拡大しなければならないので、どうにも探しにくいです。
一度持ち歩いているパソコンにデータを移し、今度はパソコンのモニターでも探してみますが、全然見当たりません。(データを写すのに数十分かかりました)
一度は諦めて霧島目指して走りはじめたのですが、諦めきれずに、もう一度撮影ポイントを巡る旅をスタートさせます。

行くときも撮影し損なった、大型の鳥。(ツルの仲間?)
帰りもやはりカメラを向ける前に逃げられてしまいました。(出水には越冬のために1万羽のツルが渡来するみたいですね)
というか、携帯を探しているわけです。
あちこちの撮影ポイントで携帯を探してみるのですが、いっこうに見つかりません。特に、草むらで飛んだり跳ねたりした場所があったので、そこで見つかることを期待して、重点的に探してみましたが、どこにも落ちていません。
う〜む、これは諦めるしかないですかね。。。
もう、大分暗くなってしまったので、すごすごと霧島の宿に向けて走りはじめます。
試しに、途中にあった古い公衆電話で落とした携帯にかけてみると、一応電波の届くところに落ちているらしく、呼び出し音は鳴ります。(もちろん、車の中で鳴ってないかも確認しました)
圏内に落ちているのなら、もしかしたら後で電話会社に電話したら落とした場所を教えてくれるかもしれません。
と言っても、携帯電話会社の電話番号が携帯が無いとわからないわけで、携帯が無いだけで、えらい不便に感じるのに驚きます。

霧島に向かって走っていると、こんな橋が目に飛び込んで来ました。
(県道74号線か68号線あたり。なんとかロードって名前がついていたような・・・)

なんかただならぬ雰囲気を感じて車を停めます

あぁ〜やっぱり。すんごい景色です。
携帯探して彷徨い歩いたおかげで、こんな景色に出会えてラッキーでした。
そして、再び霧島に向かって車を走らせていたのですが、ここでふとあることを思い出します。
それは、コンビニでの若いお姉さんとの会話。
「「支払いはエディでお願いします。ところで、今日は朝からこんな天気なんですか?」
(と、言いながら、この時は何故か携帯をリーダーの上に置いてしまった)
「いえ、朝はすごい天気が良かったんですけど、だんだん曇ってきました。干してきた布団が心配で心配で・・・、あ、おにぎり温めますか?」
と言う感じで、意識がおにぎりの方に行ってしまい、携帯を回収した記憶がまったくありません。
すぐに近所のスーパーに飛び込み、カーナビでコンビニの電話番号を調べてかけてみます。
「シルバーの携帯ですか? ありますよ」
よかったぁぁぁぁ。

というわけで、再び志布志経由で霧島に向かうことにします。
ちょっと遠回りですが、携帯が戻ってくるんなら全然オッケーです。

カーナビの指示に従って適当に走ったのですが、これが、普通に街中(鹿屋市)を通過する道で、ペースカーに巻き込まれまくりで、いっこうにペースが上がりません。
やはり、ちゃんと考えて道を決めないと駄目ですね。

ようやく、コンビニに到着して携帯を入手できました。
昼とは別の若い女性従業員が対応してくれたのですが、私の気持ちを汲んでくれてハイタッチでもしてくれるかと思いきや、かなりあきれた表情をしながら返してくれました。。。
まぁ、普通携帯忘れたら、すぐに気がつきますよね。。。
さて、霧島目指しますか。

今度は国道を避けて、空いて居そうな県道を使って走っていきます。

ついに雨が降ってきました。
途中で、宿に到着が22時をまわることを電話で告げます。
う〜ん、携帯って便利!
最後、カーナビの指示で山を登りはじめ、民家どころかラ○ホテルぐらいしか周囲に見当たらないので、だんだん不安になってきたところに、そのホテルはありました。

1泊4000円のビジネスホテル。
いいんです、寝れれば。

フォーマの一部の機種が完璧に入ると言われましても・・・・

まぁ、ここはLANでネットにつなげるのでノートPCを持ち込めば問題は無いのですが。
天気予報をにらみながら、明日の宿を天草あたりに定めて、ネットで予約を入れます。
あと、一日雨に降られそうなので、それこそ「じゃらん」と「ドライビングマップル」を引っ張り出して、明日のコース上の一般的な観光地を探しておきます。(明日は鹿児島本番なのに、残念)
23時をまわったので、とっとと寝ることにします。
おやすみなさ〜い
つづく