ケニアドライブ旅行記
その8
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どんな田舎に行っても村には必ずサファリコムやエアテルのショップが有りました。


最初はどこでもSIMカードが手に入るのかなと思ったんですが、たぶん送金受け渡しや通話料金のチャージ用のお店だと思います。
(中に入らなかったので、もしかしたらSIMカードも入手可能なのかもしれませんが)




下るにつれ、少し暖かくなった気がして外気温計を確認すると、標高2100mまで下って気温は15度。

晴れ間も少しずつ増えてきて嬉しい限り。







南アフリカやナミビアではそれほど見かけなかったロバの馬車もケニアではバリバリの現役のようで、たいへんよく見かけます。









そういえば南アフリカでもこういう地形を見ました。



これはかつての川底だったのかもしれません。(川底に硬い層が堆積して、気候変動でそこが川じゃなくなった時に硬い川底の層が蓋の機能を果たして残ったという、 ナイロビの東 側に続くヤッタ台地な んかがそうなんだと旅行中に暇つぶしに読んでた「大地溝帯の謎」という本に書かれてました)









このまま晴れ渡ってくれないかなぁ〜。


気温はさらに上がって18度。

数値以上に暑くなって来ました。




ナイロビから2時間半、ようやくナクルの街に入って来ました。(10:00)


人口は30万人でケニアでは3番目に大きな都市です。







その規模もあって、さすがにバイパス道路は片側2車線で整備されてます。

片側2車線になったことで皆さん自分のペースで走りはじめたのですが、後ろからやたらと飛ばすバスが来たので譲ると、車体に「スクールバス」って書いて あってびっくりしました。



ちなみにケニアでは看板に登場する人は十中八九ネグロイド(黒人)の方です。日本だと白人のモデルさんが普通に登場しますが、こちらではそういう感覚 はまったく無 いみたいです。というか、ここまで一切無いのを見ると複雑な感情を感じてしまいます。










ナクルはなんでも揃いそうなぐらい大きな街ですが、すでに買い物調達などの準備は完了しているので、特に立ち止まることもせずに通り過ぎていきます。









へぇ〜、トゥクトゥクなんて走ってるんですね。
(ケニアでもタイと一緒でトゥクトゥクって呼ぶみたいです)










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ボゴリア湖国立保護区を目指し、ナクルからはA104号線を外れてB4号線に入ります。










ナイロビ・ナクル間はグレートリフトバレーの景観を除けば畑と牧場だらけで「アフリカを走っている」という実感が沸きにくかったのですが、こちらは植生が いかにもアフ リ カって感じで、さらに走ってる最中にイタチも飛び出してきたりと、ようやくアフリカの国立保護区に向かっているんだという実感が湧いて来ました。

しかし、南アフリカやナミビアとは違う雰囲気です。

アフリカ大陸の南部と東部の違いでしょうか。

それにここはグレートリフトバレーの底という特殊な環境ですしね。









道路のグレードがAからBに変わりどんなもんかと思っていたのですが、まだちゃんと舗装されてます。

Bグレードの道路が時速80km以上で走れるんなら、今日はボゴリア湖国立保護区で一泊せずにそのままカカメガフォレスト国立保護区を目指してみるかな〜 と思い始めました。

カカメガまではけっこうな距離があるので暗くなるまでに到着するのは間に合わないとは思うんですが、その場合は途中の街で宿に駆け込めば良いわけですし。









オーノーーー!!


ついにハンプが登場し始めました。



それこそ小さな村には入口出口だけでなく学校付近の横断歩道手前には必ずハンプが設置されています。

というか、人口密度が高いらしく途切れること無く村が続くので、常にハンプが登場する感じです。


ケニアのハンプで何が困るって、事前にサイン看板が出てないことがほとんどなので慣れないうちは気づくのが遅れて減速が間に合わずに、かなりの確率で飛ば されました。
(日本では必ず横断歩道手前に菱型のマークが出てますが、それを知らない人がドライバーで7割以上居るというニュースが出ていて驚きましたが)



さらにトランクスペースにポンと置いてあるスペアタイヤが空高く跳ねるので、着地と同時に「ドカン!」と、すごい音がして心臓に悪いです。

後で確認したらタイヤと一緒に積ん でいた水5リットルのペットボトルは傷だらけになってました。


ナイロビ・ナクル間を除くと学校付近の横断歩道や村の入口出口には必ずハンプがあるみたいなので、村に入ったなと感じたら自主的に時速 30kmぐらいまで落としておかないとひどい目にあいます。



ちなみに海外ドライブすると必ずといっていいほど出会うハンプ、日本ではほとんど見かけないわけですが、こちらの記事によるとハンプがないこと自体が非常識なようです。

----長い記事なので関連箇所を一部抜粋----
ハンプをご存知ですか。海外では自動車の速度を抑えるために道路上に突起を設けています。あれを日本で作ろうとすると、近隣から騒音の苦情が出るという話 になってしまいます。行政もクルマ脳になっている。海外でこの話をすると、「日本ではスピード違反を前提に議論するのか」と驚かれます。
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まぁ、確かにハンプがあれば制限速度サインを見落としていてもきっちりとブレーキを踏まさせられますからね。これは納得です。


ちなみに、ケニアのハンプは2種類あって、ひとつは大きなハンプで時速30kmでもヘタすると飛んじゃう大きなハンプ、あとは横断歩道そのものがハンプに なってるパ ターンでこちらは時速50kmぐらいで侵入してもそのまま抜けられます。







限界に挑戦してるかのようなバイクを微笑ましく眺めます。



この辺りの道路は穴が開いていた形跡は残ってるんですが、土を入れて埋めてあります。

一応ちゃんと整備しているみたいです。







なんか、いろいろ道路が賑やかです。

別に歩行者天国やってるってわけじゃないのですが。

ハンプうんぬん関係なくスピードなんかとても出せません。

こりゃぁ、80km平均ペースは望めそうもにないですね・・・





いや〜、しっかし暑い! ついにエアコンを付けてしまいました。

先程までの気温11度の世界が嘘のようです。ちなみに外気温は22度ですが、日差しが強くて暑いです。








アジア人は珍しいのか子どもがジャンプしながら手を振ってくれたので手を振り替えしたらすごい喜んでくれました。


いいですね〜、こういう素朴な反応。









こんな田舎でもちゃんと検問やってるんですね〜。


もちろんスルーパスです。









久しぶりに車から降りて記念撮影。


写真を撮ってたら道行く人に笑顔で「ハワユー?」って声をかけられました。

反射的に「ファインセンキュウ!」って答えられたのは中学校時代毎回やらされたからでしょう。


やはり田舎は良いですね〜。








この辺りはパイナップルか何かの畑が 延々と続いてました。






対向車で牛を運ぶトラックが走ってきたなと思いつつ眺めていたら、荷台に乗せられてるのが全部人間で驚きました。


さすがでございます。









最初の頃は道を塞がれても「お〜、ヤギだ〜!」と喜んでいたのですが、あまりに頻度が高いので「お〜い、早くどいてくれ〜・・・」に心の台詞が変 わって来ました。









南アフリカは「牧場」だらけで道路脇には柵が続く景色でしたが、マサイ族やサンブル族など「牧畜」民族が多く暮らすケニアでは牛、羊、ヤギなんかはほとんどが 放牧されているみたいで す。(もちろん牛飼いの人が付いてますが)

事前の知識として知ってはいましたが、こうして見てみるとなるほどなぁって感じです。







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さて、日本で準備していたナビゲーションルート(逆走してるのでカカメガからボゴリア湖用ですが)によるとボゴリア湖へ向かう道がこの辺にあるはずなのですが、看板どころかそれらしき道すら見当たりま せん。



道を確認するために道路脇に停めてロンプラの大雑把な地図やスマホのナビソフトを見ていたところ、ふと気がついたら3人ぐらいの子どもが遠巻きにこちらを眺めていました。

軽く手を振って応えつつ、引き続きナビアプリで道を確認します。

どうも先ほど通り過ぎた大きな村(Mogotio)から伸びる道に入るのが正解だと気が付きました。


では、戻りますか! って思ったまさにその時、今度はどこから来たのか若いお姉さんが車のボンネットに手を置いて話しかけてきました。


何をしてるのか尋ねられたので、ボゴリア湖に行きたいんだと告げると、「それならこのまま真っすぐ走って北から入るのよ」と教えてくれました。

しかし、北から入るルートはロンプラ最新 版によると工事閉鎖中と書かれています。

なので南ルートから入るのは前々から決めていて、すでにUターンを決めた後だったので、お姉さんの親切な説明をありがたく聞きつつも南に向かう計画は変えませんでした。

その後、私のことや旅の話なんかをあれこれ質問を受けている中で再び「アローン」攻撃をくらいつつ、お姉さんにお礼を言って車を発進させます。

で、早速Uターンしたところ、お姉さんが「北よ、北!、そっちじゃないわよ!」と叫んで教えてくれたのですが、「南の村に用があるので!」と笑顔で答えつ つ、手を振って彼女の横 を通過して南に向かいました。








交差点のある村まで戻って来ました。









分岐の案内看板かと思ってよく見たら工事看板でした。

日本のものよりデザインがかっこいいです。








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そして、たぶんこれだろうという交差点を発見して、脇道(E461号線)に入っていきます。








ん、これがゲストハウス?

ここに泊まるのは勇気が必要ですね。








というわけで、E461号線に入りました。













Eグレードということもあってさすがに舗装されてませんが、今のところ問題なく走れています。










う〜む、牛の群れ。

牧畜民族にとって神聖な動物として可愛がられてるみたいで、車慣れしてるのかなかなか退いてくれないんですよね〜。









薪を運ぶ女性たち。

実にアフリカらしい景色です。









わざわざ道路の真中で寝てる牛達。

もちろん車が来たぐらいで簡単には起きてはくれません。

さすがEグレード道路!









さらにロバまで登場しました。

帰国直後にこの話題を読んで、さもありなんと笑っちゃいました。

Googleはロバをひき逃げしていなかった!







分岐ではちゃんとボゴリア湖国立保護区を示す案内看板が登場しました。

これは助かります。










この辺りから道の状態が悪化します。

パンクだけは勘弁です。








再び分岐。

ここでもちゃんと案内看板が出てました。









だんだん尖った石が多くなってきて本格的にパンクが心配になって来ました。

そこら中に落ちていて避けようがないので祈るしか無いのですが。








そして、海外ドライブ恒例の川超え。


ただし、水量少ないのでまったく問題なし。普通乗用車でも問題ないレベルです。

(雨が降ったらどうなるかわかりませんが)



ところで、アフリカでは水汲みは女性の仕事かと思ってたんですけど、普通に男性もやってるんですね。男性の場合は女性みたいに頭の上に乗せて歩いてで運ぶというわけではなく自 転車で運んでることが多 いです。10リットルは入るんじゃないかというタンクを4〜5個積んでえっちらおっちら走ってます。

一度水タンク満載の自転車を側溝から引き上げてる中学生ぐらいの子が居て、もう引き上げ完了というタイミングだっ たので手伝 わなかったのですが、なかなか大変そうでした。
バランス崩して側溝に転げ落ちたんですかね?









何度も何度も牛に道を塞がれます。


ニュージーランドで喜んでた私がバカみたいです。









ボゴリア湖に近づくに連れ道の状態がさらに悪くなってきました。

勘弁してくれ〜。




ついでに気温も上昇し続け25度を超えてきてました。

暑い!








ようやく国立保護区のゲートに到着。(12:15)


私の到着にあわせて、左の管理小屋からおじさんが一人歩いて来ました。



台帳に記帳を求められたので記入するついでに過去の入園状況を見てみると、1日2〜3組ぐらいしかお客さん来てないみたいです。

ここ、人気が無いんですね〜。


おじさんに北の道路状況を確認すると、ロンプラに載っていた工事も終わって問題無いよとのこと。

なるほど、これなら北のゲートへ駆け抜けられます。
先ほどの親切な女性のアドバイス通りでよかったわけですね。
(実は内心で地元の人は案外国立保護区なんかには行かないので、北のゲートまでの道が閉鎖されてるなんてことは知らないんじゃないかと勝手に思っていたので す)



料金は1人1日50USドル、車が1台300KShとのこと。

やはり高いですね〜。

ドルは手持ちの現金でぴったり支払い、300KShについては200ksh紙幣2枚で支払うと、「君が今日最初の入園者で、実はお釣りが今手元に無いん だよ」と言うので、北のゲートへ抜けるつもりだったこともあり「じゃぁ、お釣りはいらないです」と答えると、すごい喜んでました。




では、いよいよケニア最初の国立保護区、張り切って行ってみましょう!








正面に見えているのがボゴリア湖です。


フラミンゴを見に来たにも関わらず、湖面に浮いてるゴミみたいな点々がそうだと気付くのに約2秒かかりました。


お〜、たくさん居ますね〜!

一気にテンションが上がって来ました。


ボゴリア湖について簡単に説明すると、数百万年前にグレートリフトバレーが形成され始め、最初は水に沈んでいた谷底がやがて干上がり、最後に残った水がこれらの湖なのでです。
ゆえに溶け出た火山成分がすべて濃縮されていて強アルカリ性になってるわけです。

この湖はかなりの強アルカリ性でスピルリナという藻類以外はまったく住めない環境になってます。そしてそれを餌にしているフラミンゴが集まってきているというここだけの生態系が築きあげられているわけです。

(ボゴリア湖、ナクル湖、エルメンタイタ湖の3つが「グレートリフトバレーの湖群」という名称で世界遺産に登録されています)



というわけで、大量のフラミンゴを期待してやって来ました。






しかし、道の状態があまり良くないです。


うーむ、こんなに整備の進んでないマイナーな国立保護区だったとは・・・


この付近でフラミンゴで有名なのはナクル湖だったのですが、事前に調べた情報によると近年ナクルの都市化が進み汚水やが流れ込み、森林伐採により淡水が大量に流れ込むようになってスピルリナが生息できなくなり、餌場を失ったフラミンゴは周辺の湖に散っちゃったらしいです。


フラミンゴたちの行き先の一つがここボゴリア湖。

ナクル湖と比べると知名度が低い国立保護区なのである程度想像はしていましたが、ここまでとは思いませんでした。

世界遺産なんですけどね〜。







お〜、ヒヒだ! (キイロヒヒ、 yellow baboon, Papio cynocephalus)


直後に小さなレイヨウが駆け抜けて行きましたが、あまりに速くて写真は撮りそこねました。


いやぁ〜、さすが国立保護区!



ゲートから5分ぐらいのところに「アカシアキャンプサイト」って看板が出てたんですが、もし当初の予定通りマサイマラから順番にこちらに走ってきていた ら、このキャンプサイトで泊まるはずでした。

この後カカメガフォレストに向かうつもりなのでスルーしてしま いますが、こんなに人気の無い国立保護区ですから、きっと一人っきりのキャンプ泊になるんでしょうね〜。

どんな夜になるのか興味津々ではあります。






たくさんフラミンゴがいますが、対岸で距離が遠いのでそのまま進んでいきます。
(後で調べたら対岸側にも道があったので、探検してみるという手はありました)



ゲートのおじさんから私が今日最初の入園者と聞かされましたが、バイクに乗った2人組のおじさんが居ました。

軽く会釈しながらバイクの横を通り過ぎてから少し進むと、案内看板も何無いY字の分岐がありました。

片方は湖の中に道が消えてるように見えますし、もう片一方は見るからに「これは・・・」と言うような悪路でど ちらに進むか悩みます。







まずは悪路の方へ進んでみます。


しかし、進めば進むほど道の状態が悪くなり、間違えたのかと思って一度Uターン。


先ほどのバイクに乗ったおじさんのところまで移動して道を尋ねようと声をかけると、実は2人とも国立保護区のレンジャーさんでした。

これ幸いと北ゲートに抜ける道を確認すると、悪路の方であってるんだとか。

確かに分岐から続くもう一本の道はどう見ても湖の中に消えており(たぶん牽引して引っ張ってきたボートを湖に浮かべるための道です)、実質これしか道はあ りません。

とは言え、レンジャーさんにお墨付きをもらえなかったらかなり不安な気分のまま悪路を進むはめになるところでした。


ついでにフラミンゴがたくさん見られるポイントを尋ねてみると、「この先の温泉ポイントでたくさん見られるよ」とのこと。

(※後で調べたら、フラミンゴが体に付着したアルカリ成分を落とすのに、PHの低い温泉水で体を洗うらしいです)


おじさん達にお礼を言ってから車を先に進めます。




うおおおおおお!、まじか!


余裕がなさすぎて写真を撮れなかったのですが、すごい悪路でした。

南アフリカで借りてたような普通乗用車だったら100%突破は不可能でした。








お〜、立派な蟻塚ですね〜。

人生で初めて見たのはオーストラリアのアウトバックでした。

これを見ると年末大ジャンプだなぁという気分になります。





ようやく悪路区間が終わり、しばらく行ったところに「四駆オンリー」の看板が出ている脇道への分岐がありました。

四駆オンリーと言うだけあってかなりの急坂で躊躇したのですが、この先が温泉のような気がしたので降りて行ってみることにしました。


万が一の時に簡単に引き返せるようにバックで下っていきます。


ちょっと下ってから登攀テストを行い、FFのRAV4でも問題なく登れることを確認してから、するすると下っていきます。



下りきったところがT字路になっていて、バン(もちろん四駆)とランドローバーが停まっていました。

なんか意外に他の観光客が来てるなぁと思いつつ、2台の車の近くに停めます。

北側のゲートから走ってきたんですかね? というか、それぐらいしか考えられません。





T字路を湖に沿って北に少し歩くと居ました、フラミンゴです!


カメラを持って歩いて近づきます。






ありゃ、かなり早く飛んじゃいましたね。
(コフラミンゴ  Lesser Flamingo (Phoenicopterus minor))

こりゃぁ、相当臆病な鳥です。


あと、想像していたよりも数が少なくて迫力不足。。。









超望遠レンズで確認すると、対岸はピンクに染まるぐらいたくさん居るんですが・・・

なんか、全部対岸に行っちゃってるみたいです。



一旦車まで戻り、今度は南側に歩いてみます。








お〜、あれがレンジャーさんが言ってた温泉ですかね!

フラミンゴは居ないみたいですが、とりあえず見に行ってみることにします。









なんと現地の方々(たぶん)は卵を持ち込んでるではありませんか。

温泉卵はケニアでも食べられてるんですね〜。


源泉地帯は日本だと「○○地獄」と名付けられるような100度近い噴気が吹き出しまくっていて、ホットスプリングス(温泉)と言ってもお湯に浸かれるような状態 ではありま せん。(そもそも湯船らしきものがありません)

規模は小さいですが間欠泉っぽくなってます。



一応最終日にはグレートリフトバレーの底にある別の湖で温泉に入る予定があるのですが、今日はあくまでもフラミンゴ目的です。


という割には、まだ「たくさんのフラミンゴ」を見てないので、ちょっと周囲を探してみることにしました。



しばらく南の方に歩くと、遠くにピンクに染まった一帯が見えていたので、そこに向かって湖畔を歩いていきます。


道らしきものは無いので、たまに登場する源泉や泥沼に足を突っ込まないように慎重に歩いていきます。








お〜、たくさん居ました!


もうちょっと近づいてみましょう。










ありゃ。


今回は中腰になってそーっと近づいたつもりなのですが、近づく前にあっという間に飛び立ち始めてしまいました。









お〜、これは綺麗!










川が流れるかのように湖面付近を整列して飛んで行ってるのがわかりますでしょうか。


とても神秘的で優雅な流れです。






しかし、レンジャーさんが言ってたとおり温泉近くが一番フラミンゴが多いポイントだとすると、ちょーっと、がっかりかもしれません。



ネイチャー系のテレビ番組なんかで見るような視界いっぱいに飛んでいくフラミンゴの群れを期待していたのですが・・・



再び湖畔をえっちらおっちら歩いて車まで戻り、念の為南の端まで車で走って何も無いことを確認してから(南の端も湖の中に道が消えていて、駆け抜けてい くアラゲジリスを1匹見かけました)、先ほどの急坂を登ってメインロードに戻りました。



引き続き北のゲートに向かって走っていきます。





あ、ホロホロチョウだ!
(Helmeted Guineafowl / Numida meleagris)

日本でも食肉用として飼育が試みられてるみたいです。









この時10匹ぐらい居たのですが、たまたま前から来た四駆と細い道ですれ違わなければならず、それをしているうちに居なくなってしまい、ちゃんと写真が撮れませんでした。










道の状態が安定して来ました。



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