-------------インドネシア ドライブ旅行記(目次)


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16日目(1月11日(日)) (実質的な最終日)




本日も朝4時に起床した。



外を見るとまだ雨が止んでいなかった。


まぁ、ここ数日のパターンからして、そのうち止むだろうと思いつつ目覚めのシャワーを浴びたら、たっぷりのお湯が出てきて驚いた。

さすが4000円の宿!

すごく気持ちいい!




その後、まだ早いかと思ったけど、5時過ぎに市場に向けて出発した。







朝は道が空いてるので5時半頃に市場に着いてしまった。


案の定まだ本格的に開いてないみたいで、準備をしていたおばちゃんに念のためオープン時間を尋ねたら、やはり6時からとのことだった。








仕方なしに6時まで市場周辺で待機していた。


正面に少しだけ顔を出しているのはロコン山。

2011年、2012年と大噴火しているが、今は煙すら吐いてないようである。

私はただの旅行者なのでこんな光景を見てみたいと気楽に思っていたのだが、住民からしたら迷惑千万な話なんだろう。



それはともかく、まずは予想通り雨が止んでくれて良かった。








そうこうしているうちに6時になったので、再び市場に顔を出してみた。










最初に独特の匂いとともに魚屋さんが目に飛び込んできた。


左からカツオにシイラにサバにアジ。









まったく日本と変わらないラインナップで驚いた。









鶏は生きた状態で売られている。(もちろん精肉されたものも売っている)

アジアでは普通に見かける光景ではある。



しかし、スラウェシの食文化はこれだけでは無いのである。


というか、そもそも「4本足のものは机以外何でも食べる」という食文化の実情を見る為にこの市場に顔を出したわけだけれど、以下、想像以上にきつい写真が出てくるので、そういう写真が苦手な 人はここをクリックして飛ばしてね。

怖いもの見たさな人はそのままどうぞ。
















まずは大型のニシキヘビ。


周囲には強烈に生臭い匂いが漂っている。


うーむ、これは美味しいんだろうか?


買う気が無いので値段聞かなかったけど、いくらするんだろう?









続いてオオトカゲ。

まぁ、これなら普通に食べられそうな気がする。









中を覗きこむと、お姉さんが何か焼いていた。









ネズミでござった。


この姿焼きは見慣れないとちょっとキツイものがある。








えーっと、この大きさ、シルエットはもしかして・・・・






焼いていたお姉さんに恐る恐る尋ねてみた。









「猫よ。」



「ですよね。」



うわぁ、これは好奇心旺盛な自分でも、さすがにかなりキツイ!

(ネットの事前情報にも猫はなかったので心の準備ができてなかった)





猫と来れば、お次は犬なのである。







なんと生きた状態で連れて来られていたのか!

(生きてる状態から現場で絞められることは事前の情報には無かった。犬を食べることは知ってたけど)











そんな目で見つめられても・・・










ふと、横を見ると、今まさにこんがりと焼かれていた。










うーむ、そりゃぁ、スラウェシ島(ブナケン島)の野犬は人間に近づかないわな。


ようやく懐かれなかった理由がわかったよ。










作り置き(姿焼き)ストックを必要以上に持たないようにコントロールするためか、私が滞在中に絞められて焼かれたのはこの一匹だけ だった。


本当はコウモリを売っていたらチャレンジしてみようかと思っていたのだが、あいにく今日の入荷は無いとのことだった。


さりとて手軽なサイズのネズミにはそこまで食欲が沸かないし、ニシキヘビやオオトカゲはでかすぎるし、犬や猫はさすがに進んで食べる気がしないので(でも、いざそれしか食料が無い究極の状況となれ ばもう少し前向きに考えるだろうけど)、結局見学しただけで終わってしまった。


市場の人達も私みたいな冷やかし観光客に慣れてるのか、誰も積極的に売り込んでこなかった。






こちらは豚肉コーナー。


豚肉が売られている事でイスラム圏ではなくキリスト教圏であることを改めて実感させられた。



先ほどの珍品系と違って、豚肉はにたくさんの店が出店していて、陳列の仕方も店それぞれである。








うん、確かに、これなら部位がよくわかるね!


日本のスーパーにも肉の部位の絵が飾ってあるしね!









うん、合理的、合理的!!


と、自分に言い聞かせずには直視できないのであった。


まぁ、これでも一応生物科出身だし、慣れればどうってことないんだろうけど。





というわけで、異国の食文化の不思議さに思いを馳せつつ市場を後にしたのだった。








宿近くの狭い路地にて。

(軽トラックが故障したらしく、人に押されていた)








なるほど、泊まっていた宿はこんな外観だったのか。









食堂を覗いたら受付のお兄さんが朝食の準備をしてくれていた。


夜も朝も仕事とはご苦労様である。









宿自慢の庭園はこんな感じになっていた。



庭を愛でる趣味は無いんだけど、確かにこれは綺麗だと思う。








ロビーからの眺め。


いやぁ、こんな宿ならいつかのんびりと数日間滞在してみたいなぁ。


周囲に気軽に登れる山はいくつかあるし、温泉もあるし、ブナケン島に渡ればダイビングもできるし。

本当に良い所だ。








朝食もナシゴレンだった。

って、お兄さん、ハートっていったい・・・。


いや、心がこもっていて美味しかったけど、じゃなくて、心が必要以上にこもっていたらいろいろまずいんだけど、味は昨晩激旨のを食べちゃったからなんともコメントのしよう が無く、、、いや、とにかくありがとう!









スイカも甘くて美味しかった。









というわけで、終始素晴らしい対応を見せてくれ、見送りにまで来てくれたたお兄さん(ヨギ君)を最後に撮影させてもらった。


「日本大好き!いつか必ず行きたい。」とのこと。


ぜひ頑張って働いて、その夢を叶えてね。待ってるよ!



あ、そう言えばBooking.comには出てなかったけど、値段が半額のスタンダードルームもあったので、寝るだけならそちらのほうが良いかも。



では、空港に向けてラスト・ドライブに出発!



つづく