前回のつづき



5月5日(火)




5時30分起床、すぐに出発です。






天気予報通り晴れてますね。







熊本、長崎、どちらへも行けるように、天草上島方面に向けて走っていきます。








海の向こうに見えているのが島原半島です。雲仙岳は雲に隠れて見えません。







逆に見えていれば、すぐにでも島原半島へフェリーで渡る予定だったのですが、まだガスっているみたいだったので、このまま天草上島を探検することにします。

このまま島原方面が晴れなければ、熊本へとハンドルを切ることになってしまうのですが、たぶん晴れないことはないだろうということで、佐世保に宿を取っておくことにします。(この辺は山勘です)







まだ湿った空気が大量に流れ込んで来ているのか、ご覧の景色。

スカっと晴れない分、神秘的な光景があちらこちらに広がっています。
(この雰囲気、けっこうお気に入りです)








天草諸島を見下ろす高台にやってきました。








天草五橋を眺めながら、手前のコンビニで買っておいたハンバーガーを朝食代わりにパクつきます。







せっかくなので、天草五橋を渡ってみることにします。








この道は天草パールラインという名前がついているので、真珠貝を養殖して居るんでしょうね。






橋をいくつも渡るなんて経験したことが無かったので、ついつい1往復余分に走っちゃいました。









この景色、ニュージーランドのミルフォードサウンドっぽい感じです。(ミルフォードサウンドはもうちょい標高が高いですね)







橋を渡り継いでどんどん進んでいくのは、気分爽快です。







三角港からフェリーで島原に渡ろうと思っていたのですが、なんか営業している雰囲気がありません。
(帰宅後に調べてみたら、2006年8月に事業会社が撤退したとか)




というわけで、熊本港を目指して走り始めます。







海の向こうに雲仙岳が見え始めていて、ちょっと焦ります。
(登山の経験から、10時をまわるといくら晴天の天気予報でも山頂付近はガスに包まれることはよくあることなので)






列車が走ってきたので、反射的に撮影








畑の向こうにある山にかかる雲、いい雰囲気ですねぇ〜






最後は広大な平野(干拓地?)を駆け抜けます。

右の方に見えている山、阿蘇山ですかね?


(帰宅後に調べてみたら、やはり干拓地でした)









熊本港のフェリーターミナルにやってきました。
幸い、1時間に1本は就航しているらしく、15分後に出港というナイスなタイミングで到着いたしました。





すぐにフェリーに乗り込みます。

このフェリーとは別会社が高速フェリーを就航させているのですが、そちらは30分で島原に到着するのに対して、私が乗った旧式タイプは1時間ほどかかるみたいです。

いつまで晴れているかわからないだけに、気持ちばかり焦りますが、こればっかりは仕方が無いです。



とりあえず客室で地図を眺めて午後の走行プランを練ります。






デッキに出てみると、完全に晴れ渡った島原半島が見えています。






雲仙岳(平成新山)の山頂付近は晴れているみたいですが、南側(写真で左側)の斜面ではすでにガスが沸き上がり始めています。


祈るような気持ちで到着を待ちます。




出港の寸前に乗りこんだので、私は1階の格納庫に車を停めてます。


まずは2階に停めた人から出発。






そして、一通り2階組が出終わった後、ようやくゲートが開くとすぐに出発します。




まずはガスったら視界がパーになる山頂方向を目指すことにします。







ドライビングマップでもおすすめ表示、そしてhirofooさんからも薦められていた県道207号線、通称「島原まゆやまロード」に向かいます。








県道207号線、もう、のっけから大迫力の光景が広がります。






平成新山を目の前に見ながらのドライブです。







hirofooさんがおすすめするわけです。







噴火の記憶も生々しいのですが、こうやってすでに走れるように整備されているところに人間のたくましさを感じます。







こうやって見ると、火砕流がどう流れたかがよくわかりますね。







ひとしきり眺めてからUターン。(平成新山展望園地に向かう道だったので)








まだ、しばらく山頂付近は晴れていそうな気がしたので、一旦下ることにします。






向こうに見えているの、砂防ダム群ですかね。(千本木)






降りてきたのは、雲仙岳を取り囲むように走る広域農道を走るため。

ところが、まゆやまロードがほとんど誰も走っていなかったのに対して、こちらはえらい混み具合。
広大な畑のど真ん中を走ることをイメージしていたので、建物が多いのもちょっと拍子抜け。


雲仙グリーンロードなんて名前がついているので、広域農道と言うよりは普通の観光道路ですね。



そして、ふと内陸部に目をやると、雲仙岳の山頂付近にガスがあがり始めています。






こりゃ、まずいということで、すぐにハンドルを切って再び山頂を目指します。







いやぁ、しっかし、世界が緑です!








果てしなく緑






どこまでも緑






これだけの新緑(落葉広葉樹)に囲まれてのドライブは久しぶりな気がします。

(もちろん、新緑は1年に1回しか無いというのもありますが)






ゴールデンウィークの晴天だというのに、けっこう空いてますしね。






おお! ついにガスが本格的にあがり始めましたか。
今年最初の雲海ドライブになるかもしれません。


仁 田峠循環道路という山頂付近を走る一方通行の有料道路があるのですが、行ってみると   「駐車場 1時間待ち」の表示。有料運営は終了し無料開放されているみ たいなのでラッキーだったのですが、パンフレットを配っているスタッフの方に聞いてみると、道が狭いので駐車待ちの車を避けて走る ことは出来ないので、駐車場に立ち寄る、立ち寄らない関係なく通過に1時間かかるとのこと。。。


一瞬悩んだのですが、晴天の雲仙岳にあと何回来れるかわからないので(大げさ)、そのまま駐車待ちの列につっこむことにしました。






ちょうど暑くて暑くて仕方がない感じだったので、雲が沸き上がってきてちょっと一休みです。







展望台があったので、上がってみます。







お〜、島原の向こうに熊本が見えてますよ。








ここからだと、まだ駐車場渋滞1時間ってのは見えないですね。



さて、渋滞1時間とやらに突っ込みますか。







ぬわ〜、渋滞箇所は日向じゃ〜。。。。




いてつく太陽に炙られながら並ぶこと30分、突然携帯が鳴ります。




hirofooさんからです。



なんと、まゆやまロードに到着したのだとか。この渋滞を追いかけてもらうわけにいかないので、千々石方面に下るので、そちらで待っていて欲しいと伝えようと思ったところで、車が前に進み始めてしまい、なんと圏外になってしまいました。(さすがソ○トバンク)




なんとか通じたと信じて、せっかくなのでhirofooさんが移動している間に、こちらは山頂に立ち寄っていくことにします。



ちなみにこの時点での次の目的地は佐賀県ドライブだったので、
千々石方に降りる計画だったのです。







ようやく到着です。








その前に体が湯だってしまったので、懐かしい味のアイスキャンディーを頂きます。







時間がないのでロープウェイに乗って一気に山頂へ。







せっかくなので、ひとつぐらいピークを踏んでみようということで妙見岳方面に歩いていきます。







こんな箇所もありますが、ズックで行けるレベルです。

(最初、間違えて妙見岳をトラバース(迂回)して普賢岳に向かう道を進んでしまったのですが、「軽装で突入禁止」の看板を発見し、家族連れの登山者に道を聞いて、妙見岳神社の脇に道があることを知りました。






妙見岳山頂に到着。







たぶん、左のコブが普賢岳、中央が平成新山です。

時間があったら縦走したかったなぁ。






さ〜て、下山しますか!

駐車場が見えるぐらいの距離なので、ロープウェイは使わずに、足で駆け下ります。

(ちょっとした下り足のトレーニングですね)







雲仙ツツジことミヤマキリシマです。5月下旬になると、それこそ山全体が紫色になるみたいですよ。

近所に住んでいるhirofooさん、レポートよろしくお願いしますね!






駐車場にたくさん車が停まっていても、自分の車はどこにあるかすぐにわかりますね。







駐車場の先はガラガラの道が続いています。







いやぁ、雲仙、本当に楽しかったです。






別所ダム、通称、鴛鴦ノ池。(おしどりのいけ)


山頂から見下ろしたときはエメラルドグリーンに見えていましたが、そばに来るともうちょっと濃い緑ですね。近くに温泉があるので、温泉成分が溶け込んでいるのか、それとも藻類が発生しているのか、、、







不思議な色です。








県道128号線を駆け下ります。(スローシャッターでスピード感満点に写ってますが、実際は
前にペースカーが居るので、まったくもってのんびり下ってます)




下りきって、携帯が使えるところに出たので車を停めて、hirofooさんに連絡を入れます。



なんと、hirofooさんは少し南の小浜町で待っているとの事。(やはり下りる場所が伝わっていなかったのでした)


ちょうどお昼ご飯の時間でhirofooさんが待ち合わせに指定した場所がお昼ご飯を食べる場所だったので、Uターンしてそちらに向かいます。


ちなみにhirofooさんが小浜町で待っていた理由を後で聞いてみたら、


「ぎんがめさんなら、きっと《オバマ
町に来るに違いないと思ったから」


だ、そうです(笑)


もう、選挙も終わりましたし、ノッ○の露出度も減りましたしね。






というわけで、食堂でhirofooさんと合流です。





つづく