前回の続き
なんと、暢気に山に登っていた私のために1時間近くも待っていてくれたようです。
しかも、後でわかったのですが、私を案内するために「県道調査」までしてくれていたとか・・・

hirofooさんから分けてもらった長崎名物、皿うどん。
郷土料理で祝い事の時には大皿で取り寄せて、皆で分けて食べるのだとか。
美味しかったです。

私は長崎ちゃんぽん。
すがきやのラーメン(豚骨&魚介の出汁)の味がして、これまた美味しかったです。
野菜たっぷりだし、安いし、言うこと無し!
このお店のマスター、ドライブ好きなのか、店の近所にある「良い道」を紹介してくれました。
というわけで、早速その道に行ってみることにします。

これが、お勧めの道です。(県道201号線) hirofooさんは、気を遣ってくれて後ろを走ってくれています。
さて、皆さん、この道の特徴わかりますかね?
山腹を走っている狭い道なのに、妙にアップダウンが少なくてカーブが緩やかですよね?
そうなんです、この道は元 鉄道路線なんです。
大部分が旧・雲仙鉄道の路盤を利用しているのだそうです。(1923年開業、1938年に全線廃止)

なので、トンネルもこんな感じ。

雰囲気抜群!!

橘湾を見下ろしながらの楽しい汽車気分ドライブです。

う〜ん、これは楽しい!!

まさにオープンカーの為の道ですね!
んが、ひとつだけ問題がありまして・・・
意外というか、なんというか、人気があるんですよね、この道。
しかも、この日はマラソン大会も開催されておりまして、、、

なので、トンネルでのすれ違いには難儀しますし、ランナーに気を遣わなければなりませんでした。
(hirofooさん撮影のナイスな写真を勝手に使用、すみません)
まぁ、そうであったとしても、、、

この道は本当にお勧めです。

県道万歳!!
そして、ここからはhirofooさんが紹介したいという島原半島の道を走りはじめます。

hirofooさん私の趣味をを勘違いしているような・・・
私、細い道マニアじゃないですよ〜(笑)

う〜ん、でも、楽しい!!

ここでも私に前を走らせてくれてます。
(なんというホスピタリティ)

再び雲仙岳の山頂付近に上がってきました。
ちなみに、これは渋滞回避策です。

う〜ん、雲仙岳付近にはいくらでも良い道がありますね〜

再び海の方へと下りてきました。

さようなら〜、雲仙岳。
必ずまた来ます。

両側が海なんですが、皆さんここがどこかわかりますかね?
(一時期、毎日ニュースに写っていた場所です)

私のカーナビには載ってません。海の上を走っていることになってます。
そうなんです、諌早湾です。
ニュースで写っていた諫早湾干拓事業で構築した潮受堤防上に作られた道を走っているのです。
正式名称を「諫早湾干拓堤防道路ふるさと農道」と言います。農道なんですね。
これもhirofooさんに案内してもらわなければ知ることもなかった道でした。

中間にあるパーキングに車を停めます。

歩道橋から雲仙方面を望みます。
左が諌早湾で右は諫早湾干拓調整池です。

こちらは進行方向の佐賀県方面。

諌早湾側には調整池から水が流れてくるところにボラの大群が集まっていて(黒っぽく写っている部分です)、サギの仲間がずらーっと並んでます。
海苔の被害は甚大だったようですが、一方で生命のたくましさを感じる光景です。

(去年、水門を一部開ける判決が出たんですよね)

佐賀県に上陸!
って、喜んでいたのですが、実はまだ長崎県に居ると気がついたのは、これから大分後の事でした・・・

ここからは、私の山勘で自由に車を走らせてもらいます。
多良岳ツクシシャクナゲ群叢というのがあったので、そちらに向かって林道を走っております。

ちょっとした展望台からの眺め(諌早湾と雲仙岳)なのですが、息を吸い込んだ瞬間にコバエ(たぶんショウジョウバエ)が喉まで入ってきてしまい、咳きこみながら、結局飲み込んでしまいました。

いやぁ、すばらしい!
って、言いながらカメラのシャッターを切っているわけですが、hirofooさんは、カメラを取り出しすらしません。
理由を聞いてみると
「普通の見慣れた景色だから」
との返事。
マジデスカ!?

こんな景色ですよ! 皆さん。
(写っている花は普通のツツジです。ツクシシャクナゲはもうちょっと登らないと駄目みたいです)
そして、この多良岳を越えた反対側が佐賀県なのです。

そろそろ海岸線に向かわないと、海に沈む夕日を見逃してしまうので、長崎に向けて走りはじめます。

大村インターから高速に乗り

一気に角力灘へ移動

またまたダイナミックな景色が始まります。

太陽が大分沈んで来ています。

この辺りももう少し早い時間に来たら絶景続きなんでしょうね!

なんとか、日没前に「夕日が丘そとめ」に到着。(駐車場、大混雑、下の駐車場がお勧めです)
エンジンがかからなくなった車のためにJAFが呼ばれております。
ここで、hirofooさんに呼び出された中圭さんが合流。
水色のNB2で、元々オートマ車だったということから、購入の経緯を聞いて驚きました。
なんと、私とまったく一緒の理由!!!
いやぁ、なんたる偶然、というか、世の中の男性が同じ理由で速攻でカタログ落ちした水色のNB2オートマを買っていたとしたら、、、
ちょっと笑ってしまいます。(理由を知りたい方は、ここに書くような話でもないので直接私に尋ねてくださいませ)
hirofooさん、男らしく今晩の宿を取っていないということなので、私と同じ「安宿」を勧めてみます。
ハウステンボスのそばと言ったら、すごく喜んでくれて、一泊2980円と告げたら、すんごく喜んだ後に
「本当に?」
と、怪訝な顔をしています。
中圭さんは、その安宿の名前を聞いただけで
「あぁ、あそこね」
と、ご存じの様子。
どんな宿なのか楽しみです。
あ、夕日を見に来たんでした。

水平線に沈む夕日は無理でしたが、(人生で数回しか見たこと無いです)

こんな夕日を拝めて大満足です。

ここから佐世保にむけて、ひとっ走りします。

中圭さんのホームコースです。
そりゃぁ、もう、ロードスター万歳なコースでございました。
カーブの構成的には西伊豆スカイラインが家の近所にある、そんなイメージです。
羨ましすぎます。。。

3人でイカをつつきます。
美味しかったです!
ちょうど、この食事処のそばに「ニイタカヤマノボレ」を送ったかもしれない電信棟があったのですが、暗くてよく見えなかったのが残念。

宿に到着すると、navicさんが待っていてくれました。
しかも、明日の朝飯にということで、佐世保バーガーを手渡してくれます。
なんと、皆さん親切なんでしょう・・・・
ちなみに、navicさんもこの安宿をご存じでした。
中圭さんとnavicさんはそれぞれ自宅に戻られ、hirofooさんと宿にチェックインします。

部屋はいたって普通。清潔に掃除されています。
もちろんトイレは共同ですが、特徴的なのはお風呂。
写真、取りませんでしたが、なんというか、個性的です。
hirofooさんが少し引いているような気がしました。ちょっと申し訳ないことをしてしまいました。
(海外のバックパッカーズハウスだと、もっとスゴイのがいくらでもあるのですが、それは私基準ですもんね)
hirofooさんが、落ち着いて寝れますように・・・・
そして、明日も晴れますように・・・
というか、明日は東京に帰って、明後日から仕事に行くのでした・・・
おやすみなさい
つづく